アドバンス・レジデンス投資法人の公募増資の価格決定、なぜか急落する

3rdコンバージョン11回やって成功ゼロじゃ負けるわな。昔は49ersファンでした。

アドバンス・レジデンス(ADR)の公募価格は月曜の終値141,700円から2012年1月期の予想DPS4500円を引いた金額(受渡日が権利落ち後なので)に2.5%ディスカウントの133,700円で決まった。

こういう権利落ち後の株券受渡は珍しくない。POで希薄化した分まで配当を出すと、実質1日しか保有してない投資家にも平等に分配金を出すことになるので、PO分の受渡は期初になることが多い。昨年のオリックスやケネディクスが日経ヴェリタスのワーストディールに列挙してしまったのは、中途半端な時期にPOをして期中のキャッシュ稼いでない分を内部留保を取り崩したから。

そういう意味ではADRはきっちりPOしてきた。にも関わらず、なぜか値決日翌日の今日、140,000円で寄ってからADRがいきなり急落。136,000円まであっというまに下落。配当考慮したら131,500円とPO価格すら下回る。

現物の売りに加えてショートセルも沢山出ていたので仕掛けられた形。公募増資前にショートセルすると公募増資で配分受けられないので、公募増資後に仕掛けたのだろう。

このアイデア自体は公募増資の新ルールが決まった直後から「だったら公募増資後で良いんじゃね?」と言われてたので珍しくもなんともないが、結果的には売り圧力を上回る買いが終日入ってきたので、公募増資で配分された分は含み損になっていると思われる。

権利落ち後には、PO配分の個人の売りが出てくるのでもうちょっと弱含むだろうけど、なかなかフリーランチとはいかないようで。PO後のショートセルがコンセンサスになればもうちょっと稼ぎやすくなるのだろうけど。

先週の月曜に書いた13.5万円は届かないなあ。残念無念。さっき行われたスペインの入札も固かったし、バーゲンセールは当面期待できないかな。