J-REIT分析 2012年10月28日(日銀決定会合)

昨日書いたJ-REIT分析を読み返してみましたがちょっとひどいですね。すいません。日本リテールファンドまではちゃん短期的な材料を突っ込んでるのに、それ以降はちょっと柔らかい話に終始してしまいました。あとランキングがないとやっぱり話が締まりません。細かいニュアンスの違いもランキングにすれば言いたいことが自分の中でもすっきりするので必要です(以上、独り言)。

さて、マーケットの期待が高まっている日銀決定会合。事前にポロポロ漏れているので、多少ネガティブだった場合のポジション調整すら進んでいる印象を受けます。

注目はなんといってもJ-REIT。2010年12月から25カ月で1200億円買ってきた日銀が今後もこのペース(48億円/月)を維持するのか?日銀保有比率が5%に近い東急リートを買入対象から外すなど(4.8%以上を外すとすると次回は3~4銘柄が外れることになりそうですが)や場当たり的な運営が目につき始めただけに、緩和するのはコンセンサスだとしてもその金額、手法、買入期限に大きく注目が集まります。

FRBのように無期限のオープンエンドをやるとは思えませんが(現行では日銀のバランスシート運営には色々な制約があるので)、政府からプレッシャーを受けている中、どのようなアクションを起こすのか。

J-REITがじり高を続けているのでマーケットの温度を把握しかねているのですが、ロングの投資家が粘っこく買っているようなので仮に100億円/2013年6月まで、とか300億円/2013年末までとかただの既存の延長に終わった場合に調整見せてもすぐに買いが入りそうですね。債券が枠拡大しただけなのにETF/J-REITだけ新しい手法を導入するってのも考えにくいですが。

仮に「J-REIT買い入れは実体経済に影響しないから延長なし!!」なんて大英断が下されたらこの水準で仕込んだなんちゃって長期投資家はきついでしょうねえ。。どうモデル組んだら効果ありにできるのか想像できませんけど、まあ不動産業界だけは好調と言えないことはありませんし。