日本プロロジスリート 2015年11月期決算説明 抜粋

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本投資法人の決算も今回で五回目
当期は、投資価格が軟調で、ご心配された方もいらっしゃるのではないでしょうか。

本日は、我々の事業が計画通り順調に推移していることをお話しするとともに、われわれのエクイティストーリーが不変で、変わらぬ成長戦略を着実に進めていることを、お伝えしたいと思います。また、物流不動産マーケットについても、少し詳細にご説明をさせていただいて、皆様にご安心していただければと思っております。 
 
当第5期の運用ハイライト。

一口当たり分配金:安定的な成長を計画通りに実現。当第5期の実績は3920円、前期比+4.8パーセント、予想比で+1.2パーセントという結果。固都税効果等の一次効果調整後のベースで、着実に上昇するように運営をし、想定通りの実績を積み上げてきています。当第5期の一次効果調整後の一口当たり分配金は、昨年9月に取得した5物件の個都税効果や当期発生した特別損益などを調整して、3925円と算定しております。一次効果調整後の分配金は第1期から第3期にかけては、資産規模を一気に拡大しましたので、それに伴って大幅に上昇いたしました。第4期以降は、物件取得を安定的に行っていくフェーズに入り、分配金も安定成長軌道に入ってきています。

第6期2015年11月期および第7期2016年5月期の業績予想について。第6期は昨年取得した物件の固都税効果や企業立地奨励金による特別利益がなくなることなどがP/Lにマイナスに働きますが、運営が好調で収入の増加や金利削減効果などでマイナス分が吸収できる見通しで、当期を上回る最終利益と分配金を見込んでおります。第6期の純利益は59億5700万円の予想で、当期比+約1億7千万円、従来予想比では+約3千万円の見通しです。一口当たり分配金は約3,925円の予想で、当期比+5円、従来予想比+20円の見通しとなっています。第7期も引き続き内部成長と増益の基調を維持できる見通しで、一口当たり分配金は第6期の予想を上回る3,930円を見込んでおります。なお、これらの予想には優先交渉権物件の取得による外部成長効果は考慮しておりませんので、これらの物件がうまく取得できれば、数値の上積みも可能であると考えています。

ポートフォリオの運営:引き続き高稼働率を維持しながら、着実な賃料増額改定を実施して、改定賃料変動率+2.0パーセントを確保。リースの更改状況:当第5期では運営面積の約8パーセントに当たる15万4千平方メートルの賃貸借契約が満了し、その大部分を長期契約で更新しました。98.4パーセントという高稼働率を維持しながら、賃料については82パーセントのスペースで増額改定を実施して、+2パーセントの平均変動賃料率を確保しております。第6期の契約改定も順調で、引き続き98パーセントレベルの平均稼働率を維持しながら、当期よりもやや高い+3パーセントを超える賃料上昇率を実現できる見通しです。なお、第5期-6期通年のベースでは、従来と同様2パーセント台半ばの上昇率を予想しております。 

スポンサーによる新規開発:こちらも順調に進捗。当期スポンサープロロジスが新たに5ページ右側にお示しした3物件、約500億円規模の開発計画を発表いたしまして、パイプライン物件の合計は16物件約2100億円に達しました。これにより我々の中期的な資産規模目標6,000億円の達成もほぼ視野に入ってまいりました。 

財務、物流マーケットの状況については省略です。