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本日の騰落率トップは日本リテールファンド(2018年5月30日)

東証リート指数 1741.26pt 前日比+0.04%
日本リテールファンド投資法人 前日比+1.32%
日本ビルファンド投資法人 前日比-1.29%

TOPIXが2012年以来の8日連続の下げと冴えないのに対し、J-REITはイタリア、スペインの下落にめげずほぼ高値引け。

トップは日本リテールファンドで、ならファミリーのリニューアル大失敗に続き、ルフロン川崎の大型投資も失敗に終わるという懸念からずっと下げてましたが分配金利回り4.5%超えが見えてきたところでしっかり反発。天下の三井不動産が誇るラゾーナ川崎、京急に近いJPRの川崎ダイスビル、パルコの進出に挟まれて何ができるのかというのは当然の疑問なので、先は長いだろうけど、失敗しても何とかカバーできるだけの内部留保もあるし、物件入替もできる。中期目標4500円までの道のりは整っているように見せてますがなかなか信頼されません。自己投資口買いも中途半端で不発だったしね。最近好調だったNBFの分配金利回りが3.1%、日本リテールが4.4%。日本リテールファンドの分配金2年分がNBF3年分に相当するという差をもってしても下げ止まらない。そんな環境からやっとリバウンド見せました。

NBFは620,000円がとても重い。稼働率パンパンで分配金利回り3%切りの水準が見えてくるとさすがに躊躇します。この辺はいつもの三井不動産とNBFのどっちが良いか議論ですな。

本日の騰落率トップは大和証券オフィス(2018年5月25日)

東証リート指数1745.53pt 前日比-0.06%
大和証券オフィス投資法人 前日比+1.58%
日本リテールファンド投資法人 前日比-1.30%

J-REITは超小幅に3日続落。こんな刻みでしか動かないってある意味すごい。

トップは4月9日ぶりの大和証券オフィス。5月18日に自己投資口買いが終了して調整モードに入ってましたが権利落ち前にじわじわと上昇してきました。なお、自己投資口買いが上限の75%消化で終わり。上限まで使い切らなかったのは大和証券オフィスが初めてではないか。個人的には、株式の自社株買いと違い、株価水準ではなく予算ありきで全部使い切るJ-REITの自己投資口買いはクソ運営だと思っていたので、この判断はとても良いと思います。この辺りは証券会社系だけあって、投資家目線の判断してれる良いREITです。

日本リテールファンドは20万円割れ目前で粘っていたけど一気に崩れた感じ。ケネディクス商業やイオンリートが好調だったので入れ替えなのかも。利回りだけ見るとまだ両者は逆転してない。

本日の騰落率トップは日本アコモデーションファンド(2018年4月19日)

東証REIT指数 1708.28 前日比+0.19%
日本アコモデーションファンド投資法人  前日比+1.80%
日本リテールファンド投資法人 前日比-1.25%

何とも荒っぽい1日でした。中小型銘柄の大型クロスがあったり、大型銘柄が吹き上げたり、凪と思いきや動き出す油断のならない展開。少しずつ下値を切り上げてきているので出遅れないようにしないと。

そんな中、決算が想定外に堅調だった日本アコモがトップの上昇率。ダントツの評価だった三井不動産系の住宅REITで、一時は他の競合住宅REITが強烈に稼働率を引き上げてきて彼らに追いつかれそうになってましたが、ファンダメンタルズが右肩上がりの相場で波に乗ってきました。1月決算銘柄と比べても強さが際立ってます。住宅REITでここまで差が出るとは思ってなかったです。ここら辺でPOしてLTV下げつつDPUも下げちゃういつものパターンにならなかったのも大きい。かれこれ3年間もPOしてない。三井不動産のスタンスが表れてますね。片や課題が残ったままの日本リテールファンドが下落率トップ。利回り水準は悪くないし自己投資口買いもしたのに評価されません。

イオンモール東浦の価格。。

パソコン触る時間を夜21時までにしたら血圧が15下がりました。inzaiです。まあその他にもいろいろあるのですがストレスってほんとに血圧に影響するのですね。認識なかったです。

それはそうと日本リテールファンドが岸和田カンカンを投げ売りしてイオンモール東浦と寝屋川で穴埋めしました。19億円で売却して売却損52.6億円ってなんやねんな。少々のブレには寛容と自認してますがさすがに鑑定価格ってなんだろうと悩みます。どさくさに紛れて大口テナントと減賃更改してるし(ちゃんと開示しているから問題はないけども)やはり景気がピークアウトして今までの歪が出てきているってことなんでしょう。日本リテールファンドがカンカン買った時点でババ抜いたって言われてましたというかボロクソに言われてましたけどこれは歴史に残るワーストディール。自ら作ったワーストディールの記憶を自ら更新してくれるとは恐れいりました。とはいえ博多リバレインを筆頭に投げ売りの経験が豊富なREITなんで今回も無事に決着できたようでなによりです。最近買った銀座と仙台も同じようにならないことを祈ってます。

三井不動産ロジは頑張りました。どこまでグロースを実現させてくれるのか分かりませんが、ベンチマークプレーヤーがどこまで買い上げてくれるのか楽しみです。森トラはうん、まあ。

ヤマダ電機が店舗閉鎖…今さら…

良い季節ですね。数少ない昼から酒飲むにはもったいない時期です。とか良いながら昼から野球場いってビール飲んでたりするんですが。inzaiです、こんばんわ。来週から交流戦はじまるんですもんねえ。ほんと早い。

そんな中アクションに困るヤマダ電機の40店舗閉鎖のニュース。北海道が稚内店、中標津店、東北が栗原築館店(宮城)、関東がつくばみらい店、LABI水戸店、蓮田店、New江東潮見店、東海が名古屋南丹後通り店、関西が枚方店、中四国が熊野店(広島)、新南陽店(山口)、さぬき長尾店(香川)が発表されております。

全概要はまだ分かりません。ホームページでは5店舗閉鎖、リニューアル含めて12店舗の新店情報が出てますがこれに加えて大量閉鎖ってことなんでしょう。

あんだけ店舗出して採算取れてないのは今に始まったことじゃありませんし、いつかはやるんだろうなと誰もが思っていたことです。アウトレット増やし始めたあたりから、「ひょっとして純減になるような店舗閉鎖は意地でもやらないのか?」と思ってましたが、とりあえず緩やかなリストラという無難な道を歩み始めたようで、これで上手くいかなければ加速させるんでしょうけど、小売店にとって売上って何よりも大事な要素なので、もうこれどうしようもないんだろうな、でもどこでバランス取れるかなんて誰にも分からんからやるしかないよなと。経営者ってほんとつらい。

もちろんリートにとっては良い面も悪い面もあります。ヤマダ電機の店舗が全部自前なわけないですからね。特に業界トップなだけに賃料の払いもそこそこ良かったわけで、店舗閉鎖はもちろん賃料下がったりするとアレなわけです。某ファミレスも10年以上前の長期賃貸借契約が今後マーケット賃料水準に下がれば固定費がかなり落ちるって言ってる通り、売上下落する前に、今後の景気が分からないままに締結した長期契約が負担になってるのは事実なんで、テナントにとってはプラスでも大家にとってはマイナスです。

これまでリート保有のヤマダ店舗でそういう事例はなかった気がしますが(たぶん恐らく)、きわどい事例はあります。アクティビアの新橋プレイスは4月にインバウンド向け店舗にリニューアルされて、従来の家電は森トラストリートが保有する新橋駅前MTRビルに集約されました。ユナイテッドアーバンの保有するヤマダ電機テックランド青葉店(敷地)は近隣のテックランドNew青葉店が閉鎖されました。

取得する前からロードサイドの家電なんてヤバイ香りしかないわけで、REITの取得物件はとりあえずは勝ち組と説明できる(言い訳できる)ところばかりなんで、とりあえずの心配はいりませんが、何回の閉鎖サイクルあると引っかかるかもしれませんし、賃料の下げはどこかであるんでしょう。ユナイテッドアーバンのテックランドNew松戸本店、電機テックランド堺本店は本店て付いてるだけあって、オンライン需要にも対応する配送機能ありそうな気もします。そういう意味では日本リテールファンドは幕張プラザテックランドNew幕張本店、テックランド福岡志免本店もまあ大丈夫なpivo 和泉中央(テックランド和泉中央本店)も不安な面子ですが、何かトラブルあるとすると最後かな(危険な決め付け)。ヤマダで終わりかと言えば、ケネディクス商業リートのケーズ、決着付いたけど積水ハウスSIのコジマとか他にもあるっちゃあるしなんとも言えません。それよりも個人オーナーとか事業法人が家主だった店舗が閉鎖されるとマジでダメージでかいです。私募ファンドに入ってたら物件売却とかに繋がってリートにとってありがたい話ですが世の中そううまくはいかないんだろうなあ。