日本プライムリアルティ(JPR)の決算説明会は3月1日なんですね。他の12月決算銘柄はみんな2月中旬なのに。これはPOフラグかもしれない。こんばんは、inzaiです。
さて、今年もJ-REITフェアの季節になりました。去年は震災で土曜日分は中止だったんだよな…あれからちょうど1年。格納容器の温度なんて上がってない。
名 称 : 個人投資家のための Jリートフェア2012
日 時 : 平成24年3月9日(金)9:30~19:30
3月10日(土)9:30~18:00
会 場 : 東京国際フォーラム ガラス棟 ロビーギャラリー 及び 6階会議室
主 催 : 一般社団法人不動産証券化協会(ARES)
不参加は日本ロジスティクスファンド、東急リアルエステート、アドバンス・レジデンス、グローバル・ワンの4銘柄(たぶん)。グローバル・ワン以外の3銘柄は3月に決算発表を控えて忙しいし、うっかり決算の内容を漏らしたら大変だから欠席(日ロジは3月5日に決算発表だが)。
グローバル・ワンが不参加なのは…なんか関係者の苦笑が目に浮かぶ。相変わらず山内社長はフリーダムww
セミナーはみずほ証券の石澤アナリスト、モーニングスターの朝倉COO、 大和総研の熊谷エコノミスト、SMBC日興証券の鳥井アナリスト、FPの大竹氏、東証の横田氏。
うん、どうでも良い(大竹氏が誰なのか知らないけど)。これならREITのブースで質問してる方が有意義だ。そもそも個人投資家の興味は「どの銘柄が儲かるか?」だけなのに、「説明責任を果たすのが仕事」の機関投資家と会話するのが仕事のメンツを揃えてもなあ。
積水ハウスSIの社長が言ってるようにJ-REITフェアの来場者がJ-REITに投資経験のある方ばかりで裾野が広がらない、これが業界が最優先で取り組むべき課題なのはみんな認識してるのに、10年間やってきて効果のない内容を繰り返すのは何故だろう。
分譲マンションを買う時、「モデルルームみて一目ぼれしました!」という人は沢山いても、SUUMOやウェブサイトだけを見て決断する人はいない。見れば惚れる。不動産には投資対象としてそれだけの魅力があるはずだ(なんか不動産経済通信のコラムみたいなノリになってきた)。
森トラストの東京汐留ビルディングやJREの汐留ビルディングといったSクラスビルでJ-REITフェアを開催すれば、J-REITの迫力も感じられて一石二鳥。フロンティアや日本リテールファンドの銀座のビルでも良い。
東京駅から一番アクセスの良いビルはフェア不参加のグローバル・ワンのファーストスクエアというのが何とも皮肉なもんだが(三菱UFJ信託銀行本店ビルはさすがにセキュリティ厳しいから除外)、テナントが不愉快な思いをしない範囲でドンドン物件ツアーをやってほしい。
住宅REITには不利だが、スタンプツアーみたいなのをやっても良いし、個人投資家レベルでもっとJ-REITマニアを増やす方策が必要なんじゃないか。写真を見るのと実物では心に響くものが違うし、リリースよりも詳しい説明をすれば伝わるものも違う。
そういう意味でセミナーに呼んでいるゲストには何も期待できない。彼らが物件に愛着を持ってるとは思えないし、「不動産市況は底打ち間近です」「配当利回りが高い」「法人税が免除されてる」「資産運用に分散効果を」と叫ぶだけだろう。
個人投資家の方々が「この物件なら多少苦しい時期があっても信じよう」と実感してくれるとは思えない。
ここを見ている皆さん、J-REITフェアで個別企業のブースに言って「どの物件が一番貢献してるの?」「その物件は今後も大丈夫なの?」と聞いてみてください。きっと懇切丁寧に教えてくれます。でも「隣のREITよりも良いの?」は勘弁を。色んな意味で答えにくいので。