月別アーカイブ: 2013年6月

やっと本のタイトルを思い出しました

セクターローテーションについての感覚的な表現方法がしっくり来るので、頭の中に基本的な要素は入っているものの、久々に読み返そうかと思っているのですが思い出せないー、と嘆いていた本をついに見つけ出しました。

日本人はなぜ株で損するのか?

こんな俗っぽいタイトルだったとは思ってなかったので目の前の本棚にあったにも関わらずスルーしていたという事実。自分でも衝撃です。

京大の講義を書籍にしたもので、「詳細な内容はブログとかに書かないでね」と記載されているので詳しくは述べませんが(大まかな内容は本のタイトルでググれば出てきます)、やっぱ読み返す度に新しい発見があります。

体系的に説明されてそうでそうでないので内容が分かりにくい上に、このファンドマネージャーさんがこれまでのキャリアでぶつかってきた壁をどう乗り越えてきたのかわざわざ明示もされてませんが、この御方が段階的に新しいアイデアを取り込んで成長してきたんだろうなあと思われるところが随所にあり、それが自分の悩みに対するヒントだったりします。

今までスルーしていたものの今回引っ掛かったのが「株価に適正価格は存在しない」という段落。

本気で緻密なバリュエーションをすれば儲かるに違いないと思ってる人はほとんどいなくて、むしろモデルとか組んだことのない人(勉強したことのない人)や自分のアカウントで運用したことのない人の方がモデルを盲信してたり面倒なのですが、一方で説明責任としてモデルは一定の存在意義があってセルサイドのアナリストはむしろそれが主要な仕事で、バイサイドがそれの美味しいとこどりというか、変数に対するアクション先読みして投資したり、じゃあバリュエーションって意味あるんじゃないの?という結論にも成りかねないので複雑な議論になるのですが、要は株価が絶えず変動する中で考えるのをやめちゃ駄目ですよということです。

J-REITは3月にかけてドカーンと上昇しましたが、そこで目標株価達成!と胸を張ったアナリストを尻目にバイサイドはオロオロしてました。日経新聞の記事だけ見ても投資目線を見失っていたのが痛いほど伝わってきました。

バリュエーションはアホみたいに高いけど事実としてこんな株価になっている。じゃあ下がるまで待つか?その間に配当取り損ねるけど良いのか?たかが年間4%の配当なら1日のボラで消えてしまう程度なんだから休んだらいいんじゃないか。

どっかのブログのように「よく分かんないからJ-REITの分析は休憩ー」なんて言えるとそりゃ楽なわけですが、世の中そんな甘くないわけで、むしろこういう時こそプロの出番だというのが世間のリクエスト。

厄介なことにJ-REITは4/4の異次元緩和の直接の影響はほとんどなかったのに水準としては4月に高留まってしまった「こういう観点からJ-REITは適正価格」と絞り出すも、5月に急落。そこで今後は1300ptが適正価格なんで言ってみる。

正直、この1300pt、配当利回りで言えば4%、ここで従来からマーケットに参加してた多くの人は思考停止になったと思います。やっと止まった。これで安心と言えるか分らないけど、ここならフェアバリューと説明はできると。だから市場の売買高も減少していきました。ここが適正価格だと。

でも、またJ-REITは上昇していきそうになってます。

外部環境(金利、為替、新興国株)が大きく動くなかで、ロング中心でやってると現状肯定の意識が強く働いてしまうこともあり私もその一人だったのですが(幸いにして思考放棄という形でポジションは整理できたのですが)、高値圏でその水準を強く疑うことができなかったのは事実。もし「適正価格」という言い訳ができないかったらもう一段踏み込んだのに、違和感を覚えつつ逃げちゃいました。そして今も休憩しようとしました。

そういう意味で適正価格は存在しないと改めて言われるとグッとくるなあと。でもこんなこと言う上司がいたら絶対にそいつは嫌な奴でしょうね。

とりあえず相場のテーマが変わりそうなんでJ-REITは深追いしなくてもいいかなと。適度に利食ってしまって、それよりはハイベータ株にもういっちょ行きたいところ。

なお、藤原氏はこんな対談もしており、ちょっと借り物で理論武装し過ぎている感もありますが、借りものを借りるという意味ではそれなりに面白いもんじゃないかと思います。

インデックスが粉飾決算から民事再生!オリックスリートへの影響が…

ペルソナ、メガテン、世界樹、そしてキャサリン(PS VITAで出してほしい)と根強いファンを抱えるにも関わらず経営が安定しない、私が愛してやまないアトラス。その親会社であるインデックスが民事再生を申請しました。悲しい。ペルソナ5とランスシリーズだけが生きる楽しみなんで無事スポンサーを見つけて欲しいですが、さすがに今まで通りとはいかないでしょうねえ。

某掲示板でも悲報で溢れてます。

経営トップの二人が夫婦だったり、いつまで経っても赤字だったり、会社の合併、清算を繰り返してたり、この上昇相場でもほとんど動かなかったりととてもユニークな会社でしたが、さすがに粉飾はアウト。ニュースになってから早かったですね。

問題としては、オリックス不動産リートの中でそこそこのサイズであるキャロットタワーに本社がある点。オリックスリートの保有部分は11Fから16Fでインデックスの規模からするとワンフロアくらいだと思うのでドンピシャという可能性は高くないかもしれませんが…

カチャカチャ(某HPでキャロットタワーのテナント検索中…)

インデックス!15F!はい、アウトー!

まあ仮にも上場企業でしたし民事再生なんで賃料は払ってくれると思いますし、スポンサー次第ではそのまま残りそうなんですぐに配当金がどうのこうのという話ではありませんが…

しかし、アトラスって昔は神楽坂アインスタワーの裏の神楽坂プラザビルに本社あったんですね。。縁を感じます(気のせい)。

野村不動産オフィスは398,287円で値決め。まあ良い感じ。

ペプチドリーーーム!!!って叫んだ人は山ほどいたんでしょうね。昨日からマザーズが変な動きしてるな、そろそろ調整局面からダウントレンドか?とか思ってたらバイオ銘柄が爆発。あれ自体は宝くじみたいなもんとは言え、こうも全面安というのはさすがにびっくりしました。銘柄選定してもしゃあないやん。。。マザーズはほんと分かりません。何が適正株価なのかさっぱり分かりません。だからこそ平時の株価推移はあんな感じになってしまうんでしょうけど。

そして、350億円を調達予定だった野村不動産オフィスは270億円弱の調達に留まりました(第三者割当を考慮して)。100億円の物件取得はリリース済みで、残りの250億円と借入金で合計500億円くらいは堅いなと思ってましたが、残りが既に170億円となるとかなり控えめにならざるを得ない。

いやー、ほんと何を考えていたのか小一時間問い詰めたい。このタイミングならスポンサーでブリッジするのも余裕だろうに何でわざわざ事前に調達したのか。株価なんて水物だからPO発表時点で希薄化が限定的な水準だったらOKだろうとか思ってたのか。

ここから先は上がっていくことになるんでしょうけど、そしてみんなその痛みを忘れていくんでしょうけど、私は一生忘れません。

中国株崩壊…三十六計逃げるに如かず…しかし!

inzaiは囲まれてしまった!そんな感じの今日この頃です。みなさんお元気でしょうか?

5月24日の記事で下のように書いてからはや1ヵ月。雇用統計で為替空振ったこと以外、何もしませんでした。いや、出来なかったというべきか。

「J-REITは1050-1100がボトムとして、1300なら配当利回り4%くらいで今のコンディションならフェアバリューな感じ。1150なら4.5%で、住宅リートの利回りが5%。ベース金利が1%上がっても怖さは消える水準ではあるか。

仮に上に行くと、下値余地にびびって買わなかった分は負けますが、個人投資家として別に20%のアップサイドを放棄して塩漬けするのは悪くない判断。オーストラリアとか外債はこれから面白い展開になりそうですし、グローバルREITもまた然り。余力は多めに残しているに越したことはないのかもしれません。」

あの最中にこんな冷静なこと書いてた自分を褒めてあげたい。そして、書いたことすら忘れていたものの確りとその見通しに従って傍観していた(マーケットは白川さんばりに注視してましたよ。)自分をもっと褒めてあげたい。

そういう意味では全然逃げ遅れてないのですが、はっきりとしたビジョンを持たずに「あー勝負どころはまだ先だなー」と思ってたらこうなってしまったというのは「休むも相場」とは言え、極めて具合が悪い。

下がると思ってるならあまり意味がなくてもポジションを落としたりして動き続けている方が次の一手がスムースにいくことが多いです。特に今回のように方向性が当たってるならなおさら動いておきたかった。そういう意味では逃げそびれたなあと。

ま、昔に比べるとマーケットの細かい動きに振り回されることもめっきり少なくはなりました。現金がじゃぶじゃぶというのも大きいですが、どうみても色んなアセットが歴史的に割高な水準にしか見えない不安の中にいたのでいろんな意味で安心している感じでしょうか。

MBS(楽天証券:モーゲージETFのサイト)とか昔だったら買いたくてしょうがなかったですが、今は全然。グローバルREITがこれくらいの値幅落ちてくれたらなあ。