親戚と骨肉の争いを繰り広げてきたinzaiです。こんばんわ。まだ水面下の争いですが、相続ってほんとめんどくさいなあと。1時間に1回くらい「お金たくさんあるんでしょ?ん?」みたいなことを祖母の前で聞かれても、そもそも私のところにまで回ってくるお金はないと思うんだけど。こちらも万が一の可能性に備えて「いやー、住宅ローンもあるし色々きついです」とか答えるのがダメなのか。4連休にしたのに最後かこんなのとは。
で帰り道に買ったやってはいけない相続対策が案外面白い。この元国税調査官の人が以前書いた「サラリーマンの9割は税金を取り戻せる」はしょうもない話で、「取り戻せるって、ふるさと納税でちょっと戻ってきたのもありかよ!アパート業者の30年賃料保証かよ!」みたいな内容だったのですが。すっかり作者名を忘れて買ったこっちはヒットでした。
なぜタワーマンション節税がダメなのか(厳密にはどんな時がダメなのか)、不動産で得する人損する人(主にアパートローン)、お墓節税、名義預金、相続税の違法行為あたりが主たるトピックです。さすにがアパートローンとかタワマン節税の問題点は馴染みがあるので特に新しい話もなかったですが(かなり具体的に書かれてはいる)、最近は名義預金が気になっていたので、冒頭の骨肉の話もあり、帰りの新幹線で読んでました。読めば読むほど、あれ?普通にもらって自分の口座に入れとけばいいんじゃないのか?と言う結論だったのですが、世の中は管理という意味もあって名義預金化しているものが多いということでしょうか。こんなサイトでもアマゾンで買っていただいた方がいらしたので紹介です(直球)。いや、読むに足らないものは書きませんよ?
それはさておき、MIDリート(正式名は長いので省略)のPO。悪くないけど、オリジナルは松下興産とは言え、血筋が良いのか悪いのか、米系ファンドで上場して、関西電力がスポンサーになったりで、今は三菱商事がスポンサー。資源に注力してから昔ほど神通力ないし、そもそもオフィス事業は未知数な中で、ハンデ背負ったREITを三菱商事がどう建て直していくのか!日本リテールファンドは最古参と思えないパフォーマンスで、産業ファンドはJCBをどう整理するのか初めての正念場、そんな中でのオフィスREIT参入したのはなぜなのか。
MIDが持ってた物件はこれ以上は悪くならないと思われます。いまさらパナソニックが淀屋橋に移転するとは思えないし、梅田もあのスペース以外はない話。ですが、買った物件はまた良くぞこんなものに手を出したなと。悪くはないものの手間がかかりそうなことこの上ない。予備校の底地は別としても、あとのはマーケットが上昇しているからいいものの、いわゆる大手どころが上昇相場でこれ幸いに売却したものがメイン。名古屋とか横浜とかしんどそう。それでも従前のMIDよりは改善しているのは間違いないところ。そこをどう評価するか。元の水準に戻るなら迷いないところですが、現実的にはその間のところをどう波に乗るか。