月別アーカイブ: 2015年7月

MCUBS MIDCITYのPOはと

親戚と骨肉の争いを繰り広げてきたinzaiです。こんばんわ。まだ水面下の争いですが、相続ってほんとめんどくさいなあと。1時間に1回くらい「お金たくさんあるんでしょ?ん?」みたいなことを祖母の前で聞かれても、そもそも私のところにまで回ってくるお金はないと思うんだけど。こちらも万が一の可能性に備えて「いやー、住宅ローンもあるし色々きついです」とか答えるのがダメなのか。4連休にしたのに最後かこんなのとは。

で帰り道に買ったやってはいけない相続対策が案外面白い。この元国税調査官の人が以前書いた「サラリーマンの9割は税金を取り戻せる」はしょうもない話で、「取り戻せるって、ふるさと納税でちょっと戻ってきたのもありかよ!アパート業者の30年賃料保証かよ!」みたいな内容だったのですが。すっかり作者名を忘れて買ったこっちはヒットでした。

なぜタワーマンション節税がダメなのか(厳密にはどんな時がダメなのか)、不動産で得する人損する人(主にアパートローン)、お墓節税、名義預金、相続税の違法行為あたりが主たるトピックです。さすにがアパートローンとかタワマン節税の問題点は馴染みがあるので特に新しい話もなかったですが(かなり具体的に書かれてはいる)、最近は名義預金が気になっていたので、冒頭の骨肉の話もあり、帰りの新幹線で読んでました。読めば読むほど、あれ?普通にもらって自分の口座に入れとけばいいんじゃないのか?と言う結論だったのですが、世の中は管理という意味もあって名義預金化しているものが多いということでしょうか。こんなサイトでもアマゾンで買っていただいた方がいらしたので紹介です(直球)。いや、読むに足らないものは書きませんよ?

それはさておき、MIDリート(正式名は長いので省略)のPO。悪くないけど、オリジナルは松下興産とは言え、血筋が良いのか悪いのか、米系ファンドで上場して、関西電力がスポンサーになったりで、今は三菱商事がスポンサー。資源に注力してから昔ほど神通力ないし、そもそもオフィス事業は未知数な中で、ハンデ背負ったREITを三菱商事がどう建て直していくのか!日本リテールファンドは最古参と思えないパフォーマンスで、産業ファンドはJCBをどう整理するのか初めての正念場、そんな中でのオフィスREIT参入したのはなぜなのか。

MIDが持ってた物件はこれ以上は悪くならないと思われます。いまさらパナソニックが淀屋橋に移転するとは思えないし、梅田もあのスペース以外はない話。ですが、買った物件はまた良くぞこんなものに手を出したなと。悪くはないものの手間がかかりそうなことこの上ない。予備校の底地は別としても、あとのはマーケットが上昇しているからいいものの、いわゆる大手どころが上昇相場でこれ幸いに売却したものがメイン。名古屋とか横浜とかしんどそう。それでも従前のMIDよりは改善しているのは間違いないところ。そこをどう評価するか。元の水準に戻るなら迷いないところですが、現実的にはその間のところをどう波に乗るか。

5月決算銘柄は無風で通過

欲しいものは安息と健康。inzaiです、こんばんわ。アマゾンプライムデーで売ってませんかね。いや、でも、中国の投資家に比べると安穏な日々を送ってるとも言えますか(下を見て安心するスタイル)。

大荒れだったJ-REITは何事もなかったかのように戻ってます。勝負は戻り一巡後と思ってますが、これはこのまま勢いに乗る展開ですか、ひょっとして。最近は見通しがさっぱり当たらないので自分の直感と逆で勝負行ってます。それなのに儲かってるあたりすごく微妙。そんなやり方なので大金は注ぎ込めませんが、欧州株、自動車株、J-REITと悪くない状況。EM持ち直しかけているのも突っ張った甲斐あった。ただ、キャッシュで寝かしている分が多いのでここからいじりにくいです。昨年末に18000円で全力買いしてたら10%以上のリターン出ているわけでチキンは勝てない相場が続くのでしょうか。はあ。

J-REITの5月決算銘柄は無難に通過。懸念が先走っただけで特にイベントなし。短期的にはポジティブでも中期的にはネガティブなわけで、無難に通過したってのは必ずしも良い話とは限りません。毎月こんなやり取りがあるかと思うとうんざりです。が、だからこそ楽しいってのは事実。マーケットの醍醐味です。チャートは上も下もありな感じですが、金曜日はちょっと重かったですがショートするのはちょっと早い。1800ptまではあまり逆張りはしたくないリバウンドにそのまま乗っていってもいいのではないか。8月、9月のことはその時に考えればいいような。マーケットを読むというよりはマーケットが動いたら動く。そういう売買しようかなと。

 

 

マーケットの借りはマーケットで返すしかないわけですが

ここが今年の勝負どころかもしれません。inzaiです。こんばんわ。

ちなみに、予想1回外す:ノイズに騙されてはならない、2回連続外す:チャートは下に行くはずだったが上に持っていかれたので大きく動いただけ、3回目外す:分かる人にしか分からないがここが勝負どころ。そんな感じです。

どうも日本株と焦点が合いません。もうちょっと上に行けるという直感と、いやいやちょっと待とうやと言わんばかりの客観的データ。でも今の日経先物は20,300円です。ボトムから5%上昇してます。ユーロ円切って欧州株に乗り換えて上手く入ったかな?と思いきや、「合意」のニュースが出てユーロ売られるわ、原油は下に行くは、ユーロと中国は怖くてポジション取れない、やっぱりど真ん中で!ということで米国金利の前倒しに再び焦点が戻ってきた感じです。不透明材料がないならやっぱ9月で!先進国の株と金利が上昇して、コモディティとエマージング(資源国)にきつい展開。昨年から何回目の展開なんだと思いますが、まだまだ調整不十分ということでしょうか。もういい加減そろそろいいでしょって入ったときは大抵やられます。やっぱ馴染みのないプロダクトはじっくり底値形成してからに限ります。はあ。日本株は何回見てもやられた時を思い出すようなチャートなのでこれはもう自分ではポジション取れません。南無。

J-REITは7月入ってからのウサを晴らすような暴騰。SIAとかヘルスケア&メディカルとか利回りが高けりゃなんでもいいやって銘柄が大きく上昇して、イオン、ケネディクスレジ、森ヒルズとかの7月決算銘柄はおしなべて低調。期明けは要注意ってことなんでしょうがあからさますぎる。まあ、それをどうにかできるほどスキームの柔軟性に欠けるのがJ-REITのいいところもでもあり悪いところもでもあります。決算発表した途端に5月決算が軒並み戻すのが面白い。ここから先は日本株が戻るならJ-REITもってことなんでしょうか。ここに来ての迷いは痛いです。

 

 

こんな環境でMIDリートが公募増資を発表…

このタイミングで中国株バブルが来た! (週刊エコノミスト 190円)って煽られたら流石に笑うしかありません。警鐘ならまだしも7月10日、まさに明日発売の本で「上海市場銘柄 今買っても間に合う 下がったら買いたい」とか書かれるとリアクションに困ります。かくいう私も「NBFの配当利回り4%ってかろうじて悪くないって言えるんじゃないか」とか今となっては噴飯ものの記事が沢山あるので「やっちまった」という気持ちはとても分かります。inzaiです、こんばんわ。

J-REITは本日あっさり1650ptを割っていき、あっさり戻ってきました。日本株に比べると戻りはかなり鈍いですが、それなりに売りを一周こなした感じ。夜間の日経が19300円割れで戻ってきたので寄り付きで買ったらほとんど儲からないでやんの。大きく下がったら買いと決めておけばなんとかなる相場ではありますが、日中本業あると無理です。寄り付きと引けに買ったら負けな相場はブラインドで指値勝負するしかありません。それではなかなか勝てないです。

今日強かったのは格付がついにAA-まで上昇した阪急リートプレミア(修正しました)、なぜかボロボロになるまで叩き売られた積水ハウスSi、小型REIT代表(小さいIPOが増えた今では小型と言っては失礼ですが)阪急、不和不。激しく売られたのがグローバルワン、ヒューリック、ジャパンホテルリートとなりますが、この3社の共通点は特にないです!ホテルは中国からのインバウンド&爆買いが減ると言う連想で、そりゃそうかなあと。でも、中国以外のインバウンドもあるのでそこまで劇的には変わらないんじゃないか、個人的にはビジネスホテルに泊まりやすくなると助かります。予約なしとかほんと宿泊不可能な状況なんで、そこらへんが落ち着くと嬉しいとかじゃなくて助かります。グローバルワンは流動性かなあ。売りに耐え切れなかったのはこの銘柄では稀に良くあります。ヒューリックはJPRとジャパンエクセレントのPOを見て何か思い出した人がいるのでしょうか。

そんな中、MCUBS MIDCityリートがPOを発表。このどうしようもないセンスの名称でずっと走るとは思えないので合併への布石ではないかと企んでますがどうなることやら。日本リテール、産業ファンドとど真ん中直球のネーミングだったのにいきなりこんな名前付けられても覚えられません、と言いたかったですが案外語呂がいいのですんなり頭に入ってきました。三菱系との合併は名前は残すけど名前しか残らないイメージが強いのですがどうなることやら。ちなみに配当金は大きく伸びます。物件は渋谷のキャップレートで3%台ってすごいな、これ、という感想しかありません。でも、今の地合なら復活していきそう。実質的なIPOなんで4%は欲しいけどそんな奇跡は起きないのでしょうね。築年数は古くないとはいえ坪800万円。ええー。ジャパンエクセレントが買った日石横浜ビルの坪200万円が安く見える。いや、あれは安いということでいいのですかね。あんな立派なビルよく分かりません。

J-REITも取引中止にしよう(提案)

ギリシャって文句ばっかり言ってますが、あの公務員中心の財政が維持できるわけなく、むしろそのために粉飾してEUに加盟したわけで、EUの締め付けおかげで国民の生活が貧しい!ってのは言いがかりも良いところですな。inzaiです、こんばんわ。世の中どうかしてる。日本企業もあれだけコアビジネスに特化する!って筋肉質になったのに多角化&海外展開の真っ最中。某携帯電話会社除けばノウハウ溜まっているせいかうまくいってますが、レバレッジかかってる分、逆回転には要注意です。まだ当面先の話でしょうけど。

あと、中国。あれだけ騒動になると、ガス抜きは外に出すしかありません。既に色々と言い出し始めているらしい。どうなることやら。中国がエマージングの雄として株式市場が盛り上がり、バブルが崩壊したのは数年前のような感覚ですが、もうリーマンショックそのものが7年前。中国政府は何をバタバタしてるんだと思ってたのですが、バブル処理の実務部隊は残ってないわ、ネット普及で影響は莫大だわで、この半年の出来事とは思えないインパクトがあるようで。

私自身、大国である中国は外せないということで、2012年の中国株が最安値更新…シティグループとナイトフランクの富裕層調査でも…、2013年の中国株崩壊…三十六計逃げるに如かず…しかし!の頃から粛々とポジションを積んでおり、完全に放置状態。いつか回収できるだろって思ってたら無事に今回の1発目の上昇相場で売却(年末年始に)。その後、株価水準は遥か彼方に飛んでしまったので押し目なんてまったく考えてませんでしたが、次のエントリーポイントは悩ましいところ。ワンタッチのボトムで再度上昇するときは捕まえられないので最初から想定外ですが、マイルドな動きになった時はどうしようかなあ。2014年の真ん中でも「中国株はリスクしかない」って周囲からは散々馬鹿にされており、そういうのを考えると一巡どころか終わりの始まりレベルまで下落する可能性もあり、放置するのが最善手ではないのかなあ。いずれにしろどこのマーケットでもバブルの前には完全放置期間があるので欲張らず行くのが火傷しない唯一の方法です(絶対にお金持ちはなれないですが)。

日本株は7月2日に残してしまったマザーズをわずかな利益確定で本日ぶん投げてほぼ終わり。今日の急落で基準価格が1000円下がったひふみ投信といくつか10年来の付き合いの個別株が残ってるくらい(初心忘れるべからずで売りません。リーマンショックの記憶とも結びついてますしね。いくつかはTOBで消えていきましたが)。なんだかんだ言っても日本株が上昇する時は景気が良いので持ってなくてもなんとかなるもんです、と思いたい。昨年12月に1/4くらいキャッシュにしたいと書いてますが、利上げ懸念から落ちてきた海外(REIT含む)関連のポジションを少しずつ積みつつ売却を進めて、総資産の6割くらいがキャッシュになりました。先行して調整してたインド、欧州あたりがメインでブラジルやマレーシアはさすがにまだ見送り。豪州が欲しいけどどうにも調整不十分な感じがあったので見送ってたら最近豪ドルが弱くなってきたのでうずうずしてます。産油国関連はちょっと早めに積み増したのでこの原油下落で少々ダメージありますが、元々含み益を確定し損ねたプロダクトなので、ローカルベースではトントンかやや負け。為替込みでちょっと勝ち、みたいな。

さて、J-REIT。やっと売買代金を伴って1stクラッシュが来てくれました。キリの良い1650ptまで下げて一気にアク抜けして欲しかったのですが、外部環境がこんな中途半端なせいか安値は1680pt止まり。安定操作で張り付いてるジャパンエクセレントの反動が怖いものの、先行して下落してたGLP、ユナイテッドアーバンの健闘、6月権利落ち銘柄で同じく先行して下落してたNBF、フロンティア、産業ファンド(建て増しのニュースもありました)を見ると、整然とこれまでの歪を吐き出していて、清清しい調整です。

これで終わりかと言われると、本日どっかの証券会社もレポート出してたようですが、やっとみんなが思ってた過熱感のない水準まで下がってきただけ。目をつぶって買うにはまだ早いのですが、個別株では荒れる日もありそうですし、淡々とキャッシュポジションを半分まで減らしていこうかな(ビビリまくり)。ここから東証REIT指数2000ptまで戻っても20%しか利ざや抜けないと思うと、他のプロダクト狙った方がリスクリターン見合っている気もします。日経平均先物の夜間取引はなんとか戻ってきているので、明日の戻りと明後日の戻り売りを確認してからでもいいのかな。あー、でもちょっと買っておくか。

日本株は見送り。トラウマなチャートにしか見えない。高値からちょっと下げたところってのは飛びつきたくなるがやっちゃいかん。これだけは肝に銘じてます。

それにしても、自分で一番驚いているのは楽天証券の口座を見るのがまったく辛くない事。慣れるもんですね。ポジションコントロールできているのが一番大きな原因とはいえ、この状況で前向きってのは随分と成長したものです。