月別アーカイブ: 2014年11月

日本ヘルスケアすごいなあ。。。

やる夫と学ぶ野村克也 を読んでいるのですが、第17話 「野村克也が全てを失った日」で号泣。inzaiです、こんばんわ。

いや、ここ数年で一番盛り上がってマジで落とされました。これ実話?みたいな。ハリウッド映画化まちがいなしのシナリオ。南海時代とかようわからん、とか、野村さんのすごさが実はよくわかってない、という人におススメです。私自身、ネタバレされるのが大嫌いでぶっちゃけ人が作品薦められるの好きじゃないので多くは語りませんが、せっかくのブログだしということで。

まあ、それはそれでマザーズIPOか!という感じの日本ヘルスケア投資法人はえらいことなってます。どっかの投信が買ってるのかなあ。11月末の価格が楽しみですね。そういえば変な動きしてた日本リートはDIAMが買ってたようですが、まあ大規模ファイナンスすれば儲かるご時世なんでPOすれば間違いなく成長する代物ではありますが。。ちなみに私が社会人で初めて査定した物件も入ってました。懐かしすぎる。そして目が飛び出るほどの価格になってました。何もせずに保有し続けていれば大金持ちになれてたかもしれないのか。。。こんな時代が来るなんて思いません。。。

来たで日銀3倍マーン!

3倍なんだったら青じゃなくて赤いネクタイにして欲しかったなあ。inzaiです、こんばんわ。こんな激しい緩和されちゃったらJ-REITを売るに売れないじゃないですかー!(満面の笑み)。ちなみに好きなMSはゲルググと百式です。流線形のフォルムが堪らない。

13時くらいからアレ?ひょっとして政策変更?って雰囲気が出始めていて、J-REIT900億円!(どーん)株3兆円!(どどーん)とヘッドラインが輝いて(昨日のクックCEOのゲイ告白以来のヘッドライン輝きってどうかと思いますが)先物が駆け上がったときは溜め息しか出ませんでした。歴史的な瞬間に立ち会ってるなーって。ライブドアの時以来の感情。不動産セクターの10%上昇はさすがに苦笑いでしたが。

金曜日の前場までは、10月17日に14500円割ってから先物主導で戻ってきて決算も悪くはないなー、でも深追いしたくないし日銀は派手には動かなそうだからなー、16000円くらいでちょっとポジション落としてみるか、ここから買い増しはさすがにないわなーって雰囲気もあり、これは木曜にも書いた通りで、自分も一部ポジションは落としてしまってました。J-REITちょびっと、マザーズはガッツリ、商社を少し、日経平均もちょびっと。

でも、あのタイミングでこの考えは間違ってなくてだからこそあれだけ持って行かれたんだろうなあと思ってます。いや、そら、何もしなけれ良かったという気持ちもありますが、ガッツリ持ってた不動産はそのまま残ってますし、106円台で買い戻したドル円も無事、そもそも日銀前にどっちに行っても「取り損ね感」が出ないようなポジション組んでるので、まあこれくらいのリスクは覚悟の上。

問題はそう、ここからどうやって何をどのくらい取りに行くかという話です。

2発目の増税に向けて行き止まり感が出ている日本のマクロ環境の中で何が必要だったこそ打ち上げられた花火ですが、前回と違うところは明確にルビコン川を越えちゃった感があるところじゃないかと。今年後半から本格的にマーケットを歪め始めた政策を来年以降も続けること自体に疑問が出てきてたのにむしろ加速させるってことで、実効性に疑問が投げかけられるのも相当早い可能性があります。

2015年も同じ規模でやっても効果は薄いってのはみんなが感じてたのであえて3倍理論をぶち上げたんでしょうけど、みんなが薄々、特に理論的な裏付けないんじゃないの?、J-REITの買い入れって結局どんなロジック?と懸念してた中で、やっぱりあまり考えてないんじゃないかとなる可能性が少なからずあります。

ただ、ぶっちゃけそんなもんモデル化しても結論ありきの式でしかないし、円安になっても円高になっても文句言う奴はいるわけで、円安がどこまで進んでも円高のデメリット上回るならどこまでも円安行っちゃおうよというのは間違ってないと思ってますし、日本ってそれくらい追い詰められているんだよなというのが個人的な考えです。社会福祉コストをどっかから持ってこなきゃいけないのに、どいつもこいつも反対するしだったら貨幣の価値下げるよ!公平でしょ!ってのはもうこれしかないわなあと。日銀が緩めた分だけインフレになってるならコントロールできるし、新円切り替えみたいなことにはならん、というかインフレで困ったときに何やればいいのかは歴史が証明しているわけであえてそういうところまで持って行くのは覚悟さえあれば分かりやすくていいと思うんですがね。

もちろん前段の話はパスというかシナリオとしては飛躍してますんでとてもじゃないが実際の投資に使えるもんじゃありません。あくまで行きつくところまで行きついた時の話。

ルビコン川を越えたというのは、アメリカがQEで成功しかけているような現代の経済学でギリギリ説明できるようなラインを日銀はこれで越えてしまうかもなということです。今よりも金利を下げて維持できるのか?マーケットは金利が上昇してヒヤっとしたことを忘れてませんし、マーケットの予想通りに緩和政策の効果が息切れした事実を鑑みれば、日銀がどこまで力づくで短期金利をコントロールできるのか。さすがに国債保有比率を引き下げるGPIFとは口裏合わせているはずなのでここでどうにかなるなんてことはないでしょうけど、インフレターゲットに届くまで延々と国債買い続けるんでしょうね。この財政ファイナンスとか発行上限額とかそこらへんをちゃんと勉強しなきゃならんのですが、違う方法考えるんじゃないの?って思いきや倍プッシュ!ですからね。付き合いきれんという話も出てきますし、途方もない円安プレッシャーで日本から逃げ出す海外投資家もそろそろ出始めそうです。儲けてもすべて円安でチャラですもん。日銀は次は円安止めるためドル売るんですかね?円高止めるために貯めに貯めたドル資産が活きる時が。。。まあもうちょっと先でしょうけど年末に125円とかだとそういうことになりそうですね。

そんなわけでドル円はまだ追いかけていこうかなと。もう色んな通貨買っちゃおうかな。もうこの辺は鉄板でしょうな。あとヘッジなしで海外株。インド株とか買っとけばよかったけど昔からインド株とはほんと相性悪いのでどうしたもんかなと。他の国はパッシブで持ってるからなあ。何気にポジションゼロになってるシンガポールREITのETNがもうすぐ上場するしそれもいいかなと。なぜメキシコ、南ア、マレーシア、US、UK、フランス持っててシンガポールがないのか。

問題は日本株と国債ですな。J-REITのイールドスプレッドと調達コストに効いてくる国債には特に注意ですがこれはもう腹括るしかない。株、REITと違って機動的に買うわけでもないし上にも下にもすごいボラティリティでしょうな。日本株はどうするかなあ。日経平均は円安とPERで考えると18000円はまあ届かなくはない。金曜日のセクター別の動きはかなりバラついたものになってて、円安で小売はあかんでしょうな。製造業はまあそれなりに。難しいのは銀行、不動産、証券、リース会社。出遅れと一気に戻した感じですが不動産はまだ高値更新してないし行ってもいいか。ちょいと鈍かったマザーズももういっちょ行ってしまおうか。金曜日に儲けた分は全部吐き出すつもりでポジション積むくらいの心づもり。逃げていいことは何もないでしょう。とりあえず不安になるのは簡単なので順張りで突っ張ってみますか。火曜日にCMEがどんな動きになるかでしょうが。為替は月曜からいかないかんのでしょうなあ。

J-REITの感想:大和リアルエステートは持ってますわ。ほんと。