月別アーカイブ: 2014年3月

さあ!J-REITの宴が!!スタート!!!&最近の物件取得

J-REIT分析書くつもりが週末潰して本読んでたinzaiです。いや、EGコンバットとかサイモン・シンシリーズとか大使閣下の料理人とか色々読んでたのですが、やっぱ名作を読み返すと止まりませんな。時間の10%は本棚から目当ての本を探す作業ですが。

さて!昨年の4月1日に何が起きたか覚えてらっしゃるでしょうか?そして9月の頭に何が起きたか。詳しくはブログの過去記事をご参照いただきたいのですが、どっかの馬鹿がJ-REITを叩き売ってくれる日です。どっかの馬鹿が誰なのか分りませんが、3回目もやってくれるんでしょうか。それっぽい雰囲気が出た本日のマーケット、3月末がちょっと荒れたのも去年と同じですね。

投信の解約っぽいのが終日続くのでまあ焦ることもないのですが、個人的にはロシア株もオーストラリアREITも空振りしたので今度こそという気持ちです。

一方で、J-REITはちょっと今いちな感じもあります。野村不動産オフィスがオリコ本社を買いました。また一棟借りテナントか、大丈夫なのか。グローバルワンが錦糸町を買いました。近?新?大?え?それより既存物件がボロボロじゃね?なんだあの決算?32万円まで買い上げたの誰?森トラストから阪和興業が退去します。元々自社ビルを売って、日産退去跡に入ってくれた女神ですが、大阪もそうですが結構動くよね、あの人たち。後継は大変だろうなあ。JREがフィナンシャルシティ ノースタワー取得&PO。これはまあOK。あの株価だからOKというのもあるけど、それこそ近新大と言ってもいいような。GLPはまた古い物件を買いましたね。震災でテナントが逃げたあの物件ですか、リニューアルすれば良いってのは事実ですし最悪立て直せばテナントなんていくらでも見つかる立地。アクティビアが東京機械本社を売りました。みんな売ると思ってたでしょう。なんでわざわざアクティビアのIPOに入れたのか。物件入れ替えをアピールしたかったのか。日本リテールが表参道のラルフローレンを買いました。オリックスは系列リートじゃなく外部に売った。まあ20%くらい儲かったことを考えると良い売買。ってか日本リテールファンドって高値で買わされ過ぎじゃないか?まあジャイルの合わせてあの一帯を保有というのはかっちょいいけど、でも収益性がいまいちってのも事実なのよねえ。

とりあえず今日早めに寝ます!明日はいいことあるといいな!(テンション高め)

日本経済の節約モードが本格化、か、、

東証マザーズ指数が750ptになってて、ふむふむ節目の1000ptから25%下がったかさすが新興市場はボラ激しいなあと思ってたら、TOPIXの不動産株指数も同じくらい下がってた件。いつもより長い挨拶、inzaiです。こんばんわ。

消費税が8%、10%とピッチを刻む中、こういうのを見るといよいよ来たなあと感じます。駆け込み需要全盛期でPCの出荷台数が過去最高とか景気の数字も出ており、ドラッグストアでは品薄状態が続いてますが、日本人が節約モードに入ると本気で削ってくるから恐ろしい。清貧は美学、というのがDNAレベルで刻まれているんですかね。私なんかは自他ともに認めるドMなんで全然苦にもならないので参考にしようもないのですが、ドSな上司でもランチ代減らすとかいってますからね。ってかここまで来るとゲーム感覚。その感覚でデフレを引き起こしたのだから恐ろしい。4月の小売売上高推移が見物ですな。でも、ハードディスクを買い溜めしてもしょうがないと思うの。時計でも買おうかなあ。

今日も今日とて悩んでいたのですが、そろそろ本気で買いたくなってきました。焦れてきた。そしてこういうときは得てして高値掴んでしまう時ですが、指値が入らなかったのでまだまだ買えないまま上昇していくマーケットをぼんやり見つめることになりそう。ロシア株とか空振りしたし、これは買いそびれる予兆に違いない。

グランドメゾン白金の杜 ザ・タワーでも工事不具合

だそうです。マンションネタはいじられますねえ。

施工の不祥事が続々出てきてます。ぶっちゃけ三菱地所と積水ハウスで出てくるってことは名もなきデベロッパーのマンションなんて言うまでもないことですよ。たぶん。設計の話なんてマンション購入者は知りっこないし、そもそも基本的に一生に一度の買い物ですからね、見えるところであっても細かいグレードの違いなんて比較しようがないんで分かるわけがない。内部の話になればな鉄筋がなかったとしてもばれっこない。コンクリートの中にゴミが詰まってたなんて話もありますし、水分量がどうのこうのなんてかわいい話。大手でしか発覚しないってことは、もちろん大手はコストをぎりぎり削るからその分施工に皺寄せがいってるという考え方もできますが、それ以外のところは最初からグルという考え方もできます。名前が残るマンションは大手がやりますが、それ以外のマンションは大手に話が行かなかったわけではなく、コスト面がから大手が断った、というそれが基本。

ただ、それが大きな問題かというとまた色々とあって、長い歴史の中で少しずつ削って良い部分を職人が見つけてきたのだから、地震で何かあってもまあ大丈夫なんだろうなと。こういうとあれですが、地震で何かあっても潰れてしまえば有耶無耶になっちゃうしなあ。

個人的には新築でマンションを買うにはコスト面、そして完成イメージとのギャップ、そして経年劣化の部分でとても不安があるのでお勧めしてません。特に人が足りない、材料費が上昇していると言われてるこの環境で無理して買う必要があるのかさっぱり理解できません。大規模修繕が終わって売りに出やすい15年前の物件は天井の梁とか二重床、二重天井とか色々と劣後してますし、人を呼ぶ時にちょっと劣等感を覚えることもあるようですが、そもそも人を呼ぶ機会なんてそうそうない人間からするとどうでも良い。浮いた1500万円でリートでも買えば収支は大きくプラスです。日本は新築信仰が強いから中古マンションは引き続き安く売られるでしょうしね。

というわけで日経平均は最初のリバウンドだけはいつも勢いあるのにその後がなあ、というわけで様子見継続です。そろそろ2014年度の覚悟を固めないといけないなあ。目を瞑って配当狙いで行くか。。

シングルAマイナスのIPOリートなんて。。

ついに狼と香辛料の最終巻(Kindle)に手を出したinzaiです。こんばんわ。買ってから3年間寝かせました。なまじアニメで人気が出てしまって表紙もあんな感じですが経済&推理小説としては中世ヨーロッパを骨太に描いているので、しゃばけシリーズなんかよりもはるかに読み応えあります。ってか小説のベストセラーって中身薄いですよね。まあラノベもヒット作が必ずしも読み応えあるわけじゃなく、むしろ大ヒットとか言われてても一冊読むに耐えるものって数冊くらいしかないのがこれまでの感想。この作者の次のシリーズが安定して面白そうだったので人生の楽しみに取っておいた一冊を読むことができました。なお大団円で非常に満足です。イチから読み返してみるか。。

さて、前々から新聞で報道されてた日本リート投資法人の上場がリリースされました。双日がメインスポンサーで昭和55年竣工のダヴィンチ新宿、築浅のForecast 新宿Avenue、タワーコート北品川あたりが1棟100億円以上で主要物件ということなんでしょう。あとは中小型オフィスとか極小粒な住宅とか。。まあ野村マスターでもIPO価格割れしてませんし、SIAみたいに訳分かんないIPO価格にさえならなければなんとかなるんじゃないですかね(興味なし)。

それより市場の焦点はアメリカの利上げです。イエレンさん、口を滑らせてしまったのか、年内のQE終了でも一杯一杯なのにその半年後には利上げするって、さすがにマーケットにとっては重い話です。アメリカ経済はそれなりに回復しておりますがそれはある程度織り込んでる話で、むしろこの心地良い緩和状態Foeverが前提なクレジットサイドのバリュエーションになっており、米国REITも今年に入ってから上昇一途だったことから反落してます。

同じような話ばかり書いてますが、キャッシュポジションをどう使うかが問題で、ボラティリティが大きいと何となく底値が固まってたりするのですが、ちょっとそこら辺のレンジは自信ありません。とりあえず米国REITは昨夏、昨秋のボトムから作るサポートラインあたりで少し買ってみても良いかなと。調整なしに戻ったらそれはそれでもう諦めの境地。拾うためにキャッシュであり、そうでない時のポジションは維持しているのだからと自分に言い聞かせ。。日本株とJ-REITはもうちょっと様子見たい、EM株はロシアが売り一巡、中国はボトム圏、タイ、マレーシアは無風、インドは強い。ええーと思いますがインドの強さは何なのか。外国人はみんな日本売ってインド株買いに行ったのか。そう思わざるを得ない動き。レバレッジかけてるプレーヤーからすると短期市場の信用収縮は起きてないからまだまだいけるって感じなんでしょう。そういうのもあって自分がレンジと思ってるつもりがかなり狭い範囲で判断しちゃいそうな感じがして踏み込めない。まあ20%を超える大きなリターンが狙える相場でもないんで無茶はしません。

アセットマネジメント業界の就職戦線が本格化!?

イオンリートの配当金は4800円はミニマムで物件取得あれば5000円くらいには持っていけるはずだが、ひょっとして実力ベースで行っちゃう?みたいなことを書いてたら真ん中の4900円でした。inzaiです。こんばんわ。でもこれって決算ベースだと5000円行くよね?物件少ないし予備費積んでるだろうし。でも決算予想は4900円、これに異論唱えても仕方がない。

さて、こういうの見ながら運用業界の就職戦線も本格化してきたな、とニヤニヤしています。なんて書くと性格悪そうですが、運用業界ってのはここ数年が大きな分水嶺なのかなと思ってて、こういう環境の中で今の学生たちはどういう考えでどういう会社を選ぶのか、もちろん掲示板は掲示板でしかありませんが、生の声と言うのは面白いもんなんです。

2000年前後の金融ビッグバンによりアセットマネジメント会社という形態が認められて、その当時は銀行も証券会社も沢山あって(メガバンクもなかったし)その分だけ系列のアセットマネジメント会社が乱立して、そして集約されていって今の業界の形になったのが2005年くらいでしょうか。

で、2005年から戦国時代が始まってたものの系列金融機関の販売力という絶対的な力がそのまま運用会社の残高という非常に分かりやすい構図であり、運用会社の主要ファンドマネージャーはその当時の働き盛りがそのまま系列金融機関から転籍してきて居座ってました(らしい)。

今はそういった重鎮がそろそろお役御免になる時期であり(らしい)、また、ネットの浸透によりパフォーマンスが冴えない投信の押し売りが中長期的な顧客基盤を揺るがす(要は若手顧客を取れない)懸念から系列金融機関を優遇しないでニュートラルに販売商品を選択する動きが広まりつつあります。ろくに資産運用の知識もなく人の好き嫌いで意思決定が左右される風潮が一向に改善しない年金基金よりも投信の方がこれからより厳しいパフォーマンス競争に晒されます。個人は年金と違ってパフォーマンスが悪い理由なんて聞いてくれないし接待もできないしね(らしい)。

要は、10年後の運用業界を見通した場合にどういう会社を作っていくのか、それを改めて考える時期に来ていますが、正直、人を育てるノウハウもろくにないままやってきて、即戦力は社外から採用して若手のやる気を削いで(らしい)、でも重鎮はまだまだ一杯いて運用させるために仕事を与えるふりをしなければならず(らしい)、でもその重鎮がずば抜けたパフォーマンスを示せないことはこれまでの実績で分かってるのだからどこかで大きく舵を切らなければならないのがまさに今なんだろうなと。

2008年まで春を謳歌してリーマンショックで吐血してその時にストックビジネスとして安定したフィーを受領し続けるはずが思ったよりもごっそり減る経験をしたので覚悟はできてるはず(らしい)なんですが、でもキャピタルが長年培ってきたことを真似するだけの有形、無形のリソースはないし、そもそも優秀な人を囲い込んで育てるってのは実は外資系のアセットマネジメント会社がやってて、国内運用会社は逆に組織ではなく人の能力に頼りっきりで、でもその人と心中するために組織を作る勇気はなくて、その結果、実力があってもボスは手柄を取るようなミーティングが当たり前のように開催されてて、優秀でも若ければ雑用させられて(要は優秀かそうじゃないかをパフォーマンスで判断しない、来年は駄目かもしれないし)、優秀な人間は外資系に行ってしまう(らしい)。

そういう悪循環を止めて胸を張って長期的に日本国民のお金を預かる、安心感をもって預けられる運用会社になれるかどうか、このままジリ貧に甘んじるかどうかの瀬戸際ではないかと。インサイダー規制が厳しくなってパフォーマンスが悪化したベテランファンドマネージャーがごっそりいるってもの聞きますし、独立系の運用会社がそういう長期的な運用体制を評価されつつある(リテールビジネスはやってないとこね)ので国内の系列金融会社もそろそろ形だけの、ファンドマネージャーがまるで当てにしてないインハウスアナリスト陣のアピールや使ってないなんちゃってクォンツ運用、そしてコンプライアンス上の問題を起こした人間を送り込むまさに形だけのコンプライアンス体制を真面目に考えないとズルズル持っていかれるんじゃないかなあと懸念してます。J-REITなんてどんどん投資口分割されていって、投信で保有する意味なんてほとんどなくなってますもんね。毎月分配するために1%信託報酬取られることに何の意味があるんだろうか。

これから社会人になる方々に決して運用業界に入ることを止めているんではなくて、むしろ広い視野を持つには最適な仕事だと思いますし(仕事を掘り下げる能力がある極めて優れた人にのみ勧めます。普通の人にとっては、何か一つを究めればあとは応用なんで若いうちに何か究める系の仕事をしてから転職した方が良い)、野村アセット以外に入る価値のある会社があるのかと言われるとノーコメントで、冒頭の掲示板でけちょんけちょんに書かれている会社の若手は世代によってはほぼ全員退職済み、良くて3割残ってるだけというの状況(らしい)ですが、何かあれば外資系に行ってみれば良いんだし楽しい仕事ですよ。そもそも国内系運用会社できっちり教育してもらえるか怪しいし、外資系で使えないと判断された人は噂も耳に入ってこないから何してるのか知りませんけど。

ただ、半沢直樹じゃないですが、国内系列は基本的に親会社から流されるところです。同期の間で馴染めなかったり(金融機関で部署を超えたチームプレイできないベテランはいらない)、社長がセクハラ問題で降格した人だったり、チーム運用してて若手をこき使ってるのに対外的には「俺以外分析できる人間いなくてさー。決定権は全部おれなんだよねー」とか言い放ったり、「部下が成長しない方がおれの地位が安泰だから放置プレイしてる」と(略、CSRを掲げているにも関わらず男女差別を平然とコメントする部長がいたり、イカれた人間性とそれを受容する会社など含めていろいろありますが(らしい)ですが、書いてみて思ったけど、これって運用会社に限らず金融機関ならどこでもある話ですね。あとこういう奴らが国民年金を運用しているかと思ったら腹が立ってきた。

個人的には国内運用会社がしっかり頑張って内外のお金集めてくれないとJ-REITが盛り上がらないんで困るんですが、どう考えてもボトムアップなんかの尖った運用は独立系運用会社か外資系に持っていかれて、サラリーマン的なパッシブファンドだけが国内運用会社に残りそうですが、それはそれで良いのか。うん。

ちなみに外国人がストイックに運用しているかと言われるとそうでない、というかそもそもサラリーマンとして相当緩い、でも彼らは給料高いもんなあ、うまくやってるよ。

追伸 (らしい)を多用している通り、あくまで噂話です!ネタですよ、ネタ。