3309 積水ハウスリート」カテゴリーアーカイブ

本日の騰落率トップはJPR(2018年6月1日)

東証リート指数 1723.08pt 前日比-0.64%
日本プライムリアルティ投資法人 前日比+1.52%
積水ハウス・リート投資法人 前日比-1.82%

どこまで売りが出るのか。止まる気配がない。ってのは久々の感触です。前日のMSCIイベントはしょうがないにしても、本日の日銀の国債買入減額を受けてJ-REITはリスクオフモード。パリティショックの時に増やした買入額を元に戻しつつあるだけで、すわテーパリングという流れではなく実質的には現状維持というのが本質なのでしょうが、最近はすぐにワーストシナリオを想定して、それに応じたポジションを取ってしまうことが多いマーケットです。イタリア、スペインと大きく揺らいだので皆さん余裕がないのでしょうね。

今日のトップはJPR。昨日の大幅安からのリバウンドとは言え、NBFが再び安値更新したのに比べると粘ったように思います。ただJPR以外の騰落率上位は面白いことに分配金利回り4%以上の銘柄がずらり。要はリバーサルだったと。

そんな中、なかなかグロース材料が見当たらない積水ハウスリートがちょっとずるっと行った感じ。焦れて我慢できない投資家も多かったのでしょうね。

本日の騰落率トップは積水ハウスリート(2018年5月10日)

東証REIT指数 1737.26pt 前日比+0.68%
積水ハウス・リート投資法人  前日比+1.91%
ザイマックス・リート投資法人  前日比-1.02%

5月1日の合併後に下落が続き、最近ではワーストパフォーマー常連だった積水ハウスリートが本日の騰落率トップ。この銘柄はからくりがあると思っていて、5/1に164億円で物件売却してその簿価は145億円。差し引き19億円の譲渡益が出るはずなのに、2018年10月期予想に入ってないように見えます。物件売却損で相殺するなら、売却損見合いで物件取得して増配要因になるし、そもそもそんなことせず19億円の売却益は全部配当しちゃわないかなあとか色々考えてますがよく分かりません。マーケットはそんなことはお構いないしに下落基調。いくらなんでも19億円が行方不明になるとは思わないですがどうなんでしょう。その次に高値掴みするのを恐れているのか、MLが外れて新たな減配要因が出るのを恐れているのか。

最下位はザイマックスリート。最近好調だったので多少のお休みはね。

本日の騰落率トップは日本ヘルスケア(2018年5月7日)

東証REIT指数 1732.82pt 前日比+0.75%
日本ヘルスケア投資法人  前日比+2.44%
積水ハウス・リート投資法人  前日比-0.71%

連休中に溜まったフローで大きく動くかなと思ってましたがこんなに上いくとは驚き。最後の方は売りに押されましたが、4月に史上最大の資金流入を確認したETFフローを中心とした機関投資家は強気ですね。

本日のトップは大和証券系の日本ヘルスケア。4月17日以来のトップです。2018年も5ヶ月目に突入してますが、ウェブサイトの更新はわずか7回。ニュースがなさ過ぎて書くこともありません。今日はCFが手堅い小型株が強かったのでその流れなのか、嵐の前の静けさなのか。

最下位の積水ハウスリートは5月1日に合併してから元気ありません。わざわざ持ち越した投資家が売るとは思えません。合併前に下がったところで買ってみたけどさっぱりなので短期筋が手仕舞う流れなのか。ケネディクスレジも合併前後で慌しい動きだったのでコーポレートアクションの思惑に基づく取引が多いのかもしれません。3308がトップで3309でワーストというのも面白い。


やっぱり原油が。。

特にサプライズとかはないのですが原油下落の影響が地味に広がってる気がする。inzaiです。こんばんわ。ポジションを大きく張ってるせいか、気のせいか、リズムが崩れてきたプロダクトが気になります。

年初来安値を更新してしまったマレーシア、ルーブル安が止まらないロシア、USの資源系ハイイールド、新興国のEM債は言うまでもない一方で、湾岸株が多いはずのフロンティア株はそれほど動かず。中国はさすがに反動出ているけどそれにしてもいきなり止まったような、インドもちょっとお疲れなのか一息ついた感じのマーケット。日本株とJ-REITももたつく場面がありました。原油安でダメージ受けるところはとことん苦しい、その他の国は原油安のメリットを受けるってことでいいのかなあ。そこがいまいちふんぎり付きません。昨日ひふみアカデミー行ってしゃっきりしたつもりだったのに。

というわけで、これくらいの波があった方がトレンドは長続きすると開き直りたいところですし、原油安の恩恵を受ける企業の方が大きいのだからと自分に言い聞かせてるところです。自動車が売れるってのは安易に想像つきますが、原料安&タイヤの減りが早くなるってのは非常に面白い話。ただ、ポジションを張り続けると発注回数も減ってくるので動くことで掴んでいるリズムがまったくなくなってしまうとやりにくい。

いまはメキシコはあかんようですがブラジルは上がってて、逆張りなのな順張りなのかよくわかりません。一回休んだ方がいいのかなあ。

ちなみに本日上場の積水ハウスリートは一気に他のオフィスREITのところまで上がってきましたね。健全すぎるマーケットです。にしてもトーセイも積水ハウスリートも1円だけ下方修正してるってなんなんでしょうね。IPO価格が上昇した分とデットコストを相殺した結果なんでしょうか。たまにはJ-REIT分析でも書こうかなあ。

困った時のひふみアカデミー

ほぼ一カ月ぶりとなります。inzaiです。こんばんわ。とても仕事が忙しかった、というわけではないのですが何ででしょう。週末はほとんど家にいなかったのと、疲れが溜まってきてて好奇心とか反射神経とか感動力とかそういうものが鈍ってたせいでしょうか。

投資目線でいえば黒田砲第2弾のところから変わってなくて、突っ張っている感じ。J-REITも不動産もマザーズも自動車もUS-REITもシンガポールREITもエマージングREITも中国株もインフラもドル円も全て突っ張り。ジャパンホテルリートとかケネディクスレジなんか突っ張るにもほどがあるという感じ。トーセイ・リートも明日上場の積水ハウスリートも突っ張っちゃうかみたいな。さすがに懐の遊びが少なくて心が落ち着かないのですが、今日の日本株、中国株を見て降りられるかと言えばNO。

とは言え、やってることと言えば、絶好調なんで無闇矢鱈にドライバーを振り回しているだけの気分で、一方には調子落としたらしばらく立ち直れないないだろうなあと冷めた目で見ている自分もいます。今週末の雇用統計も通過点にしかならなそうですが来年までには1/4くらいキャッシュにしときたいとは思ってます。

悩ましいのは取捨選択をどうするのかさっぱりノーカンなところ。今度こそ米国の利上げで新興国は怖いとかアベノミクスが飽きられて国債利回り上昇とかそんなことを言い出すと軸になるアセットが一つもありません。ドル円だけはガチと思ってますがそれ以外で持ってても安心感のあるアセットが思い当たらない。

そういうわけでひふみアカデミーに行ってきました。今年頭のアカデミーに参加してきて、藤野大先生の大きな視点がそのまま私のビューになり、まあそのビュー自体は追加日銀砲もあり結果的にあまり当たらず短期的なパフォーマンスに露骨で出てますが、それでも精神的な支えになってたことは間違いなく藁にもすがる感じで行ってまいりました。

結論としてはその時よりも思い切ったコメントは減ってたのですが、むしろボトムアップ重視で軸がブレてないという意味ではそれはそれで行った甲斐がありました。なまじ自分が浮足立ってただけに出遅れ銘柄上等というスタンスは自分を落ち着かせるいい薬だったなと。来年のことは年末に考えればいいのですが、いつでも買い戻せるし売ってもいいのかなと。こんな値段で買い戻したくねーよってもの心の奥底にありますけど。とりあえずETNで持ってるマザーズは売ってひふみに乗り換えようかな。売上と時価総額がめちゃくちゃな某銘柄は私も気になってました。

J-REITについて言えば踊る阿呆に見る阿呆ってやつです。インヴィンシブルの6月のPO時点で時代が変わったなあと思ってて、この半年で買ってる物件って含み損になる物件も多いんだろうなあなんてコメントはしてますが、それでも降りるに降りられないマーケット。日銀の追加緩和の後にJ-REIT買っちゃったし!前例のない時代に突っ込みつつありますが、リーマンショック前だって早めに降りた人が幸せだったかと言うとそうでもない。たまたま上手く降りられたポールソンみたいな人もいますが、早めに降りちゃうと中途半端なところで買い戻しちゃうしそれだったら突っ張るかと。そういう開き直りで突っ張りまくりです。心が折れるまで突っ張ると思いますが、結局含み益は飛ばしちゃうんだろうなあ。もちろん年初から全力でJ-REITに突っ張れていれば今ごろそれなりにウハウハでしたがそんなことできるはずもなく資産の1/4くらいかなあ。まさに下手な考え休むになんちゃらって感じです。ここにたどり着くまでにどれだけのボトムアップ系のファンドがJ-REITからドヤ顔で撤退したのだろうか。。