あの内容で②も何もありゃしませんが、ちゃんと書きます。
その前に森稔氏(森ビル会長)に黙祷。享年77歳。
葬儀も通夜もすべて終わってからのプレスリリース。本当に名誉より不動産が好きな人だったんだなあと思う。デザインがめっちゃ上手いというか、夢のある構図なんです。
一時代の終わりというかああいうオーナー企業のデベロッパーってもう出てこないんだろうな。。。
というわけでまず先週の週間騰落率ランキング。
1位 : 8975 いちご不動産投資法人 5.23%
2位 : 3234 森ヒルズリート投資法人 4.27%
3位 : 8982 トップリート投資法人 3.98%
4位 : 8956 プレミア投資法人 3.90%
5位 : 8972 ケネディクス不動産投資法人 3.82%
6位 : 8952 ジャパンリアルエステイト投資法人 3.81%
7位 : 8981 ジャパン・ホテル・アンド・リゾート投資法人 3.31%
8位 : 3269 アドバンス・レジデンス投資法人 3.27%
9位 : 8960 ユナイテッド・アーバン投資法人 3.11%
10位 : 8954 オリックス不動産投資法人 2.54%
そして、ランキングTOP5!!!
先週まではTOP10だったって?・・・いや、手抜きじゃないですよ?
でも、先週の騰落率を見ると分かっていただけると思うのですが、ランキングに入ってた銘柄(JRE、プレミア、KDX。そして、ずっとランキングに出入りしてるホテル)が吹き上げ気味になった結果、もうランキング限界です。
東証REIT指数1000間近で触りたくもない水準なのでランキング数減らしました。含み益がめっちゃ増えて嬉しいのですが、ここから先は売っても後悔しないフェーズ。日銀は買い支えてくれると思うけど。
外れたプレミア、KDXはすぐにPOするとは思いませんが30万円で目先一服。JREもNBFとの差を縮めて一段落。そして2012年の上半期は中堅REITのPO時期かなあと。いまPO織り込みつつあるのってフロンティアくらいかと。JPRもやっと上値重いですが、ちょっと期待先行過ぎ。彼らは配当金6000円出し続ける気はないんじゃないかと。
阪急はなんとなく安定銘柄の調整かなと。
でもコメントはほとんど更新してます。
1位 : 8984 大和ハウス・レジデンシャル投資法人 512,000 524,000 2.34% 6.11% 84,120
大和ハウス系の住宅REIT。負ののれんもあるし、スポンサーのやる気も十分。2月の配当落ち後の調整はちょっと不十分。賃貸マンションの繁忙期で稼働率は注目。心配していないがスポンサーは物流で忙しいかも。
2位 : 3269 アドバンス・レジデンス投資法人 146,900 151,700 3.27% 5.93% 166,870
伊藤忠系の住宅REIT。押し目待ちに押し目なし。そんな2月3月。多額の負ののれんで、もはや株というよりも債券と言っても過言じゃない分配金の安定。株価上昇はオフィスREITに大きく劣後。
3位 : 3234 森ヒルズリート投資法人 285,600 297,800 4.27% 5.71% 68,947
森ビル系の総合型REIT。やってることは間違いないのだが、王道から外れており、あまり評判よくない。決算発表毎にお騒がせの印象。3月は今度はなにやってくるのか。森稔氏に黙祷。
4位 : 8966 平和不動産リート投資法人 44,750 44,650 -0.22% 6.94% 31,072
平和不動産系のオフィス・住宅の複合REIT。うまく合併を乗り切った印象。最近、株価は息切れ。いちごもそうだが、利回り6.5%が遠く上がりきれない。地所との提携で何をやるか、それが全て。
5位 : 8964 フロンティア不動産投資法人 659,000 660,000 0.15% 5.82% 128,040
三井不動産系の商業REIT。博多の商業(VIORO)を東京建物から100億円で取得。横浜のサミット(底地)もそうだがちょっと高い。社長代わって良くも悪くも「らしさ」が消えつつある。LTV上げてきたし、POは6月かな。
8951 日本ビルファンド投資法人 772,000 780,000 1.04% 3.87% 478,140
安定感のある三井不動産系オフィスREIT。ついに配当利回り4%切ってきた。そこまで楽観視できるほどオフィスマーケットは強くないと思うのだが、マーケットを先導するREIT。
8952 ジャパンリアルエステイト投資法人 734,000 762,000 3.81% 4.16% 414,223
建物は立派なんだが…の三菱地所系オフィスREIT。NBFとのギャップと3月銘柄カタリストでここまで持ち直した。あとは配当落ちで動き止まったところを狙いたい。
8953 日本リテールファンド投資法人 119,700 122,000 1.92% 6.03% 229,384
三菱商事系の商業REIT。GMS(イオンなどの郊外型商業施設)も都心型商業も不安。減損懸念の強かった博多リバレインを売却し一段落、というか悪材料①の吐き出し。Gビルシリーズとかすっ高値で買ってるしなあ。配当前に売りたかった人も一巡?
8954 オリックス不動産投資法人 373,500 383,000 2.54% 5.74% 108,938
オリックス系のオフィス中心(大規模ではないが中小型でもない)で、商業、物流、住宅も保有する総合型REIT。LTV上げて来てるだけに、今年はどこで仕掛けるか。
8955 日本プライムリアルティ投資法人 220,600 223,600 1.36% 5.72% 159,874
東京建物系のオフィスREITと一般的に言われるが、商業も結構多い。東京建物の「虎の子」の土地を取得。中野とか京橋じゃなくて良かった良かったと思いたいが、油断ならんのがんこのREIT。
8956 プレミア投資法人 287,500 298,700 3.90% 6.79% 58,754
NTTがメインスポンサーとなったオフィス・住宅の複合REIT。しょっぱいオフィスが重荷でNTTがどうやって挽回するか。住宅は業界No.1のKEN(スポンサーでもある)が担当。4月を意識して息の長い上昇トレンド。ここまで来ちゃったか感はある。
8957 東急リアル・エステート投資法人 438,500 431,000 -1.71% 5.10% 73,003
東急電鉄系のオフィス、商業の複合REIT。良い物件だけに目を奪われるとろくなことにならない。動きの少ないREITなのでこちらも3月の決算発表まで待ってもいいかな。
8958 グローバル・ワン不動産投資法人 589,000 597,000 1.36% 4.36% 57,849
近・新・大を掲げる(ほぼ)独立系オフィスREIT。大手町ファーストスクエア埋まるのか注目。大手町FSは3万円台だろうなあ。。天王洲はちょっと注意。
8959 野村不動産オフィスファンド投資法人 469,500 465,500 -0.85% 5.33% 142,035
野村不動産系のオフィスREIT。財閥系デベを追いかける業界2番手だが、1番との差は大きい。市況が上向けば怖いものはなんてない。4月銘柄で、ここまで上がるとさすがに利食いも。
8960 ユナイテッド・アーバン投資法人 90,000 92,800 3.11% 5.93% 195,194
日コマを吸収した丸紅系の総合型REIT。負ののれんがあるので今後3年は分配金5500円極めて固いが、アップサイドないのが弱点。やっぱり上昇相場に付いていけなかったが、その後の値持ちは意外に良い。95000円まで期待していい?
8961 森トラスト総合リート投資法人 745,000 739,000 -0.81% 5.17% 178,838
(良い意味で)孤高のデベ、森トラストのオフィス中心のREIT。汐留ビルはJ-REITで一番のビル。契約が固すぎて配当金は上昇しない。株価の動き見ていると完全にNBF、JREの次ぐREIT扱いだが、ここまで来るとちょっと重い。
8963 インヴィンシブル投資法人 6,580 6,740 2.43% 5.93% 9,087
住居中心の総合型REIT、オフィス、シニア、商業も。…ちゃんと運用してくれ頼むから。あと変なファイナンスは勘弁で。決算出るけど期待はしない。
8967 日本ロジスティクスファンド投資法人 680,000 690,000 1.47% 4.99% 102,120
三井物産系の物流専業REIT。低LTVと高い配当利回り。安心感あり。八千代のテナントは契約延長をゲット。次の一手はLTV上昇かPOか。GLPのIPOも噂されており、意識したい。中途半端な埼玉の取得は何ぞ。とても良い物件だけどさ。
8968 福岡リート投資法人 532,000 539,000 1.32% 5.94% 66,324
福岡の大企業(+日本政策投資銀行)のほとんどがスポンサーの総合型REIT。福岡地盤で格付AAの企業って5本もないらしい。今年は地方も面白いかもと思ってるが既に利回り6%。博多の商業は競争の1年か。
8972 ケネディクス不動産投資法人 274,700 285,200 3.82% 6.52% 81,724
スポンサーであるケネディクスよりも信頼されていた時期もあったが、スポンサー共々苦しい時期。新社長は未知数。中堅オフィスREITのリバウンド局面で、30万円でお疲れ様感もある。4月に入ったら売りも出てきそう。
8973 積水ハウス・SI 投資法人 342,500 343,500 0.29% 5.91% 39,527
積水ハウス系の住宅REITだが、商業のシェアも高い(これ以上は増やさないらしい)。大規模なPOすれば一時的には株価下落だが、中期的には間違いなくプラス。期待したい。
8975 いちご不動産投資法人 33,450 35,200 5.23% 6.53% 29,667
良く分からない、いちごグループのオフィス中心の複合REIT。負ののれん+金利コスト低減で期待を持てるREIT。順調に株価回復。物件売却も進めており、やることはやってる。
8976 大和証券オフィス投資法人 209,400 209,600 0.10% 4.87% 82,959
大和証券に何ができるのか良く分からないオフィス専業REIT。利回りだけでは売買できない銘柄で潜在能力は高い。なんだかよく分からないが、多かれ少なかれ間違いなくアップサイドはある。こ
ういうREITは無暗に買われる。
8977 阪急リート投資法人 374,500 379,000 1.20% 6.33% 32,367 競争激しいが、大阪の商業施設は良い物持ってる。決算は悪くなかったし、開示内容は玄人好みでピカイチ。梅田のポテンシャルは新宿に次いで日本2位、らしいです。40万円くらいまでは怖さもない。
8979 スターツプロシード投資法人 109,500 109,500 0.00% 6.88% 11,823
スターツって良い企業だと思うが如何せん華がない。個人投資家のシェアが高い異色の住宅専業REIT。住宅REITの序列では一番下なのは当面変わらない。
8981 ジャパン・ホテル・アンド・リゾート投資法人 193,600 200,000 3.31% 3.86% 21,144
日本ホテルファンドと合併を発表。ホテルも競争激しいが割安だと思う。順調に株価切り上がっているものの一休みか。ここまで上がってきてしまった。。。
8982 トップリート投資法人 427,500 444,500 3.98% 5.53% 68,898
スポンサーは立派だが、何をやってくれるのか良く分からないオフィス中心のREIT。晴海トリトンは厳しいが、やっぱりオフィス人気でると買われる。物件を買い増してPOの準備万端といったところか。新年度一発目?
8985 日本ホテルファンド投資法人 218,800 221,700 1.33% 6.68% 12,865
ジャパン・ホテル・アンド・リゾートと合併予定。トラブル続きだったので、これで一段落か。とりあえず4月の合併の際にリリース出ることを期待。
8986 日本賃貸住宅投資法人 37,550 37,750 0.53% 6.41% 50,238
極端な話、そこそこの物件であれば何とかなるのが住宅の良いところ。金利コストの改善も期待。最近の株価は足踏みだが、じりじりと再び上ブレ。ポートフォリオの入替が順調なのはいいこと。
8987 ジャパンエクセレント投資法人 392,500 399,500 1.78% 6.11% 75,366
興和不動産系のオフィスREIT。決算が思いのほか良かった。昨年は悪いニュースが続いたが、1年間は落ち着きそう。40万円は目先行き過ぎ。
3226 日本アコモデーションファンド投資法人 524,000 529,000 0.95% 5.33% 103,002
三井不動産系の住宅REIT。月初4営業日ほどで前月末の稼働率をリリースする拘りはかなりすごい。利回り5.5%切ってきたのでPOか何かで調整欲しいが、三井不動産の新年度入りまでお休みかな。
3227 MIDリート投資法人 209,000 214,000 2.39% 6.88% 39,296
関西電力系のオフィス中心のREIT。大阪の京橋のオフィスが大きな不安。動き遅いし、スポンサーは原発対応で一杯一杯か。安定感もあるし利回り7%は魅力だが19万円台からかなあ。東電の対応見てたら、パナソニックが関電に喧嘩売るとは思えない。
3240 野村不動産レジデンシャル投資法人 391,500 396,000 1.15% 6.11% 59,771
野村不動産系の住宅REIT。公募増資で調整した株価を戻し中。日銀銘柄に選ばれたのはちょっとサプライズ。ここまで早かったが、住宅が全般に重い。
3249 産業ファンド投資法人 430,500 434,500 0.93% 6.08% 60,132
三菱商事系の物流・インフラ系リート。ここまではあっさり上昇したが、アップサイドがないREITだけに6%の壁に激突。とはいえ下落相場に強いREITでまだ怖さもない。
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