経産省のキャリア官僚(国家Ⅰ種、30歳)の給料は額面46.5万円、手取り37万円らしい。

なんでこういう人がいるのかよう分かりません。

でも、お金の話は大好きです!

嘘か本当か分かりませんが、先方のブログが消えるかもしれないので原文を張っときます。

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どうも週末ですね。イェイ。

2月分に引き続き3月分のお給料です。

いろいろ迷ったのですが、是非みなさんに国家公務員の働き方がどうあるべきか、ひいては政府の運営及びそれに必要な予算をどう扱うべきか考えてほしい、と思いその材料を提供すべく引き続き給料等を公開し続けることとしました。国家公務員の新規採用は激減する一方で60歳以上の再任用が劇的に増えるようで、このままだと我々の職場が崩壊してしまう気がします。

少なくとも私は東大の後輩に「官僚になることを考えているのだけど」と相談されたら

「自分の人生の充実を考えるなら、今官僚になるのはやめたほうがいい。職場が給料の面でも勤務環境の面でもどうなるかわからないし、今後どうあるべきかキチンとした議論もなされていないからとても進められる状況じゃない。それでもどうしても成りたいって強い意志があれば仕事は充実しているし、なってもいいんじゃないか。ただあまりオススメしない。」

と答えることにしています。彼らであればはるかに条件のいい場所で働くことができますしのちのち恨まれるのは嫌ですから(笑)。特に新規採用の激減はよほど仕事のやり方を変えないと若手の大量離職を招く可能性があると危惧しています。人件費の削減より、よっぽどインパクトが大きいんじゃないかと危惧してます。

官僚の1年目は死ぬほどきつくて、馬車馬のごとく働かされるわ毎日怒鳴られるわ残業代でないわ政治家の秘書に子馬鹿にされるわ、正直地獄です。月500時間働いて手取り月27~28万ってのもざらです。そんな1年を耐えられるのも、「次の年に後任が来てこの地獄から解放される」っていう希望があるからです。これがなくなったら正直若手のモチベーションがどうなるか不安です。私は2年目に後任が来なかった同期が涙してやめると言ってるのをなんとか引き止めたことがありましたが、自分も同じ立場だったら辞めたかもしれません。

あと繰り返しになりますが、私は別に人件費の一律削減も公務員新規採用削減も60代の再任用増加もそれ自体に反対するわけではなくて、「そもそも国家公務員の仕事とは労務体型とはかくあるべし!!」みたいな議論が何もなされずに、なし崩し的に物事が勢いだけで決まって、これまで曲がりなりにも存在していた秩序が破壊されていくことに違和感、というか危機感、を感じているだけです。正直なところ、今の政治にモノゴトを壊す力はあってもそれを新しく創り変える力はなさそうだと言わざるを得ないので、みなさんに今後の我々は職務体系のあり方に関して考えて頂ければと期待している次第です。

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<質問の答え>

Q1:官舎に住んでるのですか?
A1:いいえ。都心に賃貸で住んでます。電気代、水道代、家賃、管理費で月11万くらいです。
ちなみに都心には公務員の官舎はもうほとんどありません。あるのは急な政治的な対応が不可欠な幹部向けのものくらいです。

Q2:雇用保険って公務員なのにおかしくない?
A2:私は独法出向中なので少し国家公務員と給与体系がちがいます。

Q3:官僚はもっと働いていると聞いたが。。。
A3:私の勤務時間は少ないほうです。本性の若手、特に20代は月平均で残業150時間くらいしてるんじゃないかと思います。私も昔そんな感じでした。今は出向中で国会業務が少ないので本省時代に比べればだいぶ楽です。

<お給料>
諸問題から先月より区分けをざっくりしてます。
ちなみに今月もらう給料は2月分なので、給料が下がるのは来月(3月分)からみたいです。

[今月のお給料(額面)(千円以下五捨六入)]  俸給   :29.2万円
特別都市手当:1.7万円(勤務地が都市の場合地価・物価を考慮しての多少の地域加算)
超過勤務手当:12.8万円(だいたい60時間の残業)
住居手当  :2.7万円
 総計   :46.5万円(≒額面給与)

[控除(額面給与から引かれる分)] 生命保険料 :0.3万円
共済会費  :0.1万円
健康保険料 :1.3万円
長期掛金  :3.0万円
雇用保険料 :0.3万円
所得税   :1.8万円
住民税   :2.7万円
控除合計  :9.5万円

[銀行振込額(手取り給与)] 銀行振込額:37.0万円