アップルの時価総額が5兆円吹き飛びましたね。J-REIT市場が一回消し飛んで、さらに25%ほど消滅した計算になります。株ってこえー。inzaiです。
とはいえ日本株、為替は相変わらず一方通行なので、私も細々と利食いをしているつもりなのにドル円、不動産株,IPO銘柄なんかもあり、結局1/4もキャッシュになっておりません。REIT指数1150ポイントなら7割型売るつもりだったのですが、おかしいなあ。ドル円なんて小幅な調整の度に買ってしまい、さすがに88.5円はすぐに含み損だよなあと思いつつ買ったらあれよあれよと91円が見えるところに。来週の雇用統計までは引っ張ることになりそうです。もう自信喪失。早く楽になりたい。
それにしても奥様、聞きました?プロロジスの仮条件は上限55万円ですって。
あらやだ、私52万円で5年先までバリュエーション作っちゃったわよ。こんな上手くはいかないわよねーって言いながら。
そーよねー。ちょっとブレすぎですわねー。
ちなみに生まれて初めて「プロロジス55万円ンゴww」ってリアルに呟いてしまいました。
まあ、これが意味するところはモメンタムしか見ない外国人と国内機関投資家が強気だということ以外何にもないのですが、コンフォリア、大和ハウス、GLPの3社にとっては苦々しいでしょうね。
2ヵ月半前には「年末の日経平均が8000円割れるんじゃないか」とか騒がれていたのが嘘みたいなマーケット状況で、ずっとタイミングを見計らっていたREITからするとなんとなくぬか喜びみたいな感じじゃないかと。
38万円で売ったオリックスリートを42万円で買い直して喜んでいた私もちょっと冷めるとまったく同じ気分です。そうよねー。
でもこれが行きすぎかと言われると難しい。
REITってのはリターンが低い割にファットテールが分厚い商品の代表みたいなもんで、失敗さえしなければCFは安定しており、やらかした時には収益がガクンと落ちるものの回復不可能なもんじゃなく、そもそも論として不動産現物はゼロにならないので、個人が買いっぱなしにできる商品としては、利回り面かも極めて優れた商品です。
この局面になってから語るのはとても恥ずかしいのですが、不良REITの淘汰が進んだ現在では、保有することに何ら躊躇することはありません。数年前からそういう状況でした。
ただ、投資の時間軸は人ぞれぞれなので、リーマンショック以降、地銀やヘッジファンドと言った単年度の絶対収益が必要な人が多数を占めていたマーケットでは、時間軸の長い個人投資家はのんびり待っていれば勝手に彼らがマーケットを崩してくれるからそれを拾いましょう、割安で買ったつもりでも価格が下がると胃が痛くなるからそのための処方箋としてボトムアップ分析が必要ですね。
それが今のような状況になると、誰も下を気にして胃が痛くならないから変なブレを気にしなくてもいいわけです。もちろん、不安要素のあるREITはそれなりに出遅れてますが、ちゃんとCFをエンジョイできるREITが然るべき株価に戻っているだけで、まだ行き過ぎとは言いにくい。利回りが4%であっても多少のブレはありながらも5年間は固い、これは行き過ぎというよりも正常なんで、「いやいや油断するな」なんてのは考えなくて良いのかなと。
ファイナンスも活発ですが、まだ無茶苦茶な買い方は見当たりませんしね。配当金は成長させてませんが、しっかりと保守的な目線で行動を起こしています。
もちろん、ゴールドマンサックスやピムコが利回り急騰の懸念に対して強い警告を出しており、REITに直結する問題として強く意識して目を凝らしてますし、いまのREITは安倍政権、中国経済、米国経済の後押しもあるのでそれらが幻想でないかチェックしてますが、まだそんな気配は少ないかなと。優秀なREITはこの機会にじわじわ負債を長期化しておりますし。
そういう意味では部分的に利食いしても惜しくないけども今までよりも小さい値幅で買い直すこともありなんじゃないかなーと。
ただ、J-REITはここが買い場というつもりはありません。昨年夏までにシコシコと仕込んでいるので余裕がありキャッシュを遊ばせておくのがもったいない場合はナンピンする余裕を残しつつ行動するのもありかなーと自分で整理している感じです。
全然プロロジスに言及してない長文てのも斬新。ここで儲かった資金をパーっと使おうかしらん。