日銀の追加緩和(補完)、サプライズないっちゃないですけども。。

来たで日銀3倍マーン!と叫んでからもう1年が過ぎましたか。inzaiです、こんばんわ。南アフリカリートは3%下落してます。

上のドキュメンタリーコンテンツからアマゾンで本を買っていただいた方、とてもありがとうございます!一緒にスミダ式国際経営―グローバル・マネジメントの先進事例も買ってらしたようなんですが、アマゾンの内容が「あらゆる電子機器の必須部品となるコイルのリーディングカンパニーで、日本初の「委員会設置会社」としても知られ、世界15か国に事業展開。自動車用のABSコイル、キーレス・エントリー用コイル分野で世界No.1シェアを獲得している。その軌跡と経営戦略を八幡滋行CEOに聞く」となっててクソ面白そうです。スミダと言われるとピンときませんがスミダコーポと言われると、ああという感じです。上場一部の会社で本社が晴海トリトンXタワーというのは知ってます。トリトンと言えばトップリートの決算が18日にリリースされてますが何とも言えない内容。食堂をコンバージョンしたフロアも無事に埋まったようですし、悪い話はありませんけどもなかなか波に乗り切れないもんだなと。みずほ信託に抜かれるわけにはいけない住友信託がそろそろ本気出してくるのではないか。まだか、まだなのか。

ちなみにアマゾンでスミダ式で検索すると何故か2番目が日本軍歩兵の戦闘技術―1941‐1945。これまた面白そうですが、レビューでは「日本軍の専門書は多数出ているのでその中では普通」といったニュアンスで書かれてました。深い世界があるようです。J-REITなんかまだまだですね。

さて、日銀の追加補完。久々に日銀のホームページつながらねーよ状態で、緩和なのかどうか分からないまま一旦上がっていって、やべー小粒だよって往復ビンタにドロップキックお見舞いされたような株式市場でした。J-REITはしっかりと上昇。買入総額が年間900億円というのは従前と同じペースながら一銘柄あたりの保有上限を5%から10%に引き上げることが好感された市場のアクションとなりました。

J-REIT市場の時価総額10兆円なので900億円ということは1%弱、NBFで言うと70億円強を日銀が更に買ってくれるわけで悪い話ではありません。国が自社株買いやってくれるのですから大変ありがたい話です。ただ、個人的には5%の保有上限を変えずに大手未満の銘柄をインパクト付けて買っていって欲しかったです。J-REIT取得の目的がリスクプレミアムの縮小と言うならそこだろうと

NBFとかJREを買ってもそんなに不動産市況は活発にならないと思いますよ?ひょっとしたら、そういうのを期待してこの半年間やってみたけどあんまり効果なさそうだし、なんか青森とか山形の物件まで買い始めちゃったから、インデックスに近い買い方に戻そうかって話なのかもしれません。このままだとどう計算しても年間900億円買うのは来年一杯なのは事実。AA格のREIT ETFの方が良かったんじゃないかなあと思わなくはないですけど10%まで枠を広げるのは思い切った行動でそこはとても評価したいところです。

結局のところ2016年前半でけりを付けるつもりが間に合わなかったので取得枠を拡大したという意味では、日銀の目論見は外れているもののその点は既にコミットしているので問題ない、それを踏まえてあとは技術的なところを修正したと日銀は言ってますが本音でそう考えてそうですね。緩和の延長もなにも緩和政策そのものの期限は明示したこともないし何も矛盾してないだろうと。FRBだって利上げするけどQEの方は絞り込んでないでしょ?CPI2%に到達させると言ったけど、それだって到達してもJ-REIT売るなんて言ってないよね?と言われるとそうだなあと不思議な説得力があります。

株式市場の反応は、ど う み て も 緩 和 足 り て な い だ ろ !? ですけどね。

年末に向けてNISAの余った枠がREITに流れ込む可能性もあるかと思うとわくわくします!でも準大手以下の銘柄にとっては残念な話です。ロングショートのカバーの後の展開次第ですか。米国REITは1.2%下落してますがどうなることやら。