月別アーカイブ: 2016年1月

J-REIT分析 2016年1月17日

マーケットがクラッシュすると閲覧数が増加するHPにようこそ。inzaiです。こんばんわ。8月、9月に比べると閲覧数はそれほど増えてないので、まだまだ下がるのかしらん!?あと、株価が上昇しても庶民には関係ない格差拡大って怒られて、株価が下落するとアベノミクス失敗と怒られるってニュアンスのtwitterを見た気がするのですが見つかりません。この下落局面で色んな名言を見かけたのですがその時にお気に入りにいれておかないとあっという間に行方不明になります。このわびさびに通じる儚さが日本でTwitterが流行ってる理由なんでしょうね、きっと。

自分の心理状態としてはあまり良くありません。半分くらいキャッシュで置いてて出動できるようになってますが、それでももっと減らしておけばと後悔することしきり、というのが初週の心理状況で、今はジリジリ削られることに慣れてしまった感があります。下がるところまで下がれば良いじゃないか的な。動いている以上、思考停止に陥るのは一番良くないので何とかしないとなあということでとりあえず売りから入ろう、と週末に決意しても月曜日になったら、いやいや落ち着けよとなるんです。買いは慎重に、売りは大雑把に、という簡単なことができません。年収以上の金額を動かすようになってからはしばらくは、月収が飛ぶ実損が出ると「ああ、今月はただ働きか」などと切実な気持ちの日々で、今となってはさすにがそんなことはありませんけど、それでも日々マイナスが膨らんでいってボラも高いままだと気が滅入ります。海外ETFとかぼんやり眺めて、なんでこんな手数料が高いプロダクト買ってるんだろうなと、儲かっているときは気にならないことに心を痛めております。

我らのJ-REITは年初から3.8%しか下落してません。増資ラッシュの最中でどうなるか分かりませんけども、崩れそうで崩れません。崩れる銘柄もあるのですが何とか戻ってくることができてます。ただ、いつまでのJ-REITだけが値持ちが良いなんてことはなく、目ざとい人々が出遅れ感を狙ってくるでしょう。様子見が吉。このどこまで下がるか分からない感じは久々で懐かしさすら感じます。年初からのリターンはトップはいちごホテルで唯一のプラス。ワーストはイオンと積水ハウスリートで、週後半から大きく売られました。どっちも社債みたいなもんでイオンはイオンショックがあったのは分かりますが積水ハウスリートはなんだろう。グロースない銘柄はだめか。

いちごホテルリート投資法人 0.58%
プレミア投資法人 -1.05%
ジャパンリアルエステイト投資法人 -1.19%
ケネディクス・レジデンシャル投資法人 -1.31%
アクティビア・プロパティーズ投資法人 -1.95%
ヘルスケア&メディカル投資法人 -2.41%
日本ビルファンド投資法人 -2.95%
日本リテールファンド投資法人 -3.27%
ケネディクス・オフィス投資法人 -3.36%
オリックス不動産投資法人 -3.39%
トーセイ・リート投資法人 -3.46%
阪急リート投資法人 -3.59%
産業ファンド投資法人 -3.65%
いちごオフィスリート投資法人 -4.15%
日本ヘルスケア投資法人 -4.27%
フロンティア不動産投資法人 -4.44%
ヒューリックリート投資法人 -4.45%
森ヒルズリート投資法人 -4.58%
大和証券オフィス投資法人 -4.74%
スターツプロシード投資法人 -4.78%
ケネディクス商業リート投資法人 -4.82%
ユナイテッド・アーバン投資法人 -4.88%
ジャパンエクセレント投資法人 -4.89%
ジャパン・ホテル・リート投資法人 -4.92%
日本アコモデーションファンド投資法人 -5.00%
日本プライムリアルティ投資法人 -5.08%
アドバンス・レジデンス投資法人 -5.23%
野村不動産マスターファンド投資法人 -5.29%
東急リアル・エステート投資法人 -5.31%
グローバル・ワン不動産投資法人 -5.31%
トップリート投資法人 -5.47%
インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人 -5.56%
サムティ・レジデンシャル投資法人 -5.57%
大和ハウス・レジデンシャル投資法人 -5.65%
星野リゾート・リート投資法人 -5.65%
日本ロジスティクスファンド投資法人 -6.10%
森トラスト総合リート投資法人 -6.20%
コンフォリア・レジデンシャル投資法人 -6.52%
ジャパン・シニアリビング投資法人 -6.57%
GLP投資法人 -6.59%
平和不動産リート投資法人 -7.25%
インヴィンシブル投資法人 -7.53%
日本賃貸住宅投資法人 -7.61%
日本プロロジスリート投資法人 -7.64%
大和ハウスリート投資法人 -7.82%
福岡リート投資法人 -8.01%
積水ハウス・SIレジデンシャル投資法人 -8.39%
MCUBS MidCity投資法人 -8.80%
SIA不動産投資法人 -9.19%
日本リート投資法人 -9.22%
積水ハウス・リート投資法人 -10.58%
イオンリート投資法人 -10.58%

REITに限った話ではなく、とりあえずここまで来たらポジションは落とすか、銘柄を持つにしても潰れないものを保有するしかありません。ゼロにならなければ何とか出直せませす。しんどいのは、そういうディフェンシブな銘柄持ってても下げ幅は大して変わらない点。最後の一線を越えるか越えないか、出直せるかどうかの違いだけで心の痛みはほとんど同じ。とりあえずスパイクボトムは狙わず、時間軸的に分散投資しているものはそのまま続けて、長期保有したいものは価格が10%下がればナンピンしていって、残りの30%はファンダメンタルズに自信があるもので勝負に行く。そういう意味ではJ-REITはまだまだ勝負時ではありません。値頃感はあっても安くはない。オヌヌメランキングとか作る気がしません。

恒例のJ-REITコメント。1/15の投資口価格、YTDリターン、アクティブリターン、分配金利回り(分子は年末から調整してません)です。上述の通り、東証REIT指数はYTD-3.8%です。

8951 日本ビルファンド投資法人 560,000 -2.90% 0.90% 2.77%
日銀マジックとJREの決算で逃避先にもなってます。三井不動産は3年ぶりの安値に突っ込もうとしててそっちのが投資妙味ありそうな。NBFには関係ありませんが海外投資を継続するかどうかがポイント。

8952 ジャパンリアルエステイト投資法人 580,000 -1.20% 2.70% 2.83%
あれだけ手応えを示してくれれば多少のショックもの見込めるはず。下げ渋ってます。上がりもしませんけど。

8953 日本リテールファンド投資法人 224,600 -3.30% 0.60% 3.72%
この辺の大型銘柄が利回りが4%まで来るとおやおや~と思います。流動性が枯渇するほどの資金流出は起きてないということ。価格感は悪くもないんですけどね。

8954 オリックス不動産投資法人 151,100 -3.40% 0.50% 3.56%
誰が157,000円で売り続けたのか分かりませんがナイス判断でした。その分もあって年初からの下げは控え目。

8955 日本プライムリアルティ投資法人 392,000 -5.10% -1.20% 3.13%
配当落ちということもあり12月に大きく上昇、その反動が来てます。まだ全然調整足りてません。

8956 プレミア投資法人 122,000 -1.10% 2.80% 3.78%
決算発表のIRが拙かったのか調整モードが続いてました。やっと決算発表前のNTTリートらしい動きが戻ってきました。JPRとのイールドギャップ考えると、動いてるマーケットだなあと思います。

8957 東急リアル・エステート投資法人 144,400 -5.30% -1.50% 3.31%
あれだけファイナンスが続くと1月権利落ち銘柄はとりあえず売り。そんなところ。

8958 グローバル・ワン不動産投資法人 410,000 -5.30% -1.50% 2.56%
悪くないところまで調整してきました。大きく上下して40万円の攻防はまともなフェアバリューではないかと。

8960 ユナイテッド・アーバン投資法人 156,000 -4.90% -1.00% 3.68%
決算の数字はともかく碑文谷の工事費が強烈。あれが新しくなると思うとワクワクしますね!ヨドバシ吉祥寺並みの大工事にして欲しいです。これだけ大きなREITでも数値が動くってことはやはりREITの構造には根本的な欠陥が。

8961 森トラスト総合リート投資法人 193,500 -6.20% -2.40% 3.35%
割安感はなく弾みで上に行くこともありませんでした。ケネディクス商業リートとの新浦安の戦い。要注目かと。

8963 インヴィンシブル投資法人 65,100 -7.50% -3.70% 3.03%
株式市場の1月のテーマはインバウンド需要の終焉ですからね。しょうがない。ホテルはそんなには心配してません。住宅REITでも民泊すれば良いのにね。

8964 フロンティア不動産投資法人 463,000 -4.40% -0.60% 3.81%
いまどき配当取りなんてやるのか疑問でしたけど12月の上昇はそういうことなんでしょうかね。とりあえず1年間は安泰ということです。あの数字は岡山を売ることが前提なのか良く分かりません。

8966 平和不動産リート投資法人 78,000 -7.30% -3.40% 4.16%
PO価格を割れました。相場下落局面では急激に色あせてくるように見えるのは物件のクオリティがアレなせいですかね。船橋Faceのビックカメラの品ぞろえの微妙さには参りました。

8967 日本ロジスティクスファンド投資法人 220,000 -6.10% -2.30% 3.47%
んー、やることやってるし、下落局面に備えているREITなのにこの下落。結局、LTVを予め落としてても、逆張りするときはマーケットに歯向かうような投資行動になるわけでファイナンスするのも難しくなるし、それだったらイケイケで運用する方が上昇局面ではチヤホヤされて下落局面ではみんなで沈んで楽しいってことになるのでしょうか。(一部の)REITはやることやってるので、次は投資家が気概を見せられるかどうかということかもしれませんね。1年後くらいに。

8968 福岡リート投資法人 191,800 -8.00% -4.20% 3.44%
インバウンドショックと簡単に片づけるのもアレなんで追加すると、福岡は去年後半から今年にかけて免税大型店が沢山できているらしいですね。

8972 ケネディクス・オフィス投資法人 546,000 -3.40% 0.50% 3.69%
今のマーケットがグロースを期待できるのはオフィスだけです。分かりやすい動きになっております。豊洲とか千里もエリアとしては好調らしいです。驚きです。

8973 積水ハウス・SIレジデンシャル投資法人 99,300 -8.40% -4.50% 3.88%
昨年2月に15万円まで上がったのがウソのようです。マーケットの期待っていつの時代でも大きなエネルギーですね。このREITの素の力はこんなもんかと。けちょんけちょんに書いた時もありますけどそんなに嫌いなわけではありません。如何にも投資家をなめた感じがするときにイラッとするだけです。

8975 いちごオフィスリート投資法人 83,200 -4.10% -0.30% 3.99%
上手く表現できませんが、これまでに比べるとそんなに悪くない動きです。

8976 大和証券オフィス投資法人 623,000 -4.70% -0.90% 3.17%
新しい人と古い人でこのREITに対するイメージは違うんでしょうね。オフィスの大量供給で一番影響を受けるというかマーケットを壊すとしたらここ数年で急成長したこの辺りかもと。いや、REITが稼働率最優先するなんて今や常識なのでやったものがちですか。

8977 阪急リート投資法人 123,400 -3.60% 0.30% 4.03%
悪くない動きです。関西に限れば文句なしのREIT。イデラが天王洲を盛り上げてくれるともう一押しくると思うのですがさすがにもうちょっと先か。

8979 スターツプロシード投資法人 163,200 -4.80% -0.90% 4.72%
こんなもんだと思います。このREITの利回りが5%まで来るとフェアバリューのストライクゾーンに入ってきたなあという気がします。

8982 トップリート投資法人 432,000 -5.50% -1.60% 4.23%
トリトンは最悪期を脱したような気がしてますが冷静に考えるとオリンピック後だと今の世田谷スクエア的な立ち位置の物件になります。お金食いそうです。東習志野は最悪のケースに備えるしかありません。誰か買ってくれるんだろうか。こういう時、金融系のスポンサーはまじで役に立ちません。

8984 大和ハウス・レジデンシャル投資法人 235,500 -5.60% -1.80% 3.62%
昨年に流れたPOからもうすぐ1年。時間の流れは滝のように。

8985 ジャパン・ホテル・リート投資法人 85,100 -4.90% -1.10% 3.85%
PO価格まで下がってきました。これは一気に割るパターンですか。配当が入ってくるのは1年後ですもんね。うーん、重い。

8986 日本賃貸住宅投資法人 78,900 -7.60% -3.80% 4.22%
スポンサー交代とともに発表されたコメントしがたい物件取得。第一印象って言葉を知らないんですかね?

8987 ジャパンエクセレント投資法人 126,300 -4.90% -1.00% 3.71%
物件売却しました。次の一手次第では大きく化ける可能性もあります。でも期待はしてません。せめて都内の物件でお願いします・・・!

3226 日本アコモデーションファンド投資法人 399,000 -5.00% -1.20% 3.71%
このREITが4%まで来ると盛り上がってまいります、ダメな方に。サラリーマンっぽい新しい社長にはあまり期待が出来ませんけど、そろそろ三井不動産らしいところを見せてほしい。

3227 MCUBS MidCity投資法人 337,000 -8.80% -4.90% 3.71%
マーケットがピークアウトしようというタイミングでようやくリストラが見え始めたREITです。そういう意味では悪くありません。

3234 森ヒルズリート投資法人 147,900 -4.60% -0.70% 3.24%
POなう。六本木ヒルズ4フロア入れてきたのは焦りなのか親心なのか。

3249 産業ファンド投資法人 555,000 -3.60% 0.20% 3.29%
次の物件取得が楽しみです。次はどんなJ-REIT初なのか。

3263 大和ハウスリート投資法人 436,000 -7.80% -4.00% 3.66%
大きく下げました。流動性がないとしんどい銘柄の代表格です。ファンダメンタルズは安定です。

3269 アドバンス・レジデンス投資法人 251,800 -5.20% -1.40% 3.47%
2016年は住宅REITの序列をどう見るか。特にアコモと大和ハウスレジの関係が難しい。

3278 ケネディクス・レジデンシャル投資法人 294,100 -1.30% 2.50% 4.03%
4%台に乗ってから粘ってます。

3279 アクティビア・プロパティーズ投資法人 503,000 -1.90% 1.90% 3.42%
なんだかんだでIR終わったばかりで一番評判良いREITです。定性的な評価の面では今がピーク。

3281 GLP投資法人 109,100 -6.60% -2.70% 3.83%
ラサールと比べるとなんとも微妙というかラサールの戦略が老獪というか、単なる後出しじゃんけんの強みというか。

3282 コンフォリア・レジデンシャル投資法人 213,600 -6.50% -2.70% 3.61%
明日が価格決定ですね。ノーコメントです。

3283 日本プロロジスリート投資法人 201,800 -7.60% -3.80% 3.63%
うーん、どこまで裁定が効くのかという話。ラサールはインパクトが大きすぎます。他セクターのREITとの関係なんて誰も見てないのではないか。

3287 星野リゾート・リート投資法人 1,185,000 -5.70% -1.80% 3.38%
インバウンドだけどインバウンドじゃない。星野らしさを取り戻す方向ではあるようです。

3290 SIA不動産投資法人 425,000 -9.20% -5.30% 4.72%
スポンサー交代前の水準まで下がってきました。金融系スポンサーはほんと評価されません。何もやってきてないしね。

3292 イオンリート投資法人 127,600 -10.60% -6.70% 3.73%
急落したように見えましたが、よくよく見るとこんなもんですね。

3295 ヒューリックリート投資法人 161,000 -4.50% -0.60% 3.45%
何かと忙しいREIT。ヒューリックってもう業界4位まで来ているんですってね。お金ってほんと怖いです。

3296 日本リート投資法人 260,900 -9.20% -5.40% 4.75%
3298 インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人 96,800 -5.60% -1.70% 4.89%
日本リートよりインベスコ派です。

3308 日本ヘルスケア投資法人 168,000 -4.30% -0.40% 4.41%
ぶっちゃけヘルスケアは良く分かりません(今さら)。

3309 積水ハウス・リート投資法人 117,500 -10.60% -6.70% 3.79%
急落しました。値持ちが良かったものはガンガン調整しますね。

3451 トーセイ・リート投資法人 111,600 -3.50% 0.40% 5.35%
孤高のREITと呼ぶことにしましょう。次の市況悪化のときにどういう行動を見せてくれるのか楽しみですね。

3453 ケネディクス商業リート投資法人 242,900 -4.80% -1.00% 4.84%
あのクオリティでは色々ときつい。利回りがどこまで株価をサポートするのか。ある意味では良いベンチマーク銘柄かと。

3455 ヘルスケア&メディカル投資法人 105,400 -2.40% 1.40% 4.14%
なんともいえないREITです。

3459 サムティ・レジデンシャル投資法人 81,400 -5.60% -1.70% 4.03%
なんとも言えませんが、嫌いではありませんが評価されない理由も良く分かります。

3460 ジャパン・シニアリビング投資法人 133,600 -6.60% -2.70% 3.42%
損保ジャパンつながりで言えば一番期待が持てます。現物不動産マーケットが崩れてくるとダークホース。

3462 野村不動産マスターファンド投資法人 141,500 -5.30% -1.40% 3.51%
規模だけではどうにもならんということでしょうか。合併してからの初めての決算が2月です。期待しましょう。ここで今までどおりスポンサーバックアップしか確認できないなら売りましょう。

3463 いちごホテルリート投資法人 138,300 0.60% 4.40% 3.19%
手垢がついてないってすごいです。スポンサーの決算発表で、大規模にホテル仕込んでますよ!と宣言されたのも大きいです。

3466 ラサールロジポート 100,000円 4.15%
有名な訳あり物件もありますがこの利回りは悪くない、はず。

以上、やっぱり銘柄数が多すぎます。30くらいかちょうどいい。最後の方はやっつけです。

J-REITは4日続落…!4日連続ファイナンス発表…!

胆力が問われる相場が続きます。inzaiです、こんばんわ。 8月の急落局面は溜まったエネルギーにロスカットが乗ってきて更に短期のショートセルが追い討ちをかける動きでしたが、今年は今のところそこまで急な動きは出てません。中国は急落しているものの、日本株はなんとか落ち着いている感じ。ただ、これが良いのかと言うと買い手が完全に様子見になっている分、自律的な反発は期待しにくいです。2度目はないよ、2度目は。日本株だけ9月に2番底を付けに行ったくらい何かと下向きな市場ですので、売り尽くし感を待っててもしょうがない。前回のようなスパイクボトムは期待せずとりあえず休もうかなと思っております。9月に買って、2万円の手前で利益確定した人はもう一巡の可能性もありますが、投信残高をみている限り、そんなに上手く乗れてないのではないか。リスクコントロール型運用は11月末時点ではかなりポジション回復していたようなので(一部はそうでないのもありましたが)もう一回下値固めるかなあと思ってはいるのですがなかなかそんな雰囲気ありません。執行方法は緩やかにしたのかしらん。

こういう時にJ-REITが安くなっているなら動いても良いのですが、少なくともやすぅい!というバリュエーションではありません。なんとか常識的なところで留まってます。大発会から4日連続でファイナンスが出ており、ジャパンホテルリート、森ヒルズリート、コンフォリア、そしてIPOのラサールロジと悪夢のようなラッシュ。昨年が強く思い出されます。あのときは何とか1月はこなしたものの、2月。3月は完全に力尽きましたもんね。しかも、なんだか思い切ったところも見られる物件取得で、ちょっともう完全にイエローシグナルでてんよー。オフィス空室率が4%切りそう?賃料上がんないだから関係ないでしょー。指数の利回り4%まで待ちたい。ファンダメンタルズは悪くないのだから買うのは怖くないのだけども。

ちなみに南アフリカリートは5%下がってます。ほげー。

J-REIT分析 2016年1月2日

今年の目標はとりあえず年間収益プラスで。inzaiです、こんばんわ。とりあえず昨年分の負けは取り戻したいです。正直、大勝ちするのは難しいマーケットが続くと思ってますし、去年も同じようなこと言ってますが、米国の利上げ後のマーケットはまだ極めを要する時間なので1月は動きにくいですし、来年度に直結する3Q決算の状況は見たいので2月は動きにくいし、ここまで動かないとすると3月にいきなり動くことは想定しにくいし、4月はちょっと期待できるものの、5月の本決算&来年度の数字は弱いものが出そうな気がしますし、6月になると選挙の話が出始めてUKでもEU離脱の話あるかもしれないし、7月は参院選の結果出るまで動きたくないし、8月は夏休みで頭使いたくないし、9月は旅行シーズンだし、10月は日銀の追加緩和あるかもしれないし、11月は米大統領選挙だし、12月は今更無理してもしょうがないってことでどうにも難しいです。ただ、こうやって羅列してみると、ダウンサイドリスクがあんまりなさそう。山を超えることで溜まったエネルギーは大分と放出されている感じはあるので損しなければ何とかなる相場なのかもしれません。去年もそうやって油断してて一気に下に持っていかれたんですけどね!

大納会の東証REIT指数は1747.54ptで2014年末比-7.9%。

個別ではインヴィンシブルを筆頭にプラスは7銘柄。

インヴィンシブル投資法人 40.0%
PBR2倍って恐ろしいことだと思います。しかし株価がすべて。

MCUBS MidCity投資法人 22.4%
ひさびさにスポンサーチェンジ銘柄が出ました!今年も期待!

ジャパン・ホテル・リート投資法人  16.2%
ホテル強い。買ったもん勝ちになってることもありますが降りたら負け(降りかけた時期もありました)。

プレミア投資法人 4.5%
ある意味ではスポンサーチェンジ銘柄。大企業のパワーバランスの難しさなのですかね。

産業ファンド投資法人 3.8%
ど安定の成長シナリオ。流動性がないので下がるときは下がります。

SIA不動産投資法人 2.6%
滑り込みでプラスに。こちらもスポンサーチェンジですがみずほ信託が何がしたいのか分からない。

ジャパンリアルエステイト投資法人 1.2%
やれば出来るじゃんと思ったのは私だけではないはず。

あとの銘柄はマイナスでした。特に成長性がないのに買われていた住宅REITがひどいです。

星野リゾート・リート投資法人 -0.7%
ちょっと物足りない数字。というか買われすぎたのとLTVは上がらないんでしょという微妙な判断でもたつきました。

日本プライムリアルティ投資法人 -1.2%
LTV下げてもこの数字、最後の2カ月で強烈に追い上げました。

アクティビア・プロパティーズ投資法人 -1.9%
あれ?マイナス?もっと強かった印象がありました。大概の物件の立地は良いです。

大和証券オフィス投資法人 -2.8%
こうやって見ると価格はともかくスペックは大事なんだなと。中型オフィスでは実質1位。

日本ビルファンド投資法人 -4.5%
今年は本気出してくれるでしょう。ここがやる気出さないと結局は盛り上がりません。

グローバル・ワン不動産投資法人 -5.3%
ここも実質的にはスポンサーチェンジ。中途半端にやる気あるようで期待が高まりすぎているのは気がかり。そんなに大したことは出来なさそうな。

積水ハウス・リート投資法人 -5.3%
ほんと面白いREITです。実験的な意味で世界のREITの歴史に残っても不思議じゃない。

福岡リート投資法人 -6.5%
インバウンドから外れたような外れてないような。これから福岡は一層激化しそうですね。

東急リアル・エステート投資法人 -6.8%
アクティビアとの差はわずかなんですがそこが大きいです。イケイケの局面ならデベに軍配が上がるのはしょうがない。安定はしてます。

いちごオフィスリート投資法人 -7.3%
うーん、こちらも最後は盛り上がり何とかアウトパフォームです。

オリックス不動産投資法人 -7.3%
うーん、誰かが157,000円で売り続けてるようなチャートです。

ヒューリックリート投資法人 -7.5%
ここまでがアウトパフォーム銘柄です。ほどほどのポートフォリオとほどほどの評価の銘柄が多いですな。

どこか傷があったり、評価され過ぎていた銘柄はマイナスになってます。

日本リテールファンド投資法人 -8.6%
ほぼマーケットパフォーマンス。とてもこの銘柄らしい動きです。良くも悪くも大化けする可能性は皆無。

森ヒルズリート投資法人 -10.1%
年初はちょっと期待が高まりすぎでした。あわやNBF捕まえちゃうよ的なとこまでいきました。

インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人 -10.2%
ここまで来たらのんびりしてても良い気がします。この局面で張り切ると痛い目に会いそう。

日本アコモデーションファンド投資法人 -11.5%
この辺はスポンサーへの期待が大きく高まってましたが、この銘柄は昔から草食です。

フロンティア不動産投資法人 -11.9%
思ったよりも何もなく。この辺に三井不動産系銘柄が並んでいるのは腐っても何ちゃらというやつでしょうか。

GLP投資法人 -12.6%
個人的には一番持ち直してでしょうオブザイヤー。このままいったらどうなるんだ!?という状況でしたが仕上げてきました。今年が正念場。

コンフォリア・レジデンシャル投資法人 -13.0%
マーケットの評価がいまいち定まらない銘柄です。

日本ロジスティクスファンド投資法人 -13.1%
本来であればディフェンシブ銘柄なのですが、ほんと低いLTVとか関係ないですね。

ユナイテッド・アーバン投資法人 -13.2%
さすがに外部成長も息切れ。取得物件に苦しさが垣間見れます。

日本賃貸住宅投資法人 -13.7%
かなり期待を織り込んでた分、裏切られた投資家も多いです。REITに罪はなく、勝手に期待した投資家が悪いのです。

大和ハウス・レジデンシャル投資法人 -13.9%
いつLTV下げるのだろうか。

平和不動産リート投資法人 -14.3%
うーん、ほんとにこのまま行きそうですね。

森トラスト総合リート投資法人 -14.4%
2016年はほんと色々とやってくれました(悪い意味で)。今年もやらかしそうな感じはあります。

トーセイ・リート投資法人 -14.9%
ぶれない。ほんとにぶれない。欲出ないんですかね?

トップリート投資法人 -15.2%
綱渡りからそろそろ卒業してほしい。

日本プロロジスリート投資法人 -16.2%
心の底から不本意でしょうね。私も不本意です。

イオンリート投資法人 -16.3%
そんなに下がったのですか。来年の増税に向けてこちらも正念場。

阪急リート投資法人 -16.4%
こんな下がったっけ?と思いチャートを確認したら大変なことになってました。マーケットが過熱すると流動性のない銘柄はどうしても行きすぎてしまいます。これは宿命。

ケネディクス・オフィス投資法人 -16.5%
オフィスマーケットへの見方を体現したような値動きの1年間でした。お疲れ様としか言いようがありません。

アドバンス・レジデンス投資法人 -17.2%
配当利回り3%切る水準はさすがにアレだったということで最近はかなり落ち着きました。

ジャパンエクセレント投資法人 -17.3%
ケネディクスオフィスと同様の動きに加えて、ちょっと思い切った買い物もあったので。

ケネディクス・レジデンシャル投資法人 -17.3%
東洋ゴム騒動でまだ1年間経ってないのですね。

スターツプロシード投資法人 -18.7%
なんか、もう、色々と。スターツには一切の罪はありません。高値でファイナンスしてたらある意味wktkが止まらない状況でした。

日本リート投資法人 -20.4%
ワーストじゃないんかいと突っ込みたくなります。

積水ハウス・SIレジデンシャル投資法人 -20.4%
2015年頭といえばこの銘柄にとってはもう全てが追い風の時期でした。

大和ハウスリート投資法人 -21.2%
なんと言いますか60万円はいくらなんでも感はありましたけど、今の値段もやや売られすぎな感じもあります。

日本ヘルスケア投資法人 -37.1%
減損になった人もいそうですね。。。

あとは上場してから1年経ってない銘柄です。そんな楽しい感じにはなってません。

ケネディクス商業リート投資法人
IPO価格比では何とかプラスですかね?ファイナンスがあれでした。もったいない。

ヘルスケア&メディカル投資法人
10万円割れると初値から半分も見えてきましたが反発。これだけ下がってこのバリュエーション。あのIPOの価格はさすがに自分を見失いかけました。

サムティ・レジデンシャル投資法人
そんなに悪いと思ってませんが良くもない。普通にやれば良いのにと思いました。

ジャパン・シニアリビング投資法人
うーん。前も書いた気がしますがヘルスケアの中では一番まともだと思ってます。相対比較。

野村不動産マスターファンド投資法人
3285と比べると-4.0%とかなり頑張ってます。一時差異調整の初めての配当が2月にあります。イオンリートみたいなことにはならないですよね?

いちごホテルリート投資法人
順調な出だしです。ネットの評判など何の役にも立たないということですね。

では、今年もよろしくお願いします!

 


明けましておめでとうございます!

如何お過ごしでしょうか?例年になく忙しい12月から、毎日外出予定の年末年始で全然安らぎません。今日はこれから親戚と千葉で飲み会です。明日は浅草で初詣&焼き肉。そしてもちろん4日は仕事です。12月はひたすらレポートを書き上げる日々でブログ書くためのインプットが圧倒的に足りてません。今年の目標も全然考えてません。明らかに脳ミソが疲れている感じです。誰か休みと胃薬をください。inzaiです、明けましておめでとうございます!

2015年のJ-REITがどうだったかというと、1月に分かりやすく東証REIT指数2000ptでピークを打って夏場にかけて1800ptあたりで下値が固まりかけたふりをして底抜け。一気に投資家を振り落とし、年末にかけて戻りきれないけど日銀が何とか押し上げてくれました。

賃貸マーケットのボラティリティは低くてむしろ凪に近い状態が続いているものの、株式市場が勝手に一喜一憂しました。今後数年に渡って供給過剰が懸念される物流REITへの成長期待が大きく剥落し、オフィスREITは夏場に疲れが出たものの何とか踏ん張りました。これもそもそもオフィスのテナントの動きが目に見えて活発化するのは秋以降であって、いつも夏場は方向感出ないんで勝手にマーケットが大騒ぎしただけです。住宅REITはユニークというか、割安感が出るまでは完全に放置されて、材料がなくなると元気になるパターンが何回かありました。商業とホテルは世の中のインバウンドに対する解釈に素直に反応して大きなうねりが1回。

というわけで2015年をまとめるとインデックスは全然儲からないけど各社ではそこそこ大きな動きが出て面白かった1年でした。一定のところで割り切って短い期間で売り買いやっとけば何か儲かっている感じ。ファンダメンタルズは安定していることが前提としつつも、ファイナンスとか決算とかそういうセンチメントのところで攻められるか我慢できるかがリターンを伸ばせるかどうかの違いだったのでないかと思います。そういう意味では、バイアンドホールドで割り切っている(配当と若干のキャピタルゲインで十分な)投資家にとっては悪くない時間だったのではないでしょうか。MVPは分かりやすい買い場を提供してくれたジャパンホテルリートとMID。ヘルスケアリートは12月中旬以降にP/NAV0.9倍まで売り込まれて戻ってくれたのでここからさらに頑張ってくれるようなら敢闘賞です。

ただ、全体的には、J-REITが低位安定に留まり、日本株で堅調だった内需関連も途中で大半を手放したので、新興国の損を埋めきれず非常にストレスの溜まった1年でした。半分くらいがキャッシュで、どこの資産を見ても下値が固まった感じがしないので、それを投入するタイミングが掴めず。ここ数年の売却益と配当益を思い出して、「無理しなくてもトータルでは損じゃない」と自分に言い聞かせてました。

そんなわけで2016年頭は色々と難しい局面。J-REITはいきなりラサールの物流REITのIPOが新聞で報道されました。結構なサイズでプロロジスと同じくらいの規模なんですかね、これ?日銀のJ-REIT取得は総額900億円は変わらずながら上限が5%から10%に引き上げられてマーケットは好感した動きで大納会では強烈に上昇した局面もありました。ちょっと過熱感のある状態から2016年が始まります。こういう微妙な空気のときって我慢してきた大手REITも動くことが多いですし何というかここで買っても大して儲からなそうな雰囲気しかありません。これなら海外REITの方がマシな気もします。J-REITは分析は明日ですが、やっぱ頭が疲れているなと。。