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本日の騰落率トップは平和不動産リート(2018年5月9日)

東証REIT指数 1725.46pt 前日比-1.02%
平和不動産リート投資法人  前日比+1.90%
GLP投資法人  前日比-2.43%

本日はシンプルに。トップの平和不動産は名古屋の物件を簿価の2倍で売却。ダブルスコアです。加えて中期目標を出したのも効いたのでしょう。かなり遠そうですが大丈夫か?ワーストはGLP。昨日POを発表した投資法人みらいがずっと最下位だったのに最後に捲くりました。久々にスカッとする売りが出ましたね。こういうリズムがないと相場は長続きしませんからね。良いと思います。と言いながら明日も下げたりしないことを祈ります。

 

 

1月ももうすぐ終わり&REIT決算

今シーズンはあまり日本酒を飲んでいない。inzaiです、こんばんわ。一時期は狂ったように家でも外でも日本酒まみれでしたが、確実に美味しいお酒を飲める店をいくつか確保すれば、それ以上はチャレンジする必要もないのかなと思ったのと家で飲むとやはり太る。日本酒のアミノ酸はエネルギー源としては最高なだけに飲み過ぎは危険。しかし、ほんと良い店が増えました。ただし、京橋スクエアガーデンの獺祭BAR、あれだけはほんと意味が分かりません。すぐに撤退するかと思いきや今でも続いているということは戦略変更でもあったのでしょうか。

さて、早いものでもうすぐ1月が終わります。トランプ大統領の一般教書演説を控えて動きにくくどうなることかと思いきやイベント前にゆっくりリスクオフが進んでゆっくりリスクオン。根拠なく上でも下でも良いから波乱を期待していただけ、といわれると耳が痛いのですが、ダウ2万ドル乗せがこんなに淡々としたものになろうとはまったく想像してませんでした。どっちでも良いから動いてくれればアクション取れる準備してたのに、、きっとそういう人多いのでしょうね。ぶっちゃけ月初と大統領関連以外、ほとんど記憶が抜け落ちてます。

値動きだけで言うと1月は中国の好調なPMIから始まってエマージング、フロンティアの株価はそこそこ好調。ECBは無風だけどユーロは若干の買い戻し。全体としてはトランプ旋風のリバーサルの感が強く、大きな流れでのマーケットの長期的な展望を織り込みに行った反動に留まった感じ。そもそもドルのレパトリに備えるのならドルの需要はまず減少すべきなのに、ドル高が進むこと自体があれなわけで、しかも米債も売られてこれってのは相変わらずこの世界は分かりやすそうで分かりにくいです。この辺は新興国債券にちょっとロングで入っただけで、あとは債券ものにうっすら利益が乗ったくらい。

一番不思議なのが日本株の水準で、円安一巡感があるのに、株価は総じてしっかり。そら3Q、4Qの数字は強いんでしょうが、年末あたりはその反動で微妙なリアクションになるはずで、為替のフォローがないと厳しいはずなのに、円安止まっても株価しっかり。米ドルの割高&リキャップ自社株買いストーリーの歪さはもう数年前からの話なんで気にしませんけど、日本株もそんな雰囲気になってきましたな。

トランプは相変わらず滅茶苦茶な言っており政治家としてはゼロ点なのかもしれませんけど、経済人として考えれば別に間違ったことを言っていても修正すれば良いだけだし、アメリカが「ごめんね」と言えば他の国は許さざるを得ませんし、移民関連は不可逆的な行動をしつつありますが、大統領が変わればなかったことにできるし、そもそも外交なんて自国経済&自国資源だけでやっていける国が最強と考えれば、米国は最後の最後には逆切れできるというカードもあります。ほんとの意味で外交ってゲームでしかありません。

そう考えるとやはり米国中心に考えざるを得ないけど、そうなった時には米国の経済も大きく変わるわけで単純に株買いとは言えない複雑さもあります。要は引き続きどっちつかずの投資スタンス。

一方、J-REITは何とも言えない値動きが続きます。12月は投信への資金流入とセットで一斉に地銀が動き出してきて、1月は頭からファイナンスラッシュで価格は下げたものの、25日MAにサポートされて若干気持ちの悪い底堅さ。利回りが3%前半まで低下している1月権利落ちの住宅REIT群がどのような調整を見せるかが今後の肝かと。さすがに3%割ることはないだろうし、これから3月の配当株の権利取得に向けてそっちに流れるお金も多いとは思うけども、どうなることやら。

決算はどれもそこそこ強くて、天王洲が埋まって大きく配当金を伸ばす見込みの阪急リートが堅調。天王洲埋まらない前提で色々と頑張っていたところに追い風が吹いてある程度は織り込み済み。グロースだけで買われるフェーズに入ってます。あとは明日の浮動株化イベントの影響が大きいはずの平和不動産リートも好調。浮動株化イベントはないのかなと思いきや27日から大型銘柄は一気に順張りの傾向が出てます。さすがにこのタイミングからやってくるとは思ってませんでした。これがあと4ヶ月続くと思うとうんざりします。行き過ぎてくれるとありがたいのですが、そうはならずレンジでいったり来たりとかそういう相場は苦手。

あと面白かったのは初のインフラファンドの決算となったタカラレーベンインフラファンド。IPOはP50で太陽光買っておりこういう方針なのかなと思いきや、次の取得はP75。トップラインを引き下げたと思わせて利回りは4.5%から4.3%に低下。しかも従来はスポンサー負担だったオペレーターフィーはファンドが払うことになってるし意味分からな過ぎて面白いです。手探りだからしょうがないけどもうちょっと覚悟決めているかと思ったらそんなことなかった。そこはタカラレーベンクオリティ。出来高が急減していることを考えるとマーケットは消化不良なのでしょうか。次はしれっとAMフィーを引き上げそうですね。投資主総会マターとはいえこれまで否決事例ないですもんね。これやられたら本当にしんどい。

月刊プロパティマネジメント 2017年 02 月号 [雑誌]

もうすぐアクティビアと平和不動産リートの公募増資です

タグが一つしかないと複数REITについて書くとき悩みます。ブログ始めて何年経っても慣れません。inzaiです。こんばんわ。

 

いやー、どっちも「らしい」公募増資ですよね。物件にしろ、サイズにしろ。期待を裏切らないというか背伸びしないというか。締切直前なんで滅多ことは言いたくないのですが、予想からほとんどブレないという意味では、きっちりしてます。平和不動産リートがTK出資した物件を買わないのは、期限の問題なのか、いまの株価水準ではちと苦しい利回りの都心物件なのか。無担保になりますし、次のステップに温存しておくのでしょうか。ここはポートフォリオ全体でみるとまあ悪くないのですが如何せん含み損が大きな物件が多いので評価が難しい。含み益の大きな物件でカバーしてるのですが、もし、万が一市況悪化した場合に苦しい、というかいくつかは負ののれんで減損せざるをえないかなと。今後数年間の課題なんで何とか対応はすると思いますが、ストレスに弱いのがこの利回りに表れているのかなと。

 

それより、さっき発表されたADPはちょい強めでしたね。大きな山・谷あったマーケットですが、債券市場に続いて株式市場も本格的な調整モードに入りつつあるのでしょうか。ラリーが続いている間は降りたくなくても、最終列車はあっという間に行ってしまうのでどうしたものか。今年はもう十分稼いだしここらで休みたいのが本音。でも休みたくない。ってか今まできっちり先を見据えたまま休めたことなんてないので利食い千人力と割り切るのもなあ。昨日、日経平均とかちょろっと売ったら、今日はこんなマーケットで躊躇したことを後悔しそうな感じではありますが、ほぼポジションニュートラルなんで、ぐぬぬという感じです。