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J-REIT 分析 2012年4月8日

すいません、ランキングすら書いてないのに、下書きのつもりが記事として表に出てしまってました。
修正というか、こっちが正式版です。

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スギ花粉のピークは過ぎたらしいからマスクなしで外出したら(コンビニ行っただけ)どえらいことになったinzaiです。こんばんわ。

先週の東証REIT指数は975.53pt、前週比1.4%のマイナスとなりました。とはいえ、金曜日の14時から買いが入り、964ptから975.53ptまで急騰したのが真実でして、値が重い1週間だったなあというのが感想です。

日経平均がボロボロだったこと、J-REITの出来高を少なさを考えると、買いが引っ込んだだけで、そこまで売りが増えたとは思えないのですが、来週も売り先行の展開になるかもしれません。みんながこれ以上追いかけていいのか?と悩んでるところに、外部環境の悪化という逆風です。

先週の騰落率ランキングは以下の通り。ワーストは分かりやすく、大型オフィスが中心。主力から2番手銘柄への資金移動は3月最終週あたりから見られてましたが、まだ続いているということでしょうか。

上位は傾向があるようなないような感じですが、1~3月の決算銘柄が少ない印象。アコモ、日ロジは決算とは関係なく安定している銘柄ですが、この水準でも買われますが。あと、下げ相場での産業ファンドの値持ちの良さは異常。ディフェンシブ銘柄が多いですが、先々週上がって、先週頭に売り込まれて、週末にかけて戻ってきたケネディクスもあります。

【ベスト10】騰落率/利回り
1位 : 3249 産業ファンド投資法人 463,000 2.77% 5.70%
2位 : 8967 日本ロジスティクスファンド投資法人 712,000 1.57% 4.83%
3位 : 3226 日本アコモデーションファンド投資法人 541,000 1.31% 5.21%
4位 : 8966 平和不動産リート投資法人 48,450 1.04% 6.40%
5位 : 8972 ケネディクス不動産投資法人 306,000 0.82% 6.08%
6位 : 8960 ユナイテッド・アーバン投資法人 95,000 0.53% 5.79%
7位 : 3240 野村不動産レジデンシャル投資法人 426,500 0.47% 5.67%
8位 : 8977 阪急リート投資法人 396,500 0.38% 6.05%
9位 : 8975 いちご不動産投資法人 36,350 0.14% 6.33%
10位 : 8976 大和証券オフィス投資法人 221,100 0.05% 4.61%

【ワースト】
29位 : 8961 森トラスト総合リート投資法人 707,000 -3.28% 5.37%
30位 : 8951 日本ビルファンド投資法人 760,000 -3.31% 3.97%
31位 : 8957 東急リアル・エステート投資法人 423,500 -3.31% 5.19%
32位 : 8955 日本プライムリアルティ投資法人 229,000 -3.74% 5.59%
33位 : 8956 プレミア投資法人 317,000 -4.52% 6.40%

で、オヌヌメランキング。

為替も北朝鮮もスペインもフランスも、織り込み済みとは言えない状態。ちょっとフラフラしてます。目先の株価調整が長引くとすると、大型オフィスから資金が逃げていくので(まさに今そうなりそうな感じ)、小幅な利益は固めてしまってもいいのかもしれない。この水準ならいつでも買えるんじゃないかと。

1位 : 8984 大和ハウス・レジデンシャル投資法人 544,000 544,000 0.00% 5.88% 87,331
大和ハウス系の住宅REIT。負ののれんもあるし、スポンサーのやる気も十分。賃貸マンションの繁忙期で稼働率は注目。心配していない。まだポートフォリオ改善を続けており、大手のこういう筋の通ったところは安心感あります。もうちょっと落ちて来て欲しい。

2位 : 8985 ジャパン・ホテル・リート投資法人 18,700 18,450 -1.34% 6.69% 34,304
日本ホテルファンドとジャパン・ホテル・アンド・リゾート(JHR)が合併。株価が上がってしまったので、負ののれんの意味でちょっと戦略練り直しかも。下がれば狙いたい銘柄。

3位 : 3269 アドバンス・レジデンス投資法人 157,100 154,800 -1.46% 5.81% 170,280
伊藤忠系の住宅REIT。押し目待ちに押し目なし。そんな2月3月。多額の負ののれんで、もはや株というよりも債券と言っても過言じゃない分配金の安定。15万円割れてこないものか。

4位 : 8973 積水ハウス・SI 投資法人 347,000 346,000 -0.29% 5.87% 39,814
積水ハウス系の住宅REITだが、商業のシェア高いが(これ以上は増やさないらしい)、まさかの浜松プラザを一部売却。大規模なPOすれば一時的には株価下落だが、中期的には間違いなくプラス。個人的(こんなブログで何言ってんだという話ですが)に超注目銘柄。急いで買うこともないですが。

5位 : 3234 森ヒルズリート投資法人 330,000 325,500 -1.36% 5.35% 75,360
森ビル系の総合型REIT。IPO時からの懸念物件だった六本木ファーストを外して愛宕グリーンヒルズを入れてきた。利回り5%が見えてきたところで休憩。そこはひとつの壁なんだと思う。

6位 : 8977 阪急リート投資法人 395,000 396,500 0.38% 6.05% 33,861
競争激しいが、大阪の商業施設は良い物持ってる。決算は悪くなかったし、開示内容は玄人好みでピカイチ。梅田のポテンシャルは新宿に次いで日本2位、らしいです。40万円くらいまでは怖さもない。

7位 : 8964 フロンティア不動産投資法人 678,000 675,000 -0.44% 5.69% 130,950
三井不動産系の商業REIT。博多の商業(VIORO)を東京建物から100億円で取得。横浜のサミット(底地)もそうだがちょっと高い。社長代わって良くも悪くも「らしさ」が消えつつある。LTV上げてきたし、POは6月かな。上昇鈍いので織り込みつつあるんだろう。先週はちょっと不思議な動きでした。

8位 : 8961 森トラスト総合リート投資法人 731,000 707,000 -3.28% 5.37% 171,094
(良い意味で)孤高のデベ、森トラストのオフィス中心のREIT。汐留ビルはJ-REITで一番のビル。契約が固すぎて配当金は上昇しない。三田MTビルを埋められるかどうか。ちょっと厳しいエリアだが、森トラなら森トラならやってくれる。

9位 : 8960 ユナイテッド・アーバン投資法人 94,500 95,000 0.53% 5.79% 199,821
日コマを吸収した丸紅系の総合型REIT。負ののれんがあるので今後3年は分配金5500円極めて固いが、アップサイドないのが弱点。上昇相場に付いていけなかったが、その後の値持ちは意外に良い。再び95000円にトライ!5月銘柄の勢いで5.5%までいけるはず。

10位 : 3249 産業ファンド投資法人 450,500 463,000 2.77% 5.70% 65,113
三菱商事系の物流・インフラ系リート。ここまではあっさり上昇したが、アップサイドがないREITだけに6%の壁に激突。とはいえ下落相場に強いREITでまだ怖さもない。

8951 日本ビルファンド投資法人 786,000 760,000 -3.31% 3.97% 465,880
安定感のある三井不動産系オフィスREIT。J-REIT唯一の利回り3%銘柄だったが、調整中。デベロッパー株に引きずられがちな銘柄だけに、最近は弱い。

8952 ジャパンリアルエステイト投資法人 729,000 715,000 -1.92% 4.39% 392,564
建物は立派なんだが…の三菱地所系オフィスREIT。NBFとのギャップで3月銘柄。短期的なリバウンドの後、トレンドは下向き。まだ長く保有する水準じゃない。

8953 日本リテールファンド投資法人 122,900 121,800 -0.90% 6.04% 229,008
商事系の商業REIT。GMS(イオンなどの郊外型商業施設)も都心型商業も不安。減損懸念の強かった博多リバレインを売却し一段落。ラウンドワンが横浜西口と堺という基幹店の売却を発表。またリテールが公募増資で買うんじゃないかと。

8954 オリックス不動産投資法人 386,000 379,000 -1.81% 5.80% 107,800
オリックス系のオフィス中心(大規模ではないが中小型でもない)で、商業、物流、住宅も保有する総合型REIT。LTV上げて来てるだけに、今年に仕掛けるなら8月か。ちょっと投資家に嫌われてる動きだが、決算発表前のエクセレントにも似ているような。。決算待ち。

8955 日本プライムリアルティ投資法人 237,900 229,000 -3.74% 5.59% 163,735
東京建物系のオフィスREITと一般的に言われるが、商業も結構多い。東京建物の「虎の子」の土地を取得。6月POですかね。足元のボラは激しいが24万円は超えられず、21万円あたりで切り返せるかどうか。10万円台まで落ちるのはちょっと先か。

8956 プレミア投資法人 332,000 317,000 -4.52% 6.40% 62,354
NTTがメインスポンサーとなったオフィス・住宅の複合REIT。しょっぱいオフィスが重荷でNTTがどうやって挽回するか。住宅は業界No.1のKEN(スポンサーでもある)が担当。ようやく調整らしい調整が入った。配当落ち後で30万円維持できるかどうか。

8957 東急リアル・エステート投資法人 438,000 423,500 -3.31% 5.19% 71,732
東急電鉄系のオフィス、商業の複合REIT。良い物件だけに目を奪われるとろくなことにならない。決算はイマイチ。11000円/期がボトムと思いきや不安が残る業績予想に。結果出るまで時間はかかりそう。

8958 グローバル・ワン不動産投資法人 551,000 544,000 -1.27% 4.41% 52,714
近・新・大を掲げる(ほぼ)独立系オフィスREIT。大手町ファーストスクエア埋まるのか注目。大手町FSは3万円台だろうなあ。平河町の固都税を内部成長でカバーできず。不安的中と言わざるを得ない。

8959 野村不動産オフィスファンド投資法人 492,500 481,500 -2.23% 5.15% 146,917
野村不動産系のオフィスREIT。財閥系デベを追いかける業界2番手だが、1番との差は大きい。市況が上向けば怖いものはなんてない。年初からの動きではNBFには随分と差を付けられた感じだが、4月銘柄&2番手オフィス人気を感じさせる動きに。50万円で跳ね返された。

8963 インヴィンシブル投資法人 6,800 6,780 -0.29% 5.90% 9,141
住居中心の総合型REIT、オフィス、シニア、商業も。…ちゃんと運用してくれ頼むから。あと変なファイナンスは勘弁で。投資主総会の仕切り直し、資産運用会社の減資。投資家なめんなと言いたい。

8966 平和不動産リート投資法人 47,950 48,450 1.04% 6.40% 33,716
平和不動産系のオフィス・住宅の複合REIT。うまく合併を乗り切った印象。最近、株価は息切れ。45000円で執拗に売っていた流れが、年度末前後で消えた。

8967 日本ロジスティクスファンド投資法人 701,000 712,000 1.57% 4.83% 105,376
三井物産系の物流専業REIT。低LTVと高い配当利回り。安心感あり。八千代のテナントは契約延長をゲット。次の一手はLTV上昇かPOか。GLPのIPOも噂されており意識したい。利回り5%割れてから重い。70万円から買うのは勇気いるんです。

8968 福岡リート投資法人 594,000 583,000 -1.85% 5.49% 71,738
福岡の大企業(+日本政策投資銀行)のほとんどがスポンサーの総合型REIT。福岡地盤で格付AAの企業って5本もないらしい。今年は地方も面白いかもと思ってるが既に利回り6%切ってきた。本質的には安定型なのにグロースの見込める銘柄を同じバリュエーションってどうなんだろう。

8972 ケネディクス不動産投資法人 303,500 306,000 0.82% 6.08% 87,684
スポンサーであるケネディクスよりも信頼されていた時期もあったが、スポンサー共々苦しい時期。新社長は未知数。中堅オフィスREITのリバウンド局面で、30万円でお疲れ様感もある。やはり4月に入ってから売り増えてきた。31万円から先が厳しい?

8975 いちご不動産投資法人 36,300 36,350 0.14% 6.33% 30,637
良く分からない、いちごグループのオフィス中心の複合REIT。負ののれん+金利コスト低減で期待を持てるREIT。順調に株価回復。物件売却も進めておりやることはやってる。

8976 大和証券オフィス投資法人 221,000 221,100 0.05% 4.61% 87,511
大和証券に何ができるのか良く分からないオフィス専業REIT。利回りだけでは売買できない銘柄で潜在能力は高い。なんだかよく分からないが、多かれ少なかれ間違いなくアップサイドはある。こういうREITは無暗に買われるので、底値の感触がつかみにくくて厄介。20万円は一つの節目か。

8979 スターツプロシード投資法人 117,200 116,000 -1.02% 6.49% 12,525
スターツって良い企業だと思うが如何せん華がない。個人投資家のシェアが高い異色の住宅専業REIT。住宅REITの序列では一番下と思いきや、ケネディクス・レジデンシャルがもっと小さくIPO!時価総額は負けてますが、要はケネディクス・レジが(略。

8982 トップリート投資法人 478,000 471,500 -1.36% 5.22% 73,083
スポンサーは立派だが、何をやってくれるのか良く分からないオフィス中心のREIT。晴海トリトンは厳しいが、やっぱりオフィス人気でると買われる。物件を買い増してPOの準備万端といったところか。新日鉄都市開発の動きが気になる。

8986 日本賃貸住宅投資法人 36,900 36,850 -0.14% 6.57% 49,040
極端な話、そこそこの物件であれば何とかなるのが住宅の良いところ。金利コストの改善も期待。最近の株価は足踏みだが、じりじりと再び上ブレ。ポートフォリオの入替が順調なのはいいこと。

8987 ジャパンエクセレント投資法人 422,500 414,500 -1.89% 5.89% 78,195
興和不動産系のオフィスREIT。決算が思いのほか良かった。昨年は悪いニュースが続いたが、1年間は落ち着きそう。興和不動産と新日鉄都市開発の合併でまだまだ行きますよ的な状況か。金曜日は合併直後の株価まで下落。

3226 日本アコモデーションファンド投資法人 534,000 541,000 1.31% 5.21% 105,339
三井不動産系の住宅REIT。月初4営業日ほどで前月末の稼働率をリリースする拘りはかなりすごい。三井不動産の新年度入りでPO候補その一。株価は出遅れていたが、軟調な相場では産業ファンドと並んで強い。

3227 MIDリート投資法人 225,500 222,100 -1.51% 6.63% 40,783
関西電力系のオフィス中心のREIT。大阪の京橋のオフィスが大きな不安。動き遅いし、スポンサーは原発対応で一杯一杯か。安定感もあるし利回り7%は魅力だが19万円台からかなあ。東電の対応見てたら、パナソニックが関電に喧嘩売るとは思えない。

3240 野村不動産レジデンシャル投資法人 424,500 426,500 0.47% 5.67% 64,374
野村不動産系の住宅REIT。最近は住宅全般が重かったが、40万円をきっちり超えてきた。住宅リート全体が5.5%の壁を抜けられない。

なお、ランキング及びコメントは現時点の好みを表現したものであり、本ブログの情報を用いて行う判断の一切について責任は負いません。どうしても自分の責任で投資したくない方は証券会社や有料の情報をご参考いただくしかないと思います。

J-REIT 分析 2012年4月1日

年初からの熱気からすれば当然とばかりの月末お化粧で、東証REIT指数は989.64pt。最終営業日となる金曜日は13時からガッツリ買いが入りました。

週間騰落率トップ10は以下の通り。新日鉄都市開発と興和不動産の合併で4月銘柄のトップリートで11%の大幅高。2月の好決算で早めに上昇していたエクセレントも8.19%上昇で4位。野村レジデンシャルはよく分かりませんが、良い物件入れ替えを見せた森ヒルズが2位。当ブログの最近のオヌヌメ銘柄でした。

1位 : 8982 トップリート投資法人 11.03%
2位 : 3234 森ヒルズリート投資法人 9.45%
3位 : 3240 野村不動産レジデンシャル投資法人 8.71%
4位 : 8987 ジャパンエクセレント投資法人 8.19%
5位 : 8955 日本プライムリアルティ投資法人 7.45%
6位 : 8956 プレミア投資法人 7.27%
7位 : 8968 福岡リート投資法人 6.45%
8位 : 3227 MIDリート投資法人 6.27%
9位 : 8959 野村不動産オフィスファンド投資法人 5.91%
10位 : 8976 大和証券オフィス投資法人 5.89%

一方、気になったのがパフォーマンス下位銘柄。3月決算銘柄だから当然とも言えるのですが、ちょっとそれだけ片づけるわけにはいかない雰囲気もあります。

平河町の固都税を他の物件のリーシングアップで埋められなそうなグローバルワンが下方修正(当期1.3万円→来期1.2万円)で最下位なのは良いとして、森トラ、JREがワーストパフォーマー。特に金曜日はNBFとJREが手酷く売られてましたが、足元ではこれまで相場を引っ張ってきた大型オフィスから2番手オフィスや総合型に資金シフトする感じがあります。上昇相場の第2サイクルに入ってきた感じ。

29位 : 8952 ジャパンリアルエステイト投資法人 -0.55%
30位 : 8961 森トラスト総合リート投資法人 -1.48%
31位 : 8986 日本賃貸住宅投資法人 -1.60%
32位 : 8985 日本ホテルファンド投資法人 -2.94%
33位 : 8958 グローバル・ワン不動産投資法人 -3.84%

で、今週のオヌヌメ銘柄です。先週のオフィス銘柄の動きを見ると、まだもうちょっといけるなあと思うのですが、大型オフィス以外を利回り5%以下まで買い上げるのは違和感、というか時期尚早じゃないかと。いずれにせよ、外し所を狙い一週間かと。

1位 : 8984 大和ハウス・レジデンシャル投資法人 527,000 544,000 3.23% 5.88% 87,331
大和ハウス系の住宅REIT。負ののれんもあるし、スポンサーのやる気も十分。賃貸マンションの繁忙期で稼働率は注目。心配していない。まだポートフォリオ改善を続けており、大手のこういう筋の通ったところは安心感あります。

2位 : 8985 ジャパン・ホテル・リート投資法人 19,267 18,700 -2.94% 6.60% 13,022
日本ホテルファンドとジャパン・ホテル・アンド・リゾート(JHR)が合併。存続会社が日本ホテルファンドだが、名称はJHRに。株価が上がってしまったので、ちょっと戦略練り直しかも。

3位 : 3269 アドバンス・レジデンス投資法人 150,200 157,100 4.59% 5.73% 172,810
伊藤忠系の住宅REIT。押し目待ちに押し目なし。そんな2月3月。多額の負ののれんで、もはや株というよりも債券と言っても過言じゃない分配金の安定。金曜日の決算発表はぼちぼち。配当4500円からどこまで積み上げるか。期待している。

4位 : 8973 積水ハウス・SI 投資法人 345,500 347,000 0.43% 5.85% 39,929
積水ハウス系の住宅REITだが、商業のシェア高いが(これ以上は増やさないらしい)、まさかの浜松プラザを一部売却。大規模なPOすれば一時的には株価下落だが、中期的には間違いなくプラス。個人的(こんなブログで何言ってんだという話ですが)に超注目銘柄。急いで買うこともないですが。

5位 : 8954 オリックス不動産投資法人 376,000 386,000 2.66% 5.70% 109,792
オリックス系のオフィス中心(大規模ではないが中小型でもない)で、商業、物流、住宅も保有する総合型REIT。LTV上げて来てるだけに、今年に仕掛けるなら8月か。ちょっと投資家にに嫌われてる動きだが、決算発表前のエクセレントにも似ているような。。

6位 : 8964 フロンティア不動産投資法人 662,000 678,000 2.42% 5.66% 131,532
三井不動産系の商業REIT。博多の商業(VIORO)を東京建物から100億円で取得。横浜のサミット(底地)もそうだがちょっと高い。社長代わって良くも悪くも「らしさ」が消えつつある。LTV上げてきたし、POは6月かな。上昇鈍いので織り込みつつあるんだろう。

7位 : 8966 平和不動産リート投資法人 45,400 47,950 5.62% 6.47% 33,368
平和不動産系のオフィス・住宅の複合REIT。うまく合併を乗り切った印象。最近、株価は息切れ。いちごもそうだが、利回り6.5%が遠く上がりきれない。今回の上昇局面で出だしは良かったのになあ。地所との提携で何をやるか、それが全て。

8位 : 8960 ユナイテッド・アーバン投資法人 91,500 94,500 3.28% 5.82% 198,770
日コマを吸収した丸紅系の総合型REIT。負ののれんがあるので今後3年は分配金5500円極めて固いが、アップサイドないのが弱点。上昇相場に付いていけなかったが、その後の値持ちは意外に良い。95000円と言ってたらほんとに其処で止まってしまわれた。10万円はかなり重そう。

9位 : 8977 阪急リート投資法人 383,000 395,000 3.13% 6.08% 33,733
競争激しいが、大阪の商業施設は良い物持ってる。決算は悪くなかったし、開示内容は玄人好みでピカイチ。梅田のポテンシャルは新宿に次いで日本2位、らしいです。40万円くらいまでは怖さもない。

10位 : 3240 野村不動産レジデンシャル投資法人 390,500 424,500 8.71% 5.70% 64,072
野村不動産系の住宅REIT。最近は住宅全般が重かったが、40万円をきっちり超えてきた。ここまで来たら5.5%付けないと気が済まないか。

8951 日本ビルファンド投資法人 749,000 786,000 4.94% 3.84% 481,818
安定感のある三井不動産系オフィスREIT。J-REIT唯一の利回り3%銘柄だったが、調整中。今回のリバウンドでしっかり80万円抜けるか。

8952 ジャパンリアルエステイト投資法人 733,000 729,000 -0.55% 4.35% 400,250
建物は立派なんだが…の三菱地所系オフィスREIT。NBFとのギャップで3月銘柄。配当落ち後の調整あるも押し目もしっかり。分かりやすかったので、短期で利ザヤ抜けた人も多かったかも。

8953 日本リテールファンド投資法人 119,500 122,900 2.85% 5.99% 231,076
三菱商事系の商業REIT。GMS(イオンなどの郊外型商業施設)も都心型商業も不安。減損懸念の強かった博多リバレインを売却し一段落。ラウンドワンが横浜西口と堺という基幹店の売却を発表。またリテールが公募増資で買うんじゃないかと。

8955 日本プライムリアルティ投資法人 221,400 237,900 7.45% 5.38% 170,099
東京建物系のオフィスREITと一般的に言われるが、商業も結構多い。東京建物の「虎の子」の土地を取得。6月POですかねー。足元のボラは激しいが24万円は超えられず(メモメモ)。

8956 プレミア投資法人 309,500 332,000 7.27% 6.11% 65,304
NTTがメインスポンサーとなったオフィス・住宅の複合REIT。しょっぱいオフィスが重荷でNTTがどうやって挽回するか。住宅は業界No.1のKEN(スポンサーでもある)が担当。息の長い上昇トレンドだが、4月決算銘柄でまだ資金が流れて来ている。

8957 東急リアル・エステート投資法人 416,500 438,000 5.16% 5.02% 74,188
東急電鉄系のオフィス、商業の複合REIT。良い物件だけに目を奪われるとろくなことにならない。決算はイマイチ。11000円/期がボトムと思いきや不安が残る業績予想に。

8958 グローバル・ワン不動産投資法人 573,000 551,000 -3.84% 4.54% 53,392
近・新・大を掲げる(ほぼ)独立系オフィスREIT。大手町ファーストスクエア埋まるのか注目。大手町FSは3万円台だろうなあ。平河町の固都税を内部成長でカバーできず。不安的中と言わざるを得ない。

8959 野村不動産オフィスファンド投資法人 465,000 492,500 5.91% 5.04% 150,273
野村不動産系のオフィスREIT。財閥系デベを追いかける業界2番手だが、1番との差は大きい。市況が上向けば怖いものはなんてない。年初からの動きではNBFには随分と差を付けられた感じだが、4月銘柄&2番手オフィス人気を感じさせる動きに。4月は荒れそう。

8961 森トラスト総合リート投資法人 742,000 731,000 -1.48% 5.23% 176,902
(良い意味で)孤高のデベ、森トラストのオフィス中心のREIT。汐留ビルはJ-REITで一番のビル。契約が固すぎて配当金は上昇しない。株価の動き見ていると完全にNBF、JREの次ぐREIT扱い。こちらも3月終わってからで良いじゃないか。

8963 インヴィンシブル投資法人 6,810 6,800 -0.15% 5.88% 9,168
住居中心の総合型REIT、オフィス、シニア、商業も。…ちゃんと運用してくれ頼むから。あと変なファイナンスは勘弁で。投資主総会の仕切り直し、資産運用会社の減資。投資家なめんなと言いたい。

8967 日本ロジスティクスファンド投資法人 701,000 701,000 0.00% 4.91% 103,748
三井物産系の物流専業REIT。低LTVと高い配当利回り。安心感あり。八千代のテナントは契約延長をゲット。次の一手はLTV上昇かPOか。GLPのIPOも噂されており意識したい。利回り5%割れてから重い。紹介記事アップしました。右の一覧からどうぞ。

8968 福岡リート投資法人 558,000 594,000 6.45% 5.39% 73,092
福岡の大企業(+日本政策投資銀行)のほとんどがスポンサーの総合型REIT。福岡地盤で格付AAの企業って5本もないらしい。今年は地方も面白いかもと思ってるが既に利回り6%切ってきた。本質的には安定型なのにグロースの見込める銘柄を同じバリュエーションってどうなんだろう。

8972 ケネディクス不動産投資法人 286,800 303,500 5.82% 6.13% 86,968
スポンサーであるケネディクスよりも信頼されていた時期もあったが、スポンサー共々苦しい時期。新社長は未知数。中堅オフィスREITのリバウンド局面で、30万円でお疲れ様感もある。4月に入ったら売りも出てきそう。

8975 いちご不動産投資法人 35,700 36,300 1.68% 6.34% 30,594 良く分からない、いちごグループのオフィス中心の複合REIT。負ののれん+金利コスト低減で期待を持てるREIT。順調に株価回復。物件売却も進めておりやることはやってる。

8976 大和証券オフィス投資法人 208,700 221,000 5.89% 4.62% 87,471
大和証券に何ができるのか良く分からないオフィス専業REIT。利回りだけでは売買できない銘柄で潜在能力は高い。なんだかよく分からないが、多かれ少なかれ間違いなくアップサイドはある。こういうREITは無暗に買われるので、底値の感触がつかみにくくて厄介。

8979 スターツプロシード投資法人 113,300 117,200 3.44% 6.42% 12,655
スターツって良い企業だと思うが如何せん華がない。個人投資家のシェアが高い異色の住宅専業REIT。住宅REITの序列では一番下と思いきや、ケネディクス・レジデンシャルがもっと小さくIPO!時価総額は負けてますが、要はケネディクス・レジが(略。

8982 トップリート投資法人 430,500 478,000 11.03% 5.15% 74,090 スポンサーは立派だが、何をやってくれるのか良く分からないオフィス中心のREIT。晴海トリトンは厳しいが、やっぱりオフィス人気でると買われる。物件を買い増してPOの準備万端といったところか。新日鉄都市開発の動きが気になる。

8986 日本賃貸住宅投資法人 37,500 36,900 -1.60% 6.56% 49,107
極端な話、そこそこの物件であれば何とかなるのが住宅の良いところ。金利コストの改善も期待。最近の株価は足踏みだが、じりじりと再び上ブレ。ポートフォリオの入替が順調なのはいいこと。

8987 ジャパンエクセレント投資法人 390,500 422,500 8.19% 5.78% 79,705
興和不動産系のオフィスREIT。決算が思いのほか良かった。昨年は悪いニュースが続いたが、1年間は落ち着きそう。興和不動産と新日鉄都市開発の合併でまだまだ行きますよ的な状況か。

3226 日本アコモデーションファンド投資法人 516,000 534,000 3.49% 5.28% 103,976
三井不動産系の住宅REIT。月初4営業日ほどで前月末の稼働率をリリースする拘りはかなりすごい。三井不動産の新年度入りでPO候補その一。株価は出遅れていたが、金曜日の一日だけでかなり取り戻した。上昇相場のこの局面、買うものないから仕方なくという感じが。

3227 MIDリート投資法人 212,200 225,500 6.27% 6.53% 41,407
関西電力系のオフィス中心のREIT。大阪の京橋のオフィスが大きな不安。動き遅いし、スポンサーは原発対応で一杯一杯か。安定感もあるし利回り7%は魅力だが19万円台からかなあ。東電の対応見てたら、パナソニックが関電に喧嘩売るとは思えない。

3234 森ヒルズリート投資法人 301,500 330,000 9.45% 5.27% 76,402
森ビル系の総合型REIT。IPO時からの懸念物件だった六本木ファーストを外して愛宕グリーンヒルズを入れてきた。上値を確認したところで軽い調整モードだったが、売る人がいない状況下で、利回りの稼げる2番手オフィスとして買われている。

3249 産業ファンド投資法人 441,000 450,500 2.15% 5.86% 63,355
三菱商事系の物流・インフラ系リート。ここまではあっさり上昇したが、アップサイドがないREITだけに6%の壁に激突。とはいえ下落相場に強いREITでまだ怖さもない。

なお、ランキング及びコメントは現時点の好みを表現したものであり、本ブログの情報を用いて行う判断の一切について責任は負いません。どうしても自分の責任で投資したくない方は証券会社や有料の情報をご参考いただくしかないと思います。

J-REIT 分析 2012年3月25日

前田敦子がAKB引退するようですよ!(心底どうでもいい)

さて。

先週末の東証REIT指数は956.37pt。3月19日の月曜に1000pt付けてからはさすがに重かったです。外部環境の影響も大きいですが、ここまで相場を引っ張ってきたオフィスREITにも買い疲れが出ていたので、色々と巡り合わせが悪い。

北朝鮮のミサイルはともかく、中国の軟化、米国のマクロ指標停滞は新しいトピックではなく、むしろ理由づけでのでっちあげられたに近いかと。

そんな中、J-REITの週間騰落率で見ると、1位~4位はなんとかプラスですが、第5位の積水ハウスSIは前週比マイナスで、インデックスは5%しか下がってないのに、34銘柄中30銘柄が引っ張られてしまった形。

パフォーマンス上位は見事に中小の低ベータ銘柄。不動産市況と関係のないところでCF稼いでるのと、流動性が少ないの多で短期筋もポジションも小さな買ったということでしょう。

1位 : 8968 福岡リート投資法人 1.09%
2位 : 8979 スターツプロシード投資法人 0.80%
3位 : 8981 ジャパン・ホテル・アンド・リゾート投資法人 0.58%
4位 : 8985 日本ホテルファンド投資法人 0.39%
5位 : 8973 積水ハウス・SI 投資法人 -0.43%

一方、ワースト10。住宅REITを除いて時価総額トップ10を並べるとこんな感じかもしれません。不動産株も弱かったですし、要は長短の両資金がポジションを小さくしただけど思います。

25位 : 8960 ユナイテッド・アーバン投資法人 -3.58%
26位 : 8953 日本リテールファンド投資法人 -3.94%
27位 : 8957 東急リアル・エステート投資法人 -4.36%
28位 : 8955 日本プライムリアルティ投資法人 -4.53%
29位 : 8987 ジャパンエクセレント投資法人 -4.76%
30位 : 8958 グローバル・ワン不動産投資法人 -4.82%
31位 : 8976 大和証券オフィス投資法人 -5.14%
32位 : 8952 ジャパンリアルエステイト投資法人 -5.30%
33位 : 8982 トップリート投資法人 -5.90%
34位 : 8951 日本ビルファンド投資法人 -7.42%

今週のオヌヌメTOP10。先々週から「こんな高い水準で10銘柄も並べられん!!」ということでTOP5とかTOP4でお茶を濁してきましたが、再びTOP10ランキングとなりました。

主に大型のオフィスが入ってきてます。押し目を拾うような感じ。大和ハウスレジやADRはもうちょっと調整が欲しいのですが、どうなることやら。あんまり上昇してない分、大きな調整は期待できないですが、利回りは6%前半欲しいです。

(株価/週間騰落率/利回り/時価総額)
1位 : 8984 大和ハウス・レジデンシャル投資法人 540,000 527,000 -2.41% 6.07% 84,602
大和ハウス系の住宅REIT。負ののれんもあるし、スポンサーのやる気も十分。賃貸マンションの繁忙期で稼働率は注目。心配していない。まだポートフォリオ改善を続け
ており、大手のこういう筋の通ったところは安心感あります。

2位 : 3269 アドバンス・レジデンス投資法人 152,800 150,200 -1.70% 5.99% 165,220
伊藤忠系の住宅REIT。押し目待ちに押し目なし。そんな2月3月。多額の負ののれんで、もはや株というよりも債券と言っても過言じゃない分配金の安定。金曜日の決算発表はぼちぼち。配当4500円からどこまで積み上げるか。期待している。

3位 : 8951 日本ビルファンド投資法人 809,000 749,000 -7.42% 4.03% 459,137
安定感のある三井不動産系オフィスREIT。あっさり調整入って配当利回り4%を回復。跳ね返された印象が強いが、70万円台は維持できる銘柄。

4位 : 8952 ジャパンリアルエステイト投資法人 774,000 733,000 -5.30% 4.32% 398,459
建物は立派なんだが…の三菱地所系オフィスREIT。NBFとのギャップ
で3月銘柄。ここまで来たら配当落ちで動き止まったところ、利回り4.5%を狙いたい。

5位 : 3234 森ヒルズリート投資法人 311,500 301,500 -3.21% 5.77% 69,803
森ビル系の総合型REIT。IPO時からの懸念物件だった六本木ファーストを外して愛宕グリーンヒルズを入れてきた。上値を確認したところで軽い調整モード。20万円台なら。

6位 : 8959 野村不動産オフィスファンド投資法人 481,000 465,000 -3.33% 5.33% 141,882
野村不動産系のオフィスREIT。財閥系デベを追いかける業界2番手だが、1番との差は大きい。市況が上向けば怖いものはなんてない。年初からの動きではNBFには随分と差を付けられた感じ。POするにはもう少し株価欲しいと思う。

7位 : 8973 積水ハウス・SI 投資法人 347,000 345,500 -0.43% 5.88% 39,757
積水ハウス系の住宅REITだが、商業のシェア高いが(これ以上は増やさないらしい)、まさかの浜松プラザを一部売却。大規模なPOすれば一時的には株価下落だが、中期的には間違いなくプラス。個人的(こんなブログで何言ってんだという話ですが)に超注目銘柄。急いで買うこともないですが。

8位 : 8964 フロンティア不動産投資法人 673,000 662,000 -1.63% 5.80% 128,428
三井不動産系の商業REIT。博多の商業(VIORO)を東京建物から100億円で取得。横浜のサミット(底地)もそうだがちょっと高い。社長代わって良くも悪くも「らしさ」が消えつつある。LTV上げてきたし、POは6月かな。上昇鈍いので織り込みつつあるんだろう。

9位 : 8956 プレミア投資法人 317,000 309,500 -2.37% 6.55% 60,878
NTTがメインスポンサーとなったオフィス・住宅の複合REIT。しょっぱいオフィスが重荷でNTTがどうやって挽回するか。住宅は業界No.1のKEN(スポンサーでもある)が担当。4月を意識して息の長い上昇トレンド。もうちょっと売り出てくると思ったが調整不十分。

10位 : 3240 野村不動産レジデンシャル投資法人 403,500 390,500 -3.22% 6.19% 58,941
野村不動産系の住宅REIT。公募増資で調整した株価を戻し中。日銀銘柄に選ばれたのはちょっとサプライズ。最近は住宅全般が重かったが、ここからどう仕切りなおすか注目。

8953 日本リテールファンド投資法人 124,400 119,500 -3.94% 6.16% 224,684
三菱商事系の商業REIT。GMS(イオンなどの郊外型商業施設)も都心型商業も不安。減損懸念の強かった博多リバレインを売却し一段落、というか悪材料①の吐き出し。Gビルシリーズとかすっ高値で買ってるしなあ。

8954 オリックス不動産投資法人 386,000 376,000 -2.59% 5.85% 106,947
オリックス系のオフィス中心(大規模ではないが中小型でもない)で、商業、物流、住宅も保有する総合型REIT。LTV上げて来てるだけに、今年に仕掛けるなら8月か。

8955 日本プライムリアルティ投資法人 231,900 221,400 -4.53% 5.78% 158,301
東京建物系のオフィスREITと一般的に言われるが、商業も結構多い。東京建物の「虎の子」の土地を取得。6月POですかねー。足元のボラは激しいが24万円は超えられず(メモメモ)。

8957 東急リアル・エステート投資法人 435,500 416,500 -4.36% 5.28% 70,547
東急電鉄系のオフィス、商業の複合REIT。良い物件だけに目を奪われるとろくなことにならない。決算はイマイチ。11000円/期がボトムと思いきや不安が残る業績予想に。

8958 グローバル・ワン不動産投資法人 602,000 573,000 -4.82% 4.54% 55,524
近・新・大を掲げる(ほぼ)独立系オフィスREIT。大手町ファーストスクエア埋まるのか注目。大手町FSは3万円台だろうなあ。天王洲はちょっと注意。空いたら長引くかも。

8960 ユナイテッド・アーバン投資法人 94,900 91,500 -3.58% 6.01% 192,460
日コマを吸収した丸紅系の総合型REIT。負ののれんがあるので今後3年は分配金5500円極めて固いが、アップサイドないのが弱点。上昇相場に付いていけなかったが、その後の値持ちは意外に良い。95000円と言ってたらほんとに其処で止まってしまわれた。10万円はかなり重そう。

8961 森トラスト総合リート投資法人 758,000 742,000 -2.11% 5.15% 179,564
(良い意味で)孤高のデベ、森トラストのオフィス中心のREIT。汐留ビルはJ-REITで一番のビル。契約が固すぎて配当金は上昇しない。株価の動き見ていると完全にNBF、JREの次ぐREIT扱い。こちらも3月終わってからで良いじゃないか。

8963 インヴィンシブル投資法人 7,060 6,810 -3.54% 5.87% 9,182
住居中心の総合型REIT、オフィス、シニア、商業も。…ちゃんと運用してくれ頼むから。あと変なファイナンスは勘弁で。投資主総会の仕切り直し、資産運用会社の減資。投資家なめんなと言いたい。

8966 平和不動産リート投資法人 46,300 45,400 -1.94% 6.83% 31,594
平和不動産系のオフィス・住宅の複合REIT。うまく合併を乗り切った印象。最近、株価は息切れ。いちごもそうだが、利回り6.5%が遠く上がりきれない。今回の上昇局面で出だしは良かったのになあ。地所との提携で何をやるか、それが全て。

8967 日本ロジスティクスファンド投資法人 709,000 701,000 -1.13% 4.91% 103,748
三井物産系の物流専業REIT。低LTVと高い配当利回り。安心感あり。八千代のテナントは契約延長をゲット。次の一手はLTV上昇かPOか。GLPのIPOも噂されており意識したい。日ロジの紹介記事アップしました。右の一覧からどうぞ。

8968 福岡リート投資法人 552,000 558,000 1.09% 5.73% 68,662
福岡の大企業(+日本政策投資銀行)のほとんどがスポンサーの総合型REIT。福岡地盤で格付AAの企業って5本もないらしい。今年は地方も面白いかもと思ってるが既に利回り6%切ってきた。この動きがずっと続くわけもないのだけど。

8972 ケネディクス不動産投資法人 295,600 286,800 -2.98% 6.49% 82,183
スポンサーであるケネディクスよりも信頼されていた時期もあったが、スポンサー共々苦しい時期。新社長は未知数。中堅オフィスREITのリバウンド局面で、30万円でお疲れ様感もある。4月に入ったら売りも出てきそう。

8975 いちご不動産投資法人 36,150 35,700 -1.24% 6.44% 30,089
良く分からない、いちごグループのオフィス中心の複合REIT。負ののれん+金利コスト低減で期待を持てるREIT。順調に株価回復。物件売却も進めておりやることはやってる。

8976 大和証券オフィス投資法人 220,000 208,700 -5.14% 4.89% 82,603
大和証券に何ができるのか良く分からないオフィス専業REIT。利回りだけでは売買できない銘柄で潜在能力は高い。なんだかよく分からないが、多かれ少なかれ間違いなくアップサイドはある。こ
ういうREITは無暗に買われるので、底値の感触がつかみにくくて厄介。

8977 阪急リート投資法人 394,000 383,000 -2.79% 6.27% 32,708 競争激しいが、大阪の商業施設は良い物持ってる。決算は悪くなかったし、開示内容は玄人好みでピカイチ。梅田のポテンシャルは新宿に次いで日本2位、らしいです。40万円くらいまでは怖さもない。

8979 スターツプロシード投資法人 112,400 113,300 0.80% 6.65% 12,234
スターツって良い企業だと思うが如何せん華がない。個人投資家のシェアが高い異色の住宅専業REIT。住宅REITの序列では一番下と思いきや、ケネディクス・レジデンシャルがもっと小さくIPO!時価総額は負けてますが、要はケネディクス・レジが(略。

8981 ジャパン・ホテル・アンド・リゾート投資法人 207,000 208,200 0.58% 3.71% 22,011
日本ホテルファンドと合併を発表。ホテルも競争激しいが割安だと思う。順調に株価切り上がっているものの一休みか。ここまで上がってきてしまった。。。4月に色々と決まるのでそれ見てからでも。

8982 トップリート投資法人 457,500 430,500 -5.90% 5.71% 66,728
スポンサーは立派だが、何をやってくれるのか良く分からないオフィス中心のREIT。晴海トリトンは厳しいが、やっぱりオフィス人気でると買われる。物件を買い増してPOの準備万端といったところか。新年度一発目?

8985 日本ホテルファンド投資法人 230,300 231,200 0.39% 6.40% 13,417
ジャパン・ホテル・アンド・リゾートと合併予定。トラブル続きだったので、これで一段落か。とりあえず4月の合併の際にリリース出ることを期待。

8986 日本賃貸住宅投資法人 38,350 37,500 -2.22% 6.45% 49,905 極端な話、
そこそこの物件であれば何とかなるのが住宅の良いところ。金利コストの改善も期待。最近の株価は足踏みだが、じりじりと再び上ブレ。ポートフォリオの入替が順調なのはいいこと。

8987 ジャパンエクセレント投資法人 410,000 390,500 -4.76% 6.25% 73,668
興和不動産系のオフィスREIT。決算が思いのほか良かった。昨年は悪いニュースが続いたが、1年間は落ち着きそう。40万円は目先行き過ぎと思うが、意外にしっかりした動き。

3226 日本アコモデーションファンド投資法人 527,000 516,000 -2.09% 5.47% 100,471
三井不動産系の住宅REIT。月初4営業日ほどで前月末の稼働率をリリースする拘りはかなりすごい。三井不動産の新年度入りでPO候補その一。株価は今回は上昇局面に付いていけず、POはある程度意識しつつある。

3227 MIDリート投資法人 216,900 212,200 -2.17% 6.93% 38,965
関西電力系のオフィス中心のREIT。大阪の京橋のオフィスが大きな不安。動き遅いし、スポンサーは原発対応で一杯一杯か。安定感もあるし利回り7%は魅力だが19万円台からかなあ。東電の対応見てたら、パナソニックが関電に喧嘩売るとは思えない。

3249 産業ファンド投資法人 448,000 441,000 -1.56% 5.99% 61,032
三菱商事系の物流・インフラ系リート。ここまではあっさり上昇したが、アップサイドがないREITだけに6%の壁に激突。とはいえ下落相場に強いREITでまだ怖さもない。

なお、ランキング及びコメントは現時点の好みを表現したものであり、本ブログの情報を用いて行う判断の一切について責任は負いません。どうしても自分の責任で投資したくない方は証券会社や有料の情報をご参考いただくしかないと思います。

J-REIT 分析 2012年3月18日

簡単レシピってのも良いけど、時間かかっても上手いレシピがどこかにないものか。自家製ザワークラフトに失敗したinzaiです。こんばんは。

・・・初めて失敗しました。ちょっと漬け汁を捨て過ぎたなあと思っていたのですが、全体的に白くにごってきたのでもう駄目なんでしょう。

さて、東証REIT指数は993ptまで来ました。1000ptまであと少しです。この1ヶ月間、売りは出るけど最後には買いが押し切るパターンが続いてます。金曜日みたいにJPRが急落しても、他の銘柄は動じない。アグレッシブな売りが散発している時点で、「そろそろ良いかな」感はあるのですが日銀は3月一杯はがっつり買ってくると思われます。

さて、先週の騰落率ランキング。プレミアの最後っ屁というわけじゃないんでしょうけど、30万円超えても調整らしき動きはなし。ずっとオヌヌメランキング上位だったので嬉しいのですが、買うものないから出番来た感じも。まだ配当利回り6.4%あるし。

大和、森ヒルズ、平和、ケネ、阪急も2番手オフィス&利回りで買われた感。トップ銘柄の次に2番手にお金が回るのがJ-REITの常。大和はちょっと調整入ったらランキング1位にしてドヤ顔しようと思ってただけに残念ではあります。ランキングの狙いはばっちりでしたが、一応これで一巡したので次の戦略どうしようかと言うところ。

(銘柄/週間騰落率)
1位 : 8956 プレミア投資法人 6.13%
2位 : 8976 大和証券オフィス投資法人 4.96%
3位 : 8963 インヴィンシブル投資法人 4.75%
4位 : 3234 森ヒルズリート投資法人 4.60%
5位 : 8977 阪急リート投資法人 3.96%
6位 : 8985 日本ホテルファンド投資法人 3.88%
7位 : 8951 日本ビルファンド投資法人 3.72%
8位 : 8955 日本プライムリアルティ投資法人 3.71%
9位 : 8966 平和不動産リート投資法人 3.70%
10位 : 8972 ケネディクス不動産投資法人 3.65%

なお、騰落率下位5銘柄は住宅REIT3つとCF成長率の裏付けが弱い2銘柄。分かりやすいけど、逆に言うとマーケットはまだ冷静ということなんですよね。。。ぐぬぬ。

30位 : 8973 積水ハウス・SI 投資法人 1.02%
31位 : 8958 グローバル・ワン不動産投資法人 0.84%
32位 : 8954 オリックス不動産投資法人 0.78%
33位 : 3269 アドバンス・レジデンス投資法人 0.73%
34位 : 3226 日本アコモデーションファンド投資法人 -0.38%

恒例のオヌヌメランキング。ほとんどフルポジ状態だし、利回り7%の銘柄なくなってしまったし、配当安定型REITも6%切ってきたので、本音では休むも相場なんですが。

初めてご覧いただく方には申し訳ないのですが、4位までしか挙げられません。自分に嘘は付けないです。来週からオヌヌメしませんランキングとかにすれば良いのかもしれない。

1位 : 3234 森ヒルズリート投資法人 297,800 311,500 4.60% 5.59% 72,118
森ビル系の総合型REIT。IPO時からの懸念物件だった六本木ファーストを外して愛宕グリーンヒルズを入れてきた。ここから追いかけるのは怖いけど。

2位 : 3269 アドバンス・レジデンス投資法人 151,700 152,800 0.73% 5.89% 168,080
伊藤忠系の住宅REIT。押し目待ちに押し目なし。そんな2月3月。多額の負ののれんで、もはや株というよりも債券と言っても過言じゃない分配金の安定。金曜日の決算発表はぼち
ぼち。配当4500円からどこまで積み上げるか。期待している。

3位 : 8984 大和ハウス・レジデンシャル投資法人 524,000 540,000 3.05% 5.93% 86,689
大和ハウス系の住宅REIT。負ののれんもあるし、スポンサーのやる気も十分。賃貸マンションの繁忙期で稼働率は注目。心配していない。住宅REITは利回り6%弱に収束してきた。

4位 : 8964 フロンティア不動産投資法人 660,000 673,000 1.97% 5.71% 130,562
三井不動産系の商業REIT。博多の商業(VIORO)を東京建物から100億円で取得。横浜のサミット(底地)もそうだがちょっと高い。社長代わって良くも悪くも「らしさ」が消えつつある。LTV上げてきたし、POは6月かな。上昇鈍いので織り込みつつあるんだろう。

8951 日本ビルファンド投資法人 780,000 809,000 3.72% 3.73% 495,917
安定感のある三井不動産系オフィスREIT。ついに配当利回り4%切ってきた。そこまで楽観視できるほどオフィスマーケットは強くないと思うのだが、思ったより空室率の数字が良い。

8952 ジャパンリアルエステイト投資法人 762,000 774,000 1.57% 4.10% 420,746
建物は立派なんだが…の三菱地所系オフィスREIT。NBFとのギャップで3月銘柄。ここまで来たら配当落ちで動き止まったところを狙いたい。

8953 日本リテールファンド投資法人 122,000 124,400 1.97% 5.92% 233,897
三菱商事系の商業REIT。GMS(イオンなどの郊外型商業施設)も都心型商業も不安。減損懸念の強かった博多リバレインを売却し一段落、というか悪材料①の吐き出し。Gビルシリーズとかすっ高値で買ってるしなあ。

8954 オリックス不動産投資法人 383,000 386,000 0.78% 5.70% 109,792
オリックス系のオフィス中心(大規模ではないが中小型でもない)で、商業、物流、住宅も保有する総合型REIT。LTV上げて来てるだけに、今年はどこで仕掛けるか。

8955 日本プライムリアルティ投資法人 223,600 231,900 3.71% 5.52% 165,809
東京建物系のオフィスREITと一般的に言われるが、商業も結構多い。東京建物の「虎の子」の土地を取得。中野とか京橋じゃなくて良かった良かったと思いたいが、油断ならんのがんこのREIT。6月POですかねー。

8956 プレミア投資法人 298,700 317,000 6.13% 6.40% 62,354 NTTがメインスポンサーとなったオフィス・住宅の複合REIT。しょっぱいオフィスが重荷でNTTがどうやって挽回するか。住宅は業界No.1のKEN(スポンサーでもある)が担当。4月を意識して息の長い上昇トレンド。相対的にまだ買える感じもあるが、25万円から追いかけてると今更感も。

8957 東急リアル・エステート投資法人 431,000 435,500 1.04% 5.05% 73,765
東急電鉄系のオフィス、商業の複合REIT。良い物件だけに目を奪われるとろくなことにならない。動きの少ないREITなのでこちらも3月の決算発表まで待ってもいいかな。

8958 グローバル・ワン不動産投資法人 597,000 602,000 0.84% 4.32% 58,334
近・新・大を掲げる(ほぼ)独立系オフィスREIT。大手町ファーストスクエア埋まるのか注目
。大手町FSは3万円台だろうなあ。。天王洲はちょっと注意。

8959 野村不動産オフィスファンド投資法人 465,500 481,000 3.33% 5.16% 146,764
野村不動産系のオフィスREIT。財閥系デベを追いかける業界2番手だが、1番との差は大きい。市況が上向けば怖いものはなんてない。4月銘柄で、ここまで上がるとさすがに利食いも。POするにはもう少し株価欲しいと思う。

8960 ユナイテッド・アーバン投資法人 92,800 94,900 2.26% 5.80% 199,611
日コマを吸収した丸紅系の総合型REIT。負ののれんがあるので今後3年は分配金5500円極めて固いが、アップサイドないのが弱点。上昇相場に付いていけなかったが、その後の値持ちは意外に良い。95000円まで期待していい?と書いたら、1週間でここまで来てしまった。。

8961 森トラスト総合リート投資法人 739,000 758,000 2.57% 5.04% 183,436
(良い意味で)孤高のデベ、森トラストのオフィス中心のREIT。汐留ビルはJ-REITで一番のビル。契約が固すぎて配当金は上昇しない。株価の動き見ていると完全にNBF、JREの次ぐREIT扱い。利回り5%割れ目前まで来るとちょっと重い。

8963 インヴィンシブル投資法人 6,740 7,060 4.75% 5.67% 9,519
住居中心の総合型REIT、オフィス、シニア、商業も。…ちゃんと運用してくれ頼むから。あと変なファイナンスは勘弁で。決算出るけど期待はしない。

8966 平和不動産リート投資法人 44,650 46,300 3.70% 6.70% 32,220
平和不動産系のオフィス・住宅の複合REIT。うまく合併を乗り切った印象。最近、株価は息切れ。いちごもそうだが、利回り6.5%が遠く上がりきれない。地所との提携で何をやるか、それが全て。

8967 日本ロジスティクスファンド投資法人 690,000 709,000 2.75% 4.85% 104,932
三井物産系の物流専業REIT。低LTVと高い配当利回り。安心感あり。八千代のテナントは契約延長をゲット。次の一手はLTV上昇かPOか。GLPのIPOも噂されており意識したい。日ロジの紹介記事アップしました。左の一覧からどうぞ。

8968 福岡リート投資法人 539,000 552,000 2.41% 5.80% 67,924
福岡の大企業(+日本政策投資銀行)のほとんどがスポンサーの総合型REIT。福岡地盤で格付AAの企業って5本もないらしい。今年は地方も面白いかもと思ってるが既に利回り6%。博多の商業は競争の1年か。

8972 ケネディクス不動産投資法人 285,200 295,600 3.65% 6.29% 84,704
スポンサーであるケネディクスよりも信頼されていた時期もあったが、スポンサー共々苦しい時期。新社長は未知数。中堅オフィスREITのリバウンド局面で、30万円でお疲れ様感もある。4月に入ったら売りも出てきそう。

8973 積水ハウス・SI 投資法人 343,500 347,000 1.02% 5.85% 39,929
積水ハウス系の住宅REITだが、商業のシェアも高い(これ以上は増やさないらしい)。大規模なPOすれば一時的には株価下落だが、中期的には間違いなくプラス。期待したい

8975 いちご不動産投資法人 35,200 36,150 2.70% 6.36% 30,468
良く分からない、いちごグループのオフィス中心の複合REIT。負ののれん+金利コスト低減で期待を持てるREIT。順調に株価回復。物件売却も進めておりやることはやってる。

8976 大和証券オフィス投資法人 209,600 220,000 4.96% 4.64% 87,076
大和証券に何ができるのか良く分からないオフィス専業REIT。利回りだけでは売買できない銘柄で潜在能力は高い。なんだかよく分からないが、多かれ少なかれ間違いなくアップサイドはある。こういうREITは無暗に買われる。

8977 阪急リート投資法人 379,000 394,000 3.96% 6.09% 33,648
競争激しいが、大阪の商業施設は良い物持ってる。決算は悪くなかったし、開示内容は玄人好みでピカイチ。梅田のポテンシャルは新宿に次いで日本2位、らしいです。40万円くらいまでは怖さもない。

8979 スターツプロシード投資法人 109,500 112,400 2.65% 6.70% 12,137
スターツって良い企業だと思うが如何せん華がない。個人投資家のシェアが高い異色の住宅専業REIT。住宅REITの序列では一番下なのは当面変わらない。

8981 ジャパン・ホテル・アンド・リゾート投資法人 200,000 207,000 3.50% 3.73% 21,884
日本ホテルファンドと合併を発表。ホテルも競争激しいが割安だと思う。順調に株価切り上がっているものの一休みか。ここまで上がってきてしまった。。。

8982 トップリート投資法人 444,500 457,500 2.92% 5.38% 70,913
スポンサーは立派だが、何をやってくれるのか良く分からないオフィス中心のREIT。晴海トリトンは厳しいが、やっぱりオフィス人気でると買われる。物件を買い増してPOの準備万端といったところか。新年度一発目?

8985 日本ホテルファンド投資法人 221,700 230,300 3.88% 6.43% 13,365
ジャパン・ホテル・アンド・リゾートと合併予定。トラブル続きだったので、これで一段落か。とりあえず4月の合併の際にリリース出ることを期待。

8986 日本賃貸住宅投資法人 37,750 38,350 1.59% 6.31% 51,036
極端な話、そこそこの物件であれば何とかなるのが住宅の良いところ。金利コストの改善も期待。最近の株価は足踏みだが、じりじりと再び上ブレ。ポートフォリオの入替が順調なのはいいこと。

8987 ジャパンエクセレント投資法人 399,500 410,000 2.63% 5.95% 77,347
興和不動産系のオフィスREIT。決算が思いのほか良かった。昨年は悪いニュースが続いたが、1年間は落ち着きそう。40万円は目先行き過ぎと思うが、NBFが上がるとついていっちゃう。

3226 日本アコモデーションファンド投資法人 529,000 527,000 -0.38% 5.35% 102,613
三井不動産系の住宅REIT。月初4営業日ほどで前月末の稼働率をリリースする拘りはかなりすごい。利回り5.5%切ってきたのでPOか何かで調整欲しいが、三井不動産の新年度入りまでお休みかな。

3227 MIDリート投資法人 214,000 216,900 1.36% 6.78% 39,828
関西電力系のオフィス中心のREIT。大阪の京橋のオフィスが大きな不安。動き遅いし、スポンサーは原発対応で一杯一杯か。安定感もあるし利回り7%は魅力だが19万円台からかなあ。東電の対応見てたら、パナソニックが関電に喧嘩売るとは思えない。

3240 野村不動産レジデンシャル投資法人 396,000 403,500 1.89% 5.99% 60,903
野村不動産系の住宅REIT。公募増資で調整した株価を戻し中。日銀銘柄に選ばれたのはちょっとサプライズ。ここまで早かったが、住宅が全般に重い。

3249 産業ファンド投資法人 434,500 448,000 3.11% 5.90% 62,001
三菱商事系の物流・インフラ系リート。ここまではあっさり上昇したが、アップサイドがないREITだけに6%の壁に激突。とはいえ下落相場に強いREITでまだ怖さもない。

なお、ランキング及びコメントは現時点の好みを表現したものであり、本ブログの情報を用いて行う判断の一切について責任は負いません。どうしても自分の責任で投資したくない方は証券会社や有料の情報をご参考いただくしかないと思います。

J-REIT 分析 2012年3月11日

あの内容で②も何もありゃしませんが、ちゃんと書きます。

その前に森稔氏(森ビル会長)に黙祷。享年77歳。

葬儀も通夜もすべて終わってからのプレスリリース。本当に名誉より不動産が好きな人だったんだなあと思う。デザインがめっちゃ上手いというか、夢のある構図なんです。

一時代の終わりというかああいうオーナー企業のデベロッパーってもう出てこないんだろうな。。。

というわけでまず先週の週間騰落率ランキング。

1位 : 8975 いちご不動産投資法人     5.23%
2位 : 3234 森ヒルズリート投資法人    4.27%
3位 : 8982 トップリート投資法人      3.98%
4位 : 8956 プレミア投資法人        3.90%
5位 : 8972 ケネディクス不動産投資法人 3.82%
6位 : 8952 ジャパンリアルエステイト投資法人 3.81%
7位 : 8981 ジャパン・ホテル・アンド・リゾート投資法人 3.31%
8位 : 3269 アドバンス・レジデンス投資法人 3.27%
9位 : 8960 ユナイテッド・アーバン投資法人 3.11%
10位 : 8954 オリックス不動産投資法人   2.54%

そして、ランキングTOP5!!!

先週まではTOP10だったって?・・・いや、手抜きじゃないですよ? 

でも、先週の騰落率を見ると分かっていただけると思うのですが、ランキングに入ってた銘柄(JRE、プレミア、KDX。そして、ずっとランキングに出入りしてるホテル)が吹き上げ気味になった結果、もうランキング限界です。

東証REIT指数1000間近で触りたくもない水準なのでランキング数減らしました。含み益がめっちゃ増えて嬉しいのですが、ここから先は売っても後悔しないフェーズ。日銀は買い支えてくれると思うけど。

外れたプレミア、KDXはすぐにPOするとは思いませんが30万円で目先一服。JREもNBFとの差を縮めて一段落。そして2012年の上半期は中堅REITのPO時期かなあと。いまPO織り込みつつあるのってフロンティアくらいかと。JPRもやっと上値重いですが、ちょっと期待先行過ぎ。彼らは配当金6000円出し続ける気はないんじゃないかと。

阪急はなんとなく安定銘柄の調整かなと。

でもコメントはほとんど更新してます。

1位 : 8984 大和ハウス・レジデンシャル投資法人 512,000 524,000 2.34% 6.11% 84,120
大和ハウス系の住宅REIT。負ののれんもあるし、スポンサーのやる気も十分。2月の配当落ち後の調整はちょっと不十分。賃貸マンションの繁忙期で稼働率は注目。心配していないがスポンサーは物流で忙しいかも。

2位 : 3269 アドバンス・レジデンス投資法人 146,900 151,700 3.27% 5.93% 166,870
伊藤忠系の住宅REIT。押し目待ちに押し目なし。そんな2月3月。多額の負ののれんで、もはや株というよりも債券と言っても過言じゃない分配金の安定。株価上昇はオフィスREITに大きく劣後。

3位 : 3234 森ヒルズリート投資法人 285,600 297,800 4.27% 5.71% 68,947
森ビル系の総合型REIT。やってることは間違いないのだが、王道から外れており、あまり評判よくない。決算発表毎にお騒がせの印象。3月は今度はなにやってくるのか。森稔氏に黙祷。

4位 : 8966 平和不動産リート投資法人 44,750 44,650 -0.22% 6.94% 31,072
平和不動産系のオフィス・住宅の複合REIT。うまく合併を乗り切った印象。最近、株価は息切れ。いちごもそうだが、利回り6.5%が遠く上がりきれない。地所との提携で何をやるか、それが全て。

5位 : 8964 フロンティア不動産投資法人 659,000 660,000 0.15% 5.82% 128,040
三井不動産系の商業REIT。博多の商業(VIORO)を東京建物から100億円で取得。横浜のサミット(底地)もそうだがちょっと高い。社長代わって良くも悪くも「らしさ」が消えつつある。LTV上げてきたし、POは6月かな。

8951 日本ビルファンド投資法人 772,000 780,000 1.04% 3.87% 478,140
安定感のある三井不動産系オフィスREIT。ついに配当利回り4%切ってきた。そこまで楽観視できるほどオフィスマーケットは強くないと思うのだが、マーケットを先導するREIT。

8952 ジャパンリアルエステイト投資法人 734,000 762,000 3.81% 4.16% 414,223
建物は立派なんだが…の三菱地所系オフィスREIT。NBFとのギャップと3月銘柄カタリストでここまで持ち直した。あとは配当落ちで動き止まったところを狙いたい。

8953 日本リテールファンド投資法人 119,700 122,000 1.92% 6.03% 229,384
三菱商事系の商業REIT。GMS(イオンなどの郊外型商業施設)も都心型商業も不安。減損懸念の強かった博多リバレインを売却し一段落、というか悪材料①の吐き出し。Gビルシリーズとかすっ高値で買ってるしなあ。配当前に売りたかった人も一巡?

8954 オリックス不動産投資法人 373,500 383,000 2.54% 5.74% 108,938
オリックス系のオフィス中心(大規模ではないが中小型でもない)で、商業、物流、住宅も保有する総合型REIT。LTV上げて来てるだけに、今年はどこで仕掛けるか。

8955 日本プライムリアルティ投資法人 220,600 223,600 1.36% 5.72% 159,874
東京建物系のオフィスREITと一般的に言われるが、商業も結構多い。東京建物の「虎の子」の土地を取得。中野とか京橋じゃなくて良かった良かったと思いたいが、油断ならんのがんこのREIT。

8956 プレミア投資法人 287,500 298,700 3.90% 6.79% 58,754
NTTがメインスポンサーとなったオフィス・住宅の複合REIT。しょっぱいオフィスが重荷でNTTがどうやって挽回するか。住宅は業界No.1のKEN(スポンサーでもある)が担当。4月を意識して息の長い上昇トレンド。ここまで来ちゃったか感はある。

8957 東急リアル・エステート投資法人 438,500 431,000 -1.71% 5.10% 73,003
東急電鉄系のオフィス、商業の複合REIT。良い物件だけに目を奪われるとろくなことにならない。動きの少ないREITなのでこちらも3月の決算発表まで待ってもいいかな。

8958 グローバル・ワン不動産投資法人 589,000 597,000 1.36% 4.36% 57,849
近・新・大を掲げる(ほぼ)独立系オフィスREIT。大手町ファーストスクエア埋まるのか注目。大手町FSは3万円台だろうなあ。。天王洲はちょっと注意。

8959 野村不動産オフィスファンド投資法人 469,500 465,500 -0.85% 5.33% 142,035
野村不動産系のオフィスREIT。財閥系デベを追いかける業界2番手だが、1番との差は大きい。市況が上向けば怖いものはなんてない。4月銘柄で、ここまで上がるとさすがに利食いも。

8960 ユナイテッド・アーバン投資法人 90,000 92,800 3.11% 5.93% 195,194
日コマを吸収した丸紅系の総合型REIT。負ののれんがあるので今後3年は分配金5500円極めて固いが、アップサイドないのが弱点。やっぱり上昇相場に付いていけなかったが、その後の値持ちは意外に良い。95000円まで期待していい?

8961 森トラスト総合リート投資法人 745,000 739,000 -0.81% 5.17% 178,838
(良い意味で)孤高のデベ、森トラストのオフィス中心のREIT。汐留ビルはJ-REITで一番のビル。契約が固すぎて配当金は上昇しない。株価の動き見ていると完全にNBF、JREの次ぐREIT扱いだが、ここまで来るとちょっと重い。

8963 インヴィンシブル投資法人 6,580 6,740 2.43% 5.93% 9,087
住居中心の総合型REIT、オフィス、シニア、商業も。…ちゃんと運用してくれ頼むから。あと変なファイナンスは勘弁で。決算出るけど期待はしない。

8967 日本ロジスティクスファンド投資法人 680,000 690,000 1.47% 4.99% 102,120
三井物産系の物流専業REIT。低LTVと高い配当利回り。安心感あり。八千代のテナントは契約延長をゲット。次の一手はLTV上昇かPOか。GLPのIPOも噂されており、意識したい。中途半端な埼玉の取得は何ぞ。とても良い物件だけどさ。

8968 福岡リート投資法人 532,000 539,000 1.32% 5.94% 66,324
福岡の大企業(+日本政策投資銀行)のほとんどがスポンサーの総合型REIT。福岡地盤で格付AAの企業って5本もないらしい。今年は地方も面白いかもと思ってるが既に利回り6%。博多の商業は競争の1年か。

8972 ケネディクス不動産投資法人 274,700 285,200 3.82% 6.52% 81,724
スポンサーであるケネディクスよりも信頼されていた時期もあったが、スポンサー共々苦しい時期。新社長は未知数。中堅オフィスREITのリバウンド局面で、30万円でお疲れ様感もある。4月に入ったら売りも出てきそう。

8973 積水ハウス・SI 投資法人 342,500 343,500 0.29% 5.91% 39,527
積水ハウス系の住宅REITだが、商業のシェアも高い(これ以上は増やさないらしい)。大規模なPOすれば一時的には株価下落だが、中期的には間違いなくプラス。期待したい。

8975 いちご不動産投資法人 33,450 35,200 5.23% 6.53% 29,667
良く分からない、いちごグループのオフィス中心の複合REIT。負ののれん+金利コスト低減で期待を持てるREIT。順調に株価回復。物件売却も進めており、やることはやってる。

8976 大和証券オフィス投資法人 209,400 209,600 0.10% 4.87% 82,959
大和証券に何ができるのか良く分からないオフィス専業REIT。利回りだけでは売買できない銘柄で潜在能力は高い。なんだかよく分からないが、多かれ少なかれ間違いなくアップサイドはある。こ
ういうREITは無暗に買われる。

8977 阪急リート投資法人 374,500 379,000 1.20% 6.33% 32,367 競争激しいが、大阪の商業施設は良い物持ってる。決算は悪くなかったし、開示内容は玄人好みでピカイチ。梅田のポテンシャルは新宿に次いで日本2位、らしいです。40万円くらいまでは怖さもない。

8979 スターツプロシード投資法人 109,500 109,500 0.00% 6.88% 11,823
スターツって良い企業だと思うが如何せん華がない。個人投資家のシェアが高い異色の住宅専業REIT。住宅REITの序列では一番下なのは当面変わらない。

8981 ジャパン・ホテル・アンド・リゾート投資法人 193,600 200,000 3.31% 3.86% 21,144
日本ホテルファンドと合併を発表。ホテルも競争激しいが割安だと思う。順調に株価切り上がっているものの一休みか。ここまで上がってきてしまった。。。

8982 トップリート投資法人 427,500 444,500 3.98% 5.53% 68,898
スポンサーは立派だが、何をやってくれるのか良く分からないオフィス中心のREIT。晴海トリトンは厳しいが、やっぱりオフィス人気でると買われる。物件を買い増してPOの準備万端といったところか。新年度一発目?

8985 日本ホテルファンド投資法人 218,800 221,700 1.33% 6.68% 12,865
ジャパン・ホテル・アンド・リゾートと合併予定。トラブル続きだったので、これで一段落か。とりあえず4月の合併の際にリリース出ることを期待。

8986 日本賃貸住宅投資法人 37,550 37,750 0.53% 6.41% 50,238
極端な話、そこそこの物件であれば何とかなるのが住宅の良いところ。金利コストの改善も期待。最近の株価は足踏みだが、じりじりと再び上ブレ。ポートフォリオの入替が順調なのはいいこと。

8987 ジャパンエクセレント投資法人 392,500 399,500 1.78% 6.11% 75,366
興和不動産系のオフィスREIT。決算が思いのほか良かった。昨年は悪いニュースが続いたが、1年間は落ち着きそう。40万円は目先行き過ぎ。

3226 日本アコモデーションファンド投資法人 524,000 529,000 0.95% 5.33% 103,002
三井不動産系の住宅REIT。月初4営業日ほどで前月末の稼働率をリリースする拘りはかなりすごい。利回り5.5%切ってきたのでPOか何かで調整欲しいが、三井不動産の新年度入りまでお休みかな。

3227 MIDリート投資法人 209,000 214,000 2.39% 6.88% 39,296
関西電力系のオフィス中心のREIT。大阪の京橋のオフィスが大きな不安。動き遅いし、スポンサーは原発対応で一杯一杯か。安定感もあるし利回り7%は魅力だが19万円台からかなあ。東電の対応見てたら、パナソニックが関電に喧嘩売るとは思えない。

3240 野村不動産レジデンシャル投資法人 391,500 396,000 1.15% 6.11% 59,771
野村不動産系の住宅REIT。公募増資で調整した株価を戻し中。日銀銘柄に選ばれたのはちょっとサプライズ。ここまで早かったが、住宅が全般に重い。

3249 産業ファンド投資法人 430,500 434,500 0.93% 6.08% 60,132
三菱商事系の物流・インフラ系リート。ここまではあっさり上昇したが、アップサイドがないREITだけに6%の壁に激突。とはいえ下落相場に強いREITでまだ怖さもない。

なお、ランキング及びコメントは現時点の好みを表現したものであり、本ブログの情報を用いて行う判断の一切について責任は負いません。どうしても自分の責任で投資したくない方は証券会社や有料の情報をご参考いただくしかないと思います。