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J-REIT分析 2019年2月16日

人間ドックの結果がいまいちでした。inzaiです、こんばんわ。

血液検査が全体に悪いです。今までまったく問題なかった項目なので油断してました。忙しい上に怪我をしたこともあり運動してなかったのが影響したのかしらん。食事は少し抑えていたもののやや偏り気味だったかな。あと、寝酒ではないけど、寝る前に甘い薬膳酒を飲んでいたのも悪かったかな。1年前と大きく変わった習慣としてはそれくらいしか思い浮かばない。

仕事のストレスはそんなに。働き方改革のおかげで早帰りは出来ているので、あとはもう少し発散するところを作った方が良さそう。時間があれば運動するスタンスで今までやってきたけどこれからは運動する時間を無理矢理にでも確保しなければ。年だなあ。

さて、J-REITは全般的にこじっかり。2019年に入ってから日本株、海外REITには出遅れてますが、去年のアウトパフォームを考えると心地良い調整。去年は2月にものすごい金額のファイナンスが来てガタガタになったのに比べると件数、金額ともに適度な感じです。ただこのくらいのファイナンスはズルズル続くかもしれませんね。特にデベロッパー株は住宅で稼げなくなってきているので、今年はコンスタントにやってきてもおかしくないです。

足元の状況としては、昨年後半以降に海外資金でかなりのグロースを織り込んだオフィスと住宅は少し休憩モード。決算見てもマーケットギャップほどには分配金が伸びてません。JPRは物足りないし、NBFもガイダンスは年間3.3%成長と微妙。一方で、準大手あたりがジリジリと下値を切り上げてきている。いつもの資金ローテーションですね。でも、この辺、うまく取れませんでした。どうみても好調なのに投資口価格が切り上がってこず、外部環境がガタガタし始めたタイミングでグロース相場に。乗り換え損ねたなあ。あと、3%と6%のREITが併存しているのはさすがにギャップありすぎだと思いますが、金利上がり始めたらあっという間に縮んでしまうでしょうから評価が難しい。

では個別銘柄のコメント。じりじりとDPUを伸ばしている銘柄多いので改めてみると思ったより配当利回りが高い。

2971 エスコンジャパンリート投資法人 6.36%
2月に上場、IPO価格を上回ってきました。日本エスコンというスポンサーネームの割りにREITとしてちゃんと作り込んでいると思います。底地比率高いしポートフォリオの中にこういうのあってもいいよねって感じ。収益ボラティリティリスクは全部先送りぃ。

3226 日本アコモデーションファンド投資法人 3.36%
三井不動産の住宅REIT。都心住宅のこの1年間の賃料の伸びは凄まじいですね。REITは有能過ぎて稼働率が常にパンパンなので兆候が伺えませんでした。インヴィンシブルがガンガン伸ばしてましたがインヴィンシブルだしなあと冷ややかに見てました。ごめんなさい。

3227 MCUBS MidCity投資法人 5.03%
三菱商事がスポンサーのオフィスREIT。中部電力がREITビジネスに参画する一方、関電は離脱。懸念だった大阪のエクスポージャーも低下して普通のREITになりつつあります。大阪売る必要あったんかな?二度と買えないと思うけど。

3234 森ヒルズリート投資法人 3.94%
賃料成長があまり受領できないスキームなのでしょうがないけど競合REITに離されたなあ。六本木ヒルズが賃料上昇してないのである意味では正当な評価なんでしょうけどML外せばすごいことになる?ならない?

3249 産業ファンド投資法人 4.51%
高値で中途半端な物流ポートフォリオを買ったのが未だに低評価に繋がってます。雑に買うスポンサーの三菱商事から適当に放り込まれている感が半端ない。REITは頑張っていると思うんですけどね…

3269 アドバンス・レジデンス投資法人 3.47%
住宅REITの王者。どうしようもなく空気読めてない伊藤忠ロジ、エネクスインフラ見ていると伊藤忠が聡いのではなく高坂社長が聡いんでしょうね。

3278 ケネディクス・レジデンシャル投資法人 4.16%
ヘルスケアを背負いながら頑張ってる。POで思ったよりまともなヘルスケア入ってきてびっくりしました。それにしても1月中旬からの爆上げは謎。住宅で買うものがこれしかないとかそんな感じかと。

3279 アクティビア・プロパティーズ投資法人 4.31%
オフィスは欲しいけどファイナンスやる銘柄は嫌。そんな馬鹿なという感じ。東急不動産と良好なリレーションを築いているのかいないのか。

3281 GLP投資法人 4.40%
2018年にこれまでとペース変えて年2回もファイナンスやった影響がここまで大きいとは。特に何も変わってないと思うんですけどね。

3282 コンフォリア・レジデンシャル投資法人 3.57%
POやったししばらくニュースなさそう。

3283 日本プロロジスリート投資法人 3.78%
安定。ド安定。ZOZO懸念から少し下げましたが戻ってきました。

3287 星野リゾート・リート投資法人 4.92%
普通のホテルREITになりつつありますからこんなもんでは?

3290 Oneリート投資法人 4.99%
AUM1000億円乗せたけど改めて見るとゾッとするポートフォリオですね。ここはコア物件としてスポンサーからみずほ信託本店(もうすぐ築40年)を買いましょう。

3292 イオンリート投資法人 4.70%
消費税増税で上も下も激しそう。足元の上昇はイールドギャップの潰しの影響が大きそう。

3295 ヒューリックリート投資法人 3.87%
買い方が雑なREITは中長期的に競合に劣後しますね。

3296 日本リート投資法人 4.40%
双日がスポンサーの築古オフィスREIT。無茶苦茶な物件選定基準と思ってましたが走り切ったった感あります。心から感嘆します。時代を読み切ったなあ。日本リートのポートフォリオのがマシだと思える時代が来るとは。このくらいまでポートフォリオが大きくなればやれることは沢山あります。

3298 インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人 4.78%
これだけ上昇してもこの利回り。なぜ信用されてないのか?

3308 日本ヘルスケア投資法人 5.01%
ケネレジ+ジャパンシニアリビングのように、サムティ+日本賃貸住宅+日本ヘルスケアはあり得るのでしょうか。

3309 積水ハウス・リート投資法人 3.99%
じめんしぃ事件は強烈でした。みんなパニックになってたとしか思えない。京都のホテル買うのはその余波でしょうか。

3451 トーセイ・リート投資法人 6.55%
上にも下にもいかない。まさに裏道を歩いてます。

3453 ケネディクス商業リート投資法人 4.91%
やっと評価されてきました。世界的に見ればこの手の生活密着型商業REITは大人気ですからね。

3455 ヘルスケア&メディカル投資法人 6.14%
よくわかんないです。

3459 サムティ・レジデンシャル投資法人 5.90%
ガンガン入替やってる!すごい!巡航の概念とかなさそう。

3462 野村不動産マスターファンド投資法人 4.07%
野村不動産がスポンサーの総合型REIT。スポンサーから高値で物件が降ってきても、まあ降ってくるだけマシかと思える時代。ってか多少変なものを買わされてもポートフォリオのクオリティ変わらない、良い意味で地味な銘柄になりました。ずっとこんな感じだと良いのですけどね。茶谷の商業な突っ込みどころが多いけど。

3463 いちごホテルリート投資法人 4.91%
京都のホテルマーケットがボロボロ過ぎて辛い。AUMがまだ小さいのがネック。

3466 ラサールロジポート投資法人 4.81%
インベスコといい外資系アセマネ系のREITは評価低いですね。

3468 スターアジア不動産投資法人 6.52%
スポンサーはそこそこ腕利きの人揃ってそうですが、クローズドファンド型の運用は評価されにくいのでしょうがない。保有しておけばもっと値上がりするんじゃ?とか思ってしまうんですよね。

3470 マリモ地方創生リート投資法人 6.50%
2016年6月の上場から東証REIT指数は45%アウトパフォーム。その時の利回りは9%弱。トラウマ銘柄です。外部環境に引きずられてダメ評価してしまった。中身はほほ住宅REITだったのにちょっと商業が増え始めたのが気がかり。

3471 三井不動産ロジスティクスパーク投資法人 3.91%
やっと価格が落ち着いてきました。

3472 大江戸温泉リート投資法人 5.88%
下げが止まりません。この辺りの3流銘柄は分配金利回り6%からということでしょうか。スポンサーから賃料減額交渉されるとは思わんしなあ。。

3473 さくら総合リート投資法人 6.11%
特にコメントないです。

3476 投資法人みらい 6.12%
みらいとさくら総合が同じくらいと言うのもアレな話ですね。

3478 森トラスト・ホテルリート投資法人 4.42%
アップサイドなかったのでダウンサイドもない。そんな感じですが大江戸温泉みているといつギアが入るか不安もあります。

3481 三菱地所物流リート投資法人 4.46%
元気ないですね。

3487 CREロジスティクスファンド投資法人 5.74%
こちらも元気ない。小型物流REITの定めか。

3488 ザイマックス・リート投資法人 5.54%
もうちょっと内部成長ありそうな気もしますが、決算待ちです。次の一手次第ではもうちょっと化けても良いような。

3492 タカラレーベン不動産投資法人 6.79%
何もニュースないです。650億円と頑張って上場しておいてよかったですね。次のPOはちょっと怖い。

3493 伊藤忠アドバンス・ロジスティクス投資法人 4.99%
まあ、ひどいIPOでした。需要ないのにあんな値付けしたら投資家ドン引きですよ。少しずつ取り返してく行くしかないです。

8951 日本ビルファンド投資法人 3.03%
さすが天下の三井不動産。決算が期待値に届いたかと言われると微妙なところですが、足元で価格調整していたのでそんなに期待値パンパンではない。てか、年間5%成長出来ているのは素直に評価したい。

8952 ジャパンリアルエステイト投資法人 3.06%
数年前までNBFより株価高かったのに一気に突き放された感があります。しょせん地所による丸の外ビジネス。素直に良いもの保有してるね、という物件が少ないのがネック。もちろんクオリティは高いのだけど、いま投資家が求めているポートフォリオではないのがねえ。

8953 日本リテールファンド投資法人 3.97%
何をどう評価したら良いのか難しいREIT。ある意味では日本の商業施設の相似形だと思います。その中でキラリと光るストーリーがあれば良いのですが、最近はやや空回り気味。

8954 オリックス不動産投資法人 3.63%
ハイベータポートフォリオ代表銘柄。良いタイミングで逆張りできているので、ジリジリ評価が上がってきました。なんだかんだで亀本社長は投資勘が良いように思います。スポンサーが不動産にかなり弱気なのでこれからどういう動きを見せてくるか。。

8955 日本プライムリアルティ投資法人 3.40%
東京建物の意気込みがなかなか分配金の成長に繋がってきません。オフィスっぽいけど商業の割合が高いのでやむなしなところもあるけど、良いところだけ見て買われるので反動の下げも大きいです。最近38万円台まで急落したのは誤発注です。

8956 プレミア投資法人 4.33%
大した事してないのに大きく上昇して、何もしてないのに下落してきました。NTT都市開発がスポンサーでオフィス60%、住宅40%と綺麗にまとまってると思いますが、いかんせんスポンサーが中計策定中なので何が出てくるやら。

8957 東急リアル・エステート投資法人 3.46%
2018年はほぼ右肩上がりでした。基本的にポートフォリオのクオリティ入替しても何しても評価されなかったのに不思議なものです。そんなん読めないわー。

8958 グローバル・ワン不動産投資法人 3.56%
明治安田生命がスポンサーのオフィスREIT。第一生命もそうですが、基本的にREITを上手く使ってやろうという意思が見えないです。

8960 ユナイテッド・アーバン投資法人 4.00%
丸紅の総合型REIT。一時の勢いはなくちょっと苦戦気味。ホテルを大量に買った時期がほぼピークだったので、そこが足を引っ張っています。REIT投資家が既存物件のリニューアルとかそういうの評価しないのはなぜなんでしょう。中長期的に必要なプロセスと思うんですけど。

8961 森トラスト総合リート投資法人 4.27%
ポートフォリオの20%強を占めるソフトバンクが退去!うん、なんとなく気づいていた。投資口価格もほぼノーアクションでしたね。

8963 インヴィンシブル投資法人 6.99%
苦しい時期が続きます。ホテル市況もそうだし、そもそも何をやるか分からないREITなので。

8964 フロンティア不動産投資法人 4.66%
分配金成長が年6%だけど利回り3%のNBFより、分配成長が年2%だけど利回り4.6%のフロンティアのが良くない?そんなことない?含み益が少ないし実現可能な売却益出しにくい?まあそうでしょうけども。

8966 平和不動産リート投資法人 3.97%
やっぱやる気が大事です。投資口価格の30%はやる気ですから。

8967 日本ロジスティクスファンド投資法人 4.13%
やっぱやる気ですよ。

8968 福岡リート投資法人 4.20%
福岡のオフィスは絶好調ですが、インバウンドがピークアウトした中で買われにくい。低成長ド安定のREITなので。

8972 ケネディクス・オフィス投資法人 3.59%
波に乗ってます。NBFと同じくくらいの分配成長できるでしょうか。

8975 いちごオフィスリート投資法人 4.22%
2017年からずっと右肩上がり。ここまで来たらそろそろ、というところまで来ました。物件入替継続でもうちょっと頑張りそうな気もします。

8976 大和証券オフィス投資法人 3.34%
不動のオフィス3番手。

8977 阪急リート投資法人 4.42%
大好きなREITですが、大型オフィスが買われる中で地方特化型RETはどうしても劣後します。いきなり名古屋の物件を取得したから?まあそれもあるかも。

8979 スターツプロシード投資法人 5.22%
利回り5%、意外と低いな。。

8984 大和ハウスリート投資法人 4.08%
このタイミングで地方物件をまとめて取得するとか意味が分かりません。もうちょっと投資家受け狙ってもいいような。

8985 ジャパン・ホテル・リート投資法人 4.39%
宿泊特化型一本やりじゃないところが救い。ほんとに景気が悪化したらどうなるかよくわかりません。

8986 日本賃貸住宅投資法人 4.53%
小型住宅のポートフォリオ。売却すればえらいことになりそう。

8987 ジャパンエクセレント投資法人 3.55%
興和不動産頑張ってるのにいまいち結果に繋がらない。一年中求人出しているのはなぜなんでしょうね。みずほグループだけに職場環境が劣悪なんでしょうか。

明けましておめでとうございます&2018年の個別REIT振り返り

明けましておめでとうございます。inzaiです。
2018年はしんどい年でした。金融緩和縮小を警戒してキャッシュやや多めで運用しておりましたが、それでもテイパリングがこれほどまでマーケットを壊すとは思ってなかったです。特にエマージング株が年初から上昇し、その後にパリティショックで上下の売買をこなし、1月2月で2018年の価格レンジが固まったかなと思っていたので、悪い話があっても逆張りで売買しておけばそこまでダメージは食らわないだろうと油断してました。

このブログでも、5月6月とバタバタしてましたが7月からは上昇するだろうけどそんなには上がらないからほどほどのポジションで行きます、てなスタンスで更新頻度が急低下。実際に市場も上昇して細かいポジション調整で良いかなと思ってたのでブログ更新の必要性もあまり感じてませんでした。

難しかったのは、株式市場がズルズルと調整する中でディフェンシブ性の強いJ-REITが10月に駆け上がったとき。オフィスと住宅が中心でファンダメンタルズ的に許容できなくもないけど、決算そこまで強くないよね?ってところで売り時かなと思ってJ-REITをそこそこ売りましたが、記事を書くほどの自信がなかった。高止まりする可能性もあるし1800pt以下が押し目になるかどうか分からなかった。

それが10月に日経平均が24000円付けて力尽きて、世界の株式市場も下がる下がる。で、年末にかけて1700pt割れ直前まで急落して一気に1774ptまで戻して終わり。いやー、激しかったです。1750pt割れで少し買いましたけどそんなに思い切った動きはできなかった。

一方で、J-REIT以外はかなりやられました。エマージング株もクレジットもコモディティも。10月以降も売買目線を変えてなかったので、大きな調整は押し目買いチャンスと思って、少しキャッシュポジションを引き下げてしまったのでダメージ食らいました。ロングショートもマルチアセットも絶対リターン運用はほぼ全滅という認識はあったのだけども、あそこでロングオンリーがキャッシュを積み増してさらにという判断は出来なかったです。トランプが滅茶苦茶なのも中国が至る所で火花散らすのも新しい話ではないし、2020年には利上げ打ち止め、引き下げなんて話は今年頭からあったやん。ええー、今ころそんなことで売却するのと。

と言うわけで今年はどこもかしこもボラティリティが高まりそうですし基本に立ち返ってブログを更新していこうかなと。

まず2018年J-REIT振り返り。今年は趣向を変えて、パフォーマンス順(2017年の振り返り記事2017/12/15から2018年末)にコメントです。NBFからコメントするのに飽きたわけじゃありませんよ。

東証REIT指数 +5.7%
クソみたいな株式市場とは対照的に素晴らしいパフォーマンス。日銀という固定株主の買い増しと減配を辞さないAUM拡大策が功を奏したとも言えます。不動産セクターの時価総額抜いたので、今後はファイナンスのハメ込み先には相当苦労しそうですし、金利コストはいつまでもネックではありますが、このくらいの利回りなら10年保有すればトータルリターンがマイナスなんてことにはならないでしょう。

8966 平和不動産リート投資法人 +29.4%
来ましたねー。本ブログの一押し銘柄。中計というやる気、資産入替という有言実行。そして絶好調の都心オフィス&都心レジというまさに時流に乗りました。ポートクオリティからして分配金利回りが4%切るまで上昇するとは思いませんでしたし、外部成長をきっちりやってくれるかどうかは未知数。ただスポンサーからの期待値が低いので変なことにはならんだろうなと。

8951 日本ビルファンド投資法人 +23.4%
業界の盟主。強烈なパフォーマンスでした。オフィスの大量供給懸念が払拭→内部成長期待へ転じた局面での海外からの買いはすごかった。それまで、IR担当は「なに説明しても大量供給懸念で終わってしまう。あかんわ」完全に諦めモードでしたからね。ただ、半年タームだとレントギャップの具現化は波もありそうなので、数字が付いてくるかは何とも言えない感じ。そもそも利回り3%未満のREIT買う必要ありますかね?

8958 グローバル・ワン不動産投資法人 22.0%
途中から完全に売り手不在の価格形成となりました。東急不動産の南青山退去は最初から分かってたけど皆理解しているかどうか分からんから買えなかった感じでしょうか。御堂筋も強烈に強かったし、グロワンと言えば近新大やろ!てなノリで。ちょっと前にその目標は微修正してた気もするし、内部成長はきっちり取り込んで来てたREITです。ここからはちょっと鈍化するんじゃないかな。

8975 いちごオフィスリート投資法人+21.8%
この中小型オフィスポートで稼働率99.1%とかあり得る?私が不動産ファイナンスの世界に突っ込んだ時は95%以上はノイズなんで見ちゃいけないと言われて育てられたもんですが。資産入替、リーシングはきっちりやってきたREITなんでこの上昇は素直にうれしい。ただ、独立不動産系REITが何の武器もなく利回りが4%切るのは無理だろうなあ。スポンサーからも物件流れてくるだろうし。

8976 大和証券オフィス投資法人 +20.0%
またオフィス。名実共に3番手のオフィスREITということ良いのではないでしょうか。リーマンショック後に一番成長してきた(運用体制、ポート、IRの全てにおいて)REITなんでトレンド変わるときはこのREITからだと思います。要チェック。

8957 東急リアル・エステート投資法人 +18.8%
モノは良いけど外部成長がねえ、と言われてたのは最近の話。外部成長=悪いなってますからね。この辺が株式市場の面白いところでもあり難しいところでもある。

8956 プレミア投資法人 +17.2%
3年毎に社長がスポンサーから送り込まれその度に投資口価格が上昇するREIT。平和不動産リート同様に資産入替&オフィスとレジの混合ポートが評価。6月まで潰れるんじゃないかという売られっぷりだっただけに回復の印象が強い。

8954 オリックス不動産投資法人 +16.3%
一方でこちらはそんなに上昇したっけ?という感じ。1月にガツンと上昇してその後はまったりという動きだったので印象ないです。年末にかけて亀本社長がまさかの社長継続で投資口価格にもプラス。有言実行できる数少ない社長なんで好きです。

3282 コンフォリア・レジデンシャル投資法人 +14.7%
2018年はレジREITの年でした。たまにこういう局面来ますけど、今回は民泊規制&かぼちゃで需給ボロボロなるんちゃう?とマーケットがまったく内部成長を織り込んでなかった状況からの織り込み方は凄かった。ダウンサイドリスクが小さいのは前々からなんで特筆すべきことなし。でも足元の数字に引っ張られ過ぎですよね。投資口価格上がっても外部成長のギア上げるのは難しいし。

3226 日本アコモデーションファンド投資法人 +13.7%
気が付けば住宅特化型REITの数が大きく減ってます。大手デベ系となるととりあえずアコモ買っとけと。NBFと同様に2018年は何もしてないようなもの。要町を売却したのはやる気の面でポジティブ。

3227 MCUBS MidCity投資法人 +13.3%
こういう銘柄苦手です。特に目線持たず札束でガツンと物件取得して追い風吹くパターン。向い風の時になんとかする力あるのかなあ。いや、でも、素晴らしいタイミングでオフィス買ったのは事実だし松下IMPビルの売却、EPRA/NAREITの組み入れは課題を一つずつクリアしていった結果だしなあ。

8952 ジャパンリアルエステイト投資法人 +13.2%
クロスタワー売却して、フロントプレイス日本橋と新宿フロントタワー取得して、良い買い物だったと思います。NBFと差が付いたのは、安定性優先するための賃料交渉力の差か何やってくるか分からない不気味さ故か。

8955 日本プライムリアルティ投資法人 +12.9%
ここに限らず大手銘柄はどこも抑え目な運用でした。ボラティリティが上下したのと、スポンサーが2018年より2019年の利益を欲しがったのが大きいと思ってます。2019年6月期は思ってたより利益伸びてこない印象が強いです。いつも通り保守的なんでしょうけど、投資口価格のボラが例年より低いので、ちゃんと評価されてきたということなんでしょう。投資機会としては寂しい。

3298 インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人 +12.3%
J-REITらしく上にも下にも動きました。ポートフォリオのクオリティが徐々に落ちてきているのが気になりますが念願のEPRA/NAREITインデックスにも組み込まれたしインベスコとしてはやることやったという感じでは?このP/NAV倍率でこの分配金利回りってことはそれなりに妥当な価格で物件を取得してきていると評価しても良いけどシクリカルには弱そうだからなあ。でも、オフィスも住宅もファンダメンタルズのピークアウトの兆候が見えてないのでもうちょっと突っ張ってもいいのかな。

8987 ジャパンエクセレント投資法人 +9.7%
Airぶっこんできました!第一生命から地方のオフィスねじ込まれました!スポンサーも理由がなければ売れないわけでこのタイミングになるのはしょうがないけど、ずっと採用続けているし会社の体制はどうなのかな。良くわかんない人が出向してきてIR出てくるよりはマシか。スポンサーも以前よりはREITビジネスを理解してくれてるように思えますし。物件は元々いいしね。

3269 アドバンス・レジデンス投資法人 +9.6%
パフォーマンスこんなもの?と思ったら12月に思いっきり下げてますね、というか10月11月が上げ過ぎ。J-REIT随一の優良REITであるのは間違いないですが、それとリスクリターンのバランスはまったく別。いくら上がろうとも現物市場がこんな状況ではどうにもならんし恩恵も受けられないのは寂しい。

3463 いちごホテルリート投資法人 +9.6%
こちらも激しく動くREIT。ホテルとは言えバジェット中心なので業績のブレはそれほどでもないものの時価総額が小さいのでちょっとしたニュースで動きます。2018年は地震も台風も多かったしね。浅草のホテル売却で利益6.9億円出したのはビビりました。ナイストレード。

8972 ケネディクス・オフィス投資法人 +9.5%
こちらも大きく上昇して大きく下げてきました。2019年4月期以降の業績予想が何だか控えめで、仮にオフィス市況がピークアウトしてたとするならここで確認できてたってことになりそう。稼働率を維持できるかどうか。誰もそんな心配してないマーケットだけど。ARAとの関係どうなるんでしょうね。

3296 日本リート投資法人 +9.1%
後発REITなのに思いっきり突っ張ってきてついにEPRA/NAREIT入り。すごい頑張ったと思います。取得の仕方を見ると控えめに言っても何かを選別した感はなくとりあえず買えるものをその時の一番高い値段を出したとしか思えないけど、REITは投資口価格がすべて。初期に取得した築古物件は賃料単価が低かったので収益に寄与するのは当然ですけど、その後に買った物件も上手くオペレーションしてた。足元でずっと稼働率下がってきているのが気になるところ。賃料重視なんやろか?

8977 阪急リート投資法人+ 8.9%
2017年にインバウンド期待剥落懸念から調整してたこともあり、2018年は年を通してしっかりしてます。名古屋の商業を取得した時は「おお?なにあったの?」と思いましたが、その後はグランフロント取得という大ファインプレイ。MIDリートなき今、大阪を代表するREITとしての地位を確立しつつあります。スポンサーとの会話、取得物件の面で一番好感が持てる。でもららぽ甲子園を売却するのはもったいなかったなあ。

3292 イオンリート投資法人 +7.7%
ここから商業REIT3連発。マーケットが勝手に失望して勝手に上昇してきました。彼らの目線はほとんど変わってないし、分配金の安定性もそのまま。IRってホント疲れる仕事です。熊本の物件売却は2度目のスポンサーの本気度の現れ(1度目はレイクタウン取得)と思ってます。よく分からないけど不安、てのは止めましょうよ。

3453 ケネディクス商業リート投資法人 +7.4%
生活密着型特化から2018年に小型物流も追加。商業の人にいきなり物流やれって言われても現場担当者は困るかもしれませんが、テナントさえ付けてしまえばオペレーションはそんなにないし、小型物流に特化するREITは今後も出てこないでしょうからストーリーとしては面白いです。非常に頑張っているREITなのでもっと評価されると良いね。

8953 日本リテールファンド投資法人 +7.1%
ラゾーナに立ち向かうためにルフロンに水族館誘致。ほえーという感じですが、サンシャインやスカイツリーの事例もあるしあり寄りのあり。どんだけ設備投資必要やねん&テナントとしては儲からんやろうからその辺どうするのか?という懸念あるけど広告宣伝費と割り切るしかない。内外投資家からけちょんけちょんな物件取得でしたしね。ラウンドワンの追加、柏、戸畑売却はまあいつも通り雑食&肉食ですなあと。あと社長変更早すぎない?在任期間10カ月てのは何かあったんでしょうかね。

8967 日本ロジスティクスファンド投資法人 +6.7%
2度目の自己投資口買いで悪くない1年だったのではないでしょうか。先に下がってた分の戻りとも言えますし、自己投資口買い=ファイナンスは当面ないので安心ということでもある。ほんとJ-REITマーケットって一貫してませんわ。

3290 Oneリート投資法人 +6.6%
Jタワー売却して東京パークサイドビルを取得。意味があるようなないような。まあ府中はマーケットが薄すぎますわな。インベスコと同じでP/NAV1倍ちょいでも分配金利回りは5%。こういうのどう評価したものか悩みます。やっぱ日本は金利低すぎる。

3451 トーセイ・リート投資法人 +6.2%
LTVもDPUもジリジリ上昇してます。やってることはある意味で一貫してて市況に左右されない低位安定物件の取得なのですが、最近はちょっと、あれ?と言うことも。火事で稼働率が低下した物件?なんのことでしたっけ?

3455 ヘルスケア&メディカル投資法人 +5.3%
ついに利益超過分配(減価償却費の20%)開始しました。物流REITはそうはいかないだろうけど、ヘルスケアならそのお金で小型物件取得も可能だろうに。AUM700億円くらいまで速やかに成長できていれば良かったけど、まずは投資口価格のテコ入れということですね。1000億円くらいまでいけば両立できるし良い手だと思います。アメリカのヘルスケアREIT見てて分かるように、規制変更リスクはどこまでもついてくるので心配してもしゃあない。ポート拡大で消せるものではない。

3295 ヒューリックリート投資法人 +5.0%
このオフィス全盛期にこの出遅れ感。銀座あの値段はないわー、スポンサーパイプライン豊富過ぎ、などなど突っ込みどころが年々増える一方で投資口価格も苦戦気味に。しかし苦戦とは言ってもかなり狭いレンジの範囲なので過度にリスクを意識する必要もないとは思います。売れば下がる銘柄なのでそこらへんの怖さがねー。

3309 積水ハウス・リート投資法人 +4.9%
積水ハウスリートと森ヒルズはオフィスの成長性が低いのでどうしても保守的に見られがち。上位銘柄との利回りギャップは良い感じに開きつつあるけど面白みには欠ける。有言実行で入替進めてるし都心の住宅もたくさん持ってるのにね。

3488 ザイマックス・リート投資法人 +4.8%(IPO価格対比)
1年目だしニュースないのはしょうがない。オフィスもあるのにあまり評価されてないのね。AUMが小さいとしょうがないけど面白いと思います。ただ外部成長は景気サイクルとのスピード勝負になってきた感もある。

8960 ユナイテッド・アーバン投資法人 +3.8%
評価されたりされなかったり忙しい1年でした。碑文谷に41億円投資しておいて売却って良くわかんないです。何してんねん、という気持ちもなくはないけど売却益と大型リニューアルの実績が欲しかったという意味では素晴らしい経営判断。これからもCAPEXが必要なので現状維持だけでも大変ですがコツコツやっていけるだけの余裕&社風は素晴らしいのではないか。でもこの利回りはちょっと安いというか妥当と言うか難しいところ。

3278 ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人 +3.1%
投資口価格の推移を見ているとジャパンシニアリビングを買収する必要あったんですかね。他社に取られるよかマシですか。テナントの分散が効いているからこそヘルスケア取得できるというのは間違ってはないのですがリスクの大きさを考えるとリスクリターンがプラスとは考えにくいなあ。配当利回りが4%後半であれば怖くもないけど。

3476 投資法人みらい +2.8%
ものすごく低い発射台からジリジリと上昇してきましたがこの1年は横ばい。ここに来てホテルを取得するセンスは消去法の選択肢と思いたい。この劣化ユナイテッドアーバンをどう評価すれば良いのだろうか。日ロジとくっつけば良いのにね。

8979 スターツプロシード投資法人 +2.4%
割安に放置気味だけどしょうがない。自己投資口買いする体力もあんまりないしな。このマーケットなら高値で物件売却してLTV下げるか自己投資口買いするのは余裕なんだろうけど意外と物件に愛着があるREITなので難しいかと思います。頑張ってはいるんだけどなあ。

3308 日本ヘルスケア投資法人 +2.3%
ケネレジのように日本賃貸住宅と合併するんやろか。たぶんIRもそればっかりじゃないかな。

8986 日本賃貸住宅投資法人 +1.9%
日本ヘルスケアと仲良く並んでます。大きく買われた時期もあったのですが地方のレジは賃料が上昇しないということが明らかになってしまったので売られました。大和証券グループに入らない方がマシだったんじゃないかなと思ってる人も多そう。サムティと、日本ヘルスケアとの行先はいずこに。

3234 森ヒルズリート投資法人 +1.2%
ヒューリックリートと同じような投資口価格の動きですがやってることは全く逆。ML外してた方が投資口価格は上昇してたのかな。いや、ヒルズの賃料は上限で張り付きっぱなしなんでそんなことないでしょ。長い間、方針が一貫しているとどうしてもマーケットの流行り廃りに左右される局面はあります。

3462 野村不動産マスターファンド投資法人 +0.1%
いい加減、REITをゴミ箱扱いしているとスポンサーもREITも不幸になるだけと理解してくれないだろうか。

8961 森トラスト総合リート投資法人 -0.4%
まったく動かない1年でした。売却益でダウンサイトを抑えつつ時間稼ぎ。何のために時間稼いでいるのかよく分かりませんけど。

8968 福岡リート投資法人 -0.9%
関西と北海道に災害があったもののあまり追い風は吹かず。オフィスも好調だし少しずつ成長していくと思うんですけど、インバウンドの爆発力はもう期待できないので、なかなかカタリストありません。ラオックスが中計を下方修正し、免税店ビジネスから多角化を志向しており、キャナルもテナントミックス考えないといかんなあと言ったところ。フェリー客がごっそり減ってもインバウンドの爆買いがあるわけじゃないからダメージはそんなにないといっても、ボディブローのように効いてきそうだしなあ。

8985 ジャパン・ホテル・リート投資法人 -1.4%
ホテル系REITは総じて可もなく不可もなく。守るのか攻めるのか難しい局面ですよね。

3459 サムティ・レジデンシャル投資法人 -3.2%
結局、大和証券グループ系REITになるのかどうか分かりません。小さい物件を山ほど買い続けてどこへ行こうとしているのか。J-REIT市場は昔から築浅の小型物件を高値で買い続けるREITに厳しい。運用効率面からすればスポンサーはさっさと外部に売った方が双方にとってメリット大きいと思うんですけどまずはAUM4桁ですかね。あと100億円!

3283 日本プロロジスリート投資法人 -4.0%
物流REITはそんなにコメントないです。成長なきファイナンスを続けても意味がないことに早く気づいてもらいたい。J-REIT市場には大量のファイナンスを消化できるだけの潜在資金はないです。

8964 フロンティア不動産投資法人 -4.3%
頑張ってたんですけど最後に権利落ちと共に大きく下げました。たまたまなんで気にする必要なく投資口価格は1年を通して安定していたということで良いかと。ある意味、何を説明しても分かってもらえないので淡々と運用することにしたのかな。良い意味で力みがなくなったかと。

3468 スターアジア不動産投資法人 -5.2%
頭使って運用しているのですけど如何せん一般受けしません。個人的には応援してます。分かりやすい物件とストーリー、財務面で安定してそう&REITをゴミ箱扱いしなそうなスポンサーとあらゆる面で疑われてます。もっと信じてあげても良いと思うんですけどねえ。確かにリーマンショックで苦境に陥ったREITはまず独立系からだったので気持ちは分かるんですけど、そんなマーケットつまんないじゃないですか。

3279 アクティビア・プロパティーズ投資法人 -5.5%
いやー、銀座突っ込んできましたね。超一等地とは言い難いしあそこの物件(再開発前)が苦しい時期も知ってるので頑張ってくれやという気持ち。ずっと上手くいってたんで調子に乗ってしまったのかなあ。エリートコースに乗ってる社長が出向してきたときは良い物件ばっかりだったのにやれやれですわ。でも総じて良いポートフォリオではありますよ。

3287 星野リゾート・リート投資法人 -6.1%
旅館REITが成長止めたら如何でしょと。災害も向かい風になりました。これからどうするのか注目されます。良くわかんないREITになってきました。星野イズムってそんなペースで拡大しても大丈夫なんかな。

3466 ラサールロジポート投資法人 -6.5%
物流REITは言いたいこと同じなんで今回は省略!

3249 産業ファンド投資法人 -6.5%
物流REITは言いたいこと同じなんで今回は省略!産業施設を有していることが若干ユニークなところですが最近は外部成長による分配金成長ストーリーも曖昧になってきて良くわかんないことに。安定感はあると思うのですけどね。

3472 大江戸温泉リート投資法人 -7.8%
特に何もないはずなんですが、年末にかけて急落。ADRが若干頭打ちなのと、ベインの東芝メモリ関連の恐怖があるのでしょうか。私は言ったことありませんが、両親曰く大江戸温泉は評判が大変良いそうです。いつか行ってみたい。

8963 インヴィンシブル投資法人 -8.0%
ケイマンどうするねん問題。移行期間なしに導管性要件を満たさないなんてことにはならないと思いますがトラブルが絶えないREITです。京都の物件も高値で買うだろうし、まだまだ悪材料出尽くしにはほど遠い。でも、この辺の価格ならダウンサイドも知れているだろうし、リスクリターンのバランスは良いと思う。

8984 大和ハウスリート投資法人 -8.3%
略。やる気感じられないしね。スポンサーの中計次第ではさらに苦労するのでは?昔は好きなREITだっただけにとても悲しい。

3487 CREロジスティクスファンド投資法人 -9.5%
J-REITの小型IPO銘柄は最初の1年は皆苦労してます。ここからどう巻き返すか。大手物流REITとは違う成長ストーリーを見せてくれないかなあ。できると思ってます。

3281 GLP投資法人 -9.8%
略。

3492 タカラレーベン不動産投資法人 -9.8%
うーん。見事にPAGのゴミ箱になったなあという印象しかないです。平成が終わろうかとしているのに80年代、90年代の物件ばっかり。タカラレーベンの名が泣いているのではないか(そんな大層なもんでもないか)。もっとスポンサーからバランス良く買ってIPOすれば良かったのにね。ヤマダ電機の投資主優待券は何気にお得感ありますけど、将来どんなクソヤマダ電機物件が入ってくるのか楽しみでしょうがない。本当に都心物件を入れてくるんだろうか。誤解されたくないのですが、嫌いなREITではありません。こういう物件をREITが上手く運用できないとどのみちJ-REITに将来はないので頑張ってほしい。

3478 森トラスト・ホテルリート投資法人 -10.6%
まず物件数を増やしましょう。せめて片手では数えられないくらいに。このサイズで10棟集まれば迫力ありますよ。投資口の夏からの急落は何が起きたのか。やっぱ災害?

3470 マリモ地方創生リート投資法人 -10.7%
リビタの運用会社株譲渡はびっくりしました。リビタはマリモが何なのか良く分からないまま参画したんですかね。物件取得の条件くらいにしか思ってなかったのに物件買ってもらえる気配がないので解消したとか。地方創生の重要性は否定しないけど時間が足りない気がします。やるならコンパクトシティの開発とセットにするしか方法がない。

3473 さくら総合リート投資法人 -13.6%
POできませんでしたwwwwってリリースは初めてみたなあ。たまげました。いきなり物件売ってるし何やってるんだか。

3471 三井不動産ロジスティクスパーク投資法人 -14.0%
略。

3481 三菱地所物流リート投資法人 -14.4%
略。

3493 伊藤忠アドバンス・ロジスティクス投資法人 -18.5%
略。ってかあの地合で公開価格103,000円とかあり得ないし。そら苦労しますわよ。物流施設なんてまだ大きく間違えうる局面じゃないと思っているので他の方が指摘するような稼働率悪化問題があるとは思ってないけど、ちょっとイメージが悪すぎる。

J-REIT分析 2017年12月16日 今年のまとめ!

この2ヶ月、忙しかったのでブログの更新頻度もめっきり落ちました(言い訳)。inzaiです、こんにちわ。

本業とは関係ないところで忙しくなるってのは、マンネリ傾向にあった時は良い刺激になると思ってましたが安易に引き受けるとほんと大変。無駄に年を取ったせいで責任を伴う依頼が多く、自分が頑張れば良いんでしょ?というノリではこなせないものばかり。良い経験になりましたが、金に繋がる気がしないものに取り組むのは正直しんどい。そもそも社会人になるときに、会社選んだ理由って自分の人生に役立つかどうか、という観点しかなかったので、改めて世間にはしょうもない仕事が沢山あるんだなあと痛感しました。そんなんやらんくても現場に賢い奴がいれば勝手に上手くいくってと思いつつ、思考停止野郎どものお世話をしていました。

幸い、J-REITは死んだような1年で、来年になったら不死鳥のように復活する見込みもそれほどないので、ブログへの熱意もそれほど盛り上がらないというのも本音。このテンションは来年もそれほど変わらないかなあ。悪くはないですが、正しく理解されていないからこそ投資妙味があるわけで、配当利回り4.1%の東証REIT指数は将来のダウンサイドが適度に織り込まれた水準でしかなく、大して面白くないです。海外まで見渡すとJ-REITより規制に守られて安定成長できる銘柄が沢山あるので、成長頭打ちのJ-REITを買う必要性はあまりないんだよなあ。

その一方でクラウドファンディングのページを作ったりしてますが、こちらもいまいち盛り上がりません。認知度が上がるにつれて金利上昇してないのにリスク水準だけ上がってます。SBIソーシャルレンディグはロールオーバーされていつまで経っても投資開始されないし、オーナーズブックはいよいよ開発案件に手を出し始めてそれでも募集は瞬間沸騰で投資機会ないし、そこまでして投資妙味ないかなあと。いや、それでもモニタリングは続けますけどね。

とりあえず年末年始は温泉で5連休確定。お供は暴力の人類史。プレステ生みの親である久多良木氏に「これ読んでない奴と話をしてもしょうがない」とまで言わせているスティーブン・ピンガーの名著。負債論 貨幣と暴力の5000年を読んで以来、特定分野の歴史ものにはまってます。負債論の700ページ超もしんどかったけど、こちらは上巻だけで650ページ。楽しみです。もっとも、経験上、歴史もの好きを公言するサラリーマンには無能が多いので、その分野のアピールはほどほどに。なおリンク先で買ってくれるととても嬉しいです。

さて、ここからが本題。2017年のJ-REITは、浮動株化イベントによる無駄なボラティリティをエンジョイしてたらいつのまにか毎月分配型投信からの流出が止まらなくなりズルズルと売られていきました。そのため、ファンダメンタルズはすこぶる好調だったのですが、配当利回りは未来永劫3.5%を割ることはないだろうという外部成長ストーリーで資本政策してきたツケが回ってきました。すなわち、現物不動産の価格は天井で張り付く一方でエクイティのプレミアムコストが大きく上昇したせいで、何もできないREITが続出。

もっとも、全REITが(と言ってもいいと思う)2016年‐2017年のユーフォリアでもそれほど浮かれることなく、LTVを抑制しつつ、配当成長もそこそこで運営されていたので、経営危機に陥るようなREITは出てきません。

グロースのない株は株にあらずという世界共通の標語がある中で、舵取りが難しい状況になってますが、いまのところ少々株価が上がったところで現物不動産は手が届かないところにいるので頑張ってもなあという雰囲気になっているのは安定配当を志向する投資家にとっては心強いです。

一方、強いファンダメンタルズと緩々の金利環境を反映して、中小型REITが軒並み上昇しているのは個人的にはなんとも言い難い。頑張っているREITが評価されるのは嬉しいけど、雑なREITも沢山あるのは事実だからなあ。。特にこれまで高く評価されてきたREITにとっては腹立たしいことでしょう。それでも総じてREIT全体が高く評価されるのは悪くないことです。特にイメージ先行だけで二極化していきた2015年・2016年に比べると今の状況の方が健全。投資している方としてはつまんないことこの上ないですけどね。

なお2016年の二極化真っ最中のあの時は自分もマリモの評価を間違えました。社会インフラとしての不動産の価値ではなく、単なる会社としてざっくり見てしまった。スポンサーが弱小とか地方だからダメという意識から入って粗探ししてしまった。基本を外した。負けるときは得てしてそんな時です。

では2018年のJ-REITがどうなるかと言うと、少なくとも毎月分配型の利回りが下がるまではダラダラと資金流出が続くかなと。さっさと内部留保が尽きてくれればいいのですが、純資産が減ってることもあってあと数年くらいは問題なく1桁後半の水準を維持してくれそう。ここの利回りがインデックス並みの4%から高いコスト控除して3%くらいまで落ちれば配当利回りは1/3ですからね。そこで一気に資金が流出してセリクラ、と言っても半分くらいはインデックス型に誘導されるのでそれほど大きな混乱にはならない、なんて考えてます。

あとは最近動かなくなった日銀も色々言われてますが、年が変わったら何ごともなく買い始めるでしょう。合併もそれほど期待できず、ヘルスケアの救済合併や同じスポンサー同士の合併くらいで、スポンサーを超えた、J-REIT業界でのし上がっていくためのような合併は期待しにくいでしょうねえ。海外REITは合併が活発になってますが、J-REITは独自の開発パイプラインもないし、物件売却してポートフォリオが効率的になるほど歴史的な蓄積もないので妙味ないです。非上場化してばら売りするのが一番手っ取りばやいので買収合戦になってくれれば夢あるなあ。

とりあえずリスクは政治です。今の体制が変わると日銀の政策も変わる。世界が利上げ向かっている中で強い信念を失うと日本の金利は跳ねるかもしれないのでその時はJ-REITは当面お休み。

で、個別コメント。数字は配当利回りとYTDリターン(12/15まで、インフラファンドはタカラレーベンとカナディアンソーラーのデータ更新終わってないので記載なし。気になる方は御自分でお願いします)。東証REIT指数のYTDリターンは-9.53%。前年末時点の利回り残しておけば配当成長が見えたのに惜しいことしました。Window10がクラッシュして残ってないです。

8951 日本ビルファンド投資法人 3.31% -13.4%
清清しいくらい何にもしなかったですね。2012年に三菱重工ビルとかソニービルとか買いまくったやん!もうええやん!というのが逃げ文句でしたが、さすがの三井不動産も不動産価格の上昇がここまで続くと思ってなかったのか。サイクルの中で外してないのはさすがですが、もう盟主という存在感はないなあ。ミッドタウン日比谷が竣工するのでそろそろNBF日比谷ビルはスポンサーにお返しするのかな?NBFの中で4番目に大きいビルを売るのでそこそこシンボリックなビル欲しい。せめて飯田橋を期待したいけど地上げに体力使った物件なので、せいぜい浜離宮か八重洲だろうか。日本橋は絶対に来ないだろうなあ。いや、NBFが売った物件あって再開発してるのあったな。

8952 ジャパンリアルエステイト投資法人 3.38% -14.6%
AERを高値で買った時は「ああ、いつもどおりのチョンボを繰り返すのか」と思ったけども、その後は静かなもので、むしろ開発案件に踏み込んだことで私の評価は少しだけ上がりました。このREITがスポンサーから丸の内のビルを取得することはないのでしょうね。利回り3.5%でいいよなあ。

8953 日本リテールファンド投資法人 4.26% -13.4%
この規模で利回り4.3%ていよいよ厳しい評価に。追い込まれるとここまで出来るのか。そう思われるくらいIR資料が充実してきました。ならファミリーがこけたことで投げ売り出ましたが、三菱商事流のオペレーションを見せてやるって言ってるけどそもそも愛知県以外では上手く行ってないし、みんなそんな期待してたのだろうか。関西の過疎地なめんなよ、てなもんです。ルフロンも現状維持がせいぜいでしょうし、誰も期待してないのだからお金余ってるんだからガンガンやってみればいい。どうせ物件買わせてもしょうもないの高値掴みするだけなんだから、だめもとで思い切って欲しい。

8954 オリックス不動産投資法人 3.99% -15.0%
コツコツやってきて評価高まってきたのに厳しい1年になりました。今年一番煽り食らった感じ。まあ、血迷ったのかリスクとってホテルに大きく突っ込もうとするまさにその瞬間でしたので、投資家としてはほっとしたのも事実。今のバランス感覚を大事にすればきっと報われるはず。個人的にはこここそメザニン投資を積極的にやるべきREITと思ってます。自分で回収できるって強いよ。

8955 日本プライムリアルティ投資法人 3.90% -19.8%
1月のPOはすごい高値で決まって嫌な予感してましたがそこから20%も下がるとはさすがに想定外というか高値で銀座掴んだあとにこの展開、千駄ヶ谷を思い出します。あれも酷いディールだった。2018年はREITにフレンドリーなPOやってお返ししてくれないかなあ。でも八重洲の再開発は先だからそんなにお金いらないかな。

8956 プレミア投資法人 4.70% -22.9%
ため息しか出ない銘柄。深く反省してる。いくらJ-REITの本源的価値は不動産にあるとは言えやる気のない経営陣に対する価格下落プレッシャーは厳しいと分かっていたのに引きずってしまった。しかも天王洲買うとか自分のリーシング力分かってるのかと。NTTグループが集約移転進める中で天王洲にNTT子会社が入ってくれることなんかないだろう。住宅4割とは言えLTV高めの銘柄がやっちゃいかんよなあ。

8957 東急リアル・エステート投資法人 3.81% -6.4%
インバウンドの息切れやIY懸念もあり先行して下がっていてお陰でパフォーマンスが悪くないという不思議な結果に。用賀の埋め戻しは東急の底力見れました。そこまで稼働率上げるなら賃料上げても良かったんじゃないかなあというのは欲張りすぎか。ここ1年の扱いみていると完全にBクラスオフィス銘柄と言う気がしなくもないが、商業やスポンサー評価っぽい動きもするので、総合型REITディスカウントがそこそこ効いてるんだろうなあ。とは言え、この1年、競合REITがグダグダになる中で利回り評価的には一気にゴボウ抜きした感あり。Google誘致はさすがの東急電鉄様ですよ。

8958 グローバル・ワン不動産投資法人 4.04% -10.3%
10年後、このままな気もするけど化けているような気もする。何とも評価しにくい。三菱系というのが何とも読み辛いのです。中のロジック優先なのでなに考えているのか分からない。なんでそのタイミングで今更?みたいなことも多いし。懸念の南青山の東急不動産は退去して渋谷に戻るのだろうけど、その後もなんとかなりそうな気もする。インベスコとここはNBF、JREの次に大量供給のダメージ受けるんだろうけど

8960 ユナイテッド・アーバン投資法人 4.19% -7.9%
落差と言う意味ではオリックスと同水準で総合型はディスカウントの世界へ逆戻り。買えるものなくなってホテルにウェイトを移し始めたのも同じほぼタイミング。こっちはスポンサーのバックアップが限られていることもあり、足元の状況では敬遠されがちなところも分かる。でもトラックレコード積み上げて評価されてきたところが1年で逆戻りというのもしんどい話。不動産はなにかと属人的な部分が強いのでそうなっても不思議ではないのだけどなんだかな。バランス良く投資しているので大きなリスクないですけど、どのセクターもダウンサイドあるのでとりあえず現状維持で背一杯かも。日コマを買収したREITだけにこれからの資本政策では何かやってくれるかもと期待してます。

8961 森トラスト総合リート投資法人 4.52% -13.1%
長島大野、IY新浦安をこなし最悪期は脱したと思いきや、神戸製鋼の本社問題が浮上。分散効いてないポートフォリオなのに平均賃貸借期間が長いわけでもないので問題が起き易いのはしょうがない。グループネットワークないし伊達社長はオフィスにそれほど興味なさそうなのてトップダウンでリーシングするのも期待できない。以前は、独立系ならではのホームラン打つのが魅力的でしたが、財閥系デベがガンガン長期目線の開発にも突っ込んでくるので打率は急低下。いや、そういう競争は前からだか変わらないか。

8963 インヴィンシブル投資法人 6.38% -6.7%
誰も期待してないのでボラティリティは急低下。まさにJ-REITのあるべき姿を体現してます。数年後を見据えたバリュエーションなので足元の数字が悪くないことは材料視されず。供給あっても大丈夫なんて言ってますが、世界には価格を下げるために不動産の供給増やす国もあるくらいなのでさすがに不安しかない。それでもファイナンス上手くやってるとは思う。

8964 フロンティア不動産投資法人 4.43% -9.0%
NBFはどーんと構えていて良いと思うけどフロンティアはまだそんな感じでもないはず。なのに動かない。カバーしないアナリストもいますが昔はそんなこと考えられなかった。地方の物件を第三者からガンガン買ってみて、ダメになったらららぽーと化してみるくらいはしゃいでくれても良いのに。商業はダメという先入観から売られているというよりは、昨今のトレンドの前から売られていたからなあ。この利回りでフロンティア買うなら三井不動産ロジ買うわ。そんな動き。

8966 平和不動産リート投資法人 4.31% 13.0%
2017年を代表する銘柄。どんだけアウトパフォームするねん、最も古いBクラス銘柄だけにこの数字は感慨深いものがあります。このサイトでオヌヌメ銘柄やってる時は上位銘柄の常連でした。評価されてくれてほんと嬉しい。中身は変わっておらず、コツコツやってくれる銘柄です。でも、オリックスやUURと同じくらいの利回りまで来るとは。要はマーケットがグロースファクターをまったく考慮してないってそれだけなんでしょうね。

8967 日本ロジスティクスファンド投資法人 4.12% -15.2%
突然のCR4%物件の取得。JRE、プレミアといい何故財閥系プレーヤーは突然やっちまった感のある取引をするのか。それ自体は否定してませんがDNAと違うことやると社内も混乱するでしょうし、外部環境に振り回されずどーんと構えているのが財閥系のいいところだと信じていたのに。考えようによっては財閥と言うブランドに対し、外部も内部もこだわりを持たなくなってきたのかもしれません。でもガチの勝負になると独立系の方が粘り強いのでむしろ不利じゃないか。

8968 福岡リート投資法人 4.15% -9.0%
究極の安定銘柄。噴火リスクはまだ残ってますが、福岡を直撃することはないので、大丈夫なはず。福岡の不動産マーケットにお金流れ込んでいる点は正直辛いところですが、今に始まったことでもないので、経済のパイが広がらないマーケットでコツコツやっていって欲しい。県全体でインバウンドに積極的なのは良い所で頭打ち感もない。ただ、経済効果は薄く広くなので配当金への影響は良くも悪くもここから大きくは変わらないでしょう。

8972 ケネディクス・オフィス投資法人 4.05% -4.9%
相変わらずのボラティリティですが、インデックスのアウトパフォームとアンダーパフォームを繰り返す当たり一昔前とは全然違います。マーケットが過熱するにつれてエリアを外した大型物件という一番を手を出しにくい物件に積極的になってますが、誰もいない道を歩いていくのは昔から。中期的な目線で合理的な取引できるのはこのREITの強み。

8973 積水ハウス・レジデンシャル投資法人 3.93% -13.3%
よくわかんない銘柄です。賃料高めのポートフォリオなので住宅にしてはちょっと不安もあるREIT。あとずっと高値買いしてたのでこういう環境になると辛い。スポンサーパイプラインも利回り低いので手詰まり感あり。

8975 いちごオフィスリート投資法人 4.87% 4.6%
ここで上がらなかったら当面夢がない銘柄でしたがきっちり上昇してくれました。Bクラスマーケットが強ければ好調、ダメならあかん。まさに指標どおり動いてくれる銘柄。

8976 大和証券オフィス投資法人 3.73% -2.4%
山内社長は働きすぎて死んでしまうのでないか。それくらいの活躍ぶりです。グロースが剥がれた割にはしっかり。ケネオフィスと並んでBクラス、というよりはAクラス寄りですが、シンボル物件が新宿や渋谷だったり微妙に立派な物件が多いことも寄与しています。さすがに物件買えなくなってきましたね。昨今J-REITの横浜オフィスラッシュは不安。

8977 阪急リート投資法人 4.42% -10.1%
株価がかなり強烈にグロースを織り込んだ時期もあったのですが、最終的には白木社長のコミット通りに落ち着きそうで株価も軟調に。不動産はメンテに金かかりますしこれで良いんだと思います。名前と違って大阪のオフィスからの恩恵が少ないのが残念なところ。大阪のインバウンドも持ち直しているはずですが特に反応なく。まあ、前回のインバウンドラッシュも小売株と半年近くギャップあったし、そもそも月次開示してないししょうがないか。

8979 スターツプロシード投資法人 5.62% 9.6%
これだけアウトパフォームして利回りはまだ5.6%。物件入替で1億円未満の福岡の物件を売却して、3億円弱の柏の物件買いました。なんでこんなん保有してたのかという気持ちもありますがまだまだ発展途上ということで。

8984 大和ハウスリート投資法人 3.73% -9.4%
グループ間の合併は成功だったのかどうか。いまのところ中途半端な結果ですが、物流REITの風当たり強いし、スポンサーから何でも買えるし、目立って売られたわけでもないのであれば成功と言っていいのでしょう。安定感はもとより抜群で何の心配もなし。とりあえずスポンサーの次の中計です。

8985 ジャパン・ホテル・リート投資法人 4.55% 1.1%
難しい環境下で上手く舵取りしていると思います。あれだけアクセル踏んどいてここまできっちり帳尻合わせしてくるとは思ってませんでした。高値買いしているのは事実ですが、供給過剰から物件安く買ってしまうと自分に跳ね返ってくるから下手に手を出せない。本当に難しいのはここから。ホテルは完全にマーケット次第ですが、大阪のホテル単価は底割れする感じでもないです。クソみたいな、民泊に毛の生えたホテル沢山あるので供給室数ほどびびらなくてもいいかなー。

8986 日本賃貸住宅投資法人 4.70% 2.8%
マンション投資するならこっち持ってる方が絶対に良いと思う。分散の効いたポートフォリオ、プロフェッショナルなオペレーション。スポンサーの大和証券が口出ししてくることだけが懸念。他の住宅REITより利回り低いのは地方の小型の物件が多いので、鑑定伸びないし評価されにくい。都心の物件もアップサイド期待できないし優劣気にしなくても良いと思うんですがね。

8987 ジャパンエクセレント投資法人 4.04% -8.8%
ロシュ、スカパーのしんどい時期は乗り越えたかな。ガーデンシティ売却も非常に良い。分散効いているし、賃料もそれほど高くないのでダウンサイドは限られてますが、引き抜かれやすいテナントも少なくないのでその辺が足元のもたつき感にも繋がっているか。それでも足元は相対的に堅調な株価推移。12月決算てのもあるんでしょうけどね。

3226 日本アコモデーションファンド投資法人 3.76% -8.8%
年半ばまでは猫も杓子も住宅REITだったのに、その後は急速に売られました。もうちょっと売られても良いかな。現物不動産の高値維持はまだまだ続くと思うので、グロースファクターはほとんどないです。他のセクターと利回り格差つく謂れもない。ダウンサイドリスクは少し低いくらい。

3227 MCUBS MidCity投資法人 4.21% 13.6%
MIDの小型オフィスを売却し、何とも言えない笹塚と東陽町のオフィス買って、パナソニックと増額改定。ホップステップジャンプで言うとまだホップステップくらいかな。利回りも平均くらいまで持ってきたことを見るとやっぱ三菱商事は有能なんですよ。ここからが彼らにとっても難しいだけで。なお海外物件は買わないようで安心しました。

3234 森ヒルズリート投資法人 3.87% -13.6%
プレミアムがほとんど剥がれた感じ。悔しいでしょうねえ。Googleが退去しますが、個人的に六本木ヒルズは問題なく埋まると思ってます。Googleを追いかけて渋谷に行こうとしてもそもそもオフィス空いてないしね。Sクラスの賃料が伸びない環境なので、稼働率維持で手一杯になるかな。淡々と物件を買い続けるスタンスは維持して欲しい。まだ問題ないはず。

3249 産業ファンド投資法人 4.23% -12.6%
日ロジと言い高値買いには厳しいJ-REITマーケット。次の一手をどう作ってくるかで評価変わることもあるかと思います。

3269 アドバンス・レジデンス投資法人 3.73% -10.7%
アコモと同様に後半から売られました。そういう環境なのでしょうがない。大きなグロースは期待できませんが中長期的な安定成長は期待して良い銘柄、というかJ-REIT唯一経営らしい経営をしている銘柄です。大好き。

3278 ケネディクス・レジデンシャル投資法人 4.29% 2.5%
ヘルスケアと合併。一つの選択肢だと思います。ホテル買うのかと思ってたらそっち?てのが本音ですけど。

3279 アクティビア・プロパティーズ投資法人 3.96% -14.6%
色々ありましたが、スポンサーが喜んで協力してくれるスタンスは良い。物件そのもののロケーションが良いのも大きい。もし全てを手放しで褒めるわけには行かないし、ここまで下がってきたのはシンボル物件だけ見て評価されてた感の反動だと思ってます。とは言え、不動産屋らしい物件取得は評価できる。見てて楽しい。

3281 GLP投資法人 4.05% -7.9%
スポンサーがまさかの非上場化。創業者が亡くなってからグダグダでしたがこんな形になるとはなあ。日本事業はどうするんでしょうね?将来性を考えると単独で継続するより、開発パイプラインものとも誰かに売却するのが最も収益性の高い判断だと思います。大和ハウスでもESRでも三井物産でも売ってみては如何でしょうか。

3282 コンフォリア・レジデンシャル投資法人 3.88% -7.1%
アコモ、ADRと遜色ない評価を受けるようになってます。FTSEのインデックス期待もあって売るに売れないというのも事実でしょうけど、アジア株の時価総額が膨らんでいて、イベントは遠ざかる一方。リスクあるなあと思ったけど、東新宿のタワーマンション取得は今のところ吉と出た感じに。

3283 日本プロロジスリート投資法人 3.57% 1.1%
オフィスの大量供給は問題なかったから物流も、とはならんでしょうねえ。想定賃料高い反動あるし、供給のレベルと期間のインパクトが大きすぎる。株価はそこそこしっかり調整が入ってきているのでショックもそれほどではないと思ってますが、スポンサーの株価も頭打ちになりつつある中で、スポンサーがリーシング遅れている物件をいつまでも抱えてくれるのか、譲渡価格を下げてくれるのか。そこらへん、アングロサクソンが牙剥いたりしないだろうなあと少し心配。

3287 星野リゾート・リート投資法人 4.46% -9.2%
旅館REITになると思いきやちゃんとしたホテルREITになってきて驚きを隠せません。元々、買収を得意としている企業だったとは言え、株式市場に出てきてもこういう動きできるんだなあと勉強になりました。ちゃんと見てないけど、竹富島の6%とか赤坂と名古屋が同じCR目線て大丈夫なんだろうか。いや、星野ブランドすげえと思ってますし、うちの親も星のや言って感動してましたけど。

3290 Oneリート投資法人 5.79% 26.0%
住友信託とは違うのだよ。ということでOneみずほの力を見せ付けられました。Jタワーと入替えするとはなあ。買った物件は微妙っちゃ微妙ですが、今後が楽しみ。そもそも仲介として力持ってる会社。またみずほ系の中堅REITが誕生することになろうとは。

3292 イオンリート投資法人 5.00% -8.2%
PO発表した時はどこまで下がるのかと思いましたが悪夢のような展開にはならずそこがセリングクライマックスに。外部環境とか関係なくひたすらマイペースで資産を積み上げてます。スポンサーの株価は持ち直しているのにこちらは、というか商業REITはさっぱりですな。いつも通りとはいえ投資家層が違うんかな。J-REITの時価総額は一瞬だけ不動産セクターを追い抜いたけどまだまだそんなもんか。

3295 ヒューリックリート投資法人 4.47% -17.2%
アクティビアと並んでグロース期待が剥がれた反動が大きい。元々、順張りし続けてここまで来た会社なので溜まったパイプラインは希薄化上等で買うんかなという恐れがあるのか、あるいは単に薄いマーケットの中で毎月分配型投信から売られてしまったのか。配当利回り高めなのは物件入替で売却益含んでいるからであり、真に受けてはいけません。我慢の時期なのか買う物件も微妙になってきたし、こういうグロース銘柄の扱いはちょっと難しい。上も下もあるなら、グロース材料すらない安定配当銘柄買った方が心の安らぎ得られるしね。

3296 日本リート投資法人 5.21% 17.0%
キーマン抜けたと思ったら積極的に物件入れ替えしてドンドンまともになっていく。キーマンが仲介会社に移転したんじゃないだろうなと思ってしまう。しかし、突っ張り続けて、ここで物件入替できるなんて素直に尊敬すわ。もちろんBクラスオフィスの需要がここまで高まるなんて思ってなかったし、色んなセクターに節操なく手を出している時点で信念あるのかないのかで言えばないんだと思うけど経営に勢いは大事ってことですな。そうやって不況時に消えていった会社も沢山あるけど。

3298 インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人 5.35% 13.4%
このくらいそこそこまともな物件を保有していれば、間違いなくポートフォリオの資産価値と市場評価がずれていると判断できるのでこの上昇はさもありなん。自己投資口買いの効果は思ったより控え目だったのが残念。良い判断だったと思うんですけど日本のマーケットは初物に弱いんでしょうがない。総合的には良いREITだけど、分散の効いたBクラスオフィスというよりは準Aクラスに近いのでマーケットの影響をもろに受けるとこだけは心配。

3308 日本ヘルスケア投資法人 5.04% -8.1%
資産規模が大きくならないし、成長する気配もない。しんどいアセット。東証の肝煎りだったそうですが、どんなプレーヤーがヘルスケア作っているか見れば流動性なんざ知れていると思うのですが、そうはならなかったのか。それにしてもヘルスケアREITの利回り5%感はなんでしょうか。確かに問題なければ安定配当が確約されたアセットなんで間違ってはないんですが、だったらこれじゃなくて良い、というセクターの代表。とは言え、少しずつ市場は変化しつつありますよ。どうなったら一気に拡大するのはわかりませんけど。

3309 積水ハウス・リート投資法人 4.02% -10.9%
森トラスト総合リートと似てるけど賃貸借期間長い点が違う。いずれテナント入替時期が来て株価はボラタイルになるのでしょうけど今はまだ大丈夫。海外アセットがパイプラインにあることがディスカウント要因と言われてましたがパイプラインから外して評価変わりませんな。私は海外物件ウェルカム派だったので正直少しがっかりしました。

3451 トーセイ・リート投資法人 6.25% -0.4%
良い意味で孤高の存在。Cクラスビルのマーケットに佇むジャイアント。時期が時期なら無双できるはずですがなかなか機会がやって来ません。スターツも苦労してたし、マーケットが小さすぎても機会ないんでしょうか。普通の目線で物件評価すると胃が痛くなりますが、そこを何とかするのがトーセイ。地域住民目線で見れば一流の物件持ってるんですよ。

3453 ケネディクス商業リート投資法人 5.27% -13.0%
地域密着型商業なら景気サイクルに左右されない、ってストーリーは好きなんですがなかなか評価されません。後出しじゃんけんされたら負けるし、地元スーパーも結構閉店しますし、常に過当競争にさらされますしね。特にこれだけ人件費上がるといつ取捨選択が始まっても不思議ではない。潰れてマンションになってくれれば生き残った方には多大なメリットがあるので面白いセクターです。底地を売却したり色々と頑張ってはおりますが、地方の大型ロードサイドのモールって地元民以外は分からないし苦戦している事例も多いから評価難しい。

3455 ヘルスケア&メディカル投資法人 4.95% 2.1%
ついに病院が入ってきました。新潟のリハビリ病院で利回り7.4%で30年契約。規制産業の最たるもんですし、個人的にはこういうの好きです。もちろん目利きなんて出来ませんし、なんでこれが第一号なのか、今後どうなるのかさっぱり分かりません。病院ファイナンスなんて昔からありますので、ここまで来るのに時間がかかったと言うことは何かあるんでしょう。規制産業は動き出せば早いというのは日本の特徴なので楽しみにはしてます。

3459 サムティ・レジデンシャル投資法人 5.92% 3.7%
フィスコにレポート書いてもらってる時点でまともな投資家は寄ってこないんじゃないか。。。昔からこういうREIT大好きなんですが何で割安に放置されているのかさっぱり分からない。でも一向に上昇しないので小型住宅については私の評価軸とマーケットの評価軸が全然違うんだなと割り切ってます。やっぱり地方の住宅は沈み始めれば終わりという恐怖感あるのかな。

3460 ジャパン・シニアリビング投資法人 4.14% 15.4%
合併で株価上昇。前から書いてますけどヘルスケアの中では一番まともなメンツで真面目にやってました。それだけにちょっと残念。あと損保ジャパンの存在感がないのが意外でしたが、保険会社だと自分の会社優先に出来ないのかもなあ。

3462 野村不動産マスターファンド投資法人 4.23% -18.4%
勝手に好きなようにやってくれればそれで良いです。スポンサーの身売り報道はなんだったんだろうか。積極的に物件入替して頑張っているようなんですが、そもそもスポンサーからはめ込まれたような物件だし、何をしようとしているのかさっぱり分からない。4社合併でただでさえ分かりにくい上に、この有様なんでこの船がいったいどこに向かっているのか。とりあえずPMOとGEMSを可能な限り高値で買い取ることがREITの存在意義と思ってますが違うんですかね。

3463 いちごホテルリート投資法人 5.13% -3.6%
カプセルホテル買ったり色々ありました。良い物件と悪い物件でプラスマイナスゼロだと悪い方を警戒してしまうのがしょうがない。前年比のハードルが下がる2018年が勝負。そんなに心配してないけど。

3466 ラサールロジポート投資法人 4.13% 2.5%
三菱地所物流リートとほとんど中身同じなんだからこっち買っとけばということで年後半からブースト。もうちょっと早くダレるかなと思ってましたが意外と値持ち良いです。次のPO後にインデックスイベント期待もあるのかも。物流の既存ポートフォリオは大丈夫だろ、という安心感あります。私もすっかり油断してます。

3468 スターアジア不動産投資法人 6.11% 13.5%
密かに肉食系なんじゃないかと期待してます。メザニンローンなんて合理性しか感じない。こういう既存の枠組のなかで頭使ってるREITは好感持てます。ポートフォリオはまだ安心感ないし、他のREITのお古と言ってもそのREITの元の買値より安いわけでまともだろうと。

3470 マリモ地方創生リート投資法人 5.79% 44.1%
何のプレスリリースも出してないのに謎の爆騰銘柄。ウェブサイトは最高にロック。うちの物件の利回りすごいやろ感を全面に出してます。正直、これは上手いと思いました。もちろん割安に買ってるからこそ為せる技。際どい物件多いけど住宅も多いから見た目ほどリスクないと思ってる。

3471 三井不動産ロジスティクスパーク投資法人 3.06% 8.3%
三井不動産の本気。なぜこれをフロンティアでやらないのか。「だってあれ元々JTじゃん」と言われておしまいか。フロンティアあたりで褒めちぎった記憶があるので省略。

3472 大江戸温泉リート投資法人 5.54% 6.8%
面白いREITです。こういうのもっと増えて欲しい。一回くらい大江戸温泉行ってみたい。来年の目標にしよう。

3473 さくら総合リート投資法人 6.52% 17.9%
クオリティ面というかクオリティと物件の利回りとのバランスで言えばREITで最悪。頭痛しかしない。売りたい人は全員売ってるので価格は戻ってきてます。どんなに悪くても利回り8%はやり過ぎよな。反省している。でもあの時は金利上昇考えると恐怖感もあったのですよ。そう考えると来年に同様のクオリティが低いREITが出てきた時の対応が難しいな。どうしたものか。

3476 投資法人みらい 6.26% 4.6%
ウェブサイトが招き猫で埋め尽くされていてちょっとびびりました。怖いよあれ。とりあえずここはイデラがいなくってからが勝負かと思ってますが、本当にいなくなるかは分からない。HNAに比べると不動産投資を制限される業態でもないような。とりあえず物件が尖りすぎてて安心感もてない。自分自身の限界です。利回り6%+物産ブランドなら構わないかな。。

3478 森トラスト・ホテルリート投資法人 4.19% -4.7%
ラグジュアリーホテルは大丈夫。景気サイクルには左右されるけど、今の状況ならそれほど悪くなる絵は見えない。もっとも、内部成長は難しいので外部成長頼みだけど時間はかかりそう。

3481 三菱地所物流リート投資法人 3.90% 8.0%
事業計画の緻密さは三井不動産の足元にも及ばない。主力物件はラサールが頑張ってくれるからロジシティを無難に運営してくれればそれで良いです。数年後から契約更改が始まるますがほとんど初めてでいきなり難しい局面が想定されます。胃が痛い。

9281 タカラレーベン・インフラ投資法人 -4.0%
祝!インフラファンド初のPO!価格も戻ってきました。大型設備である那珂川を取得せいかポートに若干歪みが出てます。2019年5月期に謎の内部成長が確認されます。17年アモチってLTV見る見る下がりますね。鹿児島の噴火だけが気になる。

9282 いちごグリーンインフラ投資法人 26.2%
10年予想の効果が絶大なのか。2017年3月に関連記事を書きましたが、あのときとは隔世の感があります。会計ルール的にもポートフォリオの分散的にも一番健全な運営されてますよ。次の一手は知らんけど。

9283 日本再生可能エネルギーインフラ投資法人 10.8%
名前に工夫が見られないと言うかむしろ平凡過ぎて怪しすぎる。やってることは普通のインフラファンドですが、スポンサーが一般的にはマイナー過ぎて誰がどんな運営しているのか見えにくい。GICとゴールドマンサックスが主要株主で本社が六本木ヒルズ。何を信じればいいのやら。

9284 カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人 -5.0%
カナディアンソーラーというNASDAQ上場の中国企業。九州リスクが高すぎる。大型設備は共有で複数入れてくれれば良かったのに、とりあえず何もなければこの勝負は勝ちや!って開き直りを感じます。これ、評価が難しいなあ。

J-REIT分析 2017年10月13日 東証REIT指数は年初来安値を一時更新!

10月も中旬。カキフライのシーズンに入ったことくらいしか良いことがないです。inzaiです、こんにちは。最近食べ放題のお店が増えてきて嬉しいような旬の有り難味が薄れるような。

日経平均は9連騰で21年ぶりの高値。おめでたいですね。なかなか上に抜けないのでもやもやしてましたが、21年ぶりと言われると重かったのもさもありなん。2525さんが全力ショートでCISさんが全力ロングというのは面白い構造で、個人的には、せっかく抜けたのだから3万円まで吹いて欲しいと思ってます。

自分の持ち株でも業種構造的にもう一生含み損、どっかで破綻して終わりだろうなと思っていた銘柄が吹き上げていてバブルかどうかと言われるとバブル気味ですが、まだまだ健全なバブルです。シクリカルなダウンサイドリスクが見えない以上、上にしか走りようがないわけで、本当にオリンピックまで走り抜いてしまうのではないのでしょうか?それくらいの浮かれようです。

そんな中、J-REITは7月以来の年初来安値を一時更新。最後は買いのバスケットが数十億円ほど入ってたようでギリギリのラインは死守しましたが、13日は一瞬だけ1620ptを割れてしまいました。この辺の価格水準はとても微妙なところで、アベノミクス開始後の最初の高値で、日銀がJ-REIT買入を900億円に増やすまで抜けられなかった水準。そして日銀の神通力が切れた後、マイナス金利を導入することで死守してきた水準です。BREXITやトランプ爆誕で一時的に割り込んだのはもっと上の1700ptなので、ここの1600ptはまさに死守しなければいけないライン。

ここを割り込むということは、日銀の追加緩和の効果が切れた=緩和が終わるともっともっと下がってしまう、という恐怖を連想させるので何としても死守して欲しいところ。一方で、株や経済を見ると日銀の緩和効果はそこそこあるので、J-REIT視点でいくらやいのやいの言っても、マジノ線みたいな扱いをされるのも時間の問題かもしれません。がっちりと政策は固めたけど、それ以外のところが戦線になったらもうそこはしょうがないわ。記念碑として後世には「同じことすんなよと引き継ぐために残しておくわ」くらいの扱い。バブル全史とかリリースされるくらいなのでもうみんなとっくに意識してるのかもしれませんね。

ところで7月の安値と10月13日の安値を比較するとどうなるのか表を作成しました。いわゆる大手不動産系は全滅で、7月の安値より10月の方が価格が安い銘柄が大半。頑張っているのは、ジャパンエクセレント、ケネディクスオフィス、三井不動産ロジくらいでしょうか。ジャパンエクセレントはロシュの退去、スポンサーのインターシティAirの不調から先行して売られており、その後、きっちり長谷工グループやドコモを誘致してカバー出来た影響が大きい。ケネディクスオフィスも投げが先行していたものの他の中規模オフィスREITが絶好調なのと10月決算銘柄もあり順調。三井不動産ロジは利回り低いけどもそもそもシコってる人がいないしアップサイド期待から底堅い。

2016年に大きく二極化が進んで、そこから二極化の巻き戻しが長く続いているけど、まだもうちょっと利回り格差は縮小する余地が大きそう。そもそも二極化したのって、スポンサーが弱いと大量供給への対応が後手に回ったり、物件を高値で買うかもしれないという懸念があったからなのに、中小型はみんなファンダメンタルズは絶好調で、むしろ大型オフィスに入っている優良テナントの方が積極的に動くのでバタバタしているし、大手不動産系REITもスポンサーから高値で物件をばこばこ買わされて投資家ドン引きという現状。そらそうなるわなと。短期間のファンダメンタルズを見ると利回り格差は逆転する局面があってもおかしくないくらい両者の差は縮まってます。

ワーストパフォーマーの森トラストは権利落ちに加えてやっぱ神戸製鋼の東京本社を保有しているのが効いているんでしょうね。契約期間は2019年までだし、内部留保で1年丸々はカバーできるのにイメージが悪すぎます。紀尾井町の長島大野、IY新浦安と退去ラッシュがやっと落ち着いたと思ったらこれですよ。

日本ロジスティクスはついに禁断のLTV引き上げをやったらMoody’sからあっさり格付のアウトルック引き下げを食らってあっさりPO価格割れ。決算IR途中なのにこの体たらくということは何も明るい話がないんでしょうね。

野村マスターは良く分かりません。そもそも図体が大きすぎてなにやっても効果ないし、IRも雑だしこんな総合型買うならまだリスク読みやすい特化型REIT買うわなという話。ただ、同じく売られていたヒューリックと同様にファイナンス懸念あったのかもしれませんね。そのヒューリックは物件売却でしっかり売却益を確保しつつ新規物件を高値買い。単に高値で買うより売りをこなしつつの方がまだ好感できるけど内部留保作らなさそうなのが勿体無い。高値買いするからかな?

来週に入ると毎月分配型からのキャッシュアウトも落ち着き始めますがここでファイナンスラッシュというのも辛い。ぶつけすぎだろうと。

 

コード名称利回り(%)期間リターン(%)2017/10/132017/7/14
9282いちごグリーンインフラ投資法人6.4217.6811250095600
3227MCUBS MidCity投資法人4.4715.5361500313000
8975いちごオフィスリート投資法人5.0313.917700067600
3470マリモ地方創生リート投資法人 6.5213.6910380091300
8987ジャパンエクセレント投資法人4.0212.55136300121100
3296日本リート投資法人5.4411.21320500288200
3473さくら総合リート投資法人7.3710.919050081600
9283日本再生可能エネルギーインフラ投資法人6.7910.829320084100
8966平和不動産リート投資法人4.4410.559120082500
8979スターツプロシード投資法人5.489.9159900145500
3278ケネディクス・レジデンシャル投資法人4.79.25289500265000
3471三井不動産ロジスティクスパーク投資法人3.317.97332000307500
3298インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人5.47.58107800100200
8972ケネディクス・オフィス投資法人3.977.43622000579000
9281タカラレーベン・インフラ投資法人6.887.199990093200
3290Oneリート投資法人5.447.06224400209600
3451トーセイ・リート投資法人5.796.6111500104600
8960ユナイテッド・アーバン投資法人4.195.74160400151700
8976大和証券オフィス投資法人3.835.42564000535000
8984大和ハウスリート投資法人3.965.35261800248500
3282コンフォリア・レジデンシャル投資法人4.044.98232100221100
3472大江戸温泉リート投資法人5.194.889030086100
3476投資法人みらい5.764.68176800168900
8958グローバル・ワン不動産投資法人4.184.4379500363500
3463いちごホテルリート投資法人5.544.05115700111200
8957東急リアル・エステート投資法人3.963.09133300129300
3466ラサールロジポート投資法人4.323.09110100106800
3283日本プロロジスリート投資法人3.722.92239600232800
3226日本アコモデーションファンド投資法人3.792.74431500420000
3459サムティ・レジデンシャル投資法人6.092.468760085500
3269アドバンス・レジデンス投資法人3.852.18267300261600
3279アクティビア・プロパティーズ投資法人4.151.94447000438500
3287星野リゾート・リート投資法人 4.290.9558000553000
8977阪急リート投資法人4.330.84131900130800
3281GLP投資法人4.270.78115600114700
3468スターアジア不動産投資法人5.250.77104800104000
8986日本賃貸住宅投資法人4.750.767910078500
3309積水ハウス・リート投資法人4.150.7130200129300
8964フロンティア不動産投資法人4.540.23445000444000
8973積水ハウス・レジデンシャル投資法人4.020.18110800110600
3234森ヒルズリート投資法人4.060.15131800131600
8963インヴィンシブル投資法人6.81-0.224600046100
3308日本ヘルスケア投資法人4.96-0.36165700166300
8968福岡リート投資法人4.3-0.56161200162100
3453ケネディクス商業リート投資法人5.36-0.74227200228900
8954オリックス不動産投資法人3.91-1157800159400
8953日本リテールファンド投資法人4.32-1.62200300203600
8956プレミア投資法人4.84-1.73102500104300
3292イオンリート投資法人5.06-2.92116200119700
3455ヘルスケア&メディカル投資法人4.99-3.3897200100600
8985ジャパン・ホテル・リート投資法人4.9-3.427340076000
3478森トラスト・ホテルリート投資法人4.28-3.48141600146700
3460ジャパン・シニアリビング投資法人4.99-3.51140000145100
8951日本ビルファンド投資法人3.43-3.76537000558000
8952ジャパンリアルエステイト投資法人3.39-4.04523000545000
8955日本プライムリアルティ投資法人3.92-4.15370000386000
3295ヒューリックリート投資法人4.28-5.19157100165700
3462野村不動産マスターファンド投資法人4.24-5.87139400148100
3249産業ファンド投資法人4.4-6.09462500492500
8967日本ロジスティクスファンド投資法人4.26-7.65202700219500
8961森トラスト総合リート投資法人4.52-7.77161400175000
3482三菱地所物流リート投資法人#N/A#N/A282,600#N/A

バブル全史

J-REIT分析 2017年10月7日

ほぼ3ヶ月ぶりの更新。inzaiです、こんばんわ。ぼちぼち生きてます。少し偉くなったようなそうでないような、まあ心労は間違いなく増えた、そんな日々を送ってます。アスペに絡まれるのもこれまで通り。いつまで経っても慣れません。そろそろパワハラ&モラハラで一発アウトにできそうなんですがもうちょっと材料が足りません。

J-REITは7月14日に1620ptまで下落し、7月20日には1650ptを難なく超える強烈なリバウンドを見せ、毎月分配以外の投信のフローが増えてきたことから安心する声もありましたが、10月6日には1650ptを割ってきました。投信の動きは小康状態になってきたようですが、10月のキャッシュアウトはこれからが本格化なので油断もクソもないです。6日に引けにかけて急落したのを見ると本当に地銀の損切りが出てるんじゃあるまいな。

当ブログでは、7月19日に拾う気なんて全然起きないし、7月20日までのリバウンドが大きいけど中身が気持ち悪いので再度調整するんじゃないかと書いてましたが、ここまで時間かけて調整すると当たり外れ云々以前にやる気が湧きません。買う気なんてまるで起きないしだからこそブログなんてまったく書く気しませんでした。この辺から少しずつ拾ってみたい銘柄も出てきてますけど10月もファイナンスが出てきたら消化できない気もするしなんだかなー。

そもそも今年の金融庁はなんなんでしょうね。J-REITのメインホルダーである毎月分配を規制して長期の価格下落を強制し、地銀の外債投資を損切りさせ金利を引き上げ。足元ではTIBORも上昇してますがまさかこれも当局のプレッシャーだったりして。それはマジで洒落にならんけどLIBOR事件があって以来、内情は絶対に漏れないようになっているので、何してもばれないことを逆手に取ってるのではあるまいな。

陰謀論で言うとJ-REITの価格下落は日銀がすっ高値で買うのを回避するため、どうせ買うなら安いところで買おうと重圧かけてるんですかね。J-REITが上昇しても下落しても今の景気には効果ないですから、将来のBSを考えるとその判断は間違いではないですが、なんとか言うか辛い。下がったんだからもっと頑張って買って欲しいけど、今年の買入額は既に745億円なので残り155億円。単純に考えると毎月75億円買うペースなのですが、まだ10月1週目なのに11月、12月の2か月分しか残ってないです。控え目に言ってポケットが枯渇しかけてます。

7月14日の安値から昨日までのパフォーマンスが下表。上昇ではいちごグリーンインフラがダントツで、中小型がオフィスリートがずらり。大型以外のオフィスの供給が全然ないのでこのあたりのファンダメンタルズが絶好調なのに、随分と売られてましたからそのリバウンドがあるのは全然不思議ではありません。

インデックスに負けているのは商業、ホテル、大型銘柄。ホテルが不安になるのは分かりますが、商業はそこまで売られんでも良いかなーでもグローバルでボロボロだし消費税上げると一過性にしろ絶対に落ち込むのでリスクしかないか。大型銘柄は分配原資として魅力がないのと流動性調整でもうしょうがない。むしろETFで買われすぎの面もあったのでまあこんなもんかな。でもNBF、JREなんて1月から20%下げて利回り3.3%ってやっぱ利回り商品にとって一番大事なのは利回り水準と安定感だなと。

恒例のJ-REITコメントは表の次です。

分配金利回り 投資口パフォ 2017/10/6 2017/7/13
東証REIT指数 4.18% 1.58% 1,645.93 1,620.38
9282 いちごグリーンインフラ投資法人 6.40% 17.99% 112,800 95,600
3296 日本リート投資法人 5.35% 13.12% 326,000 288,200
8975 いちごオフィスリート投資法人 5.08% 12.72% 76,200 67,600
3470 マリモ地方創生リート投資法人 6.61% 12.16% 102,400 91,300
8987 ジャパンエクセレント投資法人 4.05% 11.81% 135,400 121,100
9283 日本再生可能エネルギーインフラ投資法人 6.76% 11.30% 93,600 84,100
3227 MCUBS MidCity投資法人 4.66% 10.70% 346,500 313,000
3473 さくら総合リート投資法人 7.39% 10.54% 90,200 81,600
3278 ケネディクス・レジデンシャル投資法人 4.65% 10.34% 292,400 265,000
8966 平和不動産リート投資法人 4.45% 10.18% 90,900 82,500
8979 スターツプロシード投資法人 5.50% 9.42% 159,200 145,500
8960 ユナイテッド・アーバン投資法人 4.12% 7.51% 163,100 151,700
9281 タカラレーベン・インフラ投資法人 6.86% 7.51% 100,200 93,200
8984 大和ハウスリート投資法人 3.88% 7.44% 267,000 248,500
3471 三井不動産ロジスティクスパーク投資法人 3.33% 7.32% 330,000 307,500
8972 ケネディクス・オフィス投資法人 3.99% 6.91% 619,000 579,000
3282 コンフォリア・レジデンシャル投資法人 3.97% 6.87% 236,300 221,100
3451 トーセイ・リート投資法人 5.78% 6.79% 111,700 104,600
3298 インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人 5.45% 6.69% 106,900 100,200
8976 大和証券オフィス投資法人 3.80% 6.36% 569,000 535,000
3279 アクティビア・プロパティーズ投資法人 4.00% 5.82% 464,000 438,500
3472 大江戸温泉リート投資法人 5.20% 4.65% 90,100 86,100
3476 投資法人みらい 5.76% 4.62% 176,700 168,900
3226 日本アコモデーションファンド投資法人 3.74% 4.05% 437,000 420,000
3269 アドバンス・レジデンス投資法人 3.78% 4.01% 272,100 261,600
8957 東急リアル・エステート投資法人 3.93% 3.94% 134,400 129,300
3466 ラサールロジポート投資法人 4.30% 3.46% 110,500 106,800
3459 サムティ・レジデンシャル投資法人 6.08% 2.69% 87,800 85,500
3234 森ヒルズリート投資法人 3.96% 2.58% 135,000 131,600
3283 日本プロロジスリート投資法人 3.74% 2.49% 238,600 232,800
3290 Oneリート投資法人 5.68% 2.48% 214,800 209,600
3281 GLP投資法人 4.21% 2.27% 117,300 114,700
8964 フロンティア不動産投資法人 4.45% 2.25% 454,000 444,000
8986 日本賃貸住宅投資法人 4.68% 2.17% 80,200 78,500
8977 阪急リート投資法人 4.28% 1.91% 133,300 130,800
8958 グローバル・ワン不動産投資法人 4.30% 1.51% 369,000 363,500
3309 積水ハウス・リート投資法人 4.12% 1.39% 131,100 129,300
8956 プレミア投資法人 4.71% 1.05% 105,400 104,300
3453 ケネディクス商業リート投資法人 5.27% 0.96% 231,100 228,900
8968 福岡リート投資法人 4.24% 0.86% 163,500 162,100
3287 星野リゾート・リート投資法人 4.30% 0.72% 557,000 553,000
3468 スターアジア不動産投資法人 5.26% 0.48% 104,500 104,000
8953 日本リテールファンド投資法人 4.25% 0.05% 203,700 203,600
3308 日本ヘルスケア投資法人 4.97% -0.48% 165,500 166,300
8951 日本ビルファンド投資法人 3.32% -0.54% 555,000 558,000
8954 オリックス不動産投資法人 3.90% -0.63% 158,400 159,400
3295 ヒューリックリート投資法人 4.10% -1.03% 164,000 165,700
3463 いちごホテルリート投資法人 5.84% -1.26% 109,800 111,200
8963 インヴィンシブル投資法人 6.88% -1.30% 45,500 46,100
3478 森トラスト・ホテルリート投資法人 4.19% -1.50% 144,500 146,700
8973 積水ハウス・レジデンシャル投資法人 4.10% -1.81% 108,600 110,600
8952 ジャパンリアルエステイト投資法人 3.33% -2.20% 533,000 545,000
8967 日本ロジスティクスファンド投資法人 4.05% -2.82% 213,300 219,500
3249 産業ファンド投資法人 4.28% -3.35% 476,000 492,500
3292 イオンリート投資法人 5.10% -3.59% 115,400 119,700
8955 日本プライムリアルティ投資法人 3.90% -3.76% 371,500 386,000
3455 ヘルスケア&メディカル投資法人 5.01% -3.78% 96,800 100,600
3462 野村不動産マスターファンド投資法人 4.15% -3.85% 142,400 148,100
3460 ジャパン・シニアリビング投資法人 5.02% -4.07% 139,200 145,100
8961 森トラスト総合リート投資法人 4.41% -5.49% 165,400 175,000
8985 ジャパン・ホテル・リート投資法人 5.01% -5.53% 71,800 76,000

恒例の一言コメント。パッと思い浮かばないのはスルーで。

3226 日本アコモデーションファンド投資法人 3.74%
この辺が4%なら本格出動してもいい。

3227 MCUBS MidCity投資法人 4.66%
大阪は良いけどいまいち評価されません。同じ運用会社が海外ものやるとかでこちらのリスクはかなり減ったような。とっくに織り込み済みか。

3234 森ヒルズリート投資法人 3.96%
Sクラスの競争あるだろうけどここまで売られると辛い。

3249 産業ファンド投資法人 4.28%
意外に下がらない。調整早かったからかな。

3269 アドバンス・レジデンス投資法人 3.78%
アコモと一緒の水準。面白いものですね。正しいと思うけど。

3278 ケネディクス・レジデンシャル投資法人 4.65%
こんなもんか。

3279 アクティビア・プロパティーズ投資法人 4.00%
わが世の春は終わったかな?普通に考えると大量供給の影響が一番受けやすい。商業のエクスポージャーも高いしな。

3281 GLP投資法人 4.21%
何がしたいのか分からんけどスポンサーが非上場化されて混乱してんのかな。

3282 コンフォリア・レジデンシャル投資法人 3.97%
この銘柄が上位に食い込んでるとお父さん嬉しいです。やっとここまで来たなあ。

3283 日本プロロジスリート投資法人 3.74%
全然動かない。なんだこれ。

3287 星野リゾート・リート投資法人 4.30%
ホテルでは検討。なんだかんだで都心をすっ高値で買わないのが安心なのか。

3290 Oneリート投資法人 5.68%
Jタワー売ったのはびっくりしました。あのビル好きだったのに。

3292 イオンリート投資法人 5.10%
POで上場来安値の水準まで下落。ここで割れないとやっと個別でも底が見えてきたのかと安心できるけど、スポンサーのリテール部門は相変わらずきつい。

3295 ヒューリックリート投資法人 4.10%
ふー。我慢我慢。内部成長の取りこぼしも目立つ。

3296 日本リート投資法人 5.35%
これだけ上昇して利回り5.35%。ヒューリックや森ヒルズとのギャップ1%まで縮められるかな?

3298 インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人 5.45%
大型物件多いので、ちょっと不安。それが利回りに出てます。

3308 日本ヘルスケア投資法人 4.97%
いつのまにかこんなことに(良い意味で)。

3309 積水ハウス・リート投資法人 4.12%
ミドルサイズのオフィスはみんな4%前後。面白い。

3451 トーセイ・リート投資法人 5.78%
6%切ってきましたね。誰が買ってるのか。

3453 ケネディクス商業リート投資法人 5.27%
イオンと変わらないwww

3455 ヘルスケア&メディカル投資法人 5.01%
ヘルスケアが意外にしっかり。元々長期安定型ですしね。

3459 サムティ・レジデンシャル投資法人 6.08%
うーん、こんなもの?

3460 ジャパン・シニアリビング投資法人 5.02%
元々長期安定型ですしね。

3462 野村不動産マスターファンド投資法人 4.15%
すごいこと言って3社合併して、さらにトップリート飲み込んだのにそれ以外は何もない。

3463 いちごホテルリート投資法人 5.84%
うーん。インフラもオフィスも強いのになあ。

3466 ラサールロジポート投資法人 4.30%
ぼちぼち。大量供給で既存物件が崩れるとまでは思われてない。

3468 スターアジア不動産投資法人 5.26%
意外に真面目。売却益さっぴくとそこそこ評価されてる印象。

3470 マリモ地方創生リート投資法人 6.61%
まあこれはこんなもんかと。

3471 三井不動産ロジスティクスパーク投資法人 3.33%
隙なし。隙くれ。

3472 大江戸温泉リート投資法人 5.20%
いつのまにかホテルREITと逆転してることも。

3473 さくら総合リート投資法人 7.39%
生きていればいいこともあるさ。

3476 投資法人みらい 5.76%
んー。

3478 森トラスト・ホテルリート投資法人 4.19%
値持ちが良い。

8951 日本ビルファンド投資法人 3.32%
8952 ジャパンリアルエステイト投資法人 3.33%
最大手2社なんだから頑張れ。何もしてない。

8953 日本リテールファンド投資法人 4.25%
ちょっと可愛そう。規模のメリットあるのかないのかわからんしね。

8954 オリックス不動産投資法人 3.90%
ぼちぼち。

8955 日本プライムリアルティ投資法人 3.90%
ぼちぼち。ちょっとグロースの率が落ちてきた。これはNBF、JREも同じ。

8956 プレミア投資法人 4.71%
あきまへんなー。住宅40%なのにね。

8957 東急リアル・エステート投資法人 3.93%
ぼちぼち。用賀もあっさり埋まりました。

8958 グローバル・ワン不動産投資法人 4.30%
まあ守るので一杯一杯ですよね。

8960 ユナイテッド・アーバン投資法人 4.12%
のれん?誰も気にしてないのかもしれない。

8961 森トラスト総合リート投資法人 4.41%
ちょっと持ち直してきた。

8963 インヴィンシブル投資法人 6.88%
頑張れ。ほんと頑張れ。自業自得だけど頑張れ。

8964 フロンティア不動産投資法人 4.45%
三井不動産なの忘れられてない?

8966 平和不動産リート投資法人 4.45%
フロンティアと同じ利回りで笑う。

8967 日本ロジスティクスファンド投資法人 4.05%
頑張ってると思う。次安く買えばいいねん(たぶん無理)。

8968 福岡リート投資法人 4.24%
底堅いようなそうじゃないような。インバウンドは安定しているけど団体旅行減るのは今後の課題。

8972 ケネディクス・オフィス投資法人 3.99%
オフィスはみんな4%。他よりグロース強そうだけど。

8973 積水ハウス・レジデンシャル投資法人 4.10%
東証REIT指数の推移はこういう銘柄がどこで下げ止まるか決まるでしょうね。

8975 いちごオフィスリート投資法人 5.08%
いいね!

8976 大和証券オフィス投資法人 3.80%
悪くない、というか良い。

8977 阪急リート投資法人 4.28%
福岡リートと同じくらい。面白い。スフィアタワーのグロース期待は剥落。残念。

8979 スターツプロシード投資法人 5.50%
物件売却はGJ

8984 大和ハウスリート投資法人 3.88%
この銘柄みると全体のバランスは崩れないよなと。

8985 ジャパン・ホテル・リート投資法人 5.01%
頑張るしかない。グロースないとこんなもんだよね。

8986 日本賃貸住宅投資法人 4.68%
頑張ってるような頑張りきれてないような。

8987 ジャパンエクセレント投資法人 4.05%
謎のオフィスREIT4%論。

9281 タカラレーベン・インフラ投資法人 6.86%
9282 いちごグリーンインフラ投資法人 6.40%
9283 日本再生可能エネルギーインフラ投資法人 6.76%
みんなパフォーマンス良くて笑う。カナディアンソーラーはどうなるのか。

最近、こういう特定のテーマを扱った歴史モノばかり読んでます。
暴力の人類史