アジアの不動産を学ぶ

JRE、良い感じに下がってるがもう一声欲しいところです。64万円で利回り5%、ここがいいところなのでしょうか。

さて、J-REITの業界団体といえば不動産証券化協会(ARES、Association of real estate securitization だと思います…)。

通称エイリスと呼ばれ、まあ色々な評判があるのは事実ですが、それでもウェブサイトで太っ腹に情報開示してくれる有難い存在なのは間違いないところ。

特にARES不動産証券化ジャーナルは業界関係者による骨太な寄稿で構成され、情報量も結構豊富。しかも無料。

ただ、上記サイトを開いてもらえば分かる通り、目次の見せ方からして読んでいただくという姿勢がまるでないのが(それはこのサイトでも似たようなものかもしれませんが)、玉に傷。

しかも、骨太すぎて業界関係者の多くが読んでなかったりしますが、それでも業界にある程度の期間いると、毎月知ってる人が出てくるので目次だけは読みます。

そんな中、目を引いたのが今月号から連載されたアジア不動産マーケットの概観

不動産コンサル大手のCBREでアジアを担当する藤本氏による寄稿です。

まだ触りの部分だけですが、それでも香港、シンガポール、上海の賃料水準はピーク目前、日本はもうちょっとボトムを打つところ、等分かりやすく紹介してくれてます。過去のデータや需要、供給なんかも言及されており参考になること請け合い。

この回だけで起承転結というわけじゃないので、投資のアイデアにするには続編が待たれますが、それでも頭には入れておきたい連載です。

グローバルリートのファンドを持ってる方は同じ号の「世界のREIT市場2011-2012」も参考になるかもしれません。こちらは監査法人の方が書いており、さすがの細かさですが、ちょっと投資とは違うかも。