NBF、フロンティア、ジャパンエクセレントと12月決算銘柄、かつ重要なJ-REITの決算が発表され慌ただしい中、産業ファンド(IIF)がPOを発表。
いまJREの公募増資期間中なんですけど…まじで死んでしまう。アナリストが。
は昨年も2月にPOしたのできっちり1年ぶり。肝心の内容は悪くないです。
取得対象は、データセンター、物流施設、JCBのカードセンターなど6物件。
築20年前後で物件の売買としてはギリギリ感あるものの、日本ユニシスやJCBの重要拠点であり、オフィスと違ってほいほいビルを変えることもないでしょう。退去したらどうするの?という怖さを完全に忘れることはできないけれど、配当金水準も上がるし、うん悪くない。
特に、NFパークビルで知られているIIF 品川データセンターはインターネットの肝といえるdix-ieの拠点。インターネットを潰すならここ!という意味では10の指に入る重要な場所(このビルの全てのテナントがそういうわけではなさそうですが)だそうで、ようやく社名:Industrial & Infrastructure Fund Investment Corporationらしい物件が入ります。
これでInfrastructureって社会の基盤って意味だよ?そんな物件もってないんだし文字外したら?とか言われなくて済みます。
分かりやすさとしては、配当金がドンドン成長するところ。
2011年12月期 12,377円
2012年6月期予想 12,654円
2012年12月期予想 13,760円(2010年12月期比+36%、配当利回り6.9%!)
元々、物件のNOI利回りが低い上(特に羽田空港のJALのメンテナンスセンター)、これだけ築古の物件ばかり買えば配当金の伸びます。前回よりも物件のクオリティは良さそうだし、許容範囲。
しかも、2012年12月期はテナントが退去する厚木からのキャッシュフローはゼロで計算しているので、もしテナントが決まればさらにアップサイドもある。
懸念はPOの半分が海外募集であること、希薄化が50%弱と大きいところ。投資口の動きがちょっと読みにくい。
ここからの相場は配当の伸びと希薄化のせめぎ合いなんだろうけど、前回の動きと今の市況の堅調を考えると調整幅は少ないのかなあと思う。POに参加して37万円(利回り7%)でゲットできればお宝だろうと思います。