J-REIT 分析 2012年3月4日

というわけで何年ぶりか素面で日曜の夜を迎えたinzaiです。こんばんは。

昨日たっぷり寝てジムでガシガシ鍛えて、色んなことを後回しにした結果です。頭も体も仕事に拒否反応示してますがしょうがないです。はい。おとなしくやろう。

さて、先週の騰落率ランキングは以下の通り。大手町の底地を取得したJPRがトップ。そりゃ、利回りが低い、仲介手数料が高いとか色々突っ込みたいですが、金だせば買えるもんじゃない不動産を買った、そこは素直に評価してもいいのかなと思います。

2週間にJPR買おうかなあと書きましたが、逃した銘柄ほど吹き上げる法則というやつです。結構、ポジションあるのでビビってしまったのも事実なんですが、惜しいことしたなあと久々に後悔してます。

3位はプリュスシリーズのポートフォリオ(ざっくり200億円規模)にTK出資した積水ハウスSI。息の長い上昇です。あとはオフィスばっかり。一週間休んで再度このセクターに金が回ってきました。あれだけ日銀が買ってこの数字かと思わなくもないですが、まだ上か下か予断は許さない状況かと。

どこまでも上昇するとは思わないのですが、モメンタムには逆らないのが吉かと。次に吹きあげたら一気にポジション落とすつもり。

1位 : 8955 日本プライムリアルティ投資法人 8.08%
2位 : 8976 大和証券オフィス投資法人 5.07%
3位 : 8973 積水ハウス・SI 投資法人 4.90%
4位 : 8951 日本ビルファンド投資法人 4.47%
5位 : 8987 ジャパンエクセレント投資法人 3.84%
6位 : 8961 森トラスト総合リート投資法人 3.47%
7位 : 8952 ジャパンリアルエステイト投資法人 3.38%
8位 : 8958 グローバル・ワン不動産投資法人 3.15%
9位 : 8972 ケネディクス不動産投資法人 2.50%
10位 : 8977 阪急リート投資法人 2.46%

で、恒例のランキング&一言コメント。先週は短縮版だったので、それぞれコメント追加してますが、トップ10&野村不動産オフィスまで。残りは月曜となります。

「買い場ではない」というのを前提にしてもらえれば幸いです。

1位 : 8984 大和ハウス・レジデンシャル投資法人 523,000 512,000 -2.10% 6.25% 82,194
大和ハウス系の住宅REIT。負ののれんもあるし、スポンサーのやる気も十分。2月の配当落ち後の調整はちょっと不十分。賃貸マンションの繁忙期で稼働率は注目。

2位 : 3269 アドバンス・レジデンス投資法人 146,000 146,900 0.62% 6.13% 161,590
伊藤忠系の住宅REIT。多額の負ののれんで、もはや株というよりも債券と言っても過言じゃない分配金の安定。株価上昇はオフィスREITに大きく劣後。そもそも違う商品だからやむなし。

3位 : 8956 プレミア投資法人 282,700 287,500 1.70% 7.05% 56,551
NTTがメインスポンサーとなったオフィス・住宅の複合REIT。しょっぱいオフィスが重荷でNTTがどうやって挽回するか。住宅は業界No.1のKEN(スポンサーでもある)が担当。4月を意識した動きに着目。利回りだけで買われる局面も出てくるはず。

4位 : 8964 フロンティア不動産投資法人 660,000 659,000 -0.15% 5.83% 127,846
三井不動産系の商業REIT。博多の商業(VIORO)を東京建物から100億円で取得。横浜のサミット(底地)もそうだがちょっと高い。社長代わって良くも悪くも「らしさ」が消えつつある。

5位 : 8966 平和不動産リート投資法人 45,100 44,750 -0.78% 6.93% 31,141
平和不動産系のオフィス・住宅の複合REIT。平和不動産に何が出来るのか、あまり期待持てないが、うまく合併を乗り切った印象。最近、株価は息切れ。いちごもそうだが、利回り6.5%が遠い。

6位 : 8972 ケネディクス不動産投資法人 268,000 274,700 2.50% 6.77% 78,715
スポンサーであるケネディクスよりも信頼されていた時期もあったが、スポンサー共々苦しい時期。新社長は未知数。中堅オフィスREITのリバウンド局面で、4月に入ったら売りも出てきそう。

7位 : 8977 阪急リート投資法人 365,500 374,500 2.46% 6.41% 31,982
競争激しいが、大阪の商業施設は良い物持ってる。決算は悪くなかったし、開示内容は玄人好みでピカイチ。梅田のポテンシャルは新宿に次いで日本2位、らしいです。40万円くらいまでは怖さもない。

8位 : 3249 産業ファンド投資法人 439,500 430,500 -2.05% 6.14% 40,309
三菱商事系の物流・インフラ系リート。ここまではあっさり上昇したが、アップサイドがまったくないREITだけに6%の壁に激突。色々と荒いREITですし。

9位 : 3234 森ヒルズリート投資法人 285,200 285,600 0.14% 5.95% 66,122
森ビル系の総合型REIT。やってることは間違いないのだが、王道から外れており、あまり評判よくない。決算発表毎にお騒がせの印象。3月は今度はなにやってくるのか。

10位 : 8952 ジャパンリアルエステイト投資法人 710,000 734,000 3.38% 4.32% 399,002
建物は立派なんだが…の三菱地所系オフィスREIT。NBFとのギャップで3月銘柄。この水準なら3万円抜ければ十分じゃないかと。配当落ちを狙いたい。

で、以下は銘柄コード順です。

8951 日本ビルファンド投資法人 739,000 772,000 4.47% 3.91% 473,236
安定感のある三井不動産系オフィスREIT。オペレーション力はピカイチ。ついに配当利回り4%切ってきた。そこまで楽観視できるほどオフィスマーケットは強くないと思うのだが。

8953 日本リテールファンド投資法人 122,200 119,700 -2.05% 6.15% 225,060
三菱商事系の商業REIT。GMS(イオンなどの郊外型商業施設)も都心型商業も不安。減損懸念の強かった博多リバレインを売却し一段落、というか悪材料①の吐き出し。Gビルシリーズとかすっ高値で買ってるしなあ。

8954 オリックス不動産投資法人 379,000 373,500 -1.45% 5.89% 106,236
オリックス系のオフィス中心(大規模ではないが中小型でもない)で、商業、物流、住宅も保有する総合型REIT。配当落ち後もそれなりにしっかり。3%落ちたと思えば実質的に先週のプラス。

8955 日本プライムリアルティ投資法人 204,100 220,600 8.08% 5.80% 157,729
東京建物系のオフィスREITと一般的に言われるが、商業も結構多い。東京建物の「虎の子」の土地を取得。中野とか京橋じゃなくて良かった良かったと思いたいが、油断ならんのがんこのREIT.

8957 東急リアル・エステート投資法人 428,500 438,500 2.33% 5.02% 74,273
東急電鉄系のオフィス、商業の複合REIT。良い物件だけに目を奪われるとろくなことにならない。動きの少ないREITなのでこちらも3月の決算発表まで待ってもいいかな。

8958 グローバル・ワン不動産投資法人 571,000 589,000 3.15% 4.41% 57,074
近・新・大を掲げる(ほぼ)独立系オフィスREIT。大手町ファーストスクエア埋まるのか注目。元々出来高少ないせいか、50万円で固めてから一気に上へ。でも大手町FSは3万円台だろうなあ。。

8959 野村不動産オフィスファンド投資法人 459,500 469,500 2.18% 5.28% 143,255
野村不動産系のオフィスREIT。財閥系デベを追いかける業界2番手だが、1番との差は大きい。市況が上向けば怖いものはなんてない。とはいえ勢い乗り過ぎだろう。

なお、ランキング及びコメントは現時点の好みを表現したものであり、本ブログの情報を用いて行う判断の一切について責任は負いません。どうしても自分の責任で投資したくない方は証券会社や有料の情報をご参考いただくしかないと思います。