日銀の緩和、いちごホテル、トーセイ、日本ヘルスケア、、、考えること多すぎ。

狭小邸宅を買っていただいた方、ありがとうございます!歴史に残る一作だと思っております。これを作品として仕上げてしまったか、的な意味で。inzaiです、こんばんわ。

さて、小粒なREITのIPOと公募増資が相次ぎました。今のJ-REITマーケットの温度感を考えるとこんなもんだと思います。この中から3年後に化ける銘柄が出てくるのか。ケネディクス・レジデンシャルや星野リゾートリートのようなリターン出せるのかどうか。

そういう個別銘柄の細かい話はあとで考えるととして、とりあえずは日銀の行動をどう評価するか悩ましいところです。さらっと「インフレ2%達成は2016年前半から後半にズレるかな」と言ってましたが、機動的な金融政策やってる中でそんな曖昧なことを言われても正直困ります。もともとオープンエンドでやってるんだから、オペレーション上の不具合はないでしょと言われたらそうですし、もう日銀は逆戻りできないアクションを取り続けているのだから、効果出るまでやるしかないでしょと開き直られると何も言えません。

そもそもやってることが、本質的には、治安情勢が不安定だから言論統制やりましょ、というのと同じレベルでそこに出口はあるのか、いやないんだろうけど目を背けないと非常にまずいという段階の入り口に立っていると思ってます。無限に緩和する段階が終わるとすると、ソフトランディングできたら奇跡、ハイパー気味のインフレで引き締めして有耶無耶で終わる可能性の方が高い。短期間でこの緩和状態のまま別の金融政策やるなんてことは 無理でしょう。理想は、緩和マネーが景気を支えることに慣れてしまいいつのまにか実体経済か過剰なマネーに追いつくのを待つことでそれしかないのかなと。その辺、FEDとECBはギリギリで上手くやってる感じがあります。マイナス金利は実験ですけど、待てばマネーは減らすことが可能ですし市場もそれを織り込んで行動できます。日銀は、結局は世界で初めて自然消滅しちゃうんじゃないかという面で世界の最先端を走っている日本と言う国をどうしたら良いのかということを一人で背負うことになってて、それがやることやれば経済が付いてきた(ように見える)FEDとECBとの違いかと。ASEANに近いのがしんどいよねえ。

そういうわけでこれ以上は緩和しても株価はしんどいでという雰囲気のある中で、日銀がどうするのか。海外マネーは緩和しかないでしょ的なスタンスのお金が流れてきている雰囲気もあり、19000円まで戻ってきたことを考えると、マーケットは心中する気持ちで買うしかないということかなと思っております。要は軸がないので年内は荒れるのだろうなと。

昨日は米国REITが2%上昇したと思ったら、本日好調だったシンガポールREITは最後にはトントンまで下げてきてしまうしもう良く分かりません。下げに備えるべきなのかここから上値を追いかけるべきなのか。決まっているのは、長い目線で見ると米ドルは外せない(グローバルなリスクオフ局面では相応に円高進むリスクもありますが)、一定の配当プロダクトを持つ、新興国のリスクを取り続ける、くらいでしょうか。新興国のは結構戻ってきていて今は小康状態なので予断ならないのですが、ここのリターンは日本株やってるだけだと絶対に取れないので怖いけど外せない。今年前半までは新興国の負けを日本株で取り戻していたのですが、戻りの途中で利益確定して半分くらいキャッシュのままなので今年の負けは確定しそうです。辛い。