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J-REIT分析 2015年11月8日

レセプト債ファンドが飛びました。inzaiです、こんにちは。例によってwikiの更新が早すぎます。MRIの事件の続報?と思いきや違うファンドのようですが関係あるのかないのかまだ分かりません。記事を見た感じマドフと同じ事件な雰囲気。善意の目で見ると、AIJと違って運用に失敗したというよりは、レセプト債が買えなくてタコ配してたけどお金なくなったような記事です。レセプト債のマーケットのことは良く分かりませんが、流れ込むべき何百億ものお金が流れ込んでなかったということはそのマーケットの人は普通気づいていたと思うのですがどうなんだろう。3%のリターンならJ-REITでも買えば良いのに。J-REITも未来永劫今の配当金を維持できるなんて保証はどこにもありませんけど、透明性だけで言えば世界屈指のプロダクトです。ちゃんと物件を確認するかどうかは投資家の危機管理の度合によりますけどね。

それより雇用統計から米国REITが暴落してます。インデックスは3%安、Simonは4%安。月曜から妙に金利に敏感に反応してたのでさすがに高値更新したら調整必要な流れだよなと思っていたらこれです。今年は売りも買いもほんと深追い禁止。

J-REITはなんとか安定した動きになってますが、正直、米国利上げがほぼ確定でどんなアクションなるのか分かりません。買いたい人は買った感じもあるのでそんなに過熱感はないので世界的な資金流出が一気に起こるかなあ。ゆうちょで儲かった人が返す刀でJ-REITに流れてくれると嬉しいのですがそんな風にはなりますまい。

と言うわけで11月6日時点の株価、10月16日以降の株価変動率、アクティブリターン、配当利回りの概算です。8月期の決算とかデベの中間決算絡みのコメントが多いです。

日本ビルファンド投資法人 570,000 -1.55% -2.57% 2.76%
三井不動産はもっと傘下REITに優しくしてくれても良いんじゃないかと思います。あの決算見るとNBFは今年もあんまり成長が期待できないかな。

ジャパンリアルエステイト投資法人 554,000 -1.42% -2.44% 2.87%
こちらは元々期待してませんし、オフィスがジリジリと改善する分にはノーサプライズ。三井不動産より地所の方が業者には優しそうですよね、よく言えば。

日本リテールファンド投資法人 225,900 -2.88% -3.89% 3.75%
いつものことながらこの水準で止まっちゃうかと。PO後にイオン売ったけど特に方針変更もないということで。

オリックス不動産投資法人 161,000 4.07% 3.06% 3.47%
流れに乗れば良いサイクルで成長していくのがオリックスという会社。積極性と守りのバランスが良い運営になってます。社長がコントロール効かせているようには見えないのだけど。

日本プライムリアルティ投資法人 391,500 1.16% 0.15% 3.34%
今期もなにかサプライズないかなあ。保守的な見方だけに期待は高まっている感じです。

プレミア投資法人 117,000 -2.66% -3.67% 3.70%
さすがにこの水準だと権利落ちしてもそんなに崩れません。スポンサーは動いているので期待したいところではある。

東急リアル・エステート投資法人 146,600 0.69% -0.33% 3.35%
特になしですが株価がこの水準ってことはまあニュートラルな温度感ということなのでしょう。

グローバル・ワン不動産投資法人 401,500 8.96% 7.94% 2.79%
稼働率が99.1%まで来ちゃいましたよ。まじか。SIA見て合併の期待も高まってはいるのでしょうか。みずほ信託が頑張るってことはやっぱり金融機関は簡単には手放したくないようにも見えるけども。

ユナイテッド・アーバン投資法人 165,400 0.92% -0.10% 3.53%
動きが出る時期はありますが、さすがにモノないだろーってな割り切りもあるのでしょうか。最近大人しめ。

森トラスト総合リート投資法人 205,900 0.44% -0.57% 3.30%
一瞬だけ狂ったように上昇しましたが一瞬だけ。20万円の防衛ラインを巡る展開が続いてます。神谷町とか見ると紀尾井町も不安だけが増していきます。

インヴィンシブル投資法人 71,400 1.71% 0.70% 2.90%
ジャパンホテルリートは大きく買われてるのに、さすがに次の一手見るまではなのでしょうか。

フロンティア不動産投資法人 482,000 0.94% -0.07% 3.85%
リテールファンドと言い投資家は深追いしないスタンス。

平和不動産リート投資法人 88,600 -0.34% -1.35% 3.88%
ここまで特筆すべき動きがないのも珍しいです。

日本ロジスティクスファンド投資法人 227,100 3.56% 2.54% 3.52%
不安が残る日々。だから危ないって言ってるだと宣言している経営陣は気楽なもんなんでしょうけど。

福岡リート投資法人 190,700 2.31% 1.29% 3.67%
インバウンドは安定しているようで何より。

ケネディクス・オフィス投資法人 546,000 -1.97% -2.99% 3.75%
期待していいのかどうなのか。そろそろ築35年のサンエービルを買うのでしょうか。いくら何でも古いよ。本音ではNTT都市開発に売っちゃえと思ってます。評判よくないけど前例もあるしね。

積水ハウス・SIレジデンシャル投資法人 110,000 2.42% 1.41% 3.85%
一時の神通力はどこに行ってしまったのか。

いちごオフィスリート投資法人 83,000 6.68% 5.67% 4.19%
いちごホテルの上場でちょっと見直し買いでも入ったのでしょうか。

大和証券オフィス投資法人 607,000 -0.16% -1.18% 3.15%
こうやって見るとやる気って大事なんだなと思います。

阪急リート投資法人 129,600 1.41% 0.40% 3.94%
4%は切るんだけどその次がよく分からない。

スターツプロシード投資法人 166,400 -2.23% -3.24% 4.84%
んー、特になし。

トップリート投資法人 456,500 -1.19% -2.20% 4.27%
連想買いという面ではもう何週もしてますしね。トリトンのUR持分は誰が買ったのでしょうか。

大和ハウス・レジデンシャル投資法人 244,500 1.12% 0.10% 3.68%
意外に何もしてこない。自力でLTV下げる気なのですか。それが出来るREITではありますけども。

ジャパン・ホテル・リート投資法人 87,600 9.77% 8.76% 3.14%
なぜ上がったのか分かんないです。上方修正して年内のPOはもうない、12月に1年分の配当をもらえる角度が益々高まったということなのか。

日本賃貸住宅投資法人 80,100 2.17% 1.16% 4.24%
こちらも森トラストと同じで一瞬だけ吹きました。シグナルと信じたい。

ジャパンエクセレント投資法人 131,600 -0.60% -1.62% 3.78%
全然動かないです。

日本アコモデーションファンド投資法人 419,000 1.95% 0.93% 3.72%
社長変わりました。意欲的ではなさそうです。前の社長と言い年齢層高い人がいらっしゃいますな。

MCUBS MidCity投資法人 343,000 6.85% 5.84% 4.00%
上方修正で上昇。素直なマーケットです。

森ヒルズリート投資法人 149,100 4.48% 3.47% 3.33%
遅ればせながら上昇。グローバルワンと一緒に上昇しているのはたぶん気のせいです。そんな分かりやすいわけがない。

産業ファンド投資法人 547,000 3.21% 2.20% 3.38%
いつのまにかこんな利回りに。

大和ハウスリート投資法人 474,500 3.72% 2.70% 3.80%
ポートフォリオの割りにド安定のイメージが強いのは社名に引きずられているからでしょうか。

アドバンス・レジデンス投資法人 264,500 3.64% 2.63% 3.43%
おお?分譲マンションのトラブルで賃貸に流れ込んでくるだろうという期待もありますが、そういう人から「最後の1戸なんで」って高い賃料取り難いですよね。

ケネディクス・レジデンシャル投資法人 299,800 1.18% 0.17% 4.08%
4%取れれば十分な気もしますが、分譲業者が頑張れば頑張るほど、賃貸もオーナーとして何かやらなければならない気もしてきます。

アクティビア・プロパティーズ投資法人 501,000 -0.20% -1.21% 3.39%
権利落ち前にちょっと失速。

GLP投資法人 120,000 1.10% 0.08% 3.85%
可もなく不可もなくな動き。PO後の決算なんてそんなもんです。

コンフォリア・レジデンシャル投資法人 226,900 2.07% 1.06% 3.76%
出だしはアドバンスレジデンスより早かった気がしますが。

日本プロロジスリート投資法人 217,300 0.32% -0.69% 3.61%
今までと評価が違うのか鈍い。GLPも綺麗になってきましたからね。

星野リゾート・リート投資法人 1,205,000 -0.41% -1.43% 3.40%
PO前後のジェットコースター。相変わらず評価はブレているようで。

SIA不動産投資法人 469,000 14.39% 13.38% 4.71%
どどーん。まさかみずほグループからもう1つリートが出てくるなんて誰が思うのでしょう。まさか常和もなんてことはないよなと。

イオンリート投資法人 145,100 4.99% 3.98% 3.63%
出遅れ分の取り戻しも一巡。

ヒューリックリート投資法人 160,300 1.58% 0.57% 3.55%
結局、どうなるのか良く分かんないです。SIAなくてもサイズには不安なしということなんでしょうか。

日本リート投資法人 288,500 6.14% 5.13% 4.89%
万が一なにかあっても少なくとも誰かが助けてくるという期待なのか。そんな万が一のことなんてしばらくないと思うけど。久々に中小型の銘柄を見たら利回りが高かったとかそういうのかなあ。

インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人 98,300 4.35% 3.34% 4.86%
トリトン期待?

日本ヘルスケア投資法人 201,000 -0.05% -1.06% 3.99%
あのファイナンスでは評価は固まりません。投資家の悩みだけが増える。

積水ハウス・リート投資法人 124,700 -2.58% -3.59% 3.91%
イオンリートとやってることは変わらないとか言うと暴論。森ヒルズに近いのか。

トーセイ・リート投資法人 115,300 -2.21% -3.22% 5.29%
ファイナンスはそんなに悪いとは思いません。パイプライン開示してますしこれくらいは覚悟してました。某ツイッターではけちょんけちょんに言われてましたがやることはやっている。

ケネディクス商業リート投資法人 233,100 2.78% 1.77% 5.22%
おおう。

ヘルスケア&メディカル投資法人 111,200 8.07% 7.05% 4.14%
マザーズにありそうなチャート。

サムティ・レジデンシャル投資法人 86,800 5.34% 4.33% 4.08%
サムティ株の方はとても好調です。

ジャパン・シニアリビング投資法人 153,800 -0.45% -1.47% 3.30%
特になし。

野村不動産マスターファンド投資法人 154,500 -0.64% -1.66% 3.40%
さらっとここまで戻ってきました。需給もやっと落ち着いたようで。



日銀の緩和、いちごホテル、トーセイ、日本ヘルスケア、、、考えること多すぎ。

狭小邸宅を買っていただいた方、ありがとうございます!歴史に残る一作だと思っております。これを作品として仕上げてしまったか、的な意味で。inzaiです、こんばんわ。

さて、小粒なREITのIPOと公募増資が相次ぎました。今のJ-REITマーケットの温度感を考えるとこんなもんだと思います。この中から3年後に化ける銘柄が出てくるのか。ケネディクス・レジデンシャルや星野リゾートリートのようなリターン出せるのかどうか。

そういう個別銘柄の細かい話はあとで考えるととして、とりあえずは日銀の行動をどう評価するか悩ましいところです。さらっと「インフレ2%達成は2016年前半から後半にズレるかな」と言ってましたが、機動的な金融政策やってる中でそんな曖昧なことを言われても正直困ります。もともとオープンエンドでやってるんだから、オペレーション上の不具合はないでしょと言われたらそうですし、もう日銀は逆戻りできないアクションを取り続けているのだから、効果出るまでやるしかないでしょと開き直られると何も言えません。

そもそもやってることが、本質的には、治安情勢が不安定だから言論統制やりましょ、というのと同じレベルでそこに出口はあるのか、いやないんだろうけど目を背けないと非常にまずいという段階の入り口に立っていると思ってます。無限に緩和する段階が終わるとすると、ソフトランディングできたら奇跡、ハイパー気味のインフレで引き締めして有耶無耶で終わる可能性の方が高い。短期間でこの緩和状態のまま別の金融政策やるなんてことは 無理でしょう。理想は、緩和マネーが景気を支えることに慣れてしまいいつのまにか実体経済か過剰なマネーに追いつくのを待つことでそれしかないのかなと。その辺、FEDとECBはギリギリで上手くやってる感じがあります。マイナス金利は実験ですけど、待てばマネーは減らすことが可能ですし市場もそれを織り込んで行動できます。日銀は、結局は世界で初めて自然消滅しちゃうんじゃないかという面で世界の最先端を走っている日本と言う国をどうしたら良いのかということを一人で背負うことになってて、それがやることやれば経済が付いてきた(ように見える)FEDとECBとの違いかと。ASEANに近いのがしんどいよねえ。

そういうわけでこれ以上は緩和しても株価はしんどいでという雰囲気のある中で、日銀がどうするのか。海外マネーは緩和しかないでしょ的なスタンスのお金が流れてきている雰囲気もあり、19000円まで戻ってきたことを考えると、マーケットは心中する気持ちで買うしかないということかなと思っております。要は軸がないので年内は荒れるのだろうなと。

昨日は米国REITが2%上昇したと思ったら、本日好調だったシンガポールREITは最後にはトントンまで下げてきてしまうしもう良く分かりません。下げに備えるべきなのかここから上値を追いかけるべきなのか。決まっているのは、長い目線で見ると米ドルは外せない(グローバルなリスクオフ局面では相応に円高進むリスクもありますが)、一定の配当プロダクトを持つ、新興国のリスクを取り続ける、くらいでしょうか。新興国のは結構戻ってきていて今は小康状態なので予断ならないのですが、ここのリターンは日本株やってるだけだと絶対に取れないので怖いけど外せない。今年前半までは新興国の負けを日本株で取り戻していたのですが、戻りの途中で利益確定して半分くらいキャッシュのままなので今年の負けは確定しそうです。辛い。


不動産屋「こちらの一軒家、お値段10万円になります」 家康「家やすっ!」

引用元:不動産屋「こちらの一軒家、お値段10万円になります」 家康「家やすっ!」

http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1446208932/

1: 名無しさん@おーぷん 2015/10/30(金)21:42:12 ID:g1a
不動産屋「こちらのドアはですね、5メートル離れたところからでもこのように開けることが出来ます」

信長「ノブながっ!」