J-REITはジリジリと下落が止まりません。絶望的な下げと言うわけではないものの、明らかにこれまでと違う動きでみんなが戸惑っている模様。もっとも、ここで急に何かが変わったというわけではありません。9月はETFの設定が少なかったのにJ-REITは爆上げしたし（海外が買った）、10月11月は今年の上昇を引っ張っていた地銀等のETFの買いがあったのに全然冴えない動き。あれ？おかしいな？と思っているところにイレギュラーなファイナンスが来て完全に思考停止に近い状況です。

そもそも株式市場なんて上がってるうちはイケイケでどんなバリュエーションでも正当化されるけども上昇も一度止まれば急に頭が冷えます。分配金利回り3％は魅力的！なんて言っても3％なんて3日で消し飛ぶ値幅です。含み損になったら売ることも出来ず、わずかな分配金を待たなければならないわけで、年初から32％上昇した時点であれ？なにかおかしくね？このチャートすごく怖くない？住宅リートの利回り3％てバリュエーションがパツパツで3％は厳しくね？とかそういった疑心暗鬼が湧き上がってくるともう駄目です。ひたすら様子見するしかない。そこで下落してくるとやっぱ過熱してたんやってなるんですがそもそも気分で買ってるともう基本的に買い直せない。

1カ月前と比べると各銘柄の位置もかなり違うし、今日は大型銘柄が買われたので少しずつ変化も出てきてるんでしょうけど、絶好調だった欧州リートは急落しているし米国リートも出尽くし感ある。来年は2回以上は利下げするんじゃないかと思ってますが、コンセンサスは1回、せいぜい2回なんで恐怖感も残ってる。とりあえずはUK選挙の着地ですが、ここからJ-REIT買う理由というのはちゃんと考えないといかんのでしょうね。買うという判断が正しいかどうか分からないですが逃げ遅れたのであれば買うしかない。この数カ月で入ってきた人は余裕ないでしょうし。