小学生、中学生の夏休み自由研究のためのJ-REIT入門

夏休みの自由研究。悩みますよね。私も散々悩みました。inzaiです、こんにちわ。

そんな皆さんにおススメなのが近所のJ-REIT物件の分析です。昨年、親戚の甥に紹介したところ学校では大受けで、特に先生から評判が良かったようです。J-REIT啓蒙を掲げる私としては、是非ともこの取り組みを日本中に広げたいと思っております。

ブログでは主なメリット、甥の事例、具体的な進め方を紹介します。

主なメリットは4つ。

①不動産という見た目がはっきりしたものが対象なので直観的に分かりやすい

②J-REITは不動産しか持ってない上にデータが開示されているので比較しやすい

③経済と株式という社会の基本の理解への取っ掛かりとなる

④不動産の分析は大人でも楽しめる

⑤他の誰かと被ることが少ない

 

甥は商業施設の比較を行いました。

まず、イオンやアリオ等の大型商業施設に行き、①物件の大きさやテナント数の比較、②業態(アパレル、スポーツ、飲食等)の整理、③それぞれの業態が占める割合、④共通したお店の絞り込み(ユニクロやライトオン)、⑤来店者の数、⑥駐車場の数と自動車の数等を比較。

その次に駅前の商業施設に行き、来店者の数を比較(特に共通のテナントの来店者)し、最後にどの商業施設が売れているのか、どんなテナントや商業施設にしたらもっとお客さんが来てくれるかをまとめました。

私としては、その物件を保有しているREITの違い、利回りまで言及して欲しかったのですが、さすがにそこまでは難しかったです。ただ、売上が良いテナントは収入が多いので、そういう物件を沢山持ってるREITは良いREITだという認識は持ってもらえたようです。REITへの取っ掛かりとしては十分かなと。あと、なぜイオンはイオンリートが持ってるのに、アリオは関係ない会社が持ってるのかという質問には上手く答えられず「大人の事情だ」とお茶を濁してことだけが気がかりです。

では具体的な進め方。

①まずREIT DBで気になる物件を調べます。関東最大の商業施設であるレイクタウンで行きましょう。駅名や住所でも検索できるので、まずは駅名の「越谷レイクタウン」と入力し、その横の半径を10㎞で指定して検索してください。

②該当件数が55件と出てきます。検索結果の右の方に「〇件ずつ表示」とあるのでこれを50件に指定します。

③マップに50物件が表示されます。その中から比較できそうな物件を選びます。

④次にGoogleで「物件名 REIT」で検索すると、ほとんどの場合、その物件を保有するREITのページが出てきます。分からなかったら私にTwitterで質問してください。すぐに回答します。

⑤詳細なデータは決算説明会資料等に記載されていますが難しいので大人に聞いてください。分からなかったら私にTwitterで質問してください。すぐに回答します。

あとはどうやって比較するか骨組みを考えることになります。まずは現地に行くのが一番良いと思います。

REITや商業施設の人は運営にいつも悩ませているので小中学生からのアイデアは大歓迎です。何かしら成果物が出来たら電話してみるともっとヒントをもらえるかもしれませんよ。