「REITバブル」再来の可能性=竹中正治氏

竹中正治って誰?なんでREIT語ってんの?というのは置いといて、5ページに渡る内容を一言で表すと「いくつかの指標を用いたところ、REITは過去平均からやや割高になってきたようだ。でもアジアREIT市場は上昇を続けているから日本も盛り上がるかもしれない」というもの。

いつも思うのだが、何で実務経験を積んだ学者肌の人ってのは、現状分析に第三者が算出した都合の良い数字を用いて、自分好みの結論を導くために適当な海外の動向を拾ってくるのだろうか。それが説得力のある文章だと本気で思っているのだろうか。

とりあえずTMAXとやらの数字の妥当性と海外市場の動向を分析してから確りと文章を書いてほしい、と思う。TMAXの人がどれだけ苦労してそれっぽい数字を作り上げて、そして業界から微妙だなあと思われているか、そしてアジアREIT市場がどれだけギリギリな状況になっているか、少しは生きた情報を載せてほしい。

マスコミがそういう風に編集しているのかもしれないが(まーた、日経に文脈無視してコメント載せられちゃったよ、というのは最早様式美)、ちょっと適当過ぎんよーというのが半分、大事なのは高いか安いかではなく、どれだけ高いか、どういう状況なら正当化できるのか示してほしいというのが半分。

バブルって一言で片づけることは簡単ですが、バブルになるまでは正当な価格上昇なわけで、それをどこで見極めるか、もうちょっと生々しく表現するとバブルでも良いから引き際はどこなのか、バブルの最初から最後まで参加すらしてない人間に次のステージは用意されてないわけで、逃げられない人間としてはそういうところを詰めている人を心の底から頼りにしてます。

PS やっとREITのシェアが半分まで落ちました。でも不動産セクターに乗り換えながらなのであんまりエクスポージャーは落ちてません。1100ptからここまで思いのほか早かった。穀物と電力に行くのは時期尚早かなあ。。