1月のまとめ

気がついてたら2014年も1ヵ月経ってました。inzaiです。おはようございます。2月頭は毎年同じこと書いてる気がします。バレンタインデーは誰に贈ろうかなあ!(嫌がらせ)

嵐の前兆のような1月が終わりました。
米株決算→期待外れ、というか企業業績の上放れ期待はまたも空振り。あの国、まじでコストカットと住宅だけか。まるで日本企業みたいだ。
日本株決算→(今のところ)期待外れ。円安のメリットは享受できているが経済の拡大は実感できず。
新興国→体力が付いただけで何も変わってない。

今年の目標は投資で損したくない、と書いたのは1月の記事の通りですが、かなり忍耐が求められそうな年になりそうな予感がします。みんなが幸せだった時期が終わって、これからは各国、各企業で競争を繰り広げるという当たり前の時代がまた戻ってきそうな感じ。投資する時は「みんなで幸せに」、引き上げるときは「自分さえ幸せならそれでいい」というのは原理原則。難しいのは今がどういう時期なのかの見極めです。対ユーロで弱かったドルが一気に戻してきて、その他通貨でジリジリ上がってたレンジも突き抜けそうになってきて、なんとか保ってきてた均衡(というか新興国への期待)はとりあえず完全に崩れてもおかしくない状況になってきました。アルゼンチン、トルコ、南アが突出して駄目だというわけではなく、国として自律まで時間を確保できなかったというだけで、当面はグローバル全体で体力勝負の時間帯になり、それは日本も例外ではないだろうなと。新興国がくしゃみしても先進国は風邪引かないなんて馬鹿な意見が出てましたが、国内企業決算見ている限り新興国に慎重なコメントもちらほらあり、これが三味線という可能性もありますが、イケイケではなくなってきたのかなあと。

ただ、幸せになれるパイは確実に減ってきてて、それはまだ続きそうなんですが、全部がダメかといわれるとそんなこともなく、景気の山谷ってそもそもそんな明確なもんじゃないし、新興国へのスタンスだってイチかゼロみたいな両極端という時代でもなく、小さいリターンならちょこちょこ狙える経済環境ではあるのかなと。個人投資なのでベンチマークに勝てばいいというもんではなくどうやってその小さいのを積み上げるか。

でも、正直、そういう勝率重視で回転効かせる投資は苦手です。だいたい積み上げたものをどっかでぶち壊すことが多い。不動産ETFを拾おうとしてみましたが、気合入れて買うというよりは去年と同じ小さい波を拾ってれば負けないんじゃないかというパターンになれば良いかなという程度。ほんとちょこちょこです。テクニカル分析で言えば絶対に買っちゃいけない、短期中期的に売りシグナルが出る直前、大負けしちゃうパータンが目前です。ずっと待ってた人が待ちきれなくて買おうとするのってこういう短期的に価格が安く見えるところなんですが、ちょっと視野を広げてみれば、この1年だけでももっと安いところで買える時期が沢山あったのに、そこで買えなかった点で勝負ありなんですよね。目をつぶって買っとけば儲かってたのにってやつ。バリュエーションで見ても、かなり高かった水準がやや高い水準まで落ちてきた程度で割安では全然ありません。26週線をすんなり上に突き抜けてくれれば有り難いのですが、そこの戻り売りを捌けるかどうかかなあ。やっぱりこういう中途半端な逆張りはしっくり来ませんね。みんなが言うとおり18000円台目指しなら、ここで拾わずいつ拾うって水準ではあるんですが、底値目途とか言ってた14500円がすんなり見えてきたなと。