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あと一日早くひふみ投信のレポートを読んでいたら。。

「どのような時期も結果的に驚いて株を売りさばいたりパニックに
なった組織や同僚・ファンドマネジャーが業界から消えていきました。」

いたた。いーもん、不動産のETFとJ-REITと商社が残ってるからいーもん。そもそも最初の入り方がミスったポジションってずっともやもやしちゃいますよね。今度は慎重に入ろう。それはともかくTOPIXの不動産指数が東証REIT指数を下回ろうとした刹那に急騰したのはちょっとびっくりというか俺以外にもそんなテクニカル指標を注視している人がいたのかと驚きました。

ジェットコースターって知ってるだろ?

572 :Trader@Live!:2013/08/01(木) 13:50:35.47 ID:BI4OoK6N
ジェットコースターって知ってるだろ?
まぁジェットコースターだけじゃないんだけど、
遊園地の乗り物ってたいてい乗る場所と降りる場所が同じだよな。
あれってなんでだと思う?

乗る場所と降りる場所が違うと「移動のための乗り物」扱いになるから
国土交通省の許可が必要になるんだってwww
おサルの電車ならまだ判るが、ジェットコースターが移動手段ってどんだけww
電車代わりにコースター走らせたら
降りる頃にはみんな目が回ってるだろがwww

「こーすた方が法的にいいと思いましたので」ってやかましわwwww

もう今週はヘトヘトです。ずっと吐きそう。これ、病気じゃないかと。

Takizawa Fund、無事に満額募集になったようで&嘉美心酒造

嘉美心酒造から案内が届きました。5/9-5/15たまプラの駅前で日本酒フェアやってるらしいです。ここのリキュールはこれからの季節にぴったりな爽やかさでおススメです。米のリキュールってのは事実ですが、もっとあたらしいジャンル。発砲日本酒をイメージしていると痛い目にあいます。方向性としては大吟醸のリキュールと勝手に呼んでますが、ほんと何かしら手を打った方がいいんじゃないかと。近くの人は是非。

でも、日本酒そのものはあんまり好みのタイプじゃなかったり。難しい。

あとTakizawa Wineryお金集まってようで何よりです。個人的にはTakizawa Wine 試飲でググると北海道で美味しそうな飲食店を見つけられるのが何よりの収穫です。夏に行く予定。

調子乗ってTAKIZAWA WINEにも出資してみました

ミュージックセキュリティーズの純米酒ファンドが上手く行くかどうかも分からないのにTAKIZAWA WINEにも出資した今日この頃、皆様如何お過ごしでしょうか?

ここのワインを飲んだことはありませんし、日本酒ファンドのレポーティングすらまだ何一つ受け取ってませんが、まあ個人で酒を作ろうとしている人に悪い人はいない。もうそれだけの理由です。5万円をSMBCの口座で遊ばせておくくらいならパーっと使っちゃおう的な。

出資される方によっては好奇心だけで出資されて気分を害する方もいるかもしれませんが、そもそも私自身、お酒は飲まないと分からないというスタンスなので、これも何かの縁ではないかと。日本酒やワインは醸造酒の技術が確立されつつあり、ここから先はやる気とお金さえあれば面白い時代じゃないかと思っております。

回収期は2016年かということで何も期待してませんが、夏に北海道に行く予定なんでワイナリーでも寄ってこようかなと(ワイナリーというほど大した設備も)。

J-REITの自社株買いは効果あるのか?③J-REIT自社株買いのアナウンス効果は期待できる

性格がねじ曲がってるせいか、「これ書こう!」と思ったことほど記憶から消えていく。

1月28日(土)の日経朝刊に「REIT資金調達多様化、金融庁検討、株主割当増資など解禁」とタイムリーな記事があったのに、どうして週末のブログに積水ハウスSIリートの物件取得を選んでしまったのか。

ちなみに整理しておくと、1月28日の日経記事は、金融庁がJ-REITのファイナンス手法としてCB(転換社債)、ライツイシュー(株主割当増資)を認め、インサイダー取引規制やスポンサーから独立した経営を担保する制度を導入する方向で動いていることを報道している。

最初の3点は投資法人だけ認めてなかったものを認めるという意味で可もなく不可もなく、最後のは実効性あれば外国人が評価するかもしれんが、まあ委員会制度と同じで形だけの導入になる程度かなあ。

あれ?この記事は自社株買いについてはまったくノーコメント!?
だからマーケットは小動きだったのかしらん。

というわけで、1月17日の日経記事を紹介した第1自社株買いは効果あるのか?、日経さんの記事のどこが中途半端なのか触れた第2回自社株買いは効果あるのか?②、長いシリーズになりそうなので結論だけ書いた回【先に結論だけ書きます】J-REITの自社株買いは効果あるのか?と来て、ようやく第3回「J-REIT自社株買いのアナウンス効果は期待できる」。

J-REITは投信法による自社株買い制度が認められていない(詳しくはいずれ述べます)。

一方で上場企業は自社株買いが広く認められており、自社株買い常連銘柄なんて言葉もあるが、元々はJ-REIT同様に禁止されていた。

明治時代に商法が制定されて以来、株式市場は公に資金調達を行う場であり、安易に会社側が自分の株価を調整することは絶対悪。

アングラマネーと経営陣が引き起こす事件も多かったことから、会社は金儲けのための器という偏見も強く残っており、極端な性悪説に基づいて会社法が作られていた。

私の大学時代には真剣に「自社株買いを認めることは法の精神に背かないのか」なんてゼミで議論してましたもの。「メリットの方が大きそうだし、悪いことしたら捕まえたら良いんじゃね?」と発言して「おまえはなにも分ってない。議論するのはそこじゃないんだ」と諭された記憶がある(確かに法の考えを理解してなかったと反省している)。

それが今や「会社は自分のことを一番分っている。収益の見込みないものに投資するくらいなら自社株買いしろ!」という時代。

これは会社が社会的な存在として厳しく外部の目にさらされ、情報開示を積極的に行うようになったという面もあるが(それでもオリンパスのような事例はあるわけだが)、何よりもお金の価値が薄くなった影響も大きいのかなと思う。

数少ない資金を慎重に投下するのではなく、大きく効率的にお金を動かしてなんぼという考えが広く浸透した結果、ビジネスをじっくり育てるのではなく、追い掛ける姿勢が評価されるようになったのかな。

何にせよ、そういった様々な歴史的変遷により、自社株買いは一つのファイナンス手法として認められるようになった。

学術面からみると自社株買いがすぐに効果があるとは考えられていないが(この記事が分りやすい)、実務の面からは自社株買いは「?」というものでもとりあえず株価を引き上げる。

最近だとMonotoraoが典型例かもしれないが、自社株買いするくらいなら設備投資したら?と思うような成長企業でもまずポジティブサプライズになる。

アカデミックな世界でもやむなく、この現象を「アナウンスメント効果」すなわち経営者が安いと思ったからこそ自社株買いするわけで、投資家もそれに引っ張られるという苦しい言い訳を作るほど効果覿面な手法である。

このような環境下でJ-REITの自己投資口買いが反応しないわけがない。

J-REITの資産は不動産そのものであり、それを時価よりも安く買い戻そうとしているわけだからとても分りやすい。アナウンスメント効果がかなり大きい。

しかも、利益を全て配当している以上、不動産の資産総額はそのままで発行済投資口数が減るのだから、一口当たりの配当金も増える。バリュエーション面だけでなく、投資家のCFが増える。投資家は損することがなにもないように見える。

よって、J-REITの自社株買いはアナウンスメント効果に加えて配当という目に見える効果が上乗せされる(上方修正するほどじゃないにしても)ことから、ポジティブサプライズが期待できる。

10%くらい上昇幅と言うのは感覚的なものだけど、それくらいのインパクトはあるんじゃないかな。

その後の株価は、自社株買いで失ったもの次第。というわけで続きます。次は自社株買いの原資は何か?