高層階の気圧とか微振動とかよくネタにされることですが、携帯の電波とかブルーライトと同じでダメな影響というかストレスにはなってるんだろうなあと思いますが、じゃあ避けなきゃならんかと言われると、それ気にしてたら現代生き残れないよというのもまた事実。サラリーマンなんて低層マンション住んでても、平日の大半は高層オフィス&電車で揺られているわけで。あー、隣のおっさんが頭おかしいのはこれか。そう考えると許すことができるかもしれない(絶対無理)
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日経平均が15000円割れへ!さっそく胆力が試される展開に!!
これでインドでテロ起きて安倍さんに何かがあって、韓国の鳥インフルエンザがパンデミックになったら役満だね!どん!!inzaiです。こんばんわ。はあ。
さきほど14950円を付けた日経平均先物、102円割れ直前まで突っ込んだドル円。起きたことだけを見れば、中国の減速、新興国通貨の暴落と政治不安(アルゼンチン、トルコ、タイ)、含み益のある日本株から海外資金が一斉に逃げ出した。実務能力を期待できない都知事選のグダグダっぷりが影響してるのかどうかは分かりませんが、特に目新しい材料はありません。いつか起るんだろうなあと思ってたリスク(リスク取らない以外で対応できない類の)が顕在化しつつあるのかなあというそれだけ。
1月21日の記事でも書いてますが下がりそうで下がらない状況が続いた中で、ちょっと株価の頭打ち感が出てたのでそれを次の上昇までの軽い調整と判断した向きがいても全然不思議じゃありませんが、ダウンサイドリスクを(さほどの根拠なく)怖がっていた私のような人間もまた多くいたんじゃないかと。そういう深い押し目待ち連中が我慢しきれずポジション作っていく中で、こういうのが溜まっていくとやばいなあとみんな思ってましたが、それが久々に来たなと。
ここから先、取りうる選択肢は2つで、待ってた深い押し目を狙うか、パニック的な局面に備えて動かないか。中国の理財商品がどうのこうのという話があり決して目新しくないテーマですが、中国政府がこれをどうするのかなんて何の発表もされてませんでしたし、中南米で深刻化しつつあるインフレ、その他諸国の暴動。財政を立て直しつつある米国、火種を抱えているEUは救済する余力はありません。お金はもちろん各種のソースも足りないし、どっから手を付けていいのかそれすら分からない状況に近い。
日本が対岸の火事かといえばまったくそんなことなく、むしろ期待感だけでここまできたアベノミクスにとっては初めての物理的な壁。中国が火事場泥棒してくるとは思えませんが、守るべきものは守る、それをきっちり示せるのか。
で、何を買うかというと、散々これまで触れてきましたが、資産の半分以上はキャッシュにしちゃってるのでどうしようかなという状態。一番損しないのは先進国の金利ものなんでしょうが、劇的に金利が下がるとは思えない状況なんでそれだったらキャッシュの方がまし。新興国の債券はもうちょっとひどい、というか下手したら主戦場になりかねない。株はピンキリだけど、調整進んでる新興国の中での優良国はまあ面白いかなあ。REITものはちょっと気になってます。この2つは完全に逆張り投資になるので気合も必要になるかな。米株はパス。日本株はとりあえず14500円より下は見なくていいと思うので、そこまで来てから考えようかな。押し目一発目狙うなら15000円のところで良いような気がする。というかコール買えるなら買いたい(上の方ね)。ゴールドはさっきポジション見たらそこそこあったので十分。気になるのは原油で、政治不安に拍車がかかるなら拾っときたいがっ。
とりあえず私の投資方針として急落一発目は近づかないと決めているので今日はマーケットを楽しみます。
新年あけましておめでとうございます&2014年の抱負
今年はどんな年にしようかなあと考えたのですが、最初に頭に浮かんだのは「投資で損はしたくない」。潜在意識下では昨年の利益は十分過ぎる、再現は不可能だろう、だから守り姿勢だということなんでしょうか。我ながら衝撃を受けました。損したくないなんてこれまで思ったことなかったので、心のどこかが変質している、そんな気持ち悪さを覚えました(恐怖という感情とは常に戦っているのですが)。
投資ってのは、金儲けの手法としては面倒なことが多いので、儲けたいという気持ちがベースにないと出来ません。儲かる手法を取るのか損しない手法を取るのかは人それぞれで、私はどちらかというと後者なんですが、それだって儲けたいという大前提があるからです。それだけに初詣で「損したくない」って思い浮かんだことは今でも何とも言えない違和感となって残ってます。
正直、自分の中で一つの達成感のある数字に届いたというのもあり、ここから増やすことの目的は「アーリーリタイアに向けて」以外なにものでもないので、大きな投資方針の切り替えが必要と言うのも事実なんですが、環境の変化に心身が追い付いていけず色々なものがチグハグになっているこの現実をどう処理するか。
それはそれとして、今年はどうするか。自分のポートフォリオのウェイトが小さいのはコモディティ(原油以外の金、プラチナ、穀物あたり)とエマージング株ですが、米国の利上げサイクルでどんな動きするのか正直、短期的にも長期的にもレンジがよく分かりません。主要エマージング国のファンダメンタルズもシクルカルとして悪くはないんですが、いまひとつ押し目という感じがしない。調整入っているものの崩れたわけじゃないので価格水準としてちょうど真ん中くらいにいるんじゃないかと言う気がします(今年利益出そうとしたらの話)。昨年の暴落の印象が強くここで投資をするということが順張りなのか逆張りなのか、それすら良く分からない。
日本株とドル円、1月はそのまんま保有継続。4月の消費税増税の影響は大きいと思ってますし、日銀がマーケットの期待に応えて追加緩和することはない、という意味では降りても良いのですが、黒田さんを楽観しつつある株価的にはもう一発、期待先行でいけるかなと。まだ理性は保っているレベルの価格水準です。この水準から2015年3月末への期待剥落と黒田ショックで下げるなら押し目入れてもいい。でも黒田さんが何も言ってないのに株価が熱狂するなら去年のようにジリジリ降りていきたいなと。2年連続で50%を超えるような指数リターンなら無理に追いかけなくても資産は増えていきます。
J-REITはニュートラル。もうこのままのファンダメンタルズで良いんじゃないかと。不動産価格が上昇している中(きっと今年も上昇する)で大きな外部成長はもう期待しない。年間数%の利益成長で2020年までPBR1.1倍から1.3倍の間をウロウロしてくれればそれでOK。J-REIT6.5に対して不動産株3.5なのでもうちょっと不動産株増やしておきたかったなあ。あと、どちらかと言えばシンガポールREIT、US-REITにより注視したいです。
リスクは心理的なインフレ→金利上昇のコンボですが、こればっかりは逃げるタイミングもどう逃げるかも分りません。皆さん何年も悩んでますし、もしそういった将来があれば「な、言ったとおりだろ?」とみんなが思うほど発生確率の高い未来であり、対応策はポジションクローズしかありませんが、いつか来るか分らない未来に備えていればおまんま食いあげです。逆張りで耐え切れなくなったときにドカーンといくのでしょうけど、まだみんなリーマンショックのことは忘れてないしセーフティネットもあるので、そうそうそんなことはないかなと。
あーでも、日本含めた国際関係がきな臭いので、どっかの資源が止まる→インフレ→金利上昇はありそう。そうなるとトップライン、マージン悪化を自社株買いで耐えてる米国株はちょっときついかな。中国は言わずもがな。あと債務増加している中堅国も金利上昇で色々駄目になりかねない。一番怖いのは不可逆のところまで突っ込んでいる企業クレジット。ちぐはぐな動きになりつつありますが利益率悪化が顕著になると、両輪が逆回転しかねない。来年の今頃も状況変わらず同じようなコメントを書いてられると良いな。。。テイパリングのスピード落としてくれるだけでかなり助かるんだけどなあ。。。
2013年の総括、反省しまくりの1年でした
今年も1年いろいろありましたが、まっ先に頭に浮かぶのは「なんで俺はユーロ建てプロダクトを一つも持ってないんだー!!!」ってことです。ユーロ圏のファンダ底打ちは1年以上前から言われていたものの、欧州債務危機のところで買いそびれたこと、いきなりのキプロスショック、何よりも低金利に基づく良好なマーケット需給がロジックの背景にあったことから、最後まで踏み切れませんでした。ユーロ円くらい持っておけば良かったのですが、どうしても「だったらドルで良くね?」ともう一人の自分がいて、もうちょっと考えてみればさらにもう一人のinzai Bが「ドル買うならユーロの方が化けるんじゃ」と言ってくれたはずなのにそこまで辿り着けなかった。やっぱ欧州って情報格差が大きいですし自分を説得するのがとっても難しいです。インドや中国は「10年もっときゃ一回くらい含み益なるんじゃね?」と割り切ることができるのですが、そう考えるには欧州はちょっと遠い国なんですよね。これが中南米、アフリカのエマージングやフロンティアならもう考えるだけ無駄無駄、えいやあといくところです。
こうやって書いてますけど、ここでユーロに手を出せるかと言えばやっぱびびってます。明確に利上げモードに入った米国、2015年なのか2016年なのか、QEとのリズムはどうなのか、とかは金利サイドの人間に任せておいて、こっちからすれば「利上げはあっても利下げはない」というこれだけで取れるポジションは決まってます。逆張りなんてあり得ない。そういう意味では逆回転始まるまでまだユーロのポジションとっても良さそうなんですが、ここでまた一人の男が「米国もドイツも未曾有の流動性供給で吹いてるだけなんだからいつか調整あるって」ささやくわけですよ。胸を張って言いますが、10回人生やり直しても去年ユーロのポジションは取れない自身があります。
一方、今年は世界のベストパフォーマーだった日本株は特に反省もありません。改めてブログを読み返してみると2012年12月からパラパラとJ-REITの利食いを入れて3月に高すぎる、この水準ならいつでも買い戻せると見切りをつけて、5月はキャッシュポジションを7割まで増やし、3月に出遅れていた電力株、5月末から6月にかけてJ-REIT、不動産、ついでにUS-REIT、インド株を買い直した(中国株を利食ったのは痛恨)のでまあまあの1年だったかなと。電力株以外は越年です。
改めて自分のブログを読み返してみると、ブログ記事内のリンクが前のブログになってるままだったり、ポジションの全部を書いてるわけじゃない、とか、頭に思い浮かぶままに書いているので、感情がもろに現れることで自分にとってはその時の環境が思い出しやすい一方で、他の人には分かりにくい文脈になってるとか色々反省点はありますが、心に余裕を持ち続けることができたのは良い1年だったかなと。来年は今年よりボラティリティ小さいだろうから回転効かせないとなあ。キャッシュポジションの管理が一層大事になってきそう。
では皆様、良いお年をー。
もうすぐアクティビアと平和不動産リートの公募増資です
タグが一つしかないと複数REITについて書くとき悩みます。ブログ始めて何年経っても慣れません。inzaiです。こんばんわ。
いやー、どっちも「らしい」公募増資ですよね。物件にしろ、サイズにしろ。期待を裏切らないというか背伸びしないというか。締切直前なんで滅多ことは言いたくないのですが、予想からほとんどブレないという意味では、きっちりしてます。平和不動産リートがTK出資した物件を買わないのは、期限の問題なのか、いまの株価水準ではちと苦しい利回りの都心物件なのか。無担保になりますし、次のステップに温存しておくのでしょうか。ここはポートフォリオ全体でみるとまあ悪くないのですが如何せん含み損が大きな物件が多いので評価が難しい。含み益の大きな物件でカバーしてるのですが、もし、万が一市況悪化した場合に苦しい、というかいくつかは負ののれんで減損せざるをえないかなと。今後数年間の課題なんで何とか対応はすると思いますが、ストレスに弱いのがこの利回りに表れているのかなと。
それより、さっき発表されたADPはちょい強めでしたね。大きな山・谷あったマーケットですが、債券市場に続いて株式市場も本格的な調整モードに入りつつあるのでしょうか。ラリーが続いている間は降りたくなくても、最終列車はあっという間に行ってしまうのでどうしたものか。今年はもう十分稼いだしここらで休みたいのが本音。でも休みたくない。ってか今まできっちり先を見据えたまま休めたことなんてないので利食い千人力と割り切るのもなあ。昨日、日経平均とかちょろっと売ったら、今日はこんなマーケットで躊躇したことを後悔しそうな感じではありますが、ほぼポジションニュートラルなんで、ぐぬぬという感じです。