なんでかこの時期に飲み会が続いてグロッキーなinzaiです。こんばんわ。決算期がヤマ超えたとかお偉いさんの異動とか、何かとバタバタ続きますが、まだ景気が良くなった感じはありません。飲み放題だけどボトル頼んじゃえー、とかそういう雰囲気でもなく。でも、前向きな将来の話とか遊びの話が多くなった気もします。風俗より健全な方の。ストレスの方向性が変わって来たのかもしれませんね。
そういえば昨日今日で地価LOOKとか不動産投資家調査とか市街地価格指数とか3月末時点の数字がいくつか出てきましたが何ともかんともびみょーな感じ。数字は良いんですが、アベクロ効果ってほどじゃないなと。巧妙に数字が作られている感じもあります。基準利回りの中央値が前期比-0.2%なのに、最頻値と平均値は前期比変わらずってどうよ。地価LOOKも期待と実績が微妙に肌感覚に合わないと言いますか、今回のサイクルでは価格が伸び切れないのかなあと。
そんな中、MIDリートがインパクト強烈な下方修正を出してくれました。来月権利落ちの配当金が94%減少するという、ジャパンシングルレジデンス投資法人が昔やった「赤字ですわ」以来の衝撃。
と言っても、2013年12月期は6287円まで戻すので、ポートフォリオ整理の一環で売却損を出すだけなんで恒常的なものでありませんし、ましてやジャパンシングルのように金利コストが異常に重くてという感じでもない。
そもそも、かつてのスポンサーだったパナソニック電工のショールームが退去してしまい、鑑定価格が簿価比-45%と減損間近の水準だっただけに特段の驚きはありません。
むしろ、よくやった。再開発を前提に売却価格を伸ばして(1.9億円だけかいという声も多いと思いますが)、利回りの高い物件を入れてきたなというのが素直な気持ち。
ただ、こういう懸念のある銘柄はオヌヌメにも入れません。損出ししたところで、劇的に配当金が上昇することもないですし。
しかも、このREITは含み損率が-30%から-40%の物件て他に5つほどもあります。そもそもオフィスの平均が-30%近い。パナソニックが退去するともちっとごっそり行かれそうです。
どうやって今後ポートフォリオを綺麗にしていくのか。地道にコツコツやるしかありませんが2年に一度こういう損出しするしか方法が思い浮かびません。もしくは合併されるか。
正直、減損だったら配当金を払わないで済むだけので、REITが物件を運用し続けるのに何の問題もありません。浮いたキャッシュで物件買えばCF増えます。それこそ毎年これやっても構わない。利益超過分配の逆ですね。
海外REITのようにJ-REITが内部留保や累損できる制度だったらこういうショックも和らぐのに、金融庁も国交省も国税もちょっと株価が上昇しただけで油断しまくりのようですので、J-REITに本当の春が来る日は遠そうです。はああ。せめてアップリートだけでもさあ。