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J-REIT 分析 2012年7月22日

しっかし、振り返ってみますと、なんで5月はJ-REIT分析をさぼったのか不明。病気(体調不良ですが、結構、後遺症が残りました)とか実家に用事があったり、ゴルフとかありましたが、分析は終わってるから、後は書くだけだったのに、何となくペースを見失ってしまったのか。

そういう意味では6月~7月は明らか。PCの不調、仕事のデスマーチの3つ。7月、8月のVISAカードの引き落とし額を見ると、自分の小遣いよりも少なくてワロタ。生活費も含まれているのにこの金額。こんな生活してたらお金も貯まるだろうと思います。

というわけで前回の6/11と今回の7/20までのパフォーマンス比較から、まずトップ5。

■前回株価/今回株価/期間騰落率/利回り
8975 いちご不動産投資法人 35,400 39,900 12.71% 6.44%
8976 大和証券オフィス投資法人 189,000 210,400 11.32% 5.23%
3234 森ヒルズリート投資法人 310,500 341,000 9.82% 5.10%
8953 日本リテールファンド投資法人 119,300 130,300 9.22% 5.75%
8986 日本賃貸住宅投資法人 36,750 39,900 8.57% 6.12%

一言で表すと不人気銘柄の逆襲と言いますか、ギリシャ選挙を前にボカスカ売られたJ-REITの運営力(銀行との交渉力とか投資家へのアピール力)に不安があるとされる銘柄がリバウンドした感じでしょうか。

個人的には、この5つはそれぞれ全く違う評価をしているのですが、世間一般では「何だかなあ」と言われる銘柄ですね。

一方、ワーストはこんな感じとなります。

8964 フロンティア不動産投資法人 650,000 639,000 -1.69% 5.63%
8987 ジャパンエクセレント投資法人 387,000 377,500 -2.45% 6.46%
8956 プレミア投資法人 288,600 278,900 -3.36% 6.97%
3227 MIDリート投資法人 202,100 195,300 -3.36% 7.33%
8955 日本プライムリアルティ投資法人 221,000 203,600 -7.87% 5.89%

フロンティアとJPRは公募増資関連ですね。素直でよろしい反応。あとは潜在的な爆弾を抱える中堅オフィス銘柄の3つ。ケネディクスや大和オフィスとは異なり、テナントの動き一つが致命的となるところが再度懸念された形でしょうか。

そういうのを踏まえて、今回のオヌヌメランキングトップ10!!

7月に入ってから、年前半の動きを巻き戻す形でオフィス↓、レジ↑が続いており、どっちも決め手に欠ける水準に落ち着いてしまいランキングに悩みましたが、最終的にはイベント銘柄、不遇銘柄、要は逆張りの序列になっております。海外が再びガチャガチャしてる中で、基本様子見。レジ銘柄はランキング後半ですが、どちらかという下げ待ち。ADRとかもうすぐ配当落ちだし!!

1位 : 8955 日本プライムリアルティ投資法人 221,000 203,600 -7.87% 5.89% 145,574
東京建物系のオフィスREITと一般的に言われるが、商業も結構多い。公募増資の値決めを前に株価は大きく調整。20万円は割れればPOとしては美味しい価格だが、事前調整が入らなかった反動もあるか。目先の悪材料はこれにて消化、POでもう一回崩れてくれれば。

2位 : 8960 ユナイテッド・アーバン投資法人 81,800 87,200 6.60% 6.31% 183,415
日コマを吸収した丸紅系の総合型REIT。負ののれんがあるので今後3年は分配金5500円固いが、アップサイドないのが弱点。決算はそこそこの内容で、オフィスも何とか運用できている模様。金利コストの削減、減価償却費の減少による底上げ余地もまだまだある。吉祥寺のヨドバシをどうやって買うのか注目だが、株価のボラがここまで高いと社長も悩ましいだろう。

3位 : 3279 アクティビア・プロパティーズ投資法人 461000 6.52% 94626
東急不動産をスポンサーとする商業/オフィスREIT。はっきり言ってオフィス物件は不安の種だが、商業は安定感抜群の良い物を持っている。市況の悪いこのタイミングだからこそ45万円以下で美味しく拾いたい。あまり欲張る必要はないと思ってます。

4位 : 8976 大和証券オフィス投資法人 189,000 210,400 11.32% 5.23% 83,276
大和証券に何ができるのか良く分からないオフィス専業REIT。利回りだけでは売買できない銘柄で潜在能力は高い。ただ、中途半端に手を出した物件が彼らの苦しさをよく表現している。どこまで高値買いを我慢できるか。5月決算はまあOK。稼働率改善したが、大型テナントの退去で若干ネガティブな程度。買うなら20万円割れから。

5位 : 8985 ジャパン
・ホテル・リート投資法人 20,470 21,140 3.27% 8.46% 39,305 日本ホテルファンドとジャパン・ホテル・アンド・リゾート(JHR)が合併。負ののれんの額も決まり、BSも見えるようになった。にも拘わらず21500円より上が重い。分かりやすい節目ではないと思うのだが、1年分の配当を取れるのが2013年12月(配当の受領は2014年3月)というのが響いているのか。ホテル業界は堅調そのもので、どう投資家が整理つけるのかということか。

6位 : 8984 大和ハウス・レジデンシャル投資法人 520,000 549,000 5.58% 5.87% 88,134
大和ハウス系の住宅REIT。負ののれんもあるし、スポンサーのやる気も十分。賃貸マンションの繁忙期で稼働率は注目。心配していない。まだポートフォリオ改善を続けており、大手のこういう筋の通ったところは安心感あります。住宅REITへの期待で株価は55万円超えてきた。

7位 : 3269 アドバンス・レジデンス投資法人 149,300 156,300 4.69% 5.87% 171,930
伊藤忠系の住宅REIT。押し目待ちに押し目なし。14万円まで下げた時は本当に買い場だったし、そうコメントした甲斐があった(ドヤ顔)。7月銘柄なので配当落ち後の推移を見守りたい。

8位 : 8956 プレミア投資法人 288,600 278,900 -3.36% 6.97% 54,859
NTTがメインスポンサーとなったオフィス・住宅の複合REIT。しょっぱいオフィスが重荷でNTTがどうやって挽回するか。住宅は業界No.1のKEN(スポンサーでもある)が担当。決算のコメントが弱気で株価は再び調整中。相変わらずNTTにやる気があるのか分からない。

9位 : 8961 森トラスト総合リート投資法人 628,000 636,000 1.27% 5.71% 153,912
(良い意味で)孤高のデベ、森トラストのオフィス中心のREIT。汐留ビルはJ-REITで一番のビル。契約が固すぎて配当金は上昇しない。博多のオフィス「天神プライム」を取得。賃料については色々言われているようだが、森トラならSMBCと上手く交渉できるんじゃないかと思ったり。もう一手ないと分配金水準は下げ止まらないので、株価は低迷を続けそう。

10位 : 8954 オリックス不動産投資法人 327,000 347,000 6.12% 6.05% 98,699
オリックス系のオフィス中心(大規模ではないが中小型でもない)で、商業、物流、住宅も保有する総合型REIT。オリックスの関連会社が続々と当REITの保有物件に入ってきており心強い。京都から東京にオフィスを移せるなんてさすが。それでも稼働率がジリ下げなのもさすが。。

8951 日本ビルファンド投資法人 702,000 753,000 7.26% 4.01% 461,589
安定感のある三井不動産系オフィスREIT。年初にPOしたばかりなのに、かなりのスピードでLTVを上げてきたことがマーケットではちょっとした話題に。まさか、もう一回POするつもりなのか?そんなにオフィスの賃下げが厳しいのか。NBFショックには一応備えたい。

8952 ジャパンリアルエステイト投資法人 679,000 723,000 6.48% 4.27% 396,956
建物は立派なんだが…の三菱地所系オフィスREIT。決算を消化した後は、金融緩和相場とデベロッパー株の上昇に乗る形で戻してきた。当面はJREがどうのこうのではなく、外部環境次第。

8953 日本リテールファンド投資法人 119,300 130,300 9.22% 5.75% 244,990
三菱商事系の商業REIT。イトーヨーカドーの店舗閉鎖のニュース出るも、「ってか、一時止めてただけでしょ?」というのが感想。株価はもうちょっと反応しても言いんじゃないかと思ったが、その前にグッと調整した影響もあるのか。地方の赤字店舗中心なら過度に反応することもないが(たぶん)。

8957 東急リアル・エステート投資法人 369,000 393,000 6.50% 5.60% 66,566
東急電鉄系のオフィス、商業の複合REIT。良い物件だけに目を奪われるとろくなことにならない。決算はイマイチ。11000円/期がボトムと思いきや不安が残る業績予想に。渋谷COCOTIのリニューアルなどやっているが、いずれにせよもっと大きなテコ入れが必要。堀江社長は色んなところに顔出してはいるが、もうちょっと先にやることがあるんじゃ。

8958 グローバル・ワン不動産投資法人 482,500 492,000 1.97% 4.88% 47,675
近・新・大を掲げる(ほぼ)独立系オフィスREIT。大手町ファーストスクエア埋まるのか注目。お茶の水や新宿エリアの新築オフィスのリーシングが進んでおり、大手町FSを3万円台前半で貸すくらいなら我慢しようと思っているのかもしれないが、投資家としては辛い。

8959 野村不動産オフィスファンド投資法人 422,500 442,000 4.62% 5.57% 134,864
野村不動産系のオフィスREIT。財閥系デベを追いかける業界2番手だが、1番との差は大きい。配当落ち後はちょこっと配当金を下方修正したが、本音ではもっと下もあるかもと思っていた。大きなテナント退去が新たにリリースされたが、これで大きなテナント退去の懸念は薄れたとのこと。次の一手は「とりあえず我慢」のようだが、大手の一角なんだからもうちょっと主導的に動いてほしい。

8963 インヴィンシブル投資法人 6,460 6,400 -0.93% 6.25% 8,629
住居中心の総合型REIT、オフィス、シニア、商業も。…ちゃんと運用してくれ頼むから。あと変なファイナンスは勘弁で。投資主総会の仕切り直し、資産運用会社の減資。投資家なめんなと言いたい。

8964 フロンティア不動産投資法人 650,000 639,000 -1.69% 5.63% 143,775
三井不動産系の商業REIT。最近の取得目線が甘く、社長代わって良くも悪くも「らしさ」が消えつつある。POの内容と物件も…。やっぱり三井不動産らしい手堅さ、投資家に文句を言わせない安定感が欠けている気がしてならない。

8966 平和不動産リート投資法人 42,800 45,400 6.07% 6.87% 31,594
平和不動産系のオフィス・住宅の複合REIT。うまく合併を乗り切った印象。5月決算を発表し、負ののれんの取り崩しはわずかに留める。そういう意味では卒業第一号と言っていいかもしれない。あとは配当落ち後(11月とまだ先だが)に前回のようなジェットコースターにならないかどうか。

8967 日本ロジスティクスファンド投資法人 668,000 709,000 6.14% 4.85% 104,932
三井物産系の物流専業REIT。低LTVと高い配当利回り。安心感あり。社長交代といっても三井物産のローテーションなので急な動きは期待できない。産業ファンドの株価がこっちの利回りに近づいてきた印象だが、LTVを考えると割安感はこっちのが上。次の一手は公募増資なんだろうけど、GLPの行動次第か。

8968 福岡リート投資法人 530,000 552,000 4.15% 5.82% 67,924
福岡の大企業(+日本政策投資銀行)のほとんどがスポンサーの総合型REIT。福岡地盤で格付AAの企業って5本もないらしい。博多の天神、博多駅、キャナルの3つどもえの争いはここまで市場にプラスだったが、これからは分からない。グロースがないなら利回り6%欲しいところだが、デフェンシブな資金移動の恩恵も受けているのかしっかりしている。

8972 ケネディクス不動産投資法人 243,600 252,000 3.45% 7.46% 72,211
スポンサーであるケネディクスよりも信頼されていた時期もあったが、スポンサー共々苦しい時期。新社長は未知数。メインバンクのSMBC日興証券が、取得から半年で兜町からまさかの退去。信頼(元々ないけども)はガタガタ。6/12の決算発表の数字は予想通り、問題はこの次の期だが、7割方、その影響は織り込んだと思ってる。

8973 積水ハウス・SI 投資法人 325,500 329,000 1.08% 6.17% 37,858
積水ハウス系の住宅REITだが、浜松プラザを一部売却でマーケットの評価は大きく上昇。さらに大規模なPOすれば一時的には株価下落だが、中期的には間違いなくプラス。個人的(こんなブログで何言ってんだという話ですが)に超注目銘柄。30万円割れ狙いたかったが、ほんとに一瞬だけで、その後の株価もしっかり。

8975 いちご不動産投資法人 35,400 39,900 12.71% 6.44% 33,629
良く分からない、いちごグループのオフィス中心の複合REIT。負ののれん+金利コスト低減で期待を持てるREIT。順調に株価回復。物件売却も進めておりやることはやってる。

8977 阪急リート投資法人 345,000 359,000 4.06% 6.69% 30,659
競争激しいが、大阪の商業施設は良い物持ってる。開示内容は玄人好みでピカイチ。梅田のポテンシャルは新宿に次いで日本2位、らしいです。決算はほぼ横ばいで作ってきており、株価は配当落ちから回復途中。LTVは低くなく40万円に到達するには取りうる手段が限られるので、個人的には公募増資に踏み切るのも手と思うのですが。。。

8979 スターツプロシード投資法人 105,000 112,500 7.14% 6.96% 12,147
スターツって良い企業だと思うが如何せん華がない。個人投資家のシェアが高い異色の住宅専業REIT。住宅REITの序列では一番下と思いきや、ケネディクス・レジデンシャルがもっと小さくIPO!時価総額は負けてますが、要はケネディクス・レジが(略。

8982 トップリート投資法人 426,000 420,500 -1.29% 6.04% 65,178
スポンサーは立派だが、何をやってくれるのか良く分からないオフィス中心のREIT。晴海トリトンは厳しいが、エクセレントとの合併期待もなくはない。43万円より上は重かった印象。ボトムはどこで切り返してくるか。

8986 日本賃貸住宅投資法人 36,750 39,900 8.57% 6.12% 53,099
極端な話、そこそこの物件であれば何とかなるのが住宅の良いところ。金利コストの改善も期待。最近の株価は足踏みだが、じりじりと再び上ブレ。ポートフォリオの入替が順調なのはいいこと。

8987 ジャパンエクセレント投資法人 387,000 377,500 -2.45% 6.46% 71,215
興和不動産系のオフィスREIT。決算が思いのほか良かった。興和不動産と新日鉄都市開発の合併という材料も目先一巡。LTV上げてきているが、スポンサーがざわざわしているのでどのタイミングか良く分かりません。40万円より上の滞空時間が長かったが、現在は調整中。川崎の市況懸念は長く続きそう。

3226 日本アコモデーションファンド投資法人 495,000 523,000 5.66% 5.28% 101,834
三井不動産系の住宅REIT。月初4営業日ほどで前月末の稼働率をリリースする拘りは業界さすがNo.1。足元は堅調な動きだが、パフォーマンスで言えば他の住宅REITにちょっと負けている。PO懸念と過度のプレミアムがちょっと剥落してきた?

3227 MIDリート投資法人 202,100 195,300 -3.36% 7.33% 35,862
関西電力系のオフィス中心のREIT。パナソニックがあんなんでは、京橋のオフィス賃料がどこまで下がるのやら。8月に決算発表の予定ですが、きっと何も材料出てこないんだろうなあ。。。

3234 森ヒルズリート投資法人 310,500 341,000 9.82% 5.10% 78,948
森ビル系の総合型REIT。ずっとオヌヌメしてた甲斐があり、株価はきっちり上がってきましたが、中途半端なところで揉み合い。35万円なら手放しても買い戻せると思うけど、7月銘柄ということでもう一段の上昇が欲しい。買うのは8月になってからで十分。

3240 野村不動産レジデンシャル投資法人 389,500 412,000 5.78% 5.97% 62,186 野村不動産系の住宅REIT。ここ数カ月の住宅REITの軟調→復調のサイクルは何だったのか。特に悪いニュースもないので、可もなく不可もない状態。

3249 産業ファンド投資法人 485,000 517,000 6.60% 5.32% 72,707
三菱商事系の物流・インフラ系リート。配当金の伸びはまったく期待できない上、築20年を超えた物件がゴロゴロ。ここまで上がるのは正直、ちょっと意外感。配当金の推移だけ見るとグロース銘柄っぽいですが…一流銘柄として認識されたということでしょうか。

3278 ケネディクス・レジデンシャル投資法人 171,200 174,100 1.69% 7.05% 13,134
無事に(?)上場達成。株価の推移は大半の投資家が予想したレンジのもので特に問題なし。初の配当落ちまでもう少し。17万円ボトムの見方は変えないが、どういった形で次の配当金を見せるのは注目したい。

なお、ランキング及びコメントは現時点の好みを表現したものであり、本ブログの情報を用いて行う判断の一切について責任は負いません。どうしても自分の責任で投資したくない方は証券会社や有料の情報をご参考いただくしかないと思います

J-REIT 分析 2012年6月12日

若干イレギュラーですが、ペース作っとかないとすぐにサボるので今週のオヌヌメランキング。とりあえず今月17日のギリシャ選挙の反応見るまでは、貴重なお金を突っ込む必要はないと思ってます。どんなイベントになったとしても東証REIT指数が一気に1100ptまで上がることはないわけですし、利回り6%取れれば商品としては問題ないでしょう。

なお、ランキングには決算発表が6月中旬に集中している4月決算銘柄と配当落ちが大きい6月決算銘柄はオヌヌメランキングから外してます。東証REIT指数がこの水準なら、4月5月のように配当落ちを懸念する必要はないかもしれませんが、ちょっとまだ様子を見たいです

でも、6月決算銘柄はNBF、JPR、エクセレント、MIDと主要なオフィスREITの半分が含まれているのでランキングは住宅REITばかりに。

第10位は6月13日、明日上場予定のアクティビア。

別件でちょっと勿体なかったのは、ダイワのJ-REITフェアに申し込み損ねたこと。事前の申し込みが必要とは思わず、今日チェックして唖然。行ってみれば中には入れてくれそうだけど。。

1位 : 8985 ジャパン・ホテル・リート投資法人 19,860 20,470 3.07% 8.73% 38,059
日本ホテルファンドとジャパン・ホテル・アンド・リゾート(JHR)が合併。負ののれんの額も決まり、BSも見えるようになった。そして上方修正も。買わない理由あるのか?というのは言い過ぎだが、夢見ても良いREIT。決算発表では負ののれんを付くあってどういう数字を作るのかコメントされなかったが、それは物件入替(POもセット)でポートフォリオ変わるからか?

2位 : 8984 大和ハウス・レジデンシャル投資法人 532,000 520,000 -2.26% 6.19% 83,478
大和ハウス系の住宅REIT。負ののれんもあるし、スポンサーのやる気も十分。賃貸マンションの繁忙期で稼働率は注目。心配していない。まだポートフォリオ改善を続けており、大手のこういう筋の通ったところは安心感あります。52万円より上にもすんなり戻るかと思いきや、足元では粘っこい売りが出て低迷。

3位 : 3234 森ヒルズリート投資法人 310,500 310,500 0.00% 5.60% 71,887
森ビル系の総合型REIT。IPO時からの懸念物件だった六本木ファーストを外して愛宕グリーンヒルズを入れてきた。ポートの80%は森ビルの固定賃料なんで、そもそもREITじゃないんじゃないかとすら思う安心感。30万円フラットからという目線は変わらずだが、あと少しが落ちてこない。

4位 : 8973 積水ハウス・SI 投資法人 319,500 325,500 1.88% 6.24% 37,455
積水ハウス系の住宅REITだが、浜松プラザを一部売却でマーケットの評価は大きく上昇。さらに大規模なPOすれば一時的には株価下落だが、中期的には間違いなくプラス。個人的(こんなブログで何言ってんだという話ですが)に超注目銘柄。30万円割れ狙いたかったが、ほんとに一瞬だけで、その後の株価もしっかり。

5位 : 3269 アドバンス・レジデンス投資法人 142,900 149,300 4.48% 6.03% 164,230
伊藤忠系の住宅REIT。押し目待ちに押し目なし。そんな2月3月。やっと15万円割れてきたと思ったら、そのままズルズルと下げ止まらず。今拾わないでいつ拾う。とか言ってたら、グローバルREITのインデックス算入で一気に15万円まで切り返した。

6位 : 8954 オリックス不動産投資法人 341,500 327,000 -4.25% 6.42% 93,010
オリックス系のオフィス中心(大規模ではないが中小型でもない)で、商業、物流、住宅も保有する総合型REIT。ずっと他のオフィスREITにアンダーパフォームしていたが、決算発表してから随分と落ち着いてきた。オリックスの関連会社が続々と当REITの保有物件に入ってきており心強い。京都から東京にオフィスを移せるなんてさすが。。

7位 : 3240 野村不動産レジデンシャル投資法人 381,500 389,500 2.10% 6.26% 58,790
野村不動産系の住宅REIT。最近は住宅全般が重かったが、40万円をきっちり超えてきた。今年度はどのREITも配当落ち以降の株価軟調ぶりが極端で、しっかりリバウンドを見せてきた点は○。

8位 : 3226 日本アコモデーションファンド投資法人 503,000 495,000 -1.59% 5.58% 96,382
三井不動産系の住宅REIT。月初4営業日ほどで前月末の稼働率をリリースする拘りは業界さすがNo.1。三井不動産の新年度入りでPO候補その一。このREITで5.5%はお買い得。繁忙期を境にちょっと稼働率が軟調だが、一般的にはまだ高すぎると言っても良い水準。

9位 : 8960 ユナイテッド・アーバン投資法人 83,200 81,800 -1.68% 6.72% 172,057
日コマを吸収した丸紅系の総合型REIT。負ののれんがあるので今後3年は分配金5500円固いが、アップサイドないのが弱点。株価は95000円で頭打ちになった後、配当落ちと共に急落。ここまで落ちるか?というレベルだが、オフィス稼働率が90%切ったのはマイナス材料。85000円くらいまではすんなり戻せるとは思うが、それ以上は7月の決算発表待ち。

10位 : 3279 アクティビア・プロパティーズ投資法人
東急不動産をスポンサーとする商業/オフィスREIT。6月13日IPO予定。はっきり言ってオフィス物件は不安の種だが、商業は安定感抜群の良い物を持っている。市況の悪いこのタイミングだからこそ45万円以下で美味しく拾いたい。あまり欲張る必要はないと思ってます。

8951 日本ビルファンド投資法人 709,000 702,000 -0.99% 4.30% 430,326
安定感のある三井不動産系オフィスREIT。利回り3%台を長くは維持できず。オフィスマーケットの空室率は一進一退だが、上げ一巡からのこの展開は上値を追いかけにくい。70万円割れてからの下げ渋りはさすがNBFと言ったところ。アンダーウェイトしてた人が拾ったのだろうが、そういう意味ではこれからが勝負。

8952 ジャパンリアルエステイト投資法人 681,000 679,000 -0.29% 4.54% 372,798
建物は立派なんだが…の三菱地所系オフィスREIT。決算はマーケットの楽観的な期待を裏切る形となってしまい株価は一進一退。利回り4.5%はほぼフェアバリューのイメージ。ここから下の押し目には期待したい。

8953 日本リテールファンド投資法人 120,000 119,300 -0.58% 6.28% 224,308
三菱商事系の商業REIT。GMS(イオンなどの郊外型商業施設)も都心型商業も不安は残るがダウンサイドは分かりやすくなった。相変わらずボラティリティの激しい動きをしている。時価総額が大きい上に商業REITなのでマクロ環境の悪化に弱い。

8955 日本プライムリアルティ投資法人 222,600 221,000 -0.72% 5.79% 158,015
東京建物系のオフィスREITと一般的に言われるが、商業も結構多い。東京建物の「虎の子」の土地を取得。LTV上げた感じ見ると6月POかもしれないが、どの水準でDPSを作ってくるか。6000円以上で株価固めてきただけに、POでLTV下げるからDPSも下がりますってのは、投資家には受け入れられない。この軟調な相場の夏を占う重要なイベント。

8956 プレミア投資法人 283,100 288,600 1.94% 7.03% 56,767
NTTがメインスポンサーとなったオフィス・住宅の複合REIT。しょっぱいオフィスが重荷でNTTがどうやって挽回するか。住宅は業界No.1のKEN(スポンサーでもある)が担当。株価はNTTへの期待で底固い時期もあったが、足元ではその他2流REIT扱いに(4月決算REIT全体の傾向もあったが)。利回り7%のところでは堅いが、ここまで来たら明日(6/13)の決算発表まで待っても。

8957東急リアル・エステート投資法人 382,500 369,000 -3.53% 5.96% 62,501 東急電鉄系のオフィス、商業の複合REIT。良い物件だけに目を奪われるとろくなことにならない。決算はイマイチ。11000円/期がボトムと思いきや不安が残る業績予想に。渋谷COCOTIのリニューアルなどやっているが、いずれにせよもっと大きなテコ入れが必要。東急と言いながら、昨今の渋谷のオフィス人気には乗れない銘柄。

8958 グローバル・ワン不動産投資法人 497,000 482,500 -2.92% 4.97% 46,754
近・新・大を掲げる(ほぼ)独立系オフィスREIT。大手町ファーストスクエア埋まるのか注目。大手町FSは3万円台だろうか。決算発表でぐっと下がってからじりじり戻してきた。合併期待もゼロではないが、IR担当者が辞め、FSも進捗なしと良いことがない。決算はほぼ横ばいの内容。

8959 野村不動産オフィスファンド投資法人 433,500 422,500 -2.54% 5.82% 128,914
野村不動産系のオフィスREIT。財閥系デベを追いかける業界2番手だが、1番との差は大きい。配当落ち後はちょこっと配当金を下方修正したが、本音ではもっと下もあるかもと思っていた。と思いきや、大きなテナント退去が新たにリリース。退去はほぼ1後だが、6月中旬の決算発表で何と言うか。

8961 森トラスト総合リート投資法人 660,000 628,000 -4.85% 5.78% 151,976
(良い意味で)孤高のデベ、森トラストのオフィス中心のREIT。汐留ビルはJ-REITで一番のビル。契約が固すぎて配当金は上昇しない。決算で三田MTビルに何らかの対応をするかと思いきや、何もせず。2013年は契約更新も多くダウンサイドが懸念される。これまでの森トラストのサポート体制としてこのまま自然体ということは考えにくいが…

8963 インヴィンシブル投資法人 6,350 6,460 1.73% 6.19% 8,710
住居中心の総合型REIT、オフィス、シニア、商業も。…ちゃんと運用してくれ頼むから。あと変なファイナンスは勘弁で。投資主総会の仕切り直し、資産運用会社の減資。投資家なめんなと言いたい。

8964 フロンティア不動産投資法人 650,000 650,000 0.00% 5.91% 126,100
三井不動産系の商業REIT。最近の取得目線が甘く、社長代わって良くも悪くも「らしさ」が消えつつある。LTV上げてきたし、POは6月なのか。三井不動産の中期経営計画を見るとイケイケだが、どっしり構えてほしい。利回り6%は悪くないが、もう一段の下げを見たい。

8966 平和不動産リート投資法人 41,600 42,800 2.88% 7.24% 29,784
平和不動産系のオフィス・住宅の複合REIT。うまく合併を乗り切った印象。配当落ちてからの動きがえぐい。まあ利回りが高いので極端に下がるのはやむなしだが、さすがにここまで底なしだとは。4万円近辺からはすんなり戻したが、毎回こんなだと辛い。

8967 日本ロジスティクスファンド投資法人 683,000 668,000 -2.20% 5.15% 98,864
三井物産系の物流専業REIT。低LTVと高い配当利回り。安心感あり。社長交代といっても三井物産のローテーションなので急な動きは期待できない。利回り5%から下には突っ込まないが、ここまでJ-REIT市場が下落するとGLPのIPOは見送りだろうし、JLFの株価も底固く推移。

8968 福岡リート投資法人 555,000 530,000 -4.50% 6.06% 65,217
福岡の大企業(+日本政策投資銀行)のほとんどがスポンサーの総合型REIT。福岡地盤で格付AAの企業って5本もないらしい。博多の天神、博多駅、キャナルの3つどもえの争いはここまで市場にプラスだったが、これからは分からない。キャナルのリニューアルもダウンサイド防止以上の期待はできない。グロースがないなら利回り6%欲しいところだが、デフェンシブな資金移動の恩恵も受けているのかしっかりしている。

8972 ケネディクス不動産投資法人 240,500 243,600 1.29% 7.72% 69,804
スポンサーであるケネディクスよりも信頼されていた時期もあったが、スポンサー共々苦しい時期。新社長は未知数。メインバンクのSMBC日興証券が、取得から半年で兜町からまさかの退去。信頼(元々ないけども)はガタガタ。6/12の決算発表の数字は予想通り、問題はこの次の期。

8975 いちご不動産投資法人 34,600 35,400 2.31% 6.78% 29,836
良く分からない、いちごグループのオフィス中心の複合REIT。負ののれん+金利コスト低減で期待を持てるREIT。順調に株価回復。物件売却も進めておりやることはやってる。

8976 大和証券オフィス投資法人 190,300 189,000 -0.68% 5.66% 74,806
大和証券に何ができるのか良く分からないオフィス専業REIT。利回りだけでは売買できない銘柄で潜在能力は高い。底値の感触がつかみにくくて厄介で、今は売り込まれている時期。中途半端に手を出した物件が彼らの苦しさをよく表現しているかと。

8977 阪急リート投資法人 350,000 345,000 -1.43% 6.96% 29,463
競争激しいが、大阪の商業施設は良い物持ってる。決算は悪くなかったし、開示内容は玄人好みでピカイチ。梅田のポテンシャルは新宿に次いで日本2位、らしいです。株価は配当落ち直後で低迷中ですが、いつものこと。7%まで下がってくれると有難いのだけども。

8979 スターツプロシード投資法人 105,400 105,000 -0.38% 7.14% 11,338 スターツって良い企業だと思うが如何せん華がない。個人投資家のシェアが高い異色の住宅専業REIT。住宅REITの序列では一番下と思いきや、ケネディクス・レジデンシャルがもっと小さくIPO!時価総額は負けてますが、要はケネディクス・レジが(略。

8982 トップリート投資法人 432,500 426,000 -1.50% 5.73% 66,030
スポンサーは立派だが、何をやってくれるのか良く分からないオフィス中心のREIT。晴海トリトンは厳しいが、エクセレントとの合併期待もなくはない。下がる時はずーと下がるが、それ以外は不思議なくらい安定している銘柄。不思議なことに42万円はそんなに割れてこない。

8986 日本賃貸住宅投資法人 35,900 36,750 2.37% 6.64% 48,907
極端な話、そこそこの物件であれば何とかなるのが住宅の良いところ。金利コストの改善も期待。最近の株価は足踏みだが、じりじりと再び上ブレ。ポートフォリオの入替が順調なのはいいこと。

8987 ジャパンエクセレント投資法人 408,000 387,000 -5.15% 6.30% 73,008
興和不動産系のオフィスREIT。決算が思いのほか良かった。興和不動産と新日鉄都市開発の合併という材料も目先一巡。LTV上げてきているが、スポンサーがざわざわしているのでどのタイミングか良く分かりません。利回り6%割ってもすぐに戻ってくる。川崎と東芝のリスク考えるとそんなに評価するほどでもないと思うのだが…

3227 MIDリート投資法人 204,000 202,100 -0.93% 7.28% 37,111 関西電力系のオフィス中心のREIT。メインテナントのパナソニックは本社の人数半減などの悪いニュース流れるが、その分、賃料安い京橋のビルは安心感が増す(たぶん減賃はある)。とりあえず居座ってくれるなら良し、御堂筋のオフィスは後継テナントが決定。

3249 産業ファンド投資法人 481,000 485,000 0.83% 5.45% 68,207
三菱商事系の物流・インフラ系リート。配当金の伸びはまったく期待できない上、築20年を超えた物件がゴロゴロ。アップサイドないが、IRが上手く下落相場に強いREIT。個人的には6%欲しい銘柄なので最近の上昇にはちょっと引き気味。

3278 ケネディクス・レジデンシャル投資法人 177,000 171,200 -3.28% 7.17% 12,915
無事に(?)上場達成。株価の推移は大半の投資家が予想したレンジのもので特に問題なし。上場前から言ってた17万円フラットの水準まで下がってきた。

なお、ランキング及びコメントは現時点の好みを表現したものであり、本ブログの情報を用いて行う判断の一切について責任は負いません。どうしても自分の責任で投資したくない方は証券会社や有料の情報をご参考いただくしかないと思います

J-REIT 分析 2012年6月3日

ほぼ1ヶ月ぶりのJ-REIT分析です。こんにちは。

オヌヌメ銘柄はいずれ月一回の更新になるんだろうなあーと思ってましたが、週一回からいきなり月一回のペースになるとは自分でも予想外です。2週連続で週末の予定が詰まったのが痛かった。仕事もそうですが、スケジュールに遊びの時間帯がなくなると、時間的にも精神的にも一気に余裕が消え失せます。

それはそうとこの一ヶ月の騰落率ランキングTOP10。5月4日と6月2日との騰落率ですが、大和ハウス、積水ハウス、JHRが上位なのはファンダメンタルズの堅さからさもありなん、フロンティア、産業ファンドと日ロジは安定のデフェンシブ銘柄、あとは基準日に売られてたから買われてたかくらいの違いでしょうか。中堅オフィスが全体的に厳しい1ヶ月でした。でも、森トラはもうちょっと頑張ると思ってたけど。久々に大外しした感じ。ホテルリートでそれ以上にがっつり行ってやったぜという感じではありますが。

1位 : ジャパン・ホテル・リート投資法人 20,030 19,860 -0.85%
2位 : 積水ハウス・SI 投資法人 323,500 319,500 -1.24%
3位 : ケネディクス・レジデンシャル投資法人 180,000 177,000 -1.67%
4位 : 産業ファンド投資法人 490,500 481,000 -1.94%
5位 : ジャパンエクセレント投資法人 417,000 408,000 -2.16%
6位 : 大和ハウス・レジデンシャル投資法人 549,000 532,000 -3.10%
7位 : 日本ロジスティクスファンド投資法人 706,000 683,000 -3.26%
8位 : フロンティア不動産投資法人 672,000 650,000 -3.27%
9位 : 日本賃貸住宅投資法人 37,150 35,900 -3.36%
10位 : トップリート投資法人 449,000 432,500 -3.67%

一方、ワースト5のうち5銘柄が5月配当落ち銘柄、ケネディクスは4月配当落ちに加えてhorrible news。こういう動きされると苦しい投資家は多そうです。私は元々、配当取りに行く奴は馬鹿だと思っているのでむしろ絶好調ですが。

30位 : 野村不動産レジデンシャル投資法人 431,500 381,500 -11.59%
31位 : ケネディクス不動産投資法人 272,300 240,500 -11.68%
32位 : 大和証券オフィス投資法人 217,000 190,300 -12.30%
33位 : ユナイテッド・アーバン投資法人 95,400 83,200 -12.79%
34位 : 平和不動産リート投資法人 48,300 41,600 -13.87%

で、今週の(今月の?)オヌヌメ銘柄ランキング。

一生もの、というには大袈裟だが、そういう水準に来ている安定配当銘柄がある一方で、マクロ環境の大幅悪化でNBFとJREにもお買い得場面が来るのかなあと思っている(ファンダはちょっと弱いけど)。

東証REIT指数1000ptできっちり売った人は打診買いしてみて良い水準だし、売り損ねた人でもキャッシュを溜めこんでいる人は、そろそろマーケットに目を向けても良いかもしれない。950ptとかで買った人は…ごめんなさい。生意気な言い方ですが、もうちょっと勉強した方が良いかもしれません。

私は1000ptでの滞空時間がもうちょっと長いと思ってたので、あまり落とし切れてません。が、7割をキャッシュで残していたので、そろそろ真面目に動こうかなという次第。850ptまで落ちてくれないものかなあ。

1位 : 3269 アドバンス・レジデンス投資法人 157,000 142,900 -8.98% 6.30% 157,190
伊藤忠系の住宅REIT。押し目待ちに押し目なし。そんな2月3月。やっと15万円割れてきたと思ったら、そのままズルズルと下げ止まらず。今拾わないでいつ拾う。

2位 : 8985 ジャパン・ホテル・リート投資法人 20,030 19,860 -0.85% 9.00% 36,925
日本ホテルファンドとジャパン・ホテル・アンド・リゾート(JHR)が合併。負ののれんの額も決まり、BSも見えるようになった。そして上方修正も。買わない理由あるのか?というのは言い過ぎだが、夢見ても良いREIT。決算発表では負ののれんを付くあってどういう数字を作るのかコメントされなかったが、それは物件入替(POもセット)でポートフォリオ変わるからか?

3位 : 3226 日本アコモデーションファンド投資法人 526,000 503,000 -4.37% 5.49% 97,940
三井不動産系の住宅REIT。
月初4営業日ほどで前月末の稼働率をリリースする拘りは業界さすがNo.1。三井不動産の新年度入りでPO候補その一。3月までの上昇局面には付いていけなかったが、50万円近辺ではさすがに買いが入る。このREITで5.5%はお買い得。

4位 : 3240 野村不動産レジデンシャル投資法人 431,500 381,500 -11.59% 6.38% 57,582
野村不動産系の住宅REIT。最近は住宅全般が重かったが、40万円をきっちり超えてきた。今年度はどのREITも配当落ち以降の株価軟調ぶりが極端。NAF以外の住宅REITはやっぱ6%欲しいです。

5位 : 3234 森ヒルズリート投資法人 336,000 310,500 -7.59% 5.60% 71,887
森ビル系の総合型REIT。IPO時からの懸念物件だった六本木ファーストを外して愛宕グリーンヒルズを入れてきた。ポートの80%は森ビルの固定賃料なんで、そもそもREITじゃないんじゃないかとすら思う安心感。30万円フラットからという目線は変わらず。

6位 : 8956 プレミア投資法人 302,000 283,100 -6.26% 7.16% 55,685
NTTがメインスポンサーとなったオフィス・住宅の複合REIT。しょっぱいオフィスが重荷でNTTがどうやって挽回するか。住宅は業界No.1のKEN(スポンサーでもある)が担当。株価はNTTへの期待で底固い時期もあったが、足元ではその他2流REIT扱いに(4月決算REIT全体の傾向もあったが)。レジ半分なので、もっと円やかな動きでも良いと思うのだが。

7位 : 8984 大和ハウス・レジデンシャル投資法人 549,000 532,000 -3.10% 6.05% 85,405
大和ハウス系の住宅REIT。負ののれんもあるし、スポンサーのやる気も十分。賃貸マンションの繁忙期で稼働率は注目。心配していない。まだポートフォリオ改善を続けており、大手のこういう筋の通ったところは安心感あります。ADRがあの事件以来、ずーっと低迷しており、利回りの低さは住宅2位に。もっと一緒に下がってくれないものか。

8位 : 8954 オリックス不動産投資法人 358,500 341,500 -4.74% 6.15% 97,134
オリックス系のオフィス中心(大規模ではないが中小型でもない)で、商業、物流、住宅も保有する総合型REIT。ずっと他のオフィスREITにアンダーパフォームしていたが、決算発表してから随分と落ち着いてきた。本当に予想配当金が保守的なのかどうか、マーケットの注目はそこだけ。

9位 : 8951 日本ビルファンド投資法人 750,000 709,000 -5.47% 4.26% 434,617
安定感のある三井不動産系オフィスREIT。利回り3%台を長くは維持できず。オフィスマーケットの空室率は一進一退だが、上げ一巡からのこの展開は上値を追いかけにくい。70万円割れてからの下げ渋りはさすがNBFと言ったところ。アンダーウェイトしてた人が拾ったのだろうが、そういう意味ではこれからが勝負。

10位 : 8952 ジャパンリアルエステイト投資法人 718,000 681,000 -5.15% 4.53% 373,896
建物は立派なんだが…の三菱地所系オフィスREIT。決算はマーケットの楽観的な期待を裏切る形となってしまい株価は一進一退。利回り4.5%はほぼフェアバリューのイメージ。ここから下の押し目には期待したい。

8953 日本リテールファンド投資法人 127,500 120,000 -5.88% 6.24% 225,624
三菱商事系の商業REIT。GMS(イオンなどの郊外型商業施設)も都心型商業も不安は残るがダウンサイドは分かりやすくなった。相変わらずボラティリティの激しい動きをしている。時価総額が大きい上に商業REITなのでマクロ環境の悪化に弱い。

8955 日本プライムリアルティ投資法人 233,300 222,600 -4.59% 5.75% 159,159 東京建物系のオフィスREITと一般的に言われるが、商業も結構多い。東京建物の「虎の子」の土地を取得。LTV上げた感じ見ると6月POかもしれないが、どの水準でDPSを作ってくるか。6000円以上で株価固めてきただけに、POでLTV下げるからDPSも下がりますってのは、投資家には受け入れられない。マーケットの期待は少なくとも現状維持という感じだろうが、ちょっと楽観的?

8957 東急リアル・エステート投資法人 416,000 382,500 -8.05% 5.75% 64,788
東急電鉄系のオフィス、商業の複合REIT。良い物件だけに目を奪われるとろくなことにならない。決算はイマイチ。11000円/期がボトムと思いきや不安が残る業績予想に。アクティビアの上場で何故か売り込まれる場面も。渋谷COCOTIのリニューアルなどやっているが、いずれにせよもっと大きなテコ入れが必要。

8958 グローバル・ワン不動産投資法人 554,000 497,000 -10.29% 4.83% 48,159 近・新・大を掲げる(ほぼ)独立系オフィスREIT。大手町ファーストスクエア埋まるのか注目。大手町FSは3万円台だろうか。決算発表でぐっと下がってからじりじり戻してきた。合併期待もゼロではないが、IR担当者が辞め、FSも進捗なしと良いことがない。

8959 野村不動産オフィスファンド投資法人 459,500 433,500 -5.66% 5.67% 132,271
野村不動産系のオフィスREIT。財閥系デベを追いかける業界2番手だが、1番との差は大きい。配当落ち後はちょこっと配当金を下方修正したが、本音ではもっと下もあるかもと思っていた。と思いきや、大きなテナント退去が新たにリリース。やっと「らしい」利回り水準になってきたが、これは退去織り込み前の数字。

8960 ユナイテッド・アーバン投資法人 95,400 83,200 -12.79% 6.61% 175,001 日コマを吸収した丸紅系の総合型REIT。負ののれんがあるので今後3年は分配金5500円極めて固いが、アップサイドないのが弱点。株価は95000円で頭打ちになった後、配当落ちと共に急落。ここまで落ちるか?というレベルだが、オフィス稼働率が90%切ったのはマイナス材料。

8961 森トラスト総合リート投資法人 719,000 660,000 -8.21% 5.50% 159,720
(良い意味で)孤高のデベ、森トラストのオフィス中心のREIT。汐留ビルはJ-REITで一番のビル。契約が固すぎて配当金は上昇しない。決算で三田MTビルに何らかの対応をするかと思いきや、何もせず。2013年は契約更新も多くダウンサイドが懸念される。これまでの森トラストのサポート体制としてこのまま自然体ということは考えにくいが…

8963 インヴィンシブル投資法人 6,620 6,350 -4.08% 6.30% 8,562
住居中心の総合型REIT、オフィス、シニア、商業も。…ちゃんと運用してくれ頼むから。あと変なファイナンスは勘弁で。投資主総会の仕切り直し、資産運用会社の減資。投資家なめんなと言いたい。

8964 フロンティア不動産投資法人 672,000 650,000 -3.27% 5.91% 126,100
三井不動産系の商業REIT。最近の取得目線が甘く、社長代わって良くも悪くも「らしさ」が消えつつある。LTV上げてきたし、POは6月なのか。三井不動産の中期経営計画を見るとイケイケだが、どっしり構えてほしい。利回り6%は悪くないが、もう一段の下げを見たい。

8966 平和不動産リート投資法人 48,300 41,600 -13.87% 7.45% 28,949
平和不動産系のオフィス・住宅の複合REIT。うまく合併を乗り切った印象。配当落ちてからの動きがえぐい。まあ利回りが高いので極端に下がるのはやむなしだが、さすがにここまで底なしだとは。4万円割れも期待しちゃう。

8967 日本ロジスティクスファンド投資法人 706,000 683,000 -3.26% 5.04% 101,084
三井物産系の物流専業REIT。低LTVと高い配当利回り。安心感あり。社長交代といっても三井物産のローテーションなので急な動きは期待できない。利回り5%から下には突っ込まないが、ここまでJ-REIT市場が下落するとGLPのIPOは見送りだろうし、JLFの株価も底固く推移。

8968 福岡リート投資法人 587,000 555,000 -5.45% 5.78% 68,293
福岡の大企業(+日本政策投資銀行)のほとんどがスポンサーの総合型REIT。福岡地盤で格付AAの企業って5本もないらしい。博多の天神、博多駅、キャナルの3つどもえの争いはここまで市場にプラスだったが、これからは分からない。キャナルのリニューアルもダウンサイド防止以上の期待はできない。グロースがないなら利回り6%欲しいところだが、デフェンシブな資金移動の恩恵も受けているのかしっかりしている。

8972 ケネディクス不動産投資法人 272,300 240,500 -11.68% 7.82% 68,915
スポンサーであるケネディクスよりも信頼されていた時期もあったが、スポンサー共々苦しい時期。新社長は未知数。メインバンクのSMBC日興証券が、取得から半年で兜町からまさかの退去。信頼(元々ないけども)はガタガタ。まだ材料としては消化し切ってはないか。

8973 積水ハウス・SI 投資法人 323,500 319,500 -1.24% 6.35% 36,765 積水ハウス系の住宅REITだが、浜松プラザを一部売却でマーケットの評価は大きく上昇。さらに大規模なPOすれば一時的には株価下落だが、中期的には間違いなくプラス。個人的(こんなブログで何言ってんだという話ですが)に超注目銘柄。30万円割れ狙いたかったが、ほんとに一瞬だけだった。

8975 いちご不動産投資法人 35,950 34,600 -3.76% 6.94% 29,162
良く分からない、いちごグループのオフィス中心の複合REIT。負ののれん+金利コスト低減で期待を持てるREIT。順調に株価回復。物件売却も進めておりやることはやってる。

8976 大和証券オフィス投資法人 217,000 190,300 -12.30% 5.62% 75,320
大和証券に何ができるのか良く分からないオフィス専業REIT。利回りだけでは売買できない銘柄で潜在能力は高い。底値の感触がつかみにくくて厄介で、今は売り込まれている時期。中途半端に手を出した物件が彼らの苦しさをよく表現しているかと。

8977 阪急リート投資法人 392,000 350,000 -10.71% 6.86% 29,890
競争激しいが、大阪の商業施設は良い物持ってる。決算は悪くなかったし、開示内容は玄人好みでピカイチ。梅田のポテンシャルは新宿に次いで日本2位、らしいです。株価は配当落ち直後で低迷中ですが、いつものこと。7%まで下がってくれると有難いのだけども。

8979 スターツプロシード投資法人 111,700 105,400 -5.64% 7.12% 11,381
スターツって良い企業だと思うが如何せん華がない。個人投資家のシェアが高い異色の住宅専業REIT。住宅REITの序列では一番下と思いきや、ケネディクス・レジデンシャルがもっと小さくIPO!時価総額は負けてますが、要はケネディクス・レジが(略。

8982 トップリート投資法人 449,000 432,500 -3.67% 5.64% 67,038
スポンサーは立派だが、何をやってくれるのか良く分からないオフィス中心のREIT。晴海トリトンは厳しいが、エクセレントとの合併期待もなくはない。下がる時はずーと下がるが、それ以外は不思議なくらい安定している銘柄。

8986 日本賃貸住宅投資法人 37,150 35,900 -3.36% 6.80% 47,776
極端な話、そこそこの物件であれば何とかなるのが住宅の良いところ。金利コストの改善も期待。最近の株価は足踏みだが、じりじりと再び上ブレ。ポートフォリオの入替が順調なのはいいこと。

8987 ジャパンエクセレント投資法人 417,000 408,000 -2.16% 5.98% 76,969
興和不動産系のオフィスREIT。決算が思いのほか良かった。興和不動産と新日鉄都市開発の合併という材料も目先一巡。LTV上げてきているが、スポンサーがざわざわしているのでどのタイミングか良く分かりません。利回り6%割ってもすぐに戻ってくる。そんなに評価するほどでもないと思うのだが…

3227 MIDリート投資法人 222,300 204,000 -8.23% 7.21% 37,460
関西電力系のオフィス中心のREIT。メインテナントのパナソニックは本社の人数半減などの悪いニュース流れるが、その分、賃料安い京橋のビルは安心感が増す(たぶん減チ賃はある)。とりあえず居座ってくれるなら、利回り7%は悪くない。

3249 産業ファンド投資法人 490,500 481,000 -1.94% 5.49% 67,644
三菱商事系の物流・インフラ系リート。配当金の伸びはまったく期待できない上、築20年を超えた物件がゴロゴロ。アップサイドないが、IRが上手く下落相場に強いREIT。個人的には6%欲しい銘柄ではあるのだけども、下がっては来ないだろうなと。

3278 ケネディクス・レジデンシャル投資法人 180,000 177,000 -1.67% 6.94% 13,353
無事に(?)上場達成。株価の推移は大半の投資家が予想したレンジのもので特に問題なし。固都税を考慮したら利回りはグッと下がる。投げ売りが出るまで我慢。焦って買う銘柄では決してない。

なお、ランキング及びコメントは現時点の好みを表現したものであり、本ブログの情報を用いて行う判断の一切について責任は負いません。どうしても自分の責任で投資したくない方は証券会社や有料の情報をご参考いただくしかないと思います。

J-REIT 分析 2012年5月6日

果たして殺人事件のあったRESIDIA URAYASUはアドバンス・レジデンスのレジディア浦安なのか、そしてADRはこのニュースに対してどう応じるのか、そして株価はどうなる?

というか、おそらく何の情報も出ないと思いますし、ADRがわざわざリリースする義務もないんじゃないかと思います。保有物件で事故があったからと言って、その詳細、対応方針をリリースしてたら、上場会社のIR担当者はてんてこ舞いです。

その不動産業界ならではの感覚が世間一般のものとはずれていると認識はしてますし、投資家としては何のリリースも出ないと不安になる気持ちも分かりますが、まあたまにはあるよなとレベルじゃないかと。

この物件を担当しているPM会社はADRから色々と詰められているかもしれませんが…。

あと、茨城の竜巻も亡くなった方も物件という意味では大きな影響もないかと。つくば市にある物件はNBFのつくば三井ビルディングくらいのはず。

ってか、人の生き死のニュースばっかりの上に、26歳で癌で亡くなった方のブログ「とあるオタクの末期がん」を読んでなんだか色々考えてしまいます。

そもそものスタートは俺28歳なのに癌らしいwwwなのですが、ほんと2chってたまにフィクションよりもリアルだから困る。

というわけで4月13日以来のオヌヌメランキング。一回だけさぼったつもりが、GWで2日しかないし…みたいな感じでほぼ3週間ぶり。これだけ空けると株価の動きも出てますね。

上昇した森トラと5月入って気勢の上がらない阪急がランク外、アコモとフロンティアを再びランクイン。あくまでPOを見据えての動きで大きく変動したらというところ。ホテルリートはかなり上がってしまったけど消去法的にまだ上昇余地あるかなと。どの銘柄も押し目前提ではありますが。。

1位 : 8984 大和ハウス・レジデンシャル投資法人 548,000 549,000 0.18% 5.87% 87,973
大和ハウス系の住宅REIT。負ののれんもあるし、スポンサーのやる気も十分。賃貸マンションの繁忙期で稼働率は注目。心配していない。まだポートフォリオ改善を続けており、大手のこういう筋の通ったところは安心感あります。決算の数字は安心感のある数字だったので調整入ってないが、55万円より上は同業のADR次第か。

2位 : 8985 ジャパン・ホテル・リート投資法人 17,870 20,030 12.09% 8.93% 33,225
日本ホテルファンドとジャパン・ホテル・アンド・リゾート(JHR)が合併。負ののれんの額も決まり、BSも見えるようになった。そして上方修正も。買わない理由あるのか?というのは言い過ぎだが、夢見ても良いREIT。

3位 : 8954 オリックス不動産投資法人 375,000 358,500 -4.40% 5.86% 106,663
オリックス系のオフィス中心(大規模ではないが中小型でもない)で、商業、物流、住宅も保有する総合型REIT。決算発表は下方修正したが悪くない。アップサイドもダウンサイドもある中で、どうやって2012年8月期の数字を固めてくるのか。信頼を取り戻すためには1つずつ取り組んでほしい。POとかマジ勘弁。

4位 : 8973 積水ハウス・SI 投資法人 331,000 323,500 -2.27% 6.28% 38,088
積水ハウス系の住宅REITだが、商業のシェア高いが(これ以上は増やさないらしい)、まさかの浜松プラザを一部売却。さらに大規模なPOすれば一時的には株価下落だが、中期的には間違いなくプラス。個人的(こんなブログで何言ってんだという話ですが)に超注目銘柄。急いで買うこともないですが。

5位 : 3269 アドバンス・レジデンス投資法人 153,900 157,000 2.01% 5.73% 169,290
伊藤忠系の住宅REIT。押し目待ちに押し目なし。そんな2月3月。多額の負ののれんで、もはや株というよりも債券と言っても過言じゃない分配金の安定。15万円割れてこないものか。浦安?問題なしかと。

6位 : 8956 プレミア投資法人 312,500 302,000 -3.36% 6.72% 61,468
NTTがメインスポンサーとなったオフィス・住宅の複合REIT。しょっぱいオフィスが重荷でNTTがどうやって挽回するか。住宅は業界No.1のKEN(スポンサーでもある)が担当。配当落ち後で30万円維持できている。NTTがテナントで埋めているし、10月までは配当安定じゃないかと。もうちょっと利回り下がってもいいかと思うが。

7位 : 3226 日本アコモデーションファンド投資法人 545,000 526,000 -3.49% 5.25% 106,117

三井不動産系の住宅REIT。月初4営業日ほどで前月末の稼働率をリリースする拘りはかなりすごい。三井不動産の新年度入りでPO候補その一。株価は出遅れていたが、足元は強い。深追い禁止だが、50万円台前半くらいならOKなんじゃないか。

8位 : 3234 森ヒルズリート投資法人 325,500 336,000 3.23% 5.18% 75,360
森ビル系の総合型REIT。IPO時からの懸念物件だった六本木ファーストを外して愛宕グリーンヒルズを入れてきた。利回り5%が見えてきたところで休憩。仕込むなら30万円フラットくらいが良いなあ。利回り改善手段はまだ有るが森トラストより利回り高いのはちょっと行き過ぎ感。

9位 : 8964 フロンティア不動産投資法人 667,000 672,000 0.75% 5.71% 129,398
三井不動産系の商業REIT。博多の商業(VIORO)を東京建物から100億円で取得。横浜のサミット(底地)もそうだがちょっと高い。社長代わって良くも悪くも「らしさ」が消えつつある。LTV上げてきたし、POは6月なのか。三井不動産の中期経営計画を見るとイケイケだが、どっしり構えてほしい。値段は手頃だと思う。

10位 : 8952 ジャパンリアルエステイト投資法人 711,000 718,000 0.98% 4.37% 390,367
建物は立派なんだが…の三菱地所系オフィスREIT。配当落ちの調整はほぼ完了の雰囲気。空室率のアップサイド考えるとここからNBFに劣後することは考えにくい。上値余地はNBFよりもあるが、70万円という心理的サポート面を割るところには注意。

8951 日本ビルファンド投資法人 754,000 750,000 -0.53% 4.03% 462,202
安定感のある三井不動産系オフィスREIT。J-REIT唯一の利回り3%銘柄だったが、デベロッパー株に引きずられて最近は弱い。オフィスマーケットの空室率は一進一退だが、上げ一巡からのこの展開は上値を追いかけにくい。70-80万円のレンジから大きくは離れにくいか。

8953 日本リテールファンド投資法人 122,900 127,500 3.74% 5.88% 231,076
三菱商事系の商業REIT。GMS(イオンなどの郊外型商業施設)も都心型商業も不安は残るがダウンサイドは分かりやすくなった。決算発表後にじわりじわりと株価上げてきた。この銘柄は公募増資のタイミングだけじゃないかと。

8955 日本プライムリアルティ投資法人 228,300 233,300 2.19% 5.49% 163,235
東京建物系のオフィスREITと一般的に言われるが、商業も結構多い。東京建物の「虎の子」の土地を取得。LTV上げた感じ見ると6月POかもしれないが、どの水準でDPSを作ってくるか。6000円以上で株価固めてきただけに、POでLTV下げるからDPSも下がりますってのは、投資家には受け入れられない。

8957 東急リアル・エステート投資法人 417,000 416,000 -0.24% 5.29% 70,631
東急電鉄系のオフィス、商業の複合REIT。良い物件だけに目を奪われるとろくなことにならない。決算はイマイチ。11000円/期がボトムと思いきや不安が残る業績予想に。もうちょっと悪い材料は出続けそうな雰囲気もある。正念場かと。

8958 グローバル・ワン不動産投資法人 536,000 554,000 3.36% 4.33% 51,938
近・新・大を掲げる(ほぼ)独立系オフィスREIT。大手町ファーストスクエア埋まるのか注目。大手町FSは3万円台だろうか。決算発表でぐっと下がってからじりじり戻してきた。そんなに明るい材料はないと思うが、森ヒルズリートも堅調なので話があるのか。

8959 野村不動産オフィスファンド投資法人 486,500 459,500 -5.55% 5.35% 148,442
野村不動産系のオフィスREIT。財閥系デベを追いかける業界2番手だが、1番との差は大きい。配当落ち後はちょこっと配当金を下方修正したが、本音ではもっと下もあるかもと思っていた。でも、利回り5.5%は欲しい銘柄ではある。

8960 ユナイテッド・アーバン投資法人 93,300 95,400 2.25% 5.77% 196,246
日コマを吸収した丸紅系の総合型REIT。負ののれんがあるので今後3年は分配金5500円極めて固いが、アップサイドないのが弱点。上昇相場に付いていけなかったが、その後の値持ちは意外に良い。公募増資が5月なのか11月なのか、オフィスの苦戦を見ると早めにテコ入れもありそうだが。。1年半は空けてくれないものか。。(希望)

8961 森トラスト総合リート投資法人 689,000 719,000 4.35% 5.29% 166,738
(良い意味で)孤高のデベ、森トラストのオフィス中心のREIT。汐留ビルはJ-REITで一番のビル。契約が固すぎて配当金は上昇しない。三田MTビルを埋められるかどうか不安あったが、株価は67万円から切り返し。一度は材料消化した形に。

8963 インヴィンシブル投資法人 6,670 6,620 -0.75% 6.04% 8,993
住居中心の総合型REIT、オフィス、シニア、商業も。…ちゃんと運用してくれ頼むから。あと変なファイナンスは勘弁で。投資主総会の仕切り直し、資産運用会社の減資。投資家なめんなと言いたい。

8966 平和不動産リート投資法人 48,150 48,300 0.31% 6.42% 33,507
平和不動産系のオフィス・住宅の複合REIT。うまく合併を乗り切った印象。最近、株価は息切れ。投げ売りは出ないものの、なかなか6%フラットまで利回りは下がらない。5月銘柄で動き出るかも。

8967 日本ロジスティクスファンド投資法人 703,000 706,000 0.43% 4.87% 104,044
三井物産系の物流専業REIT。低LTVと高い配当利回り。安心感あり。八千代のテナントは契約延長をゲット。次の一手はLTV上昇かPOか。GLPのIPOも噂されており意識したい。利回り5%割れてから重い。70万円から買うのは勇気いるんです。

8968 福岡リート投資法人 587,000 587,000 0.00% 5.47% 72,230
福岡の大企業(+日本政策投資銀行)のほとんどがスポンサーの総合型REIT。福岡地盤で格付AAの企業って5本もないらしい。本質的には安定型なのにグロースの見込める銘柄を同じバリュエーションってどうなんだろう。博多の天神、博多駅、キャナルの3つどもえの争いはここまで市場にプラスだったが、これからは分からない。キャナルのリニューアルもダウンサイド防止以上の期待はできない。

8972 ケネディクス不動産投資法人 300,000 272,300 -9.23% 6.90% 85,965
スポンサーであるケネディクスよりも信頼されていた時期もあったが、スポンサー共々苦しい時期。新社長は未知数。中堅オフィスREITのリバウンド局面で、30万円でお疲れ様感もある。4月の配当落ちの影響はほぼ消化できたが、かなり激しく売られた印象。

8975 いちご不動産投資法人 36,100 35,950 -0.42% 6.68% 30,426 良く分からない、いちごグループのオフィス中心の複合REIT。負ののれん+金利コスト低減で期待を持てるREIT。順調に株価回復。物件売却も進めておりやることはやってる。

8976 大和証券オフィス投資法人 218,500 217,000 -0.69% 4.70% 86,482
大和証券に何ができるのか良く分からないオフィス専業REIT。利回りだけでは売買できない銘柄で潜在能力は高い。なんだかよく分からないが、多かれ少なかれ間違いなくアップサイドはある銘柄
は時に人気。底値の感触がつかみにくくて厄介だが。

8977 阪急リート投資法人 387,000 392,000 1.29% 6.12% 33,050
競争激しいが、大阪の商業施設は良い物持ってる。決算は悪くなかったし、開示内容は玄人好みでピカイチ。梅田のポテンシャルは新宿に次いで日本2位、らしいです。40万円くらいまでは怖さもないが5月でどこまで上げられるかで、今後一年の上限は決まる。

8979 スターツプロシード投資法人 116,200 111,700 -3.87% 6.71% 12,547
スターツって良い企業だと思うが如何せん華がない。個人投資家のシェアが高い異色の住宅専業REIT。住宅REITの序列では一番下と思いきや、ケネディクス・レジデンシャルがもっと小さくIPO!時価総額は負けてますが、要はケネディクス・レジが(略。

8982 トップリート投資法人 466,000 449,000 -3.65% 5.43% 72,230
スポンサーは立派だが、何をやってくれるのか良く分からないオフィス中心のREIT。晴海トリトンは厳しいが、やっぱりオフィス人気でると買われる。物件を買い増してPOの準備万端といったところか。新日鉄都市開発の動きが気になる。48万円までふわっと上がったが、配当落ち前から売りが増えてしまった。

8986 日本賃貸住宅投資法人 36,050 37,150 3.05% 6.51% 47,975
極端な話、そこそこの物件であれば何とかなるのが住宅の良いところ。金利コストの改善も期待。最近の株価は足踏みだが、じりじりと再び上ブレ。ポートフォリオの入替が順調なのはいいこと。

8987 ジャパンエクセレント投資法人 409,000 417,000 1.96% 5.85% 77,158
興和不動産系のオフィスREIT。決算が思いのほか良かった。興和不動産と新日鉄都市開発の合併という材料も目先一巡。LTV上げてきているが、スポンサーがざわざわしているのでどのタイミングか良く分かりません。利回り6%割らないということはちゃんとしたREITに見られてるということじゃないかと。

3227 MIDリート投資法人 220,900 222,300 0.63% 6.62% 40,563
関西電力系のオフィス中心のREIT。大阪の京橋のオフィスが大きな不安。動き遅いし、スポンサーは原発対応で一杯一杯か。安定感もあるし利回り7%は魅力だが19万円台からかなあ。東電の対応見てたら、パナソニックが関電に喧嘩売って京橋からごそっと抜けるとは思えない。

3240 野村不動産レジデンシャル投資法人 422,000 431,500 2.25% 5.60% 63,695 野村不動産系の住宅REIT。最近は住宅全般が重かったが、40万円をきっちり超えてきた。住宅リート全体が5.5%の壁を抜けられない中、決算月で意地を見せてくるか。野村不動産グループの行く末はどうなるんだろうか。

3249 産業ファンド投資法人 466,000 490,500 5.26% 5.39% 65,535
三菱商事系の物流・インフラ系リート。アップサイドないが下落相場に強いREIT。ここまで素直に上がってくれるとは思ってなかった。ってか上がり過ぎじゃないかと。配当金の伸びはまったく期待できない上、築20年を超えた物件がゴロゴロ。JALの業績改善は良いニュースでしたが。

3278 ケネディクス・レジデンシャル投資法人 – 180000 6.82% 13,579 無事に(?)上場達成。株価の推移は大半の投資家が予想したレンジのもので特に問題なし。固都税を考慮したら利回りはグッと下がる。投げ売りが出るまで我慢。

なお、ランキング及びコメントは現時点の好みを表現したものであり、本ブログの情報を用いて行う判断の一切について責任は負いません。どうしても自分の責任で投資したくない方は証券会社や有料の情報をご参考いただくしかないと思います。

J-REIT 分析 2012年4月15日

あのパフォーマンスで六本木ヒルズに本社移転するんですか…どこのREITとは言いませんが…。やりたい放題ですなぁ!

というわけで2月3月の疲れが一気に出たのか、完全ひきこもりモードのinzaiです。こんにちは。

さて、外部環境に振り回され気味のJ-REIT市場は968.13pt、前週比▲0.8%で週末を迎えました。日銀が2発34億円の買いを入れてこの体たらく。新年度からガンガン資金が入ってくるという噂はどこへ行ってしまったのやらという感じです。

とはいえ、J-REITには関係ありませんが、これから日本株はGWにかけて決算ラッシュ。年度末の着地が見えないとバリュエーションもままならないので、走り出すとすれば今から夏にかけてです。ソニー、シャープとかなり大コケのスタートダッシュですが、消費税、選挙、原発と材料は多いです。

先週の騰落率ランキング。29位までのパフォーマンスが+1%~▲2%のレンジに収まっているので、週末が来たらたまたまこの順番だった感が強いです。全セクター、大型・小型が満遍なくランクイン。

【ベスト10】騰落率/利回り
1位 8959 野村不動産オフィスファンド投資法人 1.04% 5.10%
2位 8953 日本リテールファンド投資法人 0.90% 6.10%
3位 3226 日本アコモデーションファンド投資法人 0.74% 5.17%
4位 8984 大和ハウス・レジデンシャル投資法人 0.74% 5.88%
5位 8968 福岡リート投資法人 0.69% 5.47%
6位 3249 産業ファンド投資法人 0.65% 5.67%
7位 8979 スターツプロシード投資法人 0.17% 6.48%
8位 3234 森ヒルズリート投資法人 0.00% 5.35%
9位 8955 日本プライムリアルティ投資法人 -0.31% 5.61%
10位 3227 MIDリート投資法人 -0.54% 6.66%

ワースト5もよく分かりません。阪急、積水ハウスSIはずっと強かった分の調整、森トラストは三田のリーシングに対する不安感でしょうか。

【ワースト5】騰落率/利回り
29位 8986 日本賃貸住宅投資法人 -2.17% 6.71%
30位 8977 阪急リート投資法人 -2.40% 6.20%
31位 8961 森トラスト総合リート投資法人 -2.55% 5.52%
32位 8985 ジャパン・ホテル・リート投資法人 -3.14% 6.91%
33位 8973 積水ハウス・SI 投資法人 -4.34% 6.13%

今週のオヌヌメランキング。あんまり材料もないのですが、ほとんどのコメントを更新してます。ユナイテッド・アーバン、産業ファンド、フロンティアがアウト。足元での頭を押さえられた感じのチャートが嫌なので。

一方、目を凝らしたい枠に森トラに加えて、オリックス、プレミアを追加。配当落ちとか決算発表を意識しつつという感じです。

いつもなら、J-REITの記事書いているとテンションあがるのですが、どうにもさっぱりです。よし、買いもの行って美味いコーヒーを飲もう!(俺妹持って)。

ちなみに私は圧倒的に桐乃派です。作者に500通のメールを送りつけた例のストーカーはアンチ黒猫だったそうですが、誰萌えだったんでしょうかね。

1位 : 8984 大和ハウス・レジデンシャル投資法人 544,000 548,000 0.74% 5.88% 87,973
大和ハウス系の住宅REIT。負ののれんもあるし、スポンサーのやる気も十分。賃貸マンションの繁忙期で稼働率は注目。心配していない。まだポートフォリオ改善を続けており、大手のこういう筋の通ったところは安心感あります。もうちょっと落ちて来て欲しいが、決算の数字は安心感のある数字だったので調整しないかなあ。

2位 : 8985 ジャパン・ホテル・リート投資法人 18,450 17,870 -3.14% 6.91% 33,225
日本ホテルファンドとジャパン・ホテル・アンド・リゾート(JHR)が合併。株価が上がってしまったので、負ののれんの意味でちょっと戦略練り直しかも。下がれば狙いたい銘柄で、バランスシート見にくいせいか着々と下落中。

3位 : 3269 アドバンス・レジデンス投資法人 154,800 153,900 -0.58% 5.85% 169,290
伊藤忠系の住宅REIT。押し目待ちに押し目なし。そんな2月3月。多額の負ののれんで、もはや株というよりも債券と言っても過言じゃない分配金の安定。15万円割れてこないものか。

4位 : 8952 ジャパンリアルエステイト投資法人 715,000 711,000 -0.56% 4.42% 390,367
建物は立派なんだが…の三菱地所系オフィスREIT。3月の配当落ちでしばらく弱かったが、調整もほぼ完了の雰囲気。アップサイド考えるとここからNBFに劣後することは考えにくい。

5位 : 3234 森ヒルズリート投資法人 325,500 325,500 0.00% 5.35% 75,360
森ビル系の総合型REIT。IPO時からの懸念物件だった六本木ファーストを外して愛宕グリーンヒルズを入れてきた。利回り5%が見えてきたところで休憩。調整入るまでは、ここから先はマーケット並みのパフォーマンス+αくらい。下値は堅いけども。

6位 : 8956 プレミア投資法人 317,000 312,500 -1.42% 6.49% 61,468
NTTがメインスポンサーとなったオフィス・住宅の複合REIT。しょっぱいオフィスが重荷でNTTがどうやって挽回するか。住宅は業界No.1のKEN(スポンサーでもある)が担当。ようやく調整らしい調整が入った。配当落ち後で30万円維持できるかどうか。

7位 : 8973 積水ハウス・SI 投資法人 346,000 331,000 -4.34% 6.13% 38,088
積水ハウス系の住宅REITだが、商業のシェア高いが(これ以上は増やさないらしい)、まさかの浜松プラザを一部売却。大規模なPOすれば一時的には株価下落だが、中期的には間違いなくプラス。個人的(こんなブログで何言ってんだという話ですが)に超注目銘柄。急いで買うこともないですが。

8位 : 8961 森トラスト総合リート投資法人 707,000 689,000 -2.55% 5.52% 166,738
(良い意味で)孤高のデベ、森トラストのオフィス中心のREIT。汐留ビルはJ-REITで一番のビル。契約が固すぎて配当金は上昇しない。三田MTビルを埋められるかどうか。ちょっと厳しいエリアだが、森トラなら森トラならやってくれる。マーケットは駄目な方向で織り込み中。

9位 : 8977 阪急リート投資法人 396,500 387,000 -2.40% 6.20% 33,050
競争激しいが、大阪の商業施設は良い物持ってる。決算は悪くなかったし、開示内容は玄人好みでピカイチ。梅田のポテンシャルは新宿に次いで日本2位、らしいです。40万円くらいまでは怖さもない。

10位 : 8954 オリックス不動産投資法人 379,000 375,000 -1.06% 5.87% 106,663
オリックス系のオフィス中心(大規模ではないが中小型でもない)で、商業、物流、住宅も保有する総合型REIT。LTV上げて来てるだけに、今年に仕掛けるなら8月か。ちょっと投資家に嫌われてる動きだが、決算発表前のエクセレントにも似ているような。。4月中旬の決算待ち。

8951 日本ビルファンド投資法人 760,000 754,000 -0.79% 4.01% 462,202
安定感のある三井不動産系オフィスREIT。J-REIT唯一の利回り3%銘柄だったが、調整中。デベロッパー株に引きずられがちな銘柄だけに、最近は弱い。オフィスマーケットの空室率を睨みながら神経質な展開が続くか。

8953
日本リテールファンド投資法人 121,800 122,900 0.90% 6.10% 231,076
三菱商事系の商業REIT。GMS(イオンなどの郊外型商業施設)も都心型商業も不安。減損懸念の強かった博多リバレインを売却し一段落。ラウンドワンが横浜西口と堺という基幹店の売却を発表。またリテールが公募増資で買うんじゃないかと。

8955 日本プライムリアルティ投資法人 229,000 228,300 -0.31% 5.61% 163,235
東京建物系のオフィスREITと一般的に言われるが、商業も結構多い。東京建物の「虎の子」の土地を取得。LTV上げた感じ見ると6月POですかね。足元のボラは激しいが24万円は超えられず。下げのスピードにヒヤヒヤするが21万円台は意外に突っ込まない。

8957 東急リアル・エステート投資法人 423,500 417,000 -1.53% 5.28% 70,631
東急電鉄系のオフィス、商業の複合REIT。良い物件だけに目を奪われるとろくなことにならない。決算はイマイチ。11000円/期がボトムと思いきや不安が残る業績予想に。スポンサー物件との入れ替えがあると良いのだが。。

8958 グローバル・ワン不動産投資法人 544,000 536,000 -1.47% 4.48% 51,938
近・新・大を掲げる(ほぼ)独立系オフィスREIT。大手町ファーストスクエア埋まるのか注目。大手町FSは3万円台だろうなあ。平河町の固都税を内部成長でカバーできず、不安的中と言わざるを得ない。大きな調整が入れば買い場なのだが。。

8959 野村不動産オフィスファンド投資法人 481,500 486,500 1.04% 5.10% 148,442
野村不動産系のオフィスREIT。財閥系デベを追いかける業界2番手だが、1番との差は大きい。市況が上向けば怖いものはなんてない。年初からの動きではNBFには随分と差を付けられた感じだが、4月銘柄&2番手オフィス人気を感じさせる動きに。50万円で跳ね返された。4月配当落ちは間近。無理はしない。

8960 ユナイテッド・アーバン投資法人 95,000 93,300 -1.79% 5.89% 196,246
日コマを吸収した丸紅系の総合型REIT。負ののれんがあるので今後3年は分配金5500円極めて固いが、アップサイドないのが弱点。上昇相場に付いていけなかったが、その後の値持ちは意外に良い。公募増資が5月なのか11月なのか、オフィスの苦戦を見ると早めにテコ入れもありそうだが。。1年半は空けてくれないものか。。(希望)

8963 インヴィンシブル投資法人 6,780 6,670 -1.62% 6.00% 8,993
住居中心の総合型REIT、オフィス、シニア、商業も。…ちゃんと運用してくれ頼むから。あと変なファイナンスは勘弁で。投資主総会の仕切り直し、資産運用会社の減資。投資家なめんなと言いたい。

8964 フロンティア不動産投資法人 675,000 667,000 -1.19% 5.76% 129,398
三井不動産系の商業REIT。博多の商業(VIORO)を東京建物から100億円で取得。横浜のサミット(底地)もそうだがちょっと高い。社長代わって良くも悪くも「らしさ」が消えつつある。LTV上げてきたし、POは6月かな。三井不動産の中期経営計画を見るとイケイケだが、どっしり構えてほしい。

8966 平和不動産リート投資法人 48,450 48,150 -0.62% 6.44% 33,507
平和不動産系のオフィス・住宅の複合REIT。うまく合併を乗り切った印象。最近、株価は息切れ。45000円で執拗に売っていた流れが、年度末前後で消えた。プレミアと似たポートフォリオだが、どっちが先に利回り6%を切ってくるか。いや、切るならどっちも同じ動くするのだろうけど。

8967 日本ロジスティクスファンド投資法人 712,000 703,000 -1.26% 4.89% 104,044
三井物産系の物流専業REIT。低LTVと高い配当利回り。安心感あり。八千代のテナントは契約延長をゲット。次の一手はLTV上昇かPOか。GLPのIPOも噂されており意識したい。利回り5%割れてから重い。70万円から買うのは勇気いるんです。

8968 福岡リート投資法人 583,000 587,000 0.69% 5.47% 72,230
福岡の大企業(+日本政策投資銀行)のほとんどがスポンサーの総合型REIT。福岡地盤で格付AAの企業って5本もないらしい。本質的には安定型なのにグロースの見込める銘柄を同じバリュエーションってどうなんだろう。博多の天神、博多駅、キャナルの3つどもえの争いはここまで市場にプラスだったが、これからは分からない。

8972 ケネディクス不動産投資法人 306,000 300,000 -1.96% 6.20% 85,965
スポンサーであるケネディクスよりも信頼されていた時期もあったが、スポンサー共々苦しい時期。新社長は未知数。中堅オフィスREITのリバウンド局面で、30万円でお疲れ様感もある。やはり4月に入ってから売り増えてきた。

8975 いちご不動産投資法人 36,350 36,100 -0.69% 6.37% 30,426
良く分からない、いちごグループのオフィス中心の複合REIT。負ののれん+金利コスト低減で期待を持てるREIT。順調に株価回復。物件売却も進めておりやることはやってる。

8976 大和証券オフィス投資法人 221,100 218,500 -1.18% 4.67% 86,482
大和証券に何ができるのか良く分からないオフィス専業REIT。利回りだけでは売買できない銘柄で潜在能力は高い。なんだかよく分からないが、多かれ少なかれ間違いなくアップサイドはある銘柄は時に人気。底値の感触がつかみにくくて厄介だが。

8979 スターツプロシード投資法人 116,000 116,200 0.17% 6.48% 12,547
スターツって良い企業だと思うが如何せん華がない。個人投資家のシェアが高い異色の住宅専業REIT。住宅REITの序列では一番下と思いきや、ケネディクス・レジデンシャルがもっと小さくIPO!時価総額は負けてますが、要はケネディクス・レジが(略。

8982 トップリート投資法人 471,500 466,000 -1.17% 5.28% 72,230
スポンサーは立派だが、何をやってくれるのか良く分からないオフィス中心のREIT。晴海トリトンは厳しいが、やっぱりオフィス人気でると買われる。物件を買い増してPOの準備万端といったところか。新日鉄都市開発の動きが気になる。

8986 日本賃貸住宅投資法人 36,850 36,050 -2.17% 6.71% 47,975
極端な話、そこそこの物件であれば何とかなるのが住宅の良いところ。金利コストの改善も期待。最近の株価は足踏みだが、じりじりと再び上ブレ。ポートフォリオの入替が順調なのはいいこと。

8987 ジャパンエクセレント投資法人 414,500 409,000 -1.33% 5.97% 77,158
興和不動産系のオフィスREIT。決算が思いのほか良かった。興和不動産と新日鉄都市開発の合併という材料も目先一巡。LTV上げてきているが、スポンサーがざわざわしているのでどのタイミングか良く分かりません。

3226 日本アコモデーションファンド投資法人 541,000 545,000 0.74% 5.17% 106,117
三井不動産系の住宅REIT。月初4営業日ほどで前月末の稼働率をリリースする拘りはかなりすごい。三井不動産の新年度入りでPO候補その一。株価は出遅れていたが、足元は強い。深追い禁止だが、50万円台前半くらいなら。

3227 MIDリート投資法人 222,100 220,900 -0.54% 6.66% 40,563
関西電力系のオフィス中心のREIT。大阪の京橋のオフィスが大きな不安。動き遅いし、スポンサーは原発対応で一杯一杯か。安定感もあるし利回り7%は魅力だが19万円台からかなあ。東電の対応見てたら、パナソニックが関電に喧嘩売って京橋からごそっと抜けるとは思えない。

3240 野村不動産レジデンシャル投資法人 426,500 422,000 -1.06% 5.73% 63,695
野村不動産系の住宅REIT。最近は住宅全般が重かったが、40万円をきっちり超えてきた。住宅リート全体が5.5%の壁を抜けられない。野村不動産グループの行く末はどうなるんだろうか。

3249 産業ファンド投資法人 463,000 466,000 0.65% 5.67% 65,535
三菱商事系の物流・インフラ系リート。アップサイドないが下落相場に強いREIT。ここまで素直に上がってくれるとは思ってなかった。

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