ついに狼と香辛料の最終巻(Kindle)に手を出したinzaiです。こんばんわ。買ってから3年間寝かせました。なまじアニメで人気が出てしまって表紙もあんな感じですが経済&推理小説としては中世ヨーロッパを骨太に描いているので、しゃばけシリーズなんかよりもはるかに読み応えあります。ってか小説のベストセラーって中身薄いですよね。まあラノベもヒット作が必ずしも読み応えあるわけじゃなく、むしろ大ヒットとか言われてても一冊読むに耐えるものって数冊くらいしかないのがこれまでの感想。この作者の次のシリーズが安定して面白そうだったので人生の楽しみに取っておいた一冊を読むことができました。なお大団円で非常に満足です。イチから読み返してみるか。。
さて、前々から新聞で報道されてた日本リート投資法人の上場がリリースされました。双日がメインスポンサーで昭和55年竣工のダヴィンチ新宿、築浅のForecast 新宿Avenue、タワーコート北品川あたりが1棟100億円以上で主要物件ということなんでしょう。あとは中小型オフィスとか極小粒な住宅とか。。まあ野村マスターでもIPO価格割れしてませんし、SIAみたいに訳分かんないIPO価格にさえならなければなんとかなるんじゃないですかね(興味なし)。
それより市場の焦点はアメリカの利上げです。イエレンさん、口を滑らせてしまったのか、年内のQE終了でも一杯一杯なのにその半年後には利上げするって、さすがにマーケットにとっては重い話です。アメリカ経済はそれなりに回復しておりますがそれはある程度織り込んでる話で、むしろこの心地良い緩和状態Foeverが前提なクレジットサイドのバリュエーションになっており、米国REITも今年に入ってから上昇一途だったことから反落してます。
同じような話ばかり書いてますが、キャッシュポジションをどう使うかが問題で、ボラティリティが大きいと何となく底値が固まってたりするのですが、ちょっとそこら辺のレンジは自信ありません。とりあえず米国REITは昨夏、昨秋のボトムから作るサポートラインあたりで少し買ってみても良いかなと。調整なしに戻ったらそれはそれでもう諦めの境地。拾うためにキャッシュであり、そうでない時のポジションは維持しているのだからと自分に言い聞かせ。。日本株とJ-REITはもうちょっと様子見たい、EM株はロシアが売り一巡、中国はボトム圏、タイ、マレーシアは無風、インドは強い。ええーと思いますがインドの強さは何なのか。外国人はみんな日本売ってインド株買いに行ったのか。そう思わざるを得ない動き。レバレッジかけてるプレーヤーからすると短期市場の信用収縮は起きてないからまだまだいけるって感じなんでしょう。そういうのもあって自分がレンジと思ってるつもりがかなり狭い範囲で判断しちゃいそうな感じがして踏み込めない。まあ20%を超える大きなリターンが狙える相場でもないんで無茶はしません。