住宅REIT WEEKLY REPORT 2020年10月23日

NBFのPOは規模が大きいだけにインデックスイベントも強烈ですね。inzaiです、こんにちは。しかし、もう株式市場全体に投資機会がなさ過ぎてヘッジファンド含めてポジション争いが激しい。しかも、MSCIイベントは下なわけで見切りも早くしなきゃいけない。これで儲けるにはかなりシビアなタイミングが要求されます。一方で、期間のリスクを取ってひたすら逆張りでやってれば比較的容易に報われる気もします。

住宅REIT関連ではアコモが業績予想を引き下げましたがその幅が小さく一安心、投資口価格は反発してます。大和ハウスリートはインデックスイベント云々よりもNBFのファイナンスに巻き込まれている感。しょうがないっちゃしょうがないけど経営側としては振り回されるの辛いでしょう。

今週は⑤住宅REITの稼働率を記載。夏過ぎから一段落とのことですが、前年比ではそこそこ落ちてます。簡単には戻らないかもしれませんし、このまま来年の繁忙期に突入すると値下げ幅も大きくなる可能性も。

あとはホテルREIT。インヴィシブルの9月のRevPARは-56%、東京のGotoトラベルが開始される10月は-50%まで回復見込み。ケイマンの本格稼働は延期。10/23の投資口価格はコロナショック後の高値を抜けてきて36,000円台に来てますが、月次業績に見合ってるのか微妙。コロナショック前の死守する予定だったDPU3400円をベースにすると利回りは9%超になりますが、一口あたりの内部留保は2000円弱なので安直に取り崩すわけにはいかず、RePARがこの水準ではDPUは超低空飛行が続くでしょう。ホテルREITを語る上でGotoトラベル効果はリピーターの喚起が肝で、「旅行は楽しいけどコロナのリスクには見合わない」となればGotoの効果は薄れてしまいますので、欧米諸国のように第2波がどこまで広がるかは引き続き要注目。逆に人が動き始めるようなら、インヴィンシブルは住宅を売却したりしてDPU水準を作りに行ってファイナンスまで漕ぎつけようとあの手この手を使ったりするかもしれませんね。

①価格、利回り、移動平均乖離率

銘柄名 投資口価格 利回り 10/16比 25MA乖離 75MA乖離
日本アコモデーションファンド(3226) 593,000 3.37% 3.13% 0.10% -7.01%
アドバンス・レジデンス(3269) 297,200 3.73% 2.17% -0.66% -6.55%
ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト(3278) 173,800 4.68% 0.99% -2.25% -7.28%
コンフォリア・レジデンシャル(3282) 298,000 3.61% 2.76% -0.16% -6.86%
サムティ・レジデンシャル(3459) 102,300 5.53% -0.20% 0.03% 2.04%
スターツプロシード(8979) 203,500 4.89% -1.21% -0.98% -0.50%
大和ハウスリート(8984) 248,700 4.42% -2.39% -5.17% -8.37%
大和証券リビング(8986) 100,300 4.29% -1.38% -5.38% -4.93%

②会社予想DPU

銘柄名 今期基準 会社予想DPU 翌期基準 会社予想DPU
日本アコモデーションファンド(3226) 2021年2月 10,080 2021年8月 9,910
アドバンス・レジデンス(3269) 2021年1月 5,540 2021年7月 5,540
ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト(3278) 2021年1月 4,066 2021年7月 4,067
コンフォリア・レジデンシャル(3282) 2021年1月 5,330 2021年7月 5,420
サムティ・レジデンシャル(3459) 2021年1月 2,933 2021年7月 2,725
スターツプロシード(8979) 2020年10月 5,420 2021年4月 4,530
大和ハウスリート(8984) 2021年2月 5,550 2021年8月 5,450
大和証券リビング(8986) 2021年3月 2,150

③時価総額、保有不動産価格、含み損益

銘柄名 時価総額 保有物件数 取得価格合計 不動産含み損益
日本アコモデーションファンド(3226) 2,873億円 128物件 3,162億円 978億円
アドバンス・レジデンス(3269) 4,116億円 271物件 4,567億円 1,768億円
ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト(3278) 1,577億円 155物件 2,553億円 475億円
コンフォリア・レジデンシャル(3282) 2,001億円 139物件 2,537億円 560億円
サムティ・レジデンシャル(3459) 606億円 128物件 1,186億円 68億円
スターツプロシード(8979) 516億円 107物件 879億円 120億円
大和ハウスリート(8984) 5,461億円 229物件 8,191億円 1,199億円
大和証券リビング(8986) 2,062億円 218物件 3,037億円 643億円

④住宅REITのプレスリリース
金利スワップ契約締結に関するお知らせ
カテゴリー: 3278 ケネディクスレジデンシャル, 投稿日: 2020/10/23
資金の借入れ及び金利スワップ契約締結に関するお知らせ
カテゴリー: 3278 ケネディクスレジデンシャル,  投稿日: 2020/10/21
第29期(2020年8月期)決算説明会における主な質疑応答を掲載しました。
カテゴリー: 3226 日本アコモデーション, 投稿日: 2020/10/21
「稼働率」を更新しました。
カテゴリー: 3278 ケネディクスレジデンシャル, 投稿日: 2020/10/19
月次稼働率の補足に関するお知らせ
カテゴリー: 3278 ケネディクスレジデンシャル, 投稿日: 2020/10/19
第29期(2020年8月期)決算説明会の動画配信を開始しました。
カテゴリー: 3226 日本アコモデーション, 投稿日: 2020/10/19
「IR情報(開示情報)」に、第29期(2020年8月期)決算短信を掲載しました。
カテゴリー: 3226 日本アコモデーション, 投稿日: 2020/10/19
「IR情報(開示情報)」に、第29期(2020年8月期)決算説明会資料を掲載しました。
カテゴリー: 3226 日本アコモデーション, 投稿日: 2020/10/19

⑤住宅REITの稼働率

銘柄名 2020年9月 前月比 前年比 2020年8月
日本アコモデーションファンド(3226) 96.1% +0.1% -1.2% 96.0%
アドバンス・レジデンス(3269) 96.1% -0.1% -1.2% 96.2%
ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト(3278) 93.7% -1.2% -2.7% 94.9%
コンフォリア・レジデンシャル(3282) 94.5% -0.1% -2.2% 94.6%
サムティ・レジデンシャル(3459) 95.0% +0.1% -1.5% 94.9%
スターツプロシード(8979) 95.6% ±0.0% -0.5% 95.6%
大和ハウスリート(8984) 96.4%
大和証券リビング(8986) 97.8% -0.2% -0.2% 98.1%