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野村不動産オフィスの投資主総会がもうすぐです…

日銀決定会合もバーナンキも新しい材料が出るとは思わないけど様子見の材料に使えるから使う。inzaiです。こんばんわ。日中眠くて仕方ありません。

さて、新興市場銘柄も真っ青希薄化ファイナンスを強行した野村不動産オフィスファンドの投資主総会が7月26日に東証ホールで開催されます。

7月9日付なので株主の皆さんには昨日、今日あたり届いているでしょう。

みなし賛成制度もあり基本的にしゃんしゃん総会なJ-REITですが、これはどうなんでしょうか。ちょっとわくわくしてます。

何故かというと、総会の議題はこの通り、REITのために各種請負義務をきっちり果たすはずの運用会社が暴走しないかチェックする執行役員と監督役員の選任が含まれてますから!

執行役員は丸子祐一氏から交代して、このREITのスポンサーである野村不動産の子会社、野村不動産アーバンネットで常勤監査役を務める伊藤慶幸氏が選任予定です。あの惨憺たるエクイティファイナンスを進めた野村不動産から降ってくるということです。

そして監督役員の一條寶昭氏と宮直仁氏はなんと続投。なんだか高貴な感じの御二方ですが、あのファイナンスをスルーしている時点で監督役員の仕事を果たしたと言えるかどうか。

私はDIAMと東京海上投資顧問のJ-REIT投信を保有しているので彼らがきっちり仕事を果たしてくれるか大変注目したいと思います。

ケネディクス・レジデンシャルがLTV85%の匿名組合出資wwww

本買ってくれた方、ありがとうございます!

  ε ⌒ヘ⌒ヽフ
 (   (  ・ω・) ㌧
  しー し─J

個人的に投資関連では名著に分類されると思ってます。記事に書いた通り消化が必要ですが、惜しみなくノウハウが注ぎ込まれた一冊ではないかと。最近、色々と読み応えのある本が出ているので下心なく紹介したいのですが、中途半端な感想は書きたくないのと、こういう場でリンク張るのってなんとなく嫌らしいなあと思ってネタにできてません。これを人は偽善と言います。

足もとの悩みはKindleの3000円引きセールをフル活用したいのに、クーポン適用しようと思っても表示されないこと。Paperwhiteはかなりのヘビーユーザーなのでこれを機にカラー版も手を出してみようと思っているのですが、なにが問題なのか?でも、電池が11時間しか持たないってちょっと不便な気も。。

さて、ケネディクス・レジデンシャルがいよいよ手詰まりになったのか強引極まりない技を使ってきました。住宅4物件(ベルファース戸越、ベルファース品川シーサイド、ベルファース大島、ライオンズフォーシア大山)のTK出資26%を取得。

将来の取得に向けてのブリッジでよくある投資ではありますが、99億円借りて114億円の物件を取得するってこれまたすごい。しかも時価総額160億円、保有物件300億円の小さな小さなREITが114億円の取得をコミットするってどうよ。どうせレンダーはSMBCだと思いますが、TKの残りをケネディクス本体が投資するとしても、これ他の会社だとまず審査通らないんじゃ?

もちろん前向きに考えると「さすが銀行系!そこにシビれry」ということになりますし、NTT都市開発みたいに「スポンサーとしてバックアップするの?やらないの?どっち!?」というスタンス取るくらいならこれくらいベッタベタで良いのですが、簿価利回りの高いポートフォリオが魅力だっただけにこの利回りで物件取得して大丈夫かしらん?

もちろんこのハイレバ出資の分だけ配当金は上積みされるので、その株価を維持したまま何とか物件取得までスライドさせるのが狙いでしょうけど、一つ歯車が狂うとこれはにっちもさっちもいかなくなるんじゃないかと。

あとオリックスがどのタイミングでこのベルファースを手放したのか分りませんがスポンサーの言ってる通り、今後はオフィス中心の投資に戻るんでしょうかね。あの会社も背に腹時代があったのでなんとも言えませんが。

いやー、しかしびっくりしました。

やっと本のタイトルを思い出しました

セクターローテーションについての感覚的な表現方法がしっくり来るので、頭の中に基本的な要素は入っているものの、久々に読み返そうかと思っているのですが思い出せないー、と嘆いていた本をついに見つけ出しました。

日本人はなぜ株で損するのか?

こんな俗っぽいタイトルだったとは思ってなかったので目の前の本棚にあったにも関わらずスルーしていたという事実。自分でも衝撃です。

京大の講義を書籍にしたもので、「詳細な内容はブログとかに書かないでね」と記載されているので詳しくは述べませんが(大まかな内容は本のタイトルでググれば出てきます)、やっぱ読み返す度に新しい発見があります。

体系的に説明されてそうでそうでないので内容が分かりにくい上に、このファンドマネージャーさんがこれまでのキャリアでぶつかってきた壁をどう乗り越えてきたのかわざわざ明示もされてませんが、この御方が段階的に新しいアイデアを取り込んで成長してきたんだろうなあと思われるところが随所にあり、それが自分の悩みに対するヒントだったりします。

今までスルーしていたものの今回引っ掛かったのが「株価に適正価格は存在しない」という段落。

本気で緻密なバリュエーションをすれば儲かるに違いないと思ってる人はほとんどいなくて、むしろモデルとか組んだことのない人(勉強したことのない人)や自分のアカウントで運用したことのない人の方がモデルを盲信してたり面倒なのですが、一方で説明責任としてモデルは一定の存在意義があってセルサイドのアナリストはむしろそれが主要な仕事で、バイサイドがそれの美味しいとこどりというか、変数に対するアクション先読みして投資したり、じゃあバリュエーションって意味あるんじゃないの?という結論にも成りかねないので複雑な議論になるのですが、要は株価が絶えず変動する中で考えるのをやめちゃ駄目ですよということです。

J-REITは3月にかけてドカーンと上昇しましたが、そこで目標株価達成!と胸を張ったアナリストを尻目にバイサイドはオロオロしてました。日経新聞の記事だけ見ても投資目線を見失っていたのが痛いほど伝わってきました。

バリュエーションはアホみたいに高いけど事実としてこんな株価になっている。じゃあ下がるまで待つか?その間に配当取り損ねるけど良いのか?たかが年間4%の配当なら1日のボラで消えてしまう程度なんだから休んだらいいんじゃないか。

どっかのブログのように「よく分かんないからJ-REITの分析は休憩ー」なんて言えるとそりゃ楽なわけですが、世の中そんな甘くないわけで、むしろこういう時こそプロの出番だというのが世間のリクエスト。

厄介なことにJ-REITは4/4の異次元緩和の直接の影響はほとんどなかったのに水準としては4月に高留まってしまった「こういう観点からJ-REITは適正価格」と絞り出すも、5月に急落。そこで今後は1300ptが適正価格なんで言ってみる。

正直、この1300pt、配当利回りで言えば4%、ここで従来からマーケットに参加してた多くの人は思考停止になったと思います。やっと止まった。これで安心と言えるか分らないけど、ここならフェアバリューと説明はできると。だから市場の売買高も減少していきました。ここが適正価格だと。

でも、またJ-REITは上昇していきそうになってます。

外部環境(金利、為替、新興国株)が大きく動くなかで、ロング中心でやってると現状肯定の意識が強く働いてしまうこともあり私もその一人だったのですが(幸いにして思考放棄という形でポジションは整理できたのですが)、高値圏でその水準を強く疑うことができなかったのは事実。もし「適正価格」という言い訳ができないかったらもう一段踏み込んだのに、違和感を覚えつつ逃げちゃいました。そして今も休憩しようとしました。

そういう意味で適正価格は存在しないと改めて言われるとグッとくるなあと。でもこんなこと言う上司がいたら絶対にそいつは嫌な奴でしょうね。

とりあえず相場のテーマが変わりそうなんでJ-REITは深追いしなくてもいいかなと。適度に利食ってしまって、それよりはハイベータ株にもういっちょ行きたいところ。

なお、藤原氏はこんな対談もしており、ちょっと借り物で理論武装し過ぎている感もありますが、借りものを借りるという意味ではそれなりに面白いもんじゃないかと思います。

インデックスが粉飾決算から民事再生!オリックスリートへの影響が…

ペルソナ、メガテン、世界樹、そしてキャサリン(PS VITAで出してほしい)と根強いファンを抱えるにも関わらず経営が安定しない、私が愛してやまないアトラス。その親会社であるインデックスが民事再生を申請しました。悲しい。ペルソナ5とランスシリーズだけが生きる楽しみなんで無事スポンサーを見つけて欲しいですが、さすがに今まで通りとはいかないでしょうねえ。

某掲示板でも悲報で溢れてます。

経営トップの二人が夫婦だったり、いつまで経っても赤字だったり、会社の合併、清算を繰り返してたり、この上昇相場でもほとんど動かなかったりととてもユニークな会社でしたが、さすがに粉飾はアウト。ニュースになってから早かったですね。

問題としては、オリックス不動産リートの中でそこそこのサイズであるキャロットタワーに本社がある点。オリックスリートの保有部分は11Fから16Fでインデックスの規模からするとワンフロアくらいだと思うのでドンピシャという可能性は高くないかもしれませんが…

カチャカチャ(某HPでキャロットタワーのテナント検索中…)

インデックス!15F!はい、アウトー!

まあ仮にも上場企業でしたし民事再生なんで賃料は払ってくれると思いますし、スポンサー次第ではそのまま残りそうなんですぐに配当金がどうのこうのという話ではありませんが…

しかし、アトラスって昔は神楽坂アインスタワーの裏の神楽坂プラザビルに本社あったんですね。。縁を感じます(気のせい)。