投稿者「inzai-16」のアーカイブ

野村不動産オフィスは398,287円で値決め。まあ良い感じ。

ペプチドリーーーム!!!って叫んだ人は山ほどいたんでしょうね。昨日からマザーズが変な動きしてるな、そろそろ調整局面からダウントレンドか?とか思ってたらバイオ銘柄が爆発。あれ自体は宝くじみたいなもんとは言え、こうも全面安というのはさすがにびっくりしました。銘柄選定してもしゃあないやん。。。マザーズはほんと分かりません。何が適正株価なのかさっぱり分かりません。だからこそ平時の株価推移はあんな感じになってしまうんでしょうけど。

そして、350億円を調達予定だった野村不動産オフィスは270億円弱の調達に留まりました(第三者割当を考慮して)。100億円の物件取得はリリース済みで、残りの250億円と借入金で合計500億円くらいは堅いなと思ってましたが、残りが既に170億円となるとかなり控えめにならざるを得ない。

いやー、ほんと何を考えていたのか小一時間問い詰めたい。このタイミングならスポンサーでブリッジするのも余裕だろうに何でわざわざ事前に調達したのか。株価なんて水物だからPO発表時点で希薄化が限定的な水準だったらOKだろうとか思ってたのか。

ここから先は上がっていくことになるんでしょうけど、そしてみんなその痛みを忘れていくんでしょうけど、私は一生忘れません。

中国株崩壊…三十六計逃げるに如かず…しかし!

inzaiは囲まれてしまった!そんな感じの今日この頃です。みなさんお元気でしょうか?

5月24日の記事で下のように書いてからはや1ヵ月。雇用統計で為替空振ったこと以外、何もしませんでした。いや、出来なかったというべきか。

「J-REITは1050-1100がボトムとして、1300なら配当利回り4%くらいで今のコンディションならフェアバリューな感じ。1150なら4.5%で、住宅リートの利回りが5%。ベース金利が1%上がっても怖さは消える水準ではあるか。

仮に上に行くと、下値余地にびびって買わなかった分は負けますが、個人投資家として別に20%のアップサイドを放棄して塩漬けするのは悪くない判断。オーストラリアとか外債はこれから面白い展開になりそうですし、グローバルREITもまた然り。余力は多めに残しているに越したことはないのかもしれません。」

あの最中にこんな冷静なこと書いてた自分を褒めてあげたい。そして、書いたことすら忘れていたものの確りとその見通しに従って傍観していた(マーケットは白川さんばりに注視してましたよ。)自分をもっと褒めてあげたい。

そういう意味では全然逃げ遅れてないのですが、はっきりとしたビジョンを持たずに「あー勝負どころはまだ先だなー」と思ってたらこうなってしまったというのは「休むも相場」とは言え、極めて具合が悪い。

下がると思ってるならあまり意味がなくてもポジションを落としたりして動き続けている方が次の一手がスムースにいくことが多いです。特に今回のように方向性が当たってるならなおさら動いておきたかった。そういう意味では逃げそびれたなあと。

ま、昔に比べるとマーケットの細かい動きに振り回されることもめっきり少なくはなりました。現金がじゃぶじゃぶというのも大きいですが、どうみても色んなアセットが歴史的に割高な水準にしか見えない不安の中にいたのでいろんな意味で安心している感じでしょうか。

MBS(楽天証券:モーゲージETFのサイト)とか昔だったら買いたくてしょうがなかったですが、今は全然。グローバルREITがこれくらいの値幅落ちてくれたらなあ。

永遠の悩み:「賃貸」VS「持家」とタワーマンション

しばしば起こる某掲示板の論争をこうやって貯めている、と言っても「タグあったんだ」って今さら気づく程度ですが、定番テーマで最近のを二つ。

賃貸 VS 持家 

「タワマン」ブームの死角 デメリット多し

マンション事業は2014年まではデベロッパーの貴重な利益源。リーマン直前に比べると利鞘は限られてますが、なかなか改善しきれないオフィスに比べれば中期的にも不良債権になる見込みもなく、優秀なセクター。

ビジネスソースの振り分けで言えば中古含めた仲介事業の方が上の印象ですが、これも郊外から都心に人が移る東京の最終形態化が進む中、成熟しきったマンションセクターから細く長く利益を取るためのでしょう。裏を返せば、建物の寿命長期化と駅前立地の減少から今後の分譲マンション供給は減少しつつあるのかもしれません。

ただ、ちょっと値段の高騰ぶりには辟易するものがあります。晴美のあれとか豊洲のあれとか。手前味噌ながら飯田橋のように中期的に無限のポテンシャルを抱えるエリアはともかく、超長期的に東京という街が大きく変わらない限り、大昔から埋め立てが進んでいる東京や大阪のエリアを見るまでもなく、あそこに過度に期待するのは大変かと。もっともっと高層ビルを建てまくって教育エリアとして発展させれば良いのでしょうけど、自然発生的に都心から湾岸に人を移転させるのは大変。

野村不動産オフィスの下落が止まらない~

これが1流と2流の違いというやつなんでしょうか。あんな公募増資して株価が下がらないとでも思っていたのか?なぜこういうファイナンスをせざるを得なかったのか、今後はどうやって落ち込んだ配当金を回復させていくのか、そのためにNOFが目指すべき姿はなにか?

そういったリリースはなーんにもなし。

J-REIT分析で「IRの悪さはダントツ」「ここまで何も出来ないとは」と書いた本人ですらびっくりです。

産業ファンドや森ヒルズリートが必死で資料作って少しでもミスリーディング覚悟で投資家アピールしているのに、はい、定型資料これね、以上。

野村證券のDNAはゼロ。いや、ある意味ではDNAを完全に引き継いでいるというべきか。傲慢そのものの態度。

350億円のファイナンスやって100億円しか物件買わない計画になってる時点で株価の下落は織り込んでいたんでしょうね。POが落ち着いて「じゃあ株価下がりっぱなしなんで野村不動産マスターと合併しまーす」と言われても何も驚きません。

Bクラスオフィスの賃料って上がるの?どうなの?ってギリギリのラインを歩んでいるプレミア、ケネディクス、大和証券オフィスからするととばっちりもいいところ。

40万円より下はさすがに安いとは思いますし、大きく下げたLTVも(たぶん格付を意識した)2年くらいあれば元に戻るでしょう。しっかし、MIDと違ってキャッシュベースで落ち込むのはマジどうかしていると思います。経営陣も変わって禊が済んだと思っているのもしれませんが、オフィスREITの中での相対位置が大きく変わったと捉える人も多いかも。