投稿者「inzai-16」のアーカイブ

本日の騰落率トップは積水ハウスリート(2018年5月10日)

東証REIT指数 1737.26pt 前日比+0.68%
積水ハウス・リート投資法人  前日比+1.91%
ザイマックス・リート投資法人  前日比-1.02%

5月1日の合併後に下落が続き、最近ではワーストパフォーマー常連だった積水ハウスリートが本日の騰落率トップ。この銘柄はからくりがあると思っていて、5/1に164億円で物件売却してその簿価は145億円。差し引き19億円の譲渡益が出るはずなのに、2018年10月期予想に入ってないように見えます。物件売却損で相殺するなら、売却損見合いで物件取得して増配要因になるし、そもそもそんなことせず19億円の売却益は全部配当しちゃわないかなあとか色々考えてますがよく分かりません。マーケットはそんなことはお構いないしに下落基調。いくらなんでも19億円が行方不明になるとは思わないですがどうなんでしょう。その次に高値掴みするのを恐れているのか、MLが外れて新たな減配要因が出るのを恐れているのか。

最下位はザイマックスリート。最近好調だったので多少のお休みはね。

本日の騰落率トップは平和不動産リート(2018年5月9日)

東証REIT指数 1725.46pt 前日比-1.02%
平和不動産リート投資法人  前日比+1.90%
GLP投資法人  前日比-2.43%

本日はシンプルに。トップの平和不動産は名古屋の物件を簿価の2倍で売却。ダブルスコアです。加えて中期目標を出したのも効いたのでしょう。かなり遠そうですが大丈夫か?ワーストはGLP。昨日POを発表した投資法人みらいがずっと最下位だったのに最後に捲くりました。久々にスカッとする売りが出ましたね。こういうリズムがないと相場は長続きしませんからね。良いと思います。と言いながら明日も下げたりしないことを祈ります。

 

 

本日の騰落率トップはJPR(2018年5月8日)

東証REIT指数 1743.32pt 前日比+0.61%
日本プライムリアルティ投資法人  前日比+1.86%
日本アコモデーションファンド投資法人  前日比-1.03%

右のウィジェットが右下に行ったまま治らない。どうしたものでしょうか。目次やカテゴリがかなり不便なことになってます。見苦しくてすいません。

それはそうとGW明けで休養たっぷりなのかJ-REITは今日も上昇。年初来高値かなと思いきやリスクパリティショック直前には1770ptまで行ったのですね。その水準までもう少し。警戒感が出てきても不思議ではないけど本日発表の投資法人みらいのPOは80億円と控え目だし、3年連続POのユニゾがこんな急落した価格水準でファイナンスに踏み切ったことに比べると、J-REITってほんと手堅い運用してて安心感あります。

本日のトップはJPR。数あるみずほ銀行系REITの中で、勢いはヒューリックにあるでしょうけど、本家本元と言えば東京建物系のJPR。大手町のみずほ銀行の土地もJPRが保有してます。分配利回りは3.5%と大手から抜きん出てNBFに肉薄してきました。足元の稼働率は低下気味だしポートフォリオにおけるオフィス比率は75%と案外控え目ですが、商業と言っても渋谷のタワレコや有楽町のイトシアも含まれます。景気が悪いと収益性が低くて文句言われますが、こういう市況になると良いもの持ってるかが重要。ほんとマーケットって勝手。なお、JPRの決算説明会資料の構成はピカイチです。今の状況、今後の推移が良く分かる作りになってます。

本日のワーストは日本アコモ。ずっと上昇してたのでそろそろお休みでしょうか。


本日の騰落率トップは日本ヘルスケア(2018年5月7日)

東証REIT指数 1732.82pt 前日比+0.75%
日本ヘルスケア投資法人  前日比+2.44%
積水ハウス・リート投資法人  前日比-0.71%

連休中に溜まったフローで大きく動くかなと思ってましたがこんなに上いくとは驚き。最後の方は売りに押されましたが、4月に史上最大の資金流入を確認したETFフローを中心とした機関投資家は強気ですね。

本日のトップは大和証券系の日本ヘルスケア。4月17日以来のトップです。2018年も5ヶ月目に突入してますが、ウェブサイトの更新はわずか7回。ニュースがなさ過ぎて書くこともありません。今日はCFが手堅い小型株が強かったのでその流れなのか、嵐の前の静けさなのか。

最下位の積水ハウスリートは5月1日に合併してから元気ありません。わざわざ持ち越した投資家が売るとは思えません。合併前に下がったところで買ってみたけどさっぱりなので短期筋が手仕舞う流れなのか。ケネディクスレジも合併前後で慌しい動きだったのでコーポレートアクションの思惑に基づく取引が多いのかもしれません。3308がトップで3309でワーストというのも面白い。


第1回J-REITアンケート集計結果!

ご協力ありがとうございました。回答数は約100名!
想定以上に沢山の方から反応を頂戴し驚いております。

アンケートのきっかけとしては、前々から、J-REITの投資家分布は投信に偏りすぎているのではないか?J-REIT投信にも個別銘柄にも長所短所があるので要はバランスなのに、なぜこんな偏りが出ているのか?と疑問に思っていたことがあります。皆様からの貴重なご意見、活用いたします。

さて、アンケート結果。ご意見の追加もありました。

既にお金の許す限り保有している 26%
現在の投資口価格が割安と思えない 21%
買い増すタイミングが分からない 13%
現在の投資口価格は割安だが、数年後の業績が不安 11%
どの銘柄を取得すればいいのか分からない 10%
J-REIT投信を保有している 9%
J-REITのリスク/リターンを理解するのが難しい 8%
会社が個別銘柄を購入させてくれないため(=「J-REIT投信を保有している」ですが…金融系勤務) 1%

1番多かったのは「既にお金の許す限り保有している」
可能な限りJ-REITに全力投球。素晴らしいです。
今の配当利回りなら3年間保有すれば税引き後で10%のインカムは期待できます。
となると、その中でどうやって銘柄を入れ替えるかがテーマでしょうか。

2番目が「現在の投資口価格が割安と思えない」
東証REIT指数は2015年2月に2000ptを超えてから右肩下がり。
調整が始まってから3年が過ぎましたがなかなか厳しいご指摘です。
どの銘柄を指して割安感がないと回答されているのか分かりませんが(アンケートの選択肢が悪い)、指数で見れば配当利回り4%でも個別銘柄で見れば、優待盛々の事業法人の利回りに見劣りするものもあります。

「買い増すタイミングが分からない」「現在の投資口価格は割安だが、数年後の業績が不安」
「どの銘柄を取得すればいいのか分からない」。この辺りの投票数はゴソッと落ちます。透明性が高い商品なので迷いは比較的少ないのかもしれません。私の迷いはいつもこの辺に集中します。

ランキング低いのは「J-REIT投信を保有している」「J-REITのリスク/リターンを理解するのが難しい」「会社が個別銘柄を購入させてくれないため(=「J-REIT投信を保有している」ですが…金融系勤務)」。制度上、金融機関勤務の方が個別銘柄に投資できないのは残念ですが、多くの問題をやらかしてきた先輩方を恨むしかない。あの人達、その上ですげえ利回りの年金もらってますからね。ちょっとは恥ずかしいとかないのかね。

まとめると、このブログを読んでいただいている方にはJ-REITの投資経験が豊富な方が多そうなので、これまで通りのスタンスで記事を書いていこうと思ってます。入門編コンテンツは東証やARESにお任せします。

第二回アンケートには非公開コンテンツのパスワード付けるので興味を持っていただける方は引き続き回答をお願いします。