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パークタワー神保町の配当利回りが5%!?

とか思ってしまいました。気のせいでした。

下の方に※写真はイメージであり、担保物件ではありません。って書いてました。

勘違いしたという話でであり本件の不動産クラウドファンディングについて推奨も批判もしておりません。ためねん。全然タイプの違うクラウドファンディングにお金突っ込んでますが、面白いもんだとは思います。

 

 

日銀の緩和、いちごホテル、トーセイ、日本ヘルスケア、、、考えること多すぎ。

狭小邸宅を買っていただいた方、ありがとうございます!歴史に残る一作だと思っております。これを作品として仕上げてしまったか、的な意味で。inzaiです、こんばんわ。

さて、小粒なREITのIPOと公募増資が相次ぎました。今のJ-REITマーケットの温度感を考えるとこんなもんだと思います。この中から3年後に化ける銘柄が出てくるのか。ケネディクス・レジデンシャルや星野リゾートリートのようなリターン出せるのかどうか。

そういう個別銘柄の細かい話はあとで考えるととして、とりあえずは日銀の行動をどう評価するか悩ましいところです。さらっと「インフレ2%達成は2016年前半から後半にズレるかな」と言ってましたが、機動的な金融政策やってる中でそんな曖昧なことを言われても正直困ります。もともとオープンエンドでやってるんだから、オペレーション上の不具合はないでしょと言われたらそうですし、もう日銀は逆戻りできないアクションを取り続けているのだから、効果出るまでやるしかないでしょと開き直られると何も言えません。

そもそもやってることが、本質的には、治安情勢が不安定だから言論統制やりましょ、というのと同じレベルでそこに出口はあるのか、いやないんだろうけど目を背けないと非常にまずいという段階の入り口に立っていると思ってます。無限に緩和する段階が終わるとすると、ソフトランディングできたら奇跡、ハイパー気味のインフレで引き締めして有耶無耶で終わる可能性の方が高い。短期間でこの緩和状態のまま別の金融政策やるなんてことは 無理でしょう。理想は、緩和マネーが景気を支えることに慣れてしまいいつのまにか実体経済か過剰なマネーに追いつくのを待つことでそれしかないのかなと。その辺、FEDとECBはギリギリで上手くやってる感じがあります。マイナス金利は実験ですけど、待てばマネーは減らすことが可能ですし市場もそれを織り込んで行動できます。日銀は、結局は世界で初めて自然消滅しちゃうんじゃないかという面で世界の最先端を走っている日本と言う国をどうしたら良いのかということを一人で背負うことになってて、それがやることやれば経済が付いてきた(ように見える)FEDとECBとの違いかと。ASEANに近いのがしんどいよねえ。

そういうわけでこれ以上は緩和しても株価はしんどいでという雰囲気のある中で、日銀がどうするのか。海外マネーは緩和しかないでしょ的なスタンスのお金が流れてきている雰囲気もあり、19000円まで戻ってきたことを考えると、マーケットは心中する気持ちで買うしかないということかなと思っております。要は軸がないので年内は荒れるのだろうなと。

昨日は米国REITが2%上昇したと思ったら、本日好調だったシンガポールREITは最後にはトントンまで下げてきてしまうしもう良く分かりません。下げに備えるべきなのかここから上値を追いかけるべきなのか。決まっているのは、長い目線で見ると米ドルは外せない(グローバルなリスクオフ局面では相応に円高進むリスクもありますが)、一定の配当プロダクトを持つ、新興国のリスクを取り続ける、くらいでしょうか。新興国のは結構戻ってきていて今は小康状態なので予断ならないのですが、ここのリターンは日本株やってるだけだと絶対に取れないので怖いけど外せない。今年前半までは新興国の負けを日本株で取り戻していたのですが、戻りの途中で利益確定して半分くらいキャッシュのままなので今年の負けは確定しそうです。辛い。


狭小住宅&日興J-REITフェア

inzaiです、こんばんわ。デベ出身の先輩から絶対に読めと言われていた狭小邸宅、週末に体調不良でゴロゴロしていたこともあり一気に完読しました。一戸建て販売業者の現場が舞台の作品で、モーレツ営業で業績絶好調のなんちゃらハウスがモデルと巷で噂の例の本です。

ざっくり紹介すると最初から最後まで新人が罵倒され続ける話です。暴力はもちろん、勢いで罵倒されたり、理詰めで罵倒されたりします。心が痛くなったり、これ使えるなと思ったりしますが、とりあえずこの本の魅力の9割は罵倒の台詞のバリエーションです。

キャラ、シナリオは悪く言えば薄っぺらい、よく言えばリアル。同僚であっても出自やキャリアが良く分からない人と削り合うなんてザラにあります。現実では過去の回想シーンなんて挿入されませんし、分かり合えるなんてほとんどない。そういう微妙なバランスが楽しめます。個人的には、社会人半年で染まりすぎて、大学時代の同期と価値観が合わなくなって戸惑いを覚える様に共感を覚えました。サラリーマンが世田谷区に庭付き戸建てでBBQ?と嘲笑して周りドン引きするシーンとか素敵。

もちろん販売業者の手口も赤裸々に紹介されてますので、気になる方は是非!

あと、日興J-REITフェアに行ってきました。JRE、ケネディクスオフィスは7割方埋まっていた感じです。JPRは全体のコマ数が減る時間帯ということもあり随分長く行列が出来てましたが、病み上がりということで断念。朝からフルに6コマ参加すればクオカード1000円もらえるとのことですが流石にそれは厳しかった。

会場全体の年齢層はARES主催のJ-REITフェアよりやや若い印象。J-REITへのアクセスを考えた時、発注先である証券会社の方がダイレクトな接点があるからでしょうか。ARESは色々と宣伝してますけど、そもそも広告媒体ってJ-REITに興味ないひとは目に付いてもスルーしちゃうんですかね。ちなみにノベルティ関連ではARES主催のセミナーの方が圧倒的に充実してます。文房具は大体揃います。

で、セミナーの内容としては、JREもケネディクスオフィスも自己紹介のような35分間でありました。どんなものに投資しているのか、運用方針はどうで、格付はどんななのか。JREはよく言えば真面目、悪く言えば工夫がない感じで、個人投資家の人は、AA格と言われてもどのくらい安全なのか分からないし、大型ビルとか言われてもピンと来ないのではないかと。何が魅力なのかも良く分からない。でも資料は充実してて良かったです。あの個別物件の賃料推移を見るとまだまだアップサイドある気がしますよね!ケネディクス・オフィスは妙に場慣れしているというか、数字を上手く定性情報に落とし込んでました。会場のビルが何坪でうちが主に投資しているビルがは何坪で、こういうリスクがあるので物件のサイズで利回りが違っててみたいなことが印象に残ってます。

ただ、J-REITのプレゼン全体に言えることですが、マザーズ銘柄と違って情熱が足りません。同業者から「なんてこと言うんだこいつ」くらいまで風呂敷を広げようとは思いませんが、狭小邸宅の名台詞、「いいか、不動産の営業感はな、臨場感が全てだ。一世一代の買い物が素面で買えるかっ」くらい言って欲しいです。「1年後にここでお会いするときにはこんな利回りで買えるかどうか分かりませんね。巨大な某年金が買おうとしてますから」とか言ってみて欲しいです。なんで不動産はこういう煽り営業が許されて、金融商品はダメなんでしょうね。