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さあ!J-REITの宴が!!スタート!!!&最近の物件取得

J-REIT分析書くつもりが週末潰して本読んでたinzaiです。いや、EGコンバットとかサイモン・シンシリーズとか大使閣下の料理人とか色々読んでたのですが、やっぱ名作を読み返すと止まりませんな。時間の10%は本棚から目当ての本を探す作業ですが。

さて!昨年の4月1日に何が起きたか覚えてらっしゃるでしょうか?そして9月の頭に何が起きたか。詳しくはブログの過去記事をご参照いただきたいのですが、どっかの馬鹿がJ-REITを叩き売ってくれる日です。どっかの馬鹿が誰なのか分りませんが、3回目もやってくれるんでしょうか。それっぽい雰囲気が出た本日のマーケット、3月末がちょっと荒れたのも去年と同じですね。

投信の解約っぽいのが終日続くのでまあ焦ることもないのですが、個人的にはロシア株もオーストラリアREITも空振りしたので今度こそという気持ちです。

一方で、J-REITはちょっと今いちな感じもあります。野村不動産オフィスがオリコ本社を買いました。また一棟借りテナントか、大丈夫なのか。グローバルワンが錦糸町を買いました。近?新?大?え?それより既存物件がボロボロじゃね?なんだあの決算?32万円まで買い上げたの誰?森トラストから阪和興業が退去します。元々自社ビルを売って、日産退去跡に入ってくれた女神ですが、大阪もそうですが結構動くよね、あの人たち。後継は大変だろうなあ。JREがフィナンシャルシティ ノースタワー取得&PO。これはまあOK。あの株価だからOKというのもあるけど、それこそ近新大と言ってもいいような。GLPはまた古い物件を買いましたね。震災でテナントが逃げたあの物件ですか、リニューアルすれば良いってのは事実ですし最悪立て直せばテナントなんていくらでも見つかる立地。アクティビアが東京機械本社を売りました。みんな売ると思ってたでしょう。なんでわざわざアクティビアのIPOに入れたのか。物件入れ替えをアピールしたかったのか。日本リテールが表参道のラルフローレンを買いました。オリックスは系列リートじゃなく外部に売った。まあ20%くらい儲かったことを考えると良い売買。ってか日本リテールファンドって高値で買わされ過ぎじゃないか?まあジャイルの合わせてあの一帯を保有というのはかっちょいいけど、でも収益性がいまいちってのも事実なのよねえ。

とりあえず今日早めに寝ます!明日はいいことあるといいな!(テンション高め)

野村不動産オフィスの投資主総会がもうすぐです…

日銀決定会合もバーナンキも新しい材料が出るとは思わないけど様子見の材料に使えるから使う。inzaiです。こんばんわ。日中眠くて仕方ありません。

さて、新興市場銘柄も真っ青希薄化ファイナンスを強行した野村不動産オフィスファンドの投資主総会が7月26日に東証ホールで開催されます。

7月9日付なので株主の皆さんには昨日、今日あたり届いているでしょう。

みなし賛成制度もあり基本的にしゃんしゃん総会なJ-REITですが、これはどうなんでしょうか。ちょっとわくわくしてます。

何故かというと、総会の議題はこの通り、REITのために各種請負義務をきっちり果たすはずの運用会社が暴走しないかチェックする執行役員と監督役員の選任が含まれてますから!

執行役員は丸子祐一氏から交代して、このREITのスポンサーである野村不動産の子会社、野村不動産アーバンネットで常勤監査役を務める伊藤慶幸氏が選任予定です。あの惨憺たるエクイティファイナンスを進めた野村不動産から降ってくるということです。

そして監督役員の一條寶昭氏と宮直仁氏はなんと続投。なんだか高貴な感じの御二方ですが、あのファイナンスをスルーしている時点で監督役員の仕事を果たしたと言えるかどうか。

私はDIAMと東京海上投資顧問のJ-REIT投信を保有しているので彼らがきっちり仕事を果たしてくれるか大変注目したいと思います。

野村不動産オフィスは398,287円で値決め。まあ良い感じ。

ペプチドリーーーム!!!って叫んだ人は山ほどいたんでしょうね。昨日からマザーズが変な動きしてるな、そろそろ調整局面からダウントレンドか?とか思ってたらバイオ銘柄が爆発。あれ自体は宝くじみたいなもんとは言え、こうも全面安というのはさすがにびっくりしました。銘柄選定してもしゃあないやん。。。マザーズはほんと分かりません。何が適正株価なのかさっぱり分かりません。だからこそ平時の株価推移はあんな感じになってしまうんでしょうけど。

そして、350億円を調達予定だった野村不動産オフィスは270億円弱の調達に留まりました(第三者割当を考慮して)。100億円の物件取得はリリース済みで、残りの250億円と借入金で合計500億円くらいは堅いなと思ってましたが、残りが既に170億円となるとかなり控えめにならざるを得ない。

いやー、ほんと何を考えていたのか小一時間問い詰めたい。このタイミングならスポンサーでブリッジするのも余裕だろうに何でわざわざ事前に調達したのか。株価なんて水物だからPO発表時点で希薄化が限定的な水準だったらOKだろうとか思ってたのか。

ここから先は上がっていくことになるんでしょうけど、そしてみんなその痛みを忘れていくんでしょうけど、私は一生忘れません。

野村不動産オフィスの下落が止まらない~

これが1流と2流の違いというやつなんでしょうか。あんな公募増資して株価が下がらないとでも思っていたのか?なぜこういうファイナンスをせざるを得なかったのか、今後はどうやって落ち込んだ配当金を回復させていくのか、そのためにNOFが目指すべき姿はなにか?

そういったリリースはなーんにもなし。

J-REIT分析で「IRの悪さはダントツ」「ここまで何も出来ないとは」と書いた本人ですらびっくりです。

産業ファンドや森ヒルズリートが必死で資料作って少しでもミスリーディング覚悟で投資家アピールしているのに、はい、定型資料これね、以上。

野村證券のDNAはゼロ。いや、ある意味ではDNAを完全に引き継いでいるというべきか。傲慢そのものの態度。

350億円のファイナンスやって100億円しか物件買わない計画になってる時点で株価の下落は織り込んでいたんでしょうね。POが落ち着いて「じゃあ株価下がりっぱなしなんで野村不動産マスターと合併しまーす」と言われても何も驚きません。

Bクラスオフィスの賃料って上がるの?どうなの?ってギリギリのラインを歩んでいるプレミア、ケネディクス、大和証券オフィスからするととばっちりもいいところ。

40万円より下はさすがに安いとは思いますし、大きく下げたLTVも(たぶん格付を意識した)2年くらいあれば元に戻るでしょう。しっかし、MIDと違ってキャッシュベースで落ち込むのはマジどうかしていると思います。経営陣も変わって禊が済んだと思っているのもしれませんが、オフィスREITの中での相対位置が大きく変わったと捉える人も多いかも。