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J-REIT 分析 2012年3月4日②

ついに来たか…

ポジション調整をしつつ備えてきた恐怖がいよいよ具現化。もう逃げられない。

しかし、今年は違う!6000円もするアンチアレルギー 高機能マスクで完全にブロック!!

こんばんわ。目がどうしようもなく痒いinzaiです。

午前中は外出しても大丈夫だったのですが、午後からのMTGで来る人来る人が「いやーもうあったかいですわー」といってる時点で覚悟決めました。

マスクのおかげか鼻は大丈夫ですが、目ばかりはなあ。いっそのことスキー用ゴーグルでがっちり固めるか。不審者に見えない範囲で全力を尽くす所存です。

GWまでは外出を抑えたいところですが、今週土曜日はJ-REIT フェアで有楽町に行かねばなりません。行く甲斐あればいいのですが。

では続きで。

8960 ユナイテッド・アーバン投資法人 89,000 90,000 1.12% 6.11% 189,304
日コマを吸収した丸紅系の総合型REIT。負ののれんがあるので今後3年は分配金5500円極めて固いが、アップサイドないのが弱点。やっぱり上昇相場に付いていけなかったが、その後の値持ちは意外に良い。95000円まで期待していい?

8961 森トラスト総合リート投資法人 720,000 745,000 3.47% 5.13% 180,290
(良い意味で)孤高のデベ、森トラストのオフィス中心のREIT。汐留ビルはJ-REITで一番のビル。契約が固すぎて配当金は上昇しない。株価の動き見ていると完全にNBF、JREの次ぐREIT扱い。

8963 インヴィンシブル投資法人 7,000 6,580 -6.00% 6.08% 8,872
住居中心の総合型REIT、オフィス、シニア、商業も。…ちゃんと運用してくれ頼むから。あと変なファイナンスは勘弁で。決算出るけど期待はしない。

8967 日本ロジスティクスファンド投資法人 680,000 680,000 0.00% 4.91% 100,640
三井物産系の物流専業REIT。低LTVと高い配当利回り。安心感あり。八千代のテナントは契約延長をゲット。次の一手はLTV上昇かPOか。GLPのIPOも噂されており、意識したい。しかし中途半端な埼玉の取得は何ぞ。とても良い物件だけどさ。決算はOK。上方修正もあり。

8968 福岡リート投資法人 525,000 532,000 1.33% 6.02% 65,463
福岡の大企業(+日本政策投資銀行)のほとんどがスポンサーの総合型REIT。福岡地盤で格付AAの企業って5本もないらしい。今年は地方も面白いかもと思ってるが既に利回り6%。商業は競争の1年か。

8973 積水ハウス・SI 投資法人 326,500 342,500 4.90% 5.93% 39,411
積水ハウス系の住宅REITだが、商業のシェアも高い(これ以上は増やさないらしい)。動いていたと噂のスポンサーがようやく表に出てきた。大規模なPOすれば一時的には株価下落だが、中期的には間違いなくプラス。

8975 いちご不動産投資法人 35,550 33,450 -5.91% 6.88% 28,192
良く分からない、いちごグループのオフィス中心の複合REIT。負ののれん+金利コスト低減で期待を持てるREIT。順調に株価回復。物件売却も進めており、やることはやってる。

8976 大和証券オフィス投資法人 199,300 209,400 5.07% 4.87% 82,880
大和証券に何ができるのか良く分からないオフィス専業REIT。決算はぱっと見た感じ良かったので、株価回復。利回りだけでは売買できない銘柄で潜在能力は高い。足元は調整中。

8979 スターツプロシード投資法人 108,200 109,500 1.20% 6.88% 11,823
スターツって良い企業だと思うが如何せん華がない。個人投資家のシェアが高い異色の住宅専業REIT。住宅REITの序列では一番下なのは当面変わらない。

8981 ジャパン・ホテル・アンド・リゾート投資法人 193,600 193,600 0.00% 3.99% 20,467
日本ホテルファンドと合併を発表。ホテルも競争激しいが割安だと思う。株価上昇にはもっと時間かかるが長期的な目線で。順調に株価切り上がっているものの一休みか。

8982 トップリート投資法人 418,000 427,500 2.27% 5.59% 66,263
スポンサーは立派だが、何をやってくれるのか良く分からないオフィス中心のREIT。晴海トリトンは厳しいが、やっぱりオフィス人気でると買われる。住信と中央三井の合併が落ち着けば動きも出るかなと。4月銘柄。

8985 日本ホテルファンド投資法人 216,100 218,800 1.25% 6.76% 12,697
ジャパン・ホテル・アンド・リゾートと合併予定。トラブル続きだったので、これで一段落か。とりあえず4月の合併の際にリリース出ることを期待。

8986 日本賃貸住宅投資法人 38,950 37,550 -3.59% 6.13% 49,972
極端な話、そこそこの物件であれば何とかなるのが住宅の良いところ。金利コストの改善も期待。最近の株価は足踏みだが、じりじりと再び上ブレ。ADRとDHRを抜かすのはやり過ぎ。

8987 ジャパンエクセレント投資法人 378,000 392,500 3.84% 6.22% 74,045
興和不動産系のオフィスREIT。決算が思いのほか良かった。昨年は悪いニュースが続いたが、1年間は落ち着きそう。40万円は目先行き過ぎ。

3226 日本アコモデーションファンド投資法人 533,000 524,000 -1.69% 5.38% 102,029
三井不動産系の住宅REIT。月初4営業日ほどで前月末の稼働率をリリースする拘りはかなりすごい。安定感あり。利回り5.5%切ってきたのでPOか何かで調整欲しい。

3227 MIDリート投資法人 204,100 209,000 2.40% 7.04% 38,378
関西電力系のオフィス中心のREIT。大阪の京橋のオフィスが大きな不安。動き遅いし、スポンサーは原発対応で一杯一杯か。新社長になって初めての決算発表を控えたが何も変わらず。利回り7%は魅力だが19万円台からかなあ。

3240 野村不動産レジデンシャル投資法人 384,500 391,500 1.82% 6.18% 59,091
野村不動産系の住宅REIT。公募増資で調整した株価を戻し中。日銀銘柄に選ばれたのはちょっとサプライズ。33万円台見ていると、ここからは追いかけにくい。

なお、ランキング及びコメントは現時点の好みを表現したものであり、本ブログの情報を用いて行う判断の一切について責任は負いません。どうしても自分の責任で投資したくない方は証券会社や有料の情報をご参考いただくしかないと思います。

J-REIT 分析 2012年3月4日

というわけで何年ぶりか素面で日曜の夜を迎えたinzaiです。こんばんは。

昨日たっぷり寝てジムでガシガシ鍛えて、色んなことを後回しにした結果です。頭も体も仕事に拒否反応示してますがしょうがないです。はい。おとなしくやろう。

さて、先週の騰落率ランキングは以下の通り。大手町の底地を取得したJPRがトップ。そりゃ、利回りが低い、仲介手数料が高いとか色々突っ込みたいですが、金だせば買えるもんじゃない不動産を買った、そこは素直に評価してもいいのかなと思います。

2週間にJPR買おうかなあと書きましたが、逃した銘柄ほど吹き上げる法則というやつです。結構、ポジションあるのでビビってしまったのも事実なんですが、惜しいことしたなあと久々に後悔してます。

3位はプリュスシリーズのポートフォリオ(ざっくり200億円規模)にTK出資した積水ハウスSI。息の長い上昇です。あとはオフィスばっかり。一週間休んで再度このセクターに金が回ってきました。あれだけ日銀が買ってこの数字かと思わなくもないですが、まだ上か下か予断は許さない状況かと。

どこまでも上昇するとは思わないのですが、モメンタムには逆らないのが吉かと。次に吹きあげたら一気にポジション落とすつもり。

1位 : 8955 日本プライムリアルティ投資法人 8.08%
2位 : 8976 大和証券オフィス投資法人 5.07%
3位 : 8973 積水ハウス・SI 投資法人 4.90%
4位 : 8951 日本ビルファンド投資法人 4.47%
5位 : 8987 ジャパンエクセレント投資法人 3.84%
6位 : 8961 森トラスト総合リート投資法人 3.47%
7位 : 8952 ジャパンリアルエステイト投資法人 3.38%
8位 : 8958 グローバル・ワン不動産投資法人 3.15%
9位 : 8972 ケネディクス不動産投資法人 2.50%
10位 : 8977 阪急リート投資法人 2.46%

で、恒例のランキング&一言コメント。先週は短縮版だったので、それぞれコメント追加してますが、トップ10&野村不動産オフィスまで。残りは月曜となります。

「買い場ではない」というのを前提にしてもらえれば幸いです。

1位 : 8984 大和ハウス・レジデンシャル投資法人 523,000 512,000 -2.10% 6.25% 82,194
大和ハウス系の住宅REIT。負ののれんもあるし、スポンサーのやる気も十分。2月の配当落ち後の調整はちょっと不十分。賃貸マンションの繁忙期で稼働率は注目。

2位 : 3269 アドバンス・レジデンス投資法人 146,000 146,900 0.62% 6.13% 161,590
伊藤忠系の住宅REIT。多額の負ののれんで、もはや株というよりも債券と言っても過言じゃない分配金の安定。株価上昇はオフィスREITに大きく劣後。そもそも違う商品だからやむなし。

3位 : 8956 プレミア投資法人 282,700 287,500 1.70% 7.05% 56,551
NTTがメインスポンサーとなったオフィス・住宅の複合REIT。しょっぱいオフィスが重荷でNTTがどうやって挽回するか。住宅は業界No.1のKEN(スポンサーでもある)が担当。4月を意識した動きに着目。利回りだけで買われる局面も出てくるはず。

4位 : 8964 フロンティア不動産投資法人 660,000 659,000 -0.15% 5.83% 127,846
三井不動産系の商業REIT。博多の商業(VIORO)を東京建物から100億円で取得。横浜のサミット(底地)もそうだがちょっと高い。社長代わって良くも悪くも「らしさ」が消えつつある。

5位 : 8966 平和不動産リート投資法人 45,100 44,750 -0.78% 6.93% 31,141
平和不動産系のオフィス・住宅の複合REIT。平和不動産に何が出来るのか、あまり期待持てないが、うまく合併を乗り切った印象。最近、株価は息切れ。いちごもそうだが、利回り6.5%が遠い。

6位 : 8972 ケネディクス不動産投資法人 268,000 274,700 2.50% 6.77% 78,715
スポンサーであるケネディクスよりも信頼されていた時期もあったが、スポンサー共々苦しい時期。新社長は未知数。中堅オフィスREITのリバウンド局面で、4月に入ったら売りも出てきそう。

7位 : 8977 阪急リート投資法人 365,500 374,500 2.46% 6.41% 31,982
競争激しいが、大阪の商業施設は良い物持ってる。決算は悪くなかったし、開示内容は玄人好みでピカイチ。梅田のポテンシャルは新宿に次いで日本2位、らしいです。40万円くらいまでは怖さもない。

8位 : 3249 産業ファンド投資法人 439,500 430,500 -2.05% 6.14% 40,309
三菱商事系の物流・インフラ系リート。ここまではあっさり上昇したが、アップサイドがまったくないREITだけに6%の壁に激突。色々と荒いREITですし。

9位 : 3234 森ヒルズリート投資法人 285,200 285,600 0.14% 5.95% 66,122
森ビル系の総合型REIT。やってることは間違いないのだが、王道から外れており、あまり評判よくない。決算発表毎にお騒がせの印象。3月は今度はなにやってくるのか。

10位 : 8952 ジャパンリアルエステイト投資法人 710,000 734,000 3.38% 4.32% 399,002
建物は立派なんだが…の三菱地所系オフィスREIT。NBFとのギャップで3月銘柄。この水準なら3万円抜ければ十分じゃないかと。配当落ちを狙いたい。

で、以下は銘柄コード順です。

8951 日本ビルファンド投資法人 739,000 772,000 4.47% 3.91% 473,236
安定感のある三井不動産系オフィスREIT。オペレーション力はピカイチ。ついに配当利回り4%切ってきた。そこまで楽観視できるほどオフィスマーケットは強くないと思うのだが。

8953 日本リテールファンド投資法人 122,200 119,700 -2.05% 6.15% 225,060
三菱商事系の商業REIT。GMS(イオンなどの郊外型商業施設)も都心型商業も不安。減損懸念の強かった博多リバレインを売却し一段落、というか悪材料①の吐き出し。Gビルシリーズとかすっ高値で買ってるしなあ。

8954 オリックス不動産投資法人 379,000 373,500 -1.45% 5.89% 106,236
オリックス系のオフィス中心(大規模ではないが中小型でもない)で、商業、物流、住宅も保有する総合型REIT。配当落ち後もそれなりにしっかり。3%落ちたと思えば実質的に先週のプラス。

8955 日本プライムリアルティ投資法人 204,100 220,600 8.08% 5.80% 157,729
東京建物系のオフィスREITと一般的に言われるが、商業も結構多い。東京建物の「虎の子」の土地を取得。中野とか京橋じゃなくて良かった良かったと思いたいが、油断ならんのがんこのREIT.

8957 東急リアル・エステート投資法人 428,500 438,500 2.33% 5.02% 74,273
東急電鉄系のオフィス、商業の複合REIT。良い物件だけに目を奪われるとろくなことにならない。動きの少ないREITなのでこちらも3月の決算発表まで待ってもいいかな。

8958 グローバル・ワン不動産投資法人 571,000 589,000 3.15% 4.41% 57,074
近・新・大を掲げる(ほぼ)独立系オフィスREIT。大手町ファーストスクエア埋まるのか注目。元々出来高少ないせいか、50万円で固めてから一気に上へ。でも大手町FSは3万円台だろうなあ。。

8959 野村不動産オフィスファンド投資法人 459,500 469,500 2.18% 5.28% 143,255
野村不動産系のオフィスREIT。財閥系デベを追いかける業界2番手だが、1番との差は大きい。市況が上向けば怖いものはなんてない。とはいえ勢い乗り過ぎだろう。

なお、ランキング及びコメントは現時点の好みを表現したものであり、本ブログの情報を用いて行う判断の一切について責任は負いません。どうしても自分の責任で投資したくない方は証券会社や有料の情報をご参考いただくしかないと思います。

J-REIT 分析 2012年2月26日②

思ったより仕事がバタバタにつき短縮版でお届けします。

今日の上昇も踏まえて今週のランキング。利回り、騰落率は前週末ベースです。コメントは先週のそのままです。すいません。

ここからは資金が回転してレジREITまで回らない限り相場は長続きはしないと思料。そういう意味でどっちに転んでも保守的な銘柄がランク上位になってしまう。

しっかし、今日の大和証券オフィスと積水ハウスのアップサイドは当然っちゃ当然だけど、ここまで素直に買い上げるとは思ってなかったのが本音。両方とも好きな銘柄だったけど、タイミング逃した感じ。

あと、米国系証券会社がこのタイミングで賃貸不動産業のレーティングをトップに引き上げてたが、さすがに大丈夫なのか?と心配になる。まだまだいきまっせーなのか仕込んだ連中の利食いのためのレーティングなのか。こんなところからJ-REITは買えませんわー。

ランキングはMIDがイン。主要企業が関西に本社移転の噂もありーので(たぶん本社機能2本立てにするだけで、全移転ではないだろうけど)ちょっと面白いかなと。来年度2回配当取れるので、6%前半のEXITでじっくり狙ってもいいかなと。

あとはホテル銘柄ですが、合併の問題がありそのまま計算すると利回りが狂う。それはそれで勘違いで株価が動いてくれるといいなあと。

1位 : 8984 大和ハウス・レジデンシャル投資法人 503,000 523,000 3.98% 6.12% 83,960
大和ハウス系の住宅REIT。負ののれんもあるし、今のところスポンサーのやる気も十分。決算月の2月で50万円超えるかどうか注目でしっかり抜いてきた。値が軽くなってるのは良い。利回り6%前半は可もなく不可もなく。

2位 : 3269 アドバンス・レジデンス投資法人 141,600 146,000 3.11% 6.16% 159,140
伊藤忠系の住宅REIT。多額の負ののれんで、もはや株というよりも債券と言っても過言じゃない分配金の安定。配当落ち後もあまり株価崩れてないので、まあじっくり狙う。

3位 : 8956 プレミア投資法人 267,800 282,700 5.56% 7.17% 55,607
NTTがメインスポンサーとなったオフィス・住宅の複合REIT。しょっぱいオフィスが重荷でNTTがどうやって挽回するか。住宅は業界No.1のKEN(スポンサーでもある)が担当。25万円から下は固かった。そろそろ4月を意識して。

4位 : 8966 平和不動産リート投資法人 41,500 45,100 8.67% 6.87% 31,385
平和不動産系のオフィス・住宅の複合REIT。平和不動産に何が出来るのか、あまり期待持てないが、うまく合併を乗り切った印象。評価急上昇だが、スピード速い。買い板も厚いが売り板もそこそこ。米系ファンドからか?

5位 : 8968 福岡リート投資法人 522,000 525,000 0.57% 6.15% 64,601
福岡の大企業(+日本政策投資銀行)のほとんどがスポンサーの総合型REIT。福岡地盤で格付AAの企業って5本もないらしい。2月決算だが、今買うなら配当落ち後でも。

6位 : 8977 阪急リート投資法人 346,000 365,500 5.64% 6.57% 31,214 競争激しいが、大阪の商業施設は良い物持ってる。決算は悪くなかったし、開示内容は玄人好みでピカイチ。じり高で利回り7%切ってきた。

7位 : 3227 MIDリート投資法人 190,500 204,100 7.14% 7.21% 37,478
関西電力系のオフィス中心のREIT。大阪の京橋のオフィスが大きな不安。動き遅いし、スポンサーは原発対応で一杯一杯か。新社長になって初めての決算発表を控えたが何も変わらず。

8位 : 8985 日本ホテルファンド投資法人 204,300 216,100 5.78% 6.85% 12,540
ジャパン・ホテル・アンド・リゾートと合併予定。トラブル続きだったので、これで一段落か。とりあえず4月の合併の際にリリース出ることを期待。

9位 : 8981 ジャパン・ホテル・アンド・リゾート投資法人 186,600 193,600 3.75% 3.99% 20,467
日本ホテルファンドと合併を発表。ホテルも競争激しいが割安だと思う。株価上昇にはもっと時間かかるが長期的な目線で。順調に株価切り上がっている。

10位 : 8952 ジャパンリアルエステイト投資法人 685,000 710,000 3.65% 4.46% 347,332
建物は立派なんだが…の三菱地所系オフィスREIT。ついに増資を発表。翌日は下落したが、マーケットが追い風となり持ち直し。片山社長もってるなあ。NBFとのギャップ開ければ。

なお、ランキング及びコメントは現時点の好みを表現したものであり、本ブログの情報を用いて行う判断の一切について責任は負いません。どうしても自分の責任で投資したくない方は証券会社や有料の情報をご参考いただくしかないと思います。

J-REIT 分析 2012年2月26日

みなさーん、儲かってまっかぁ!!この水準で含み益が10%あると気が楽ですね。安定利回り7%+キャピタルゲインというのは仕込んだ甲斐があったというもの。

こんばんは、inzaiです。突然、2日間の海外出張となりバタバタでした。準備と後処理に追われ、ブログは結局一週間まるまるご無沙汰。

その間、東証REIT指数は4.99%上昇し、935.32ptに到達しました。だれそうなところで日銀がエネルギー注いでくれましたね。AIJ投資顧問のニュースなんて無問題。1月末くらいからJ-REIT市場は歯車が上手く噛み合ってます。

今週の騰落率トップ10は以下の通り。中期的なリターンリバーサル継続で、高利回り銘柄が相場を引っ張ってます。オフィス銘柄の中で資金流入がバラついてきた感じでしょうか。

1位 : 8975 いちご不動産投資法人 8.72%
2位 : 8966 平和不動産リート投資法人 8.67%
3位 : 8976 大和証券オフィス投資法人 8.49%
4位 : 8957 東急リアル・エステート投資法人 8.34%
5位 : 8954 オリックス不動産投資法人 8.29%
6位 : 8963 インヴィンシブル投資法人 8.19%
7位 : 8982 トップリート投資法人 8.01%
8位 : 8972 ケネディクス不動産投資法人 7.98%
9位 : 8973 積水ハウス・SI 投資法人 7.40%
10位 : 8987 ジャパンエクセレント投資法人 7.23%

すいません。ちょっと急用。今夜か明日には続き書きます。

J-REIT分析 2012年2月18日

東証REIT指数は890.85pt、前週比+4.3とを久々の大幅高。海外REIT→大手デベロッパーに回ってた資金がやっとこっちまで到達した感じなので、やっぱオフィス銘柄が強かった。住宅は人気なかったです。

ランキングにもオフィス増やしてて良かった。ブログで「出遅れのJPRくるかな」と言いつつ、ランクから外してしまったのが悔やまれるが、さすがに1週間で給料以上の含み益が出ると嬉しゅうございます。配当だけで十分なのに。

まず、先週の騰落率ランキング。

産業ファンドは公募増資発表で上がった銘柄。週半ばに稼いでた分、金曜日はちょっと出遅れた感じです。あとは出遅れの中小型オフィスREITが占める中、NBFだけはさすがの貫禄。PO期間中のJREもいずれ追い付くかもしれません。

1位 : 産業ファンド投資法人      11.53%
2位 : ジャパンエクセレント投資法人 10.33%
3位 : ケネディクス不動産投資法人   8.62%
4位 : 日本プライムリアルティ投資法人 8.05%
5位 : いちご不動産投資法人      6.86%
6位 : 森ヒルズリート投資法人     6.81%
7位 : 日本ビルファンド投資法人   6.22%
8位 : トップリート投資法人      6.03%
9位 : プレミア投資法人        5.60%
10位 : 平和不動産リート投資法人 5.20%

正直な話、来週前半は様子見です。価格の調整が欲しいしそうなっても不思議じゃないが、勢いが強すぎるため、そのまま920ptまで走る可能性も。そこまで行ったら外してお休みするのもありかもしれません。オフィスのボトム狙いの買いだったら、息の長い買いになるう可能性もなくはないですが。

さてランキング&コメント更新。

フロンティアを外してJREをイン。指数の大幅高で相場の潮目が変わったかもしれませんが、元々、オフィスの反発相場がいつ来ても良いように、下がり過ぎのオフィス銘柄を増やしていたので、大きな変更ありません。JREはNBFとの差がこれ以上開くようだと裁定はじまるかも。PO前後で崩れないかなあという狙い。

数字は 前週末の株価/今週末の株価/週間騰落率/利回り/時価総額です。

1位 : 8984 大和ハウス・レジデンシャル投資法人 489,000 503,000 2.86% 6.36% 80,749
大和ハウス系の住宅REIT。負ののれんもあるし、今のところスポンサーのやる気も十分。決算月の2月で50万円超えるかどうか注目でしっかり抜いてきた。値が軽くなってるのは良い。利回り6%前半は可もなく不可もなく。

2位 : 3269 アドバンス・レジデンス投資法人 135,900 141,600 4.19% 6.36% 154,344
伊藤忠系の住宅REIT。多額の負ののれんで、もはや株というよりも債券と言っても過言じゃない分配金の安定。配当落ち後もあまり株価崩れてないので、まあじっくり狙う。

3位 : 8956 プレミア投資法人 253,600 267,800 5.60% 7.57% 52,676
NTTがメインスポンサーとなったオフィス・住宅の複合REIT。しょっぱいオフィスが重荷でNTTがどうやって挽回するか。住宅は業界No.1のKEN(スポンサーでもある)が担当。25万円から下は固かった。そろそろ4月を意識して。

4位 : 3234 森ヒルズリート投資法人 251,200 268,300 6.81% 6.34% 62,117
森ビル系の総合型REIT。やってることは間違いないのだが、王道から外れており、あまり評判よくない。配当落ち直後で25万円の攻防に注目だったが、目先は上に。

>5位 : 8977 阪急リート投資法人 335,500 346,000 3.13% 6.94% 29,548
競争激しいが、大阪の商業施設は良い物持ってる。決算は悪くなかったし、開示内容は玄人好みでピカイチ。じり高で利回り7%切ってきた。

6位 : 8966 平和不動産リート投資法人 39,450 41,500 5.20% 7.47% 28,880
平和不動産系のオフィス・住宅の複合REIT。平和不動産に何が出来るのか、あまり期待持てないが、うまく合併を乗り切った印象。評価急上昇だが、スピード速い。買い板も厚いが売り板もそこそこ。米系ファンドからか?

7位 : 8952 ジャパンリアルエステイト投資法人 666,000 685,000 2.85% 4.63% 335,102
建物は立派なんだが…の三菱地所系オフィスREIT。ついに増資を発表。翌日は下落したが、マーケットが追い風となり持ち直し。片山社長もってるなあ。NBFとのギャップ開ければ。

8位 : 8972 ケネディクス不動産投資法人 228,500 248,200 8.62% 7.49% 71,122 スポンサーであるケネディクスよりも信頼されていた時期もあったが、スポンサー共々苦しい時期。社長交代だが、スポンサーに戻る点は安心材料。新社長は繰り上がりで未知数。中堅オフィスREITのリバウンド局面で、もうちょっと上もあるか。慎重に。

9位 : 3249 産業ファンド投資法人 386,000 430,500 11.53% 6.14% 40,309
三菱商事系の物流・インフラ系リート。このタイミングでPO。内容は前回よりも良い。価格決定前に崩れくれればと思うが、たぶん無理だろう。でもチェックする。

10位 : 8981 ジャパン・ホテル・アンド・リゾート投資法人 177,700 186,600 5.01% 4.14% 19,727
日本ホテルファンドと合併を発表。ホテルも競争激しいが割安だと思う。株価上昇にはもっと時間かかるが長期的な目線で。順調に株価切り上がっている。

8951 日本ビルファンド投資法人 675,000 717,000 6.22% 4.21% 436,295
安定感のある三井不動産系オフィスREIT。オペレーション力はピカイチ。公募増資価格から15%上昇し、利回り4.2%まで到達。これだけREIT市場にお金が流れ込んでいればそりゃ上がる。

8953 日本リテールファンド投資法人 111,100 115,400 3.87% 6.36% 216,975
三菱商事系の商業REIT。GMS(イオンなどの郊外型商業施設)も都心型商業も不安。決算月の2月に入っても動意なし。配当取りたい人より、年度末に売りたい人が多いのか。権利落ち後の3月は仕込み時かも。

8954 オリックス不動産投資法人 343,000 350,000 2.04% 6.51% 99,552
オリックス系のオフィス中心(大規模ではないが中小型でもない)で、商業、物流、住宅も保有する総合型REIT。決算月の2月に入って値持ちが良い。先週、日銀の買いで急騰した分、今週は重かった。

8955 日本プライムリアルティ投資法人 181,400 196,000 8.05% 5.92% 140,140
東京建物系のオフィスREITと一般的に言われるが、商業も結構多い。投資口価格が安い時期にPOはしないと言ってるらしいが、決算発表は慣例より大きく遅れて2月末。何か意味あるのか?下げが大きかった分、強烈にリバウンドした。

8957 東急リアル・エステート投資法人 380,000 395,500 4.08% 5.56% 66,990
東急電鉄系のオフィス、商業の複合REIT。良い物件だけに目を奪われるとろくなことにならない。配当落ちを埋めつつある。動きの少ないREITなのでこちらも3月の決算発表まで待ってもいいかな。

8958 グローバル・ワン不動産投資法人 526,000 546,000 3.80% 4.76% 52,907
近・新・大を掲げる(ほぼ)独立系オフィスREIT。大手町ファーストスクエア埋まるのか注目。元々出来高少ないせいか、最近は株価の上下動が大きいが50万円より下は固かった。

8959 野村不動産オフィスファンド投資法人 415,500 434,500 4.57% 5.71% 132,576
野村不動産系のオフィスREIT。財閥系デベを追いかける業界2番手だが、1番との差は大きい。JALビル埋まって一息。オフィス人気の追い風を受けて利回り5%台に突入した。

8960 ユナイテッド・アーバン投資法人 82,900 86,200 3.98% 6.38% 181,312
日コマを吸収した丸紅系の総合型REIT。負ののれんがあるので今後3年は分配金5500円極めて固いが、アップサイドないのが弱点。上昇相場ではきつい。

8961 森トラスト総合リート投資法人 652,000 674,000 3.37% 5.67% 163,108
(良い意味で)孤高のデベ、森トラストのオフィス中心のREIT。汐留ビルはJ-REITで一番のビル。契約が固すぎて配当金は上昇しない。三田のオフィス退去を織り込んだにしてはちょっと行き過ぎか。

8963 インヴィンシブル投資法人 6,210 6,470 4.19% 6.18% 8,723
住居中心の総合型REIT、オフィス、シニア、商業も。…ちゃんと運用してくれ頼むから。あと変なファイナンスは勘弁で。

8964 フロンティア不動産投資法人 622,000 628,000 0.96% 5.86% 121,832
三井不動産系の商業REIT。決算は安定だが、物件取得への意欲が薄く物足りない内容。60万円は割れは、お得感ある水準じゃないかと思う。

8967 日本ロジスティクスファンド投資法人 618,000 635,000 2.75% 5.26% 93,980
三井物産系の物流専業REIT。低LTVと高い配当利回り。安心感あり。八千代のテナントは契約延長をゲット。次の一手はLTV上昇かPOか。GLPのIPOも噂されており、意識したい。

8968 福岡リート投資法人 511,000 522,000 2.15% 6.19% 64,232
福岡の大企業(+日本政策投資銀行)のほとんどがスポンサーの総合型REIT。福岡地盤で格付AAの企業って5本もないらしい。2月決算だが、今買うなら配当落ち後でも。

8973 積水ハウス・SI 投資法人 299,500 304,000 1.50% 6.68% 34,981
積水ハウス系の住宅REITだが、商業のシェアも高い(これ以上は増やさないらしい)。お買い得物件とは言い難いがスポンサーは最近バックアップしてくれてるみたい。懸念の浜松のボーリング場の賃料未払い問題は解消。

8975 いちご不動産投資法人 30,600 32,700 6.86% 7.03% 27,560
良く分からない、いちごグループのオフィス中心の複合REIT。負ののれん+金利コスト低減で期待を持てるREIT。順調に株価回復。物件売却も進めており、やることはやってる。

8976 大和証券オフィス投資法人 175,500 183,700 4.67% 5.55% 72,708
大和証券に何ができるのか良く分からないオフィス専業REIT。決算はぱっと見た感じ良かったので、株価回復。利回りだけでは売買できない銘柄で潜在能力は高い。

8979 スターツプロシード投資法人 100,000 101,800 1.80% 7.40% 10,992
スターツって良い企業だと思うが如何せん華がない。個人投資家のシェアが高い異色の住宅専業REIT。住宅REITの序列では一番下なのは当面変わらない。

8982 トップリート投資法人 365,000 387,000 6.03% 6.18% 59,985
スポンサーは立派だが、何をやってくれるのか良く分からないオフィス中心のREIT。晴海トリトンは厳しいが、やっぱりオフィス人気でると買われる。

8985 日本ホテルファンド投資法人 200,600 204,300 1.84% 7.24% 11,856
ジャパン・ホテル・アンド・リゾートと合併予定。トラブル続きだったので、これで一段落か。とりあえず4月の合併の際にリリース出ることを期待。

8986 日本賃貸住宅投資法人 35,250 36,500 3.55% 6.30% 48,574
極端な話、そこそこの物件であれば何とかなるのが住宅の良いところ。金利コストの改善も期待。最近の株価は足踏みだが、じりじりと再び上ブレ。

8987 ジャパンエクセレント投資法人 319,500 352,500 10.33% 6.92% 66,499
興和不動産系のオフィスREIT。決算が思いのほか良かった。昨年は悪いニュースが続いたが、1年間は落ち着きそう。6月にPOの懸念あるが、相対的にはお買い得感ある。

3226 日本アコモデーションファンド投資法人 517,000 517,000 0.00% 5.45% 100,666
三井不動産系の住宅REIT。月初4営業日ほどで前月末の稼働率をリリースする拘りはかなりすごい。安定感あり。利回り6%欲しい。ひょっとしたら公募も?

3227 MIDリート投資法人 186,100 190,500 2.36% 7.72% 34,981
関西電力系のオフィス中心のREIT。大阪の京橋のオフィスが大きな不安。動き遅いし、スポンサーは原発対応で一杯一杯か。新社長になって初めての決算発表を迎えたが何も変わらず。

3240 野村不動産レジデンシャル投資法人 363,000 369,500 1.79% 6.54% 55,771
野村不動産系の住宅REIT。公募増資で調整した株価を戻し中。日銀銘柄に選ばれたのはちょっとサプライズ。

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