急落時のポジショニングの話

─────生きてる人、いますか?

今日もすごいマーケットでしたね。特に日銀発表からのがっかりナイアガラ。J-REITを後場寄りで買ってその日のうちの5%負けるとか交通事故より可能性低いですよ。全ての期待値がゼロになるってこんな感じかと。そして、そのまま欧州もクラッシュ&クラッシュ。inzaiです、こんばんわ。

こうも下落が続くと何もかもが安く見えます。悩ましいのはこういう時、どうやって乗り切るかですね。まず最初に言っておくと信用取引の人はごめんなさい、それを選んだ時点でプロと同等の才能とリスク管理がないといつか死ぬのが運命です。生き延びれれば有名人になれますが、そういう方でも優待族と違ってまったり生きてる人はいませんよね?そういうことです。

私はどうする予定かと言うと、ゆっくり買い下がっていきます。下落が急激な分、戻りも早い、なんてことは全然思ってなくて、そもそも自分は仮にボトム圏まで何もせずに我慢できてもそこで全額突っ込むようなキレるタイプではなし、戻り局面で上値を追っかけられるタイプでもない。なまじJ-REITに近いだけにどんなバリュエーションになっても自分の中で正当化すると思うので、常に保守的。なので圧倒的に買いそびれることが多い。なので安いと思ったら少しずつ買い下がります。ここで勝負だと思ったら含み損銘柄の損失確定して簿価を洗い替えますが、そんなことすら出来るかどうか分からない。ただ、あと30年は生きると思うのでその時にチャリンチャリン入ってくる配当金に対する税金還付分を思えば良いかなと。もし年間200万円の配当もらったら40万円税金で持っていかれるんですよ。タックスプラニング大事。

というわけで、リーマンショック以降、12年かけて戻してきた分をどこまで吐き戻すか、その後の戻りのイメージもまるでありませんが、欲しかった商品を10%刻みで買い下がっていきます。バリュエーションでどうのこうのではなくポジショニングだけです。なので、こんな機械的にやってるかと言うと投資ってどんなに頑張っても100発100中にはならないからです。1年に数回買い場はくるし、長く生きてればものたまにすごい買い場が来るので、その時にどう備えるか。J-REITみたいな配当商品買ってると常に全力でポジションを持ちたくなりますが、長い目線で見ると投資はどこまで行っても安くなる時に買ってなんぼ。大きく上がったら欲張らずに売って、あるいは、お金が入ってきても買わずに貯めて、踏み上げたらしゃあないわなくらいの余裕が大事です。言うは易しで、今年になってからまさかの大幅反発したときは発狂しそうになりましたが、ポジション持ってないわけじゃないので含み益増えてよかったなあと見送ってました。

今のJ-REITが安くないから勝負しないわけでじゃなく、安いんだけどもっと安くなることもある。その時に買えるようにしたい。上がっても下がっても後悔する投資をするか、上がっても下がっても後悔しない投資をするかそれだけの話だと思ってます。ただ、買われ過ぎ売られ過ぎはちゃんとバリュエーションしないと分からないのでそこは引き続き丁寧に。私の恩師みたいにリーマンショック時に1000pt割れで全額突っ込んで数カ月でマンション買えるくらい損して、つい先日手放したみたいな生き方も憧れるんですけどね。。。

で、ポジションニングで大事なのは常に最悪に備える。そして買い下がるときは金額均等で買えるようにポジションコントロールをする。この辺が大事です。入ってくる給料やボーナスを当てにしてもいいし、無理ない範囲で。調子悪ければ売って損を出して資金作ればいいんですよ。売却損は繰り延べられます。そうやって簿価を落としていけばいいだけの話です。

チャート見てると落ちてくるナイフを掴むより安値から大幅リバウンドしたタイミングで買う方が絶対に安く買えるとは思うんですが、案外これが難しい。大幅リバウンドする度に買うと案外高値掴んじゃうこともあるので、買い下がりもするしリバウンドも掴むしくらいでとりあえず戦略を偏らせない。これも大事。理想はボラティリティが死んだときに拾うことなんでしょうけど、そこまで待てないのもまた人間。特にこの数年間、高いよなーって見送ってきた人間からするとバーゲンセールにしか見えないので少しくらい買ってもええやろうと。

長くなりましたが、要は、こういうことを想定して逆算していくと全力でポジション持つなんてできないんです。J-REITをどう評価するかという話も大事ですがポジションニングも色々と大事。

このブログを見てらっしゃる大多数の方は含み損を抱えて身動き取れてないかと思います。中には奇跡的に現金化に成功して次の投資機会を待ってる方もいらっしゃるんでしょうけど、茫然と画面見ているだけの方が大半ではないでしょうか。しかし、まだ戦いは終わっていない、むしろ始まってます。ちょっとポジションを整理して次の機会に備えては如何でしょう?もし底で売ってしまってもそれはそれで残ったポジションが含み益になるからいいではないですか。

ただ、注意事項としてこの戦略はREIT以外には使えません。特にアセット持ってない事業法人はPERでえげつなく安くなってそのまま死ぬことも普通にあります。10%幅でのナンピンは怖い。そこは本当に注意です。テンバガーでお金持ち!なんてことにはならないけど安定してインカムがあってポジショニングで損失を減らせるのがJ-REITのいいところ。

ちなみにいつJ-REITが安くなるかという質問に対しては、借入金利がJ-REITの利益を圧迫してからです。金利負担が重くて稼働率も低くて、それでも利回りが今くらい高い。そういう状況になったらバーゲンセールです。ただ、今のJ-REITは借入期間も長いのでそんなに簡単にはバーゲンセール来ないでしょうね。