2番底つけに行くなら待った方が良いが、悪材料がピークアウトしているネタもある。とりあえず最低限は買い増しできたがここから先は悩ましい。時間的にも調整感は十分なんだけど、リターンはさほど高くはなさそう。うーん。などど悩んでいるinzaiです。
「雑感」カテゴリーアーカイブ
東証REIT指数は1,581.94ptと一段落、、、日銀砲は不発
荒っぽい動きが少しは落ちついたと思ったら次から次へと売りが襲ってくるJ-REITマーケット。心が落ち着きませんね。inzaiです、こんばんわ。
23日に書いたように日銀砲は今のマーケットの大きなテーマです。大幅高だった23日に40億円突っ込んできてマーケットが盛り上がり24日、25日はお休み。これはまあ想定内ですが、前日比マイナスで注目された本日後場も入ってきませんでした。これでなんとも言えない微妙な雰囲気が出てきました。
というのもこんなに売買代金が膨らんでいるのは、トレンドが出やすい相場付きになっていることもありますが、やっぱり日銀を恐れたショートスクイーズが大きかった。逆に言えば、混乱の最中でそれくらいしか買い材料がなかったわけで、その梯子が外されると脆く崩れる。今日の後場はそんな空気が出てました。もちろん1150ptから40%も上昇したのだから下げて然るべきなのですが、下げ方が戻り売りを狙ってた人が慌てて売って来た感じ。年度末前に処分したい人もいたのでしょうけど、混乱が混乱を呼ぶ地合いはまだ残ってるのかなあと。
もちろん金曜日は週末前でポジション整理が出やすいし、ロックダウン東京のカウントダウンで海外からの売りを恐れた人もいたのでしょう。でも、売りが増えたというよりは1枚皮をむけば買い手がいないマーケットの怖さを垣間見た気がしました。
楽観的に考えればロックダウンしてない大都市なんて東京くらいだし今更恐れることなんてない。コロナなんて来年になれば、仮に悲観的に見ても2年後には懸念もなくなってるでしょうから、四半期、半年先しか見てない雰囲気投資家は消えて、腰の据わった投資家だけが残ってるマーケットなんで再び1150ptを見ることはないだろう。
一方で、悪いニュースが表に出てくるのはこれから。悪い話は事実で買え、なんて言いますが既に悪い話が出てきそうという段階で上昇をこなしてしまったので、悪い話は素直に順張りになりそう。ホテルリートの月次業績後の売られ方見るとそんな感じ。何を期待して買ってたの?みたいな。
すんなり二番底を形成してくれると良いのですが、年度末前後に変に粘って売りが捌ききれないままぐちゃぐちゃな形で下に向かうのは避けてほしい。次はもっとゆっくり底値で這って欲しい。まあ、マーケットに対し期待してる時点で負け確定なわけで少し頭を冷やさないとな。
1450pt水準なら悪くないって目線は変わってないのですが、銘柄間のパフォーマンスが滅茶苦茶だし、同じ水準で買うと分散投資の意味がないからもうちょっと慎重になりますが、安いと思ったタイミングで買わないと買いそびれるのがJ-REITだからなー。
東証REIT指数は+12.8%と大幅高
なのですが体調がイマイチですのでお休みです。日本プロロジスだけがマイナスでしたね。。
東証REIT指数は13.75%高、やっほーい!なのか?
なんとなく気持ち悪さも残りますが上昇は上昇!inzaiです、こんばんわ。先週水曜日の1405ptから250pt下げて150pt戻し。もう一発150ptとは言わなくても100ptくらいは夢見たいところ。
MVPは日銀でしょうか。前日比プラス推移でもがっつりお買い上げ。どこで梯子外されるか分かりませんが、昨年、一昨年とおさぼりしてたんで頑張って欲しいところ。他の海外REIT市場が木曜日に大幅下落、金曜日に大幅上昇、で月曜に大幅下落とボラタイルなんでまったく油断はできないものの、FRBのIG無限買入で資金繰りだけは何とかなりそう。J-REITが怖いのはそれだけなんでそこさえなんとかなれば、、、
ただ、大幅上昇と言ってももぐら叩き感はあり、いちごホテルは+0.35%とほとんど上がらず。さくら、スターアジアはまあ分かるけど、オリックス、アクティビア、日本リートあたりはしこってるのか冴えない感じ。まだまだ局地戦と言った感じでしょうか。今日はみずほFGの大量の大量保有報告が出てJ-REITをがっつり売ってることが明らかに。主体は分かりませんが、私募投信だけではなく、みずほ証券が大きく残高を落としているので、期末絡みの何かがあったのか、裏にいる投資家が落としまくったのか。いずれにしろ着々とポジション整理は進んでるように思えます。
ビューは変えず、値幅を狙いつつ、時間軸も意識して淡々という感じ。
東証REIT指数は18.51%安??1145.53ptに。。
ぼーーぜん。米国REIT以外は高値から半分吐き出した感じですかね。すごい。inzaiです、こんばんわ。何と言うか歴史的な瞬間に立ち会ってますね。いや、立ち会ったからなんだという話ですが。
昨今のJ-REITマーケットの暴落、
曰く、大型ヘッジファンドが破綻した。
曰く、元GSのヘッジファンドが破綻した。
曰く、最大手HFの一角、Bridgewaterが大損出した。
曰く、最大手HFの一角、ミレニアムがチームを閉じた。
曰く、Liquid Alternativeがボロボロ。
曰く、地銀がロスカット。米国金利が上昇してさらにロスカット。
曰く、地銀の本決算直前で読めない損を出したくないから早めに損失確定してる。そして損を埋めるために優良銘柄も利食いいれている。
曰く、楽天生命と損保は息をしているのか?
曰く、J-REITのベア型ファンドが売れている。
ニッチなマーケットであるJ-REIT市場が激しく動揺するのに十分な材料が出ています。
そもそも4%程度の安定配当が魅力的だと言われていたのにインデックスですらほんの数カ月で半値になってしまい、4%のリターン狙って50%のドローダウンてのはリスクに見合わない取引だよなあ。なんて声も聞こえてきてるそうで。
過去にJ-REITが下がった時は不況時に財務柔軟性が弱い点が嫌われたり、借り換えが迫ってて資金繰り懸念が台頭したり、大口テナントの退去があったりしたもんですが、今回は今のところ「景気が悪くなってファンダメンタルズが悪化するという漠然とした不安」が売りを呼んでいるように思います。そこには稼働率がどのくらい悪くなる、賃料がどのくらい下がる、金利コストはどのくらい上がる、外部成長ができなくなると言った具体的な懸念はなくて「ずっと調子の良かったJ-REITの調子が絶対に悪くなるから売りだ」というそれだけの印象です。
実際に売ってる人に聞いたらなんて回答するんでしょうね?「J-REITを買ったのは軽い気持ちだった。簡単に利回り取れるって聞いたから買ったのに下がったから手放した。元々下がったら売るつもりだった」「ロスカット水準があるので売る決まりだった。過去にロスカットしたことないから粘るとか分からない」「米株がまだ高いところにいるので、ここからさらに調整してくると思うとREITも引きずられるかと思った」「保有している限り含み損が膨らむリスクがあるから手放したかった」「米株のコロナ拡大はこれからなのでリスクオフは止まらない」「企業の四半期決算が悪くなるのでREITは絶対に株に引きずられる」「REITはボラティリティ上昇局面に弱い」「ここまで価格下がると外部成長できない」あたりでしょうか。さすがに資金繰りや財務の弱さが、なんて言ってる人はいないと思いますが…
確かに米国株に下げ余地あるのはちょっと怖い。クレジットにも火が付きそう。ただ、それ以外は年度内勝負かな。ファイナンス出来ないなんてむしろ大歓迎。この状況をどう捉えるか。
ちなみにどこまで下がるかという意味では、一番真っ暗だったのが2012年1月、東日本大震災の後ですね。東証REIT指数850pt弱で、この時、アドバンスレジデンスの利回りは6.61%でした。平和不動産リートが7.93%、NBFは4.6%。こう比べるとまだ下がありそうですがフロンティアは6.06%、東急リートは6.19%。銘柄によっては今の方が安いです。財務状況も今の方が絶対に良い(期間と固定比率という意味で)。あと25%下がるとその水準ですがそこまで行けばさすがにボトムですね。今日の下落スピードなら1日半で届いてしまいます。ここ5年くらい、証券口座にお金入れてませんでしたが、そろそろ貯金おろしてくるか!