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住宅REIT WEEKLY REPORT 2020年7月24日

4連休もあと2日、今のところ読書三昧な日々のinzaiです、こんばんわ。プルタルコスの英雄伝を読み返しているのですが古代ギリシャの英雄の詳細がこの時代まで残ってるって改めて考えるとすごい。現代だと総理大臣ですら100年後には名前しか残ってなさそうなのに。もちろん後世で脚色されたりしてますがそれでも複数の書物からそれなりの姿が浮かび上がるとかロマンですよねえ。一方、4連休の朝からモニタが死ぬという致命的なイベントが起きて10年ぶりくらいに新調しました。そして現代の時間の流れもすごい。1万円ちょいで23型のスピーカー機能付きが買えるとか本当にすごい。まあモニタにスピーカー機能あったらうかつに変な動画見ることも出来ないですが10年後にはどうなってるのか。

それはさておき、新企画というかずっと何か定期的なアウトプット出したいと思っていたのですが、J-REITの銘柄が増える一方で全部をカバーしようとして途中で力尽きるのもあれかなあと悩んでいて、結局は初心に落ち着き住宅REITを丁寧にカバーしていこうということになりました。ピカピカの銘柄も高利回り銘柄もあるので初心者から玄人まで投資妙味のあるセクターなので一番面白いと思います。とりあえずは数値だけですが、今後はいつものノリでコメントを随時追加していきます。優しく見守ってください。

投資口価格 /利回り
日本アコモデーションファンド(3226) 687,000 2.90%
アドバンス・レジデンス(3269) 344,500 3.25%
ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト(3278) 198,600 4.09%
コンフォリア・レジデンシャル(3282) 339,500 3.12%
サムティ・レジデンシャル(3459) 101,400 5.58%
スターツプロシード(8979) 211,000 4.72%
大和ハウスリート(8984) 273,000 3.99%
大和証券リビング(8986) 105,200 4.09%

今期基準 会社予想DPU / 翌期基準 会社予想DPU
日本アコモデーションファンド(3226) 2020年8月 9,780 2021年2月 10,150
アドバンス・レジデンス(3269) 2021年1月 5,600 2021年7月
ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト(3278) 2021年1月 4,066 2021年7月
コンフォリア・レジデンシャル(3282) 2021年1月 5,300 2021年7月
サムティ・レジデンシャル(3459) 2021年1月 2,933 2021年7月 2,725
スターツプロシード(8979) 2020年10月 5,420 2021年4月 4,530
大和ハウスリート(8984) 2020年8月 5,350 2021年2月 5,550
大和証券リビング(8986) 2020年9月 2,150 2021年3月 2,150

時価総額/保有物件数/取得価格合計/不動産含み損益
日本アコモデーションファンド(3226) 3,329億円 128物件 3,162億円 978億円
アドバンス・レジデンス(3269) 4,771億円 271物件 4,567億円 1,708億円
ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト(3278) 1,802億円 151物件 2,489億円 458億円
コンフォリア・レジデンシャル(3282) 2,280億円 135物件 2,459億円 534億円
サムティ・レジデンシャル(3459) 601億円 118物件 1,099億円 63億円
スターツプロシード(8979) 535億円 107物件 879億円 120億円
大和ハウスリート(8984) 5,995億円 227物件 8,164億円 1,140億円
大和証券リビング(8986) 2,163億円 217物件 3,027億円 643億円

J-REITは少しの上昇、不動産セクターは大きく反発!

周りでもコロナ感染者やPCR結果待ちが増えてきました。さすがに会社に行く気分にはなれない。inzaiです、こんばんわ。いや、それでも行きますけど、定時出社の定時退社、なんなら16時45分には退社してたり。

さてマーケット。コロナ感染者が再び増加し、この1か月でJ-REITを15%ほどアンダーパフォームしていた不動産株が久々のリバウンド。コロナショック後のリバウンドをほぼ帳消しにするほどの下げっぷりでしたが7月のSQを通過してお日柄も良く、って感じでしょうか。地所はちょっと鈍かったですが、三井不動産、住友不動産はがっつり+4%超。朝は高寄りして、そのGUを戻り売りで全部吐き出しかけて、そこから力強く最後まで買われました。書くと簡単ですが、胃が痛くなる展開。それでも先週木曜の水準より低いあたり、ボラ高いマーケットの醍醐味と言うか恐怖というか、一瞬間違えると勝てない難しい相場が続いています。

J-REITも商業やホテルがこの1か月はボロボロでしたが本日は朝からホテル、後場から商業も切り返し。JREも利回り4%が見えるところまで売られてきて、まあこれからMSCIイベントもあるとは言えそろそろ一段落という感じ。ただ、明日からどうなるかマジで分かりません。GoToキャンペーンが前倒しされ予約状況はそこそこ好調なようで、自動車移動組からしたら温泉、プールに入れなくても、美味しいご飯食べてゆっくりできれば儲けものという人々も多そう。我が家は引きこもり継続ですが経済上手く回って欲しいですね。ただ、ホテルの予約はキャンセルが容易なのでギリギリまで分からない。何とも方向感の出ないマーケットが続きます。

 

東証REIT指数は一進一退ですが馬龍に厳しめ?

コロナの感染者100人越えで次の一手が悩ましい。inzaiです、こんばんわ。

東証REIT指数は1700ptで重たくなってきました。リバーサルが強烈だったホテルと商業の反動はもちろん富士通のオフィス半分話やセルサイドがこのタイミングでこぞってオフィスをダウングレードしたこともあり物流の一人勝ちが鮮明です。ただ、ホテルがダレるのは想定通りとしても、海外のホテル稼働率は25%超えてきているし、米国は40%台もざら。そこまで行けば収支トントンでデフォルトリスクは一気に解消されてきますし、商業やオフィスのバリュエーションを考えると今から物流を積み増して安心感以外で得られるものあるのか?という感じも。中期のトータルリターンではどっちのがいいのだろうか。うーむ。ってか、セルサイドがオフィスをネガティブに見てもバイサイドからしたら何を今更感もあるし実際、今日の値動きもそんな感じ。

当面の注目はボラが落ち着いてそろそろレンジで売買しても良いのか?というところ。嵐の前の静けさなのか、決算前なのか、夏休み前のポジション調整が終わったのか最近は変なボラが出なくなってきました。水準そのものは魅力的なのでレンジで売買して残高を積み上げることができれば心の平穏的には素晴らしい。しかし、公募投信の雲行きが怪しい感じだしETFも不安定。何より各市場で政府からの補助金切れが本格化する中でどこまでこのユーフォリアの付き合うか。もういっちょ上があったとしてもダウンサイドとのバランスではリスクに見合わないのではなんて考えたり。

J-REIT論文賞第1位は利回り4パー教の基礎講座が受賞!

沢山のご応募ありがとうございました!inzaiです、こんばんわ。

まず結果発表します。J-REIT論文賞の上位は次の通り!

第3位は利回り4パー教の応用講座 行為主義か血統主義か

第2位は利回り4パー教の応用講座 八正道の正見 そもそもJ-REITとは何か

第1位は利回り4パー教の基礎講座です!

いやー、一人くらい奇特な人がいるかなと思ってたのですが、思ったより世界はまともでした。応募はゼロ!出費予定だった賞金総額3万円がそのまま懐に戻ってきてちょっと嬉しい。

 

あのボーボボの人気投票を描いた時の作者ってこんな気持ちだったんですかね。

 

ちなみに東証REIT指数の利回りはほぼ4%に収束してます。利回り4パー教よ、永遠なれ!!

J-REITも上値が重くなってきました

プロ野球が始まりましたが自分の中でどうにも盛り上がらない。inzaiです、こんばんわ。ソシャゲもそうですけど無くても困らないと認識した瞬間に覚めてしまうってありますよね。いま正にそんな感じ。でもエスコバーの守備は神宮で見てみたいし村上、山田のバッティングも見たい。球場行ってビール飲んでたらいずれ盛り上がってくるもんなんでしょうか。

さてさて、J-REITもそんな感じで、1200pt割れから1700ptまで上昇した時に比べると如何せん盛り上がりに欠ける時間帯が長引いており、ちょっと覚めてきました。コロナショック前は利回り4%取れてりゃ御の字かという感じだったのが、やっぱエクイティは20%くらいリターンないとやってられんやろ!という状況になり、6月まではどっちにしろ激安やから買ったれ!とイケイケだったんですが、6月以降のどうにもパッとしない値動きを見ていると、REITってのはリスクもあるし、無理してポジションを維持しなくてもなあ、含み損でも下がると思えば売ってしまうのもありじゃないかとビビり始めてきました。

一番大きいのは皆コロナをコントロールできると楽観的だったのにどうやら厳しそうなのが明らかになってきてこと、そしてワクチンは間に合わない。マーケットを見てるとなんとなく現実から目を逸らしているだけの感もあって積極的に上値を追いかける気分じゃなかったのは前回の記事で述べた通りですが、ここに来て米中摩擦、トランプ落選と言った年初に「悪いようにはならないでしょ」と消化したはずの材料が最悪の話も出てきており、雰囲気としてはコロナショック前に似ている感じすらある、いや、財政投入済みという意味ではポジティブサプライズが期待できてない最悪の状況でしょうか。この状況が秋まで続いた時点でオリンピック中止も本格的に織り込むでしょうし、国が何と言おうと現金を貯め込んできた国民性の日本人が命を懸けてまで補助金で経済を回すとは思えない。なんかお先真っ暗だぞと。業績予想を見ている限り、J-REITのネガティブ材料は投資口価格に織り込まれているほどではないし、公募投信にはお金が流れ込んでいるのに投資口価格は上がらない、そういうのもあって何だか弱気になってきました。

もちろん明るい話で言えば、その逆で悪い話がある割りには底堅いですし、特に1600ptは割るもんかという押し目買いも見えます。でも上げ幅を考えるとそこは押し目には浅い気もするし、夏場は様子見かなあ。