月別アーカイブ: 2012年3月

日本ロジスティクスファンド投資法人 銘柄紹介

銘柄紹介2回目。

阪急リートの次が日本ロジスティクスファンド。マイナー銘柄が続きます。こんな生き方してるから順張り相場に弱いんだと思います。

さて、日本ロジスティクスファンド投資法人。通称、日ロジ。JLFと標記されることもあります。三井物産がスポンサーで、J-REITでただ一つ物流施設に特化したREITです(グローバルではプロロジスやGLPが桁違いの事業規模で展開しております)。

物流施設と言えば、映画で怪しげなものを取引する場として湾岸の倉庫を思い浮かべる方が多いかもしれませんし、実際、日本にある物流施設の大半は旧態依然の「倉庫」です。

しかし、REITが保有する物流施設となると、どれもこれもメーカーや通販の商品が消費者に届けるための極めて重要な拠点。メーカーが作った大量の商品を消費者に届けるための「入れる」「管理する」「出す」という流れの中核を担う施設です。

しかも、物を運ぶという薄利多売、労働集約型ビジネスの宿命、タイムイズマネーの申し子と言いましょうか、最近の物流施設はとにかく効率化を追求した作りになっております。ほんと、金融機関も少しは見習うべき。何の見当も下調べもないまま会議するとか自己満足でしかないし。

大型化を進めて物流網の単純化し、物の上げ下げを極力減らすため各階にトラックの出入り口を設け、しかも、多品種の商品を扱うために、大人数が働けるように各種設備を整える。最近の物流施設の課題は立地やスペックではなく、バイトを確保できるか、24時間交代で稼働させるために電車の駅から近いかが問われるほど。

企業にとっては、倉庫ではなく工場だと表現すると、REITが保有する物流施設の存在意義、価値の高さが伝わるでしょうか?私も内部に入ったことがありますが、倉庫というよりデパートです。イー・ロジットという会社なんかは、通販会社専用にスタジオ併設の物流施設を作ってるくらいです。そこにモデルさんを待機させ、売りたいものが売れるように写真を撮ってウェブにアップするのがもはや当たり前になっているとか。

NTTや東京ガスのようにと表現するとやや言い過ぎですが、物流施設とはもはや立派な社会インフラです。

デメリットとしては、企業にとって欠かせない施設と言うことで安定した賃料を期待できる一方、物流施設のコストはどこまで行ってもコストです。オフィスや商業施設だと移転することで売上アップが狙えるため、景気が良くなるとテナントが競って良い物件に入りたがるため賃料が上がりますが、物流には期待できない。

あと、一棟にせいぜい4テナントくらいしか入らないため、テナントがどこかに移転すると、次のテナントを見つけるまでに時間がかかり、配当が不安定になることでしょうか。住宅のようにほいほい次のテナントを見つけるわけにはいきません。

では、この日ロジはどんな強みがあるのか、上記のデメリットをどこまで心配する必要があるのか、述べていきます。

一言で表すと、日ロジは物を動かすプロである総合商社がスポンサーの時点で勝ち組に分類されます。

ウェブサイトのアドレスは銘柄コードを文字った「8967.jp」。この時点でどうしようもなく商社っぽいノリですが、さらに社長の名前が藤田レイジ。

漫画好きの方ならニヤリとしてしまうでしょう。ギャラリーフェイクの主人公と同じ名前です。

漫画は藤田玲司で、社長は藤田礼次と字は違いますが、響きがどうしようもなくカッコいい。私が単にギャラリーフェイクが好きなだけもしれませんが、男ならあの漫画に憧れますよね。カニチャーハン。

さて、冗談はさておき、近年こそプロジェクトファイナンスや資源開発で派手で動きが多い商社ですが、彼らが重宝されるのは社会のニーズを掴んでることに加えて、物流の川上から川下までしっかりフォローできるから。お客さん同士を繋げたら用無しになる程度の中途半端なプロではなく、裏も表も知り尽くしているからこそお客さんに信頼される(褒め過ぎかもしれません)。

よって、総合商社がスポンサーというのは、目先の良いお客さんを捕まえてくるだけではなく、将来的な物流業界の移り変わりも捉えられるという意味で安心感があるわけです。オフィスや住宅と違って、狭いマーケットだからこそ、スポンサーの顔の広さは大事です。

海外では超が付く大手のマッコーリーやAMD(今はプロロジスを吸収して、プロロジス名義で展開)でさえ苦戦するのが日本のマーケットです。物流施設以外の面でも付き合えるスポンサーはそれだけ心強い。

そして、日ロジの最大のアドバンテージは物流施設が投資対象として注目される前から、物流施設を買い集めてきたこと。もはや再現不可能なほど物件の利回りが高いです(=安く買っている)。社長も「僕の手柄じゃないけど前任者には感謝です。有難い」と言ったとか言わないとか。

2012年1月期末時点のNOI利回り(現金で実際に入ってくる現金/不動産の簿価と思ってください)は6.8%。悪い例に出して申し訳ないのですが、後発組のMIDリートのNOI利回り4.6%の1.5倍。2.2%もギャップもあります。

配当利回りは結局のところ株価で決まるので、だから何?と言われる方もいらっしゃるかもしれませんが、公募増資のやりやすさ、物件の売却しやすさではJ-REIT随一ですし、何よりもLTV(借入比率)が25%と極めて低い。住宅REITのLTVは60%前後ですし、オフィスは40%~50%。

これだけLTVが低いということは、すなわち、日ロジの保有物件に何があった場合でも借入を増やして物件を取得することで配当金を維持できるということです。

とは言え、ぶっちゃけてしまうと、日ロジに投資する上でLTVの低さを過大に評価するとそれはそれでミスリードになります。上で述べましたが、物流施設はテナント数が少ないので、テナントが退去すると配当金が大きく変動するリスクが大きいのです。そのために常にバッファを残す必要があるのです。

対照的に、住宅REITはテナントが個人なので何千という単位で分散してます。なので、テナントからの賃料がごっそり減ることはあまり考えない。借入比率が高くても問題ない。あと、住宅の投資/運用は参入障壁が低いので、どうしても安い値段で買えないという構造的な問題もありますが。

ちなみに現在の日ロジは取得物件総額が約1500億円/29物件、LTV25%、配当金は17000円~17400円/半年です。目標は取得物件総額3000億円、LTV30%、配当金18000円と明言しております。あと3回くらい公募増資することになると思いますが、特に問題なく達成できるでしょう。

ネックは物流特化型J-REITが日ロジしかないため、セクターとして注目されにくいところです。

産業ファンドも多くの物流施設を保有してますが、近年は設立当初の理念を思い出したかのように、急速にインフラ施設にウェイトを移してますし、ユナイテッド・アーバンやオリックスリートも保有してますがポートフォリオのウェイトは小さいです。

去年か一昨年にラサールが「これからは物流だ」とアピールして回り(当時、既に彼らは物流施設への投資家としては最大でしたが)、三井不動産と三菱地所がこれから物流施設に本腰入れます。大和ハウスや野村不動産も物流大手で、いつJ-REITを立ち上げてもおかしくありません。

しかし、J-REITとしては如何せんこれからです。シンガポールの政府系会社であるGLPはJ-REITの登録は済んでおり、上場も時間の問題ですが、短期的には日ロジには売り材料でしょう(日ロジからGLPに乗り換えるマネーフローは小さくないはず)。でも、そこが買い場。中長期的に物流J-REITが増えることは日ロジにはプラスです。

あと、もう一つの問題点は、物流施設って見に行っても敷地の中にすら入れてもらえないので、物件に愛着持てないんですよね。。。遠目に眺めても四角い箱がデーンと建ってるだけでつまらない。迫力はあるのですが、他のアセットタイプとはそこが決定的に違うんですよねえ。。。

でも良い物を持ってます。

2012/3/5時点で(草加の物件はまだ引渡済んでない)、ポートフォリオの12.2%を占める最大の物件は市川物流センターⅡ。テナントはJR東日本物流とタカラトミー。

その次に大きいのがシェア8.2%の東雲物流センター。こちらは産業ファンドと共同保有です。佐川急便の基幹物件。全然心配いらない物件かと。

あとシェア5%超えるのは船橋、福浦、習志野、大東ですが、いずれも物流立地としては一流です。

テナントの退去も出てますが、しっかり後継テナント見つけてますし、やっぱ力あります。

J-REITフェア2012の参加者は延べ4000人!!

一カ月前に森稔氏(先日亡くなった森ビル会長)と今後の森ビルの方向性について話し合いをしたという某証券のお偉いさんから、飲み会でお話を拝聴。

あの方はつくづく不動産が好きだったんだなあと思う。今後の展開もきっちり考えて(夢見て)らして。でもあまりに壮大過ぎて、辻社長とか荷が重いだろうと思います。

ちなみに大本営発表で、J-REITフェア2012の延べ来場者数は4000人とのこと。

日曜日のブログで以下の通りセミナーだけで3000人くらいじゃないかと書きましたが、もうこれニアピンじゃないですか!?シナリオの組み立てが仕事の身としてはかなり嬉しい。

>稼働率が7割程度と考えるとセミナーだけでは延べ3000人くらいですか。
>1Fのセミナー会場も100席くらいでそこそこ稼働していたことを考慮しても、
>純粋な来場者数は2500人弱に届いたどうかかもしれませんね。

セミナーの稼働率が100%だったら4000人。どうやって数えたのか分かりませんが、資料を入れる大きな袋の配布数が4000だったのかな。1000人ということは、1時間あたり50人がセミナーに参加せずブースをウロウロしていたということ。

これはこれでまったく違和感のない数字ですね。確かにその程度の混みっぷりだったと思います。

以上、オチはありません。

そうそう、茶柱倶楽部って漫画が面白いです。お茶好きな人は是非。ここ経由で買っていただけるととても喜びます。

検索ワードにコメントする

買うフェーズではないが、売る、空売りするにはまだまだ遠い。とりあえずホールドしようと思います。思ったよりしっかりした買いなので降りにくい。

日経もここまでしっかり1万円乗ってくるとモメンタムには逆らえません。ヒヤッとした売りも出るのだが、その後に戻ってくる。

というわけでランキング順です。ついにFUTABAがトップから陥落。でも3位。何なんだろう、これ。

Jリートフェア2012
 →時期的には当然ですか。同じようなワードが続きます。私はJ-REITフェア2012と全角半角混合派です。

REIT 自社株買い
 →続きを書かないと。。投信・投資法人法制のワーキンググループがキックオフしてます

FUTABA 水道橋
 →明日、写真撮ってこようと思います。

j-reit格付け kuchikomi
空室率 発表
 →なにがあったんだ、kuchikomi。「口コミ」での検索はないのに。

平和不動産リート 自社株買い
 →なぜよりによって平和不動産リートと自社株買いなんでしょう。本命はケネディクスでしたが、株価上昇したので悩ましいところです。

REIT ブログ
 →Google先生で検索しても出てきません。まだまだマイナーなブログです。

Jリートフェア 2012
 →私と逆ですね。前半半角で後半が全角の構成

アメブロにtwitter
 →アメブロはサポートしっかりしているようで意外に分かりにくい。今では、ブログの更新はツイッターで自動報告できます。

三鬼商事
 →このキーワードで検索して5番目くらいに入るようだと、もうプライベートのことは書けません。

ケネディクス フェア
 →フェアバリュー?J-REITフェア?

reitの自社株買い
 →すいません、すいません。こんなブログですいません。間違ったことは書いてないと思うんですけども。

東証reit指数
 →おおお。こんなワードでも。

Jリート 負ののれん 日本ホテル
 →合併発表時は246億円を見込んでましたが、これだけ株価上がるとかなり減ってるはずです。200億円くらいじゃないかな。
 
最近の公募増資
 →雲をつかむようなキーワードです。

伊藤忠 REIT 分析
 →アドバンス・レジデンスのことですね。

jリートフェア2012
 →小文字のジェイ

jreitフェア
 →かえってタイプしにくいんじゃないかと。

reit 日銀 銘柄 2012
 →8951~8955、8957~8961、8964、8967、8968、8982、8987、3226、3240だったような。

reit 掲示板
 →向こうにもリンク張ってくれると嬉しいのですが、認められる気配もありません。

jリート 自社株
 →頑張ります

アドバンスレジデンス投資法人 公募
 →成功です。大成功。

新宿 Jリート
 →物件を調べようとしたんでしょうか。

VIORO フロンティア
 →知人は「え?あれ100億円もすんの?すっげえ狭い気がするんだが」とのこと。

ホテルファンド
 →どーん。

J-REIT 割安 2012
 →このタイミングで割安な銘柄はありません。

日本プライム 仲介手数料 大手町
 →10億円は高いと思います。

阪急リート
 →僕は好きです。

うーん、日本酒とか神楽坂で検索されてないんですね。寂しい。。

J-REITフェア2012、お疲れさまでした!

小雨の厳しい寒さの中、国際フォーラムで開催されたJ-REITフェア2012に参加された方々(いらっしゃった方も開催した方も)、大変お疲れさまでした。

(国際フォーラムの吹き抜けは芸術だと思うのです)

マーケットがHOTなこともあり、「体感的には」前回を大幅に超える3万人くらいの方が来場されたのではないかと思います。

最も個人投資家の呼び込みに成功していると言われるカゴメで15万人。J-REIT最大手のNBFの個人株主数が1.4万人であることを考慮すると、十分な成果ではないでしょうか。

ん?
んんん??

JREITフェアで借りた国際フォーラム6Fは6部屋/合計440名。土曜日は全部屋使ったのが7セッション、半分が1セッション。金曜日は5セッションだがいずれも半分のセッション。

稼働率が7割程度と考えるとセミナーだけでは延べ3000人くらいですか。1Fのセミナー会場も100席くらいでそこそこ稼働していたことを考慮しても、純粋な来場者数は2500人弱に届いたどうかかもしれませんね。

率直な話、同時開催されていた東証IRフェアのが盛り上がってました。出展企業数、その認知度からすれば熱気が劣るのは仕方ないです。

特に来場者の方々にアクセスする点においては、BtoC企業の方が来場者の興味を引きやすいグッズやアメニティを作りやすく、配る方も貰う方も嬉しい品を用意できるのは事実です。

共立メンテナンスの割引券(ホテルじゃなくて上野の居酒屋)、JTのコーヒー等はまさに個人向けビジネスならでは客引きグッズです。

でも、ETFの宣伝していたバークレイズだってチロルチョコ(フロンティア不動産投資法人も作ってましたが、今回は配らなかったのでしょうか?)配ってたり、ペンやメモ帳と言ったありきたりの商品から差別化してるところは社員の士気も高かかったように思います(バークレイズはTシャツ統一してましたね。あれ欲しい)。

横道に逸れますが、言いたいことが一つ。○流に格付される金融機関はこういう時の態度も○流だなと。>○菱○○J投○さん、ETFブースの角地で一番大きなエリアを確保していて、なぜ他のAM会社のブースに比べてガラガラだったのか。社員が奥深くでだべってて、ブースに人が来ても視線すら寄こしやしないとそりゃ誰も寄ってこないっすよ。頼むから業界で盛り上げていきましょうよ。あ、たまたまそういう時間帯だったらコメントしてごめんなさい。

横道から戻る。

それに比べると、ちょっとJ-REITのブースは大人しかったと思います。いまから思うと東証IRフェアの企業担当者は押し売りもかくやという押しでした。名前だけ聞いてくれれば良い、みたいな。そういうがめつさがなかったかなあ。

ちなみに僕が担当者なら、東証IRフェアの出口で客引きします。きっと国際フォーラムの担当者に怒られるでしょうが、大和ハウスのマンション営業者よろしくボード持って立ってるだけでもいいなじゃないかと。

あとはJ-REITというブランドかなあ。そもそもJ-REITって金融商品なのの「私はこれで儲けました!」という人見たことないです。私としては年間40万円の配当金もらうだけで十分なんですが。この指数の水準で100万円くらい含み益もありますし。

J-REIT 分析 2012年3月11日

あの内容で②も何もありゃしませんが、ちゃんと書きます。

その前に森稔氏(森ビル会長)に黙祷。享年77歳。

葬儀も通夜もすべて終わってからのプレスリリース。本当に名誉より不動産が好きな人だったんだなあと思う。デザインがめっちゃ上手いというか、夢のある構図なんです。

一時代の終わりというかああいうオーナー企業のデベロッパーってもう出てこないんだろうな。。。

というわけでまず先週の週間騰落率ランキング。

1位 : 8975 いちご不動産投資法人     5.23%
2位 : 3234 森ヒルズリート投資法人    4.27%
3位 : 8982 トップリート投資法人      3.98%
4位 : 8956 プレミア投資法人        3.90%
5位 : 8972 ケネディクス不動産投資法人 3.82%
6位 : 8952 ジャパンリアルエステイト投資法人 3.81%
7位 : 8981 ジャパン・ホテル・アンド・リゾート投資法人 3.31%
8位 : 3269 アドバンス・レジデンス投資法人 3.27%
9位 : 8960 ユナイテッド・アーバン投資法人 3.11%
10位 : 8954 オリックス不動産投資法人   2.54%

そして、ランキングTOP5!!!

先週まではTOP10だったって?・・・いや、手抜きじゃないですよ? 

でも、先週の騰落率を見ると分かっていただけると思うのですが、ランキングに入ってた銘柄(JRE、プレミア、KDX。そして、ずっとランキングに出入りしてるホテル)が吹き上げ気味になった結果、もうランキング限界です。

東証REIT指数1000間近で触りたくもない水準なのでランキング数減らしました。含み益がめっちゃ増えて嬉しいのですが、ここから先は売っても後悔しないフェーズ。日銀は買い支えてくれると思うけど。

外れたプレミア、KDXはすぐにPOするとは思いませんが30万円で目先一服。JREもNBFとの差を縮めて一段落。そして2012年の上半期は中堅REITのPO時期かなあと。いまPO織り込みつつあるのってフロンティアくらいかと。JPRもやっと上値重いですが、ちょっと期待先行過ぎ。彼らは配当金6000円出し続ける気はないんじゃないかと。

阪急はなんとなく安定銘柄の調整かなと。

でもコメントはほとんど更新してます。

1位 : 8984 大和ハウス・レジデンシャル投資法人 512,000 524,000 2.34% 6.11% 84,120
大和ハウス系の住宅REIT。負ののれんもあるし、スポンサーのやる気も十分。2月の配当落ち後の調整はちょっと不十分。賃貸マンションの繁忙期で稼働率は注目。心配していないがスポンサーは物流で忙しいかも。

2位 : 3269 アドバンス・レジデンス投資法人 146,900 151,700 3.27% 5.93% 166,870
伊藤忠系の住宅REIT。押し目待ちに押し目なし。そんな2月3月。多額の負ののれんで、もはや株というよりも債券と言っても過言じゃない分配金の安定。株価上昇はオフィスREITに大きく劣後。

3位 : 3234 森ヒルズリート投資法人 285,600 297,800 4.27% 5.71% 68,947
森ビル系の総合型REIT。やってることは間違いないのだが、王道から外れており、あまり評判よくない。決算発表毎にお騒がせの印象。3月は今度はなにやってくるのか。森稔氏に黙祷。

4位 : 8966 平和不動産リート投資法人 44,750 44,650 -0.22% 6.94% 31,072
平和不動産系のオフィス・住宅の複合REIT。うまく合併を乗り切った印象。最近、株価は息切れ。いちごもそうだが、利回り6.5%が遠く上がりきれない。地所との提携で何をやるか、それが全て。

5位 : 8964 フロンティア不動産投資法人 659,000 660,000 0.15% 5.82% 128,040
三井不動産系の商業REIT。博多の商業(VIORO)を東京建物から100億円で取得。横浜のサミット(底地)もそうだがちょっと高い。社長代わって良くも悪くも「らしさ」が消えつつある。LTV上げてきたし、POは6月かな。

8951 日本ビルファンド投資法人 772,000 780,000 1.04% 3.87% 478,140
安定感のある三井不動産系オフィスREIT。ついに配当利回り4%切ってきた。そこまで楽観視できるほどオフィスマーケットは強くないと思うのだが、マーケットを先導するREIT。

8952 ジャパンリアルエステイト投資法人 734,000 762,000 3.81% 4.16% 414,223
建物は立派なんだが…の三菱地所系オフィスREIT。NBFとのギャップと3月銘柄カタリストでここまで持ち直した。あとは配当落ちで動き止まったところを狙いたい。

8953 日本リテールファンド投資法人 119,700 122,000 1.92% 6.03% 229,384
三菱商事系の商業REIT。GMS(イオンなどの郊外型商業施設)も都心型商業も不安。減損懸念の強かった博多リバレインを売却し一段落、というか悪材料①の吐き出し。Gビルシリーズとかすっ高値で買ってるしなあ。配当前に売りたかった人も一巡?

8954 オリックス不動産投資法人 373,500 383,000 2.54% 5.74% 108,938
オリックス系のオフィス中心(大規模ではないが中小型でもない)で、商業、物流、住宅も保有する総合型REIT。LTV上げて来てるだけに、今年はどこで仕掛けるか。

8955 日本プライムリアルティ投資法人 220,600 223,600 1.36% 5.72% 159,874
東京建物系のオフィスREITと一般的に言われるが、商業も結構多い。東京建物の「虎の子」の土地を取得。中野とか京橋じゃなくて良かった良かったと思いたいが、油断ならんのがんこのREIT。

8956 プレミア投資法人 287,500 298,700 3.90% 6.79% 58,754
NTTがメインスポンサーとなったオフィス・住宅の複合REIT。しょっぱいオフィスが重荷でNTTがどうやって挽回するか。住宅は業界No.1のKEN(スポンサーでもある)が担当。4月を意識して息の長い上昇トレンド。ここまで来ちゃったか感はある。

8957 東急リアル・エステート投資法人 438,500 431,000 -1.71% 5.10% 73,003
東急電鉄系のオフィス、商業の複合REIT。良い物件だけに目を奪われるとろくなことにならない。動きの少ないREITなのでこちらも3月の決算発表まで待ってもいいかな。

8958 グローバル・ワン不動産投資法人 589,000 597,000 1.36% 4.36% 57,849
近・新・大を掲げる(ほぼ)独立系オフィスREIT。大手町ファーストスクエア埋まるのか注目。大手町FSは3万円台だろうなあ。。天王洲はちょっと注意。

8959 野村不動産オフィスファンド投資法人 469,500 465,500 -0.85% 5.33% 142,035
野村不動産系のオフィスREIT。財閥系デベを追いかける業界2番手だが、1番との差は大きい。市況が上向けば怖いものはなんてない。4月銘柄で、ここまで上がるとさすがに利食いも。

8960 ユナイテッド・アーバン投資法人 90,000 92,800 3.11% 5.93% 195,194
日コマを吸収した丸紅系の総合型REIT。負ののれんがあるので今後3年は分配金5500円極めて固いが、アップサイドないのが弱点。やっぱり上昇相場に付いていけなかったが、その後の値持ちは意外に良い。95000円まで期待していい?

8961 森トラスト総合リート投資法人 745,000 739,000 -0.81% 5.17% 178,838
(良い意味で)孤高のデベ、森トラストのオフィス中心のREIT。汐留ビルはJ-REITで一番のビル。契約が固すぎて配当金は上昇しない。株価の動き見ていると完全にNBF、JREの次ぐREIT扱いだが、ここまで来るとちょっと重い。

8963 インヴィンシブル投資法人 6,580 6,740 2.43% 5.93% 9,087
住居中心の総合型REIT、オフィス、シニア、商業も。…ちゃんと運用してくれ頼むから。あと変なファイナンスは勘弁で。決算出るけど期待はしない。

8967 日本ロジスティクスファンド投資法人 680,000 690,000 1.47% 4.99% 102,120
三井物産系の物流専業REIT。低LTVと高い配当利回り。安心感あり。八千代のテナントは契約延長をゲット。次の一手はLTV上昇かPOか。GLPのIPOも噂されており、意識したい。中途半端な埼玉の取得は何ぞ。とても良い物件だけどさ。

8968 福岡リート投資法人 532,000 539,000 1.32% 5.94% 66,324
福岡の大企業(+日本政策投資銀行)のほとんどがスポンサーの総合型REIT。福岡地盤で格付AAの企業って5本もないらしい。今年は地方も面白いかもと思ってるが既に利回り6%。博多の商業は競争の1年か。

8972 ケネディクス不動産投資法人 274,700 285,200 3.82% 6.52% 81,724
スポンサーであるケネディクスよりも信頼されていた時期もあったが、スポンサー共々苦しい時期。新社長は未知数。中堅オフィスREITのリバウンド局面で、30万円でお疲れ様感もある。4月に入ったら売りも出てきそう。

8973 積水ハウス・SI 投資法人 342,500 343,500 0.29% 5.91% 39,527
積水ハウス系の住宅REITだが、商業のシェアも高い(これ以上は増やさないらしい)。大規模なPOすれば一時的には株価下落だが、中期的には間違いなくプラス。期待したい。

8975 いちご不動産投資法人 33,450 35,200 5.23% 6.53% 29,667
良く分からない、いちごグループのオフィス中心の複合REIT。負ののれん+金利コスト低減で期待を持てるREIT。順調に株価回復。物件売却も進めており、やることはやってる。

8976 大和証券オフィス投資法人 209,400 209,600 0.10% 4.87% 82,959
大和証券に何ができるのか良く分からないオフィス専業REIT。利回りだけでは売買できない銘柄で潜在能力は高い。なんだかよく分からないが、多かれ少なかれ間違いなくアップサイドはある。こ
ういうREITは無暗に買われる。

8977 阪急リート投資法人 374,500 379,000 1.20% 6.33% 32,367 競争激しいが、大阪の商業施設は良い物持ってる。決算は悪くなかったし、開示内容は玄人好みでピカイチ。梅田のポテンシャルは新宿に次いで日本2位、らしいです。40万円くらいまでは怖さもない。

8979 スターツプロシード投資法人 109,500 109,500 0.00% 6.88% 11,823
スターツって良い企業だと思うが如何せん華がない。個人投資家のシェアが高い異色の住宅専業REIT。住宅REITの序列では一番下なのは当面変わらない。

8981 ジャパン・ホテル・アンド・リゾート投資法人 193,600 200,000 3.31% 3.86% 21,144
日本ホテルファンドと合併を発表。ホテルも競争激しいが割安だと思う。順調に株価切り上がっているものの一休みか。ここまで上がってきてしまった。。。

8982 トップリート投資法人 427,500 444,500 3.98% 5.53% 68,898
スポンサーは立派だが、何をやってくれるのか良く分からないオフィス中心のREIT。晴海トリトンは厳しいが、やっぱりオフィス人気でると買われる。物件を買い増してPOの準備万端といったところか。新年度一発目?

8985 日本ホテルファンド投資法人 218,800 221,700 1.33% 6.68% 12,865
ジャパン・ホテル・アンド・リゾートと合併予定。トラブル続きだったので、これで一段落か。とりあえず4月の合併の際にリリース出ることを期待。

8986 日本賃貸住宅投資法人 37,550 37,750 0.53% 6.41% 50,238
極端な話、そこそこの物件であれば何とかなるのが住宅の良いところ。金利コストの改善も期待。最近の株価は足踏みだが、じりじりと再び上ブレ。ポートフォリオの入替が順調なのはいいこと。

8987 ジャパンエクセレント投資法人 392,500 399,500 1.78% 6.11% 75,366
興和不動産系のオフィスREIT。決算が思いのほか良かった。昨年は悪いニュースが続いたが、1年間は落ち着きそう。40万円は目先行き過ぎ。

3226 日本アコモデーションファンド投資法人 524,000 529,000 0.95% 5.33% 103,002
三井不動産系の住宅REIT。月初4営業日ほどで前月末の稼働率をリリースする拘りはかなりすごい。利回り5.5%切ってきたのでPOか何かで調整欲しいが、三井不動産の新年度入りまでお休みかな。

3227 MIDリート投資法人 209,000 214,000 2.39% 6.88% 39,296
関西電力系のオフィス中心のREIT。大阪の京橋のオフィスが大きな不安。動き遅いし、スポンサーは原発対応で一杯一杯か。安定感もあるし利回り7%は魅力だが19万円台からかなあ。東電の対応見てたら、パナソニックが関電に喧嘩売るとは思えない。

3240 野村不動産レジデンシャル投資法人 391,500 396,000 1.15% 6.11% 59,771
野村不動産系の住宅REIT。公募増資で調整した株価を戻し中。日銀銘柄に選ばれたのはちょっとサプライズ。ここまで早かったが、住宅が全般に重い。

3249 産業ファンド投資法人 430,500 434,500 0.93% 6.08% 60,132
三菱商事系の物流・インフラ系リート。ここまではあっさり上昇したが、アップサイドがないREITだけに6%の壁に激突。とはいえ下落相場に強いREITでまだ怖さもない。

なお、ランキング及びコメントは現時点の好みを表現したものであり、本ブログの情報を用いて行う判断の一切について責任は負いません。どうしても自分の責任で投資したくない方は証券会社や有料の情報をご参考いただくしかないと思います。