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東京建物がみずほ本店を売却(決算はどうにもダメ)

重い。。。inzaiです。こんばんわ。前年に80登板した中継ぎみたいなマーケットですね。リフレッシュしたはずなのに疲れが残ってて出ては打たれるパターン。そら1年で1.6倍になったんやから今年は日本株出番なくても不思議じゃないです。イブニングで14310円まで落ちた日経平均とか見ててうんざりしてきました。

戻り一巡で終わりと思われていた日本株が案の定ダメでもインド株とか中国株とかちょこっと上がってたり、豪ドルがピクっとしたり、海外債券が堅調で何とかできそうな感じはあるのですが、如何せん取れるリターンが小さいです。5%取れりゃ御の字という感じ。中期的なテクニカルには歯向かわないということで開き直ってやってます。不動産なんか最たるもんですが、こんな地合で冴えない決算だった東京建物は本日10%下落。

虎の子で営業利益ガンガン稼いでくれるはずのみずほ本店を売却して利益を先食い。理由としてSPC連結が思いのほか重く、その理由が負債コストとかひどす。マンションも全然仕込めておらず、いつまで経っても1流に成りきれないデベロッパーがその通りの決算になったなあという感じ。期待してなかった人、というかリーマンの時に散々痛い目あったはずなのにまたこんなことに。三井不動産はしっかりというか随分とブレーキ踏んでる感じ。うまく低金利を活かして思い切った取引もやってます。ブレない経営。三井をもってしてもマンションの営業利益がなんとか一桁後半というのは、本当に競争激しいんでしょうね。そら三菱地所もガンガンコスト削ってトラブルになりやすいはずです。みんなこの薄利多売競争から早く脱したいでしょうけど、値段下げて売るのはむずかしいので、いかに在庫持たないかやってる感じもあり、住宅ローン金利って偉大だなあと思いました。立地悪いところは既に売れ残り始めてて、これ逆流するとやばいかもしれませんが、まだ半年くらいは大丈夫かなあと。売り手が高望みしなければヘルシーなマーケットになるんでしょうけどみんなプロですから。オフィスが改善しないと2020年まで持たないんだろうきった。

大阪ガスがシェールガスで特損食らった件

とりあえず100円台のドル円ポジションと不動産を買い直したもののあまりしっくり来てないinzaiです。こんばんわ。15000円くらいまではあってもせいぜい数%のリターンやしこんなんでどうせいと言うんだろうか。といっても昨年が特別だったと言えば特別だったんでしょう。年間10%のリターンって本来はそれで上出来なんですから。徐々に焦点が合ってきた気もする。

さて、大阪ガスのシェール投資失敗。掘ってみないと分からない、絶対に出ると分かってるなら価格が高騰する、どっかで見切り発車しないと、って感じなんでしょうか。鉱山ビジネスやったことないから分りませんが、不動産も絶対に成功するなんてことはないし、郊外商業施設だとゴミになってしまう例も沢山見てきました。そういう意味では日本企業が馬鹿にされた、米国企業なら手を出さないような代物だったってほど悲観することもないんでしょうかね。記事読む限り最初から可能性なかったんじゃないか、接待漬けに負けたんじゃないかという代物にしか見えませんが。

シェールガスと言えば当初から環境破壊がどうのこうのと言われ、最近でも下のような悪いニュースが続いたかと思えば、オーストラリアまで進出してやるぜという話もあったり、そもそも残りカスを絞り取る技術だという基本に立ち返れば米国外への進出も当然っちゃ当然なんですが、私にとってもっとも重要なのは天然ガスの価格が上昇するかどうかで、寒波で上昇している状況から供給不足にトレンドが流れると良いなあなんて思ってます。でも米エネルギー関係ってまゆつばものの話多いです。MLP最大手のEnterprise Product Partnersだってあんだけ連日IRセミナーやってますが、REIT最大手のSimonと比べても明らかに多い。そんな必死にアピールするなんて儲かり過ぎてやることないか、とにかく株価維持のために出来ることはなんでもやらないとまずいかのどっちかでしょうに。
「シェールガス」バブルの崩壊は目の前、日本のエネルギーが危ない
脱原発でシェールガスだ! → 実は採掘するほど大赤字になることが判明、世界各国が事業中止
ドイツ風発電大手プロコン社が破産申請 脱原発政策の愚が明らかに

 

 

 

大暴落…しかし気持ちが盛り上がらない・・・

松井証券のトップに「当社に多く寄せられているご質問のご紹介(追証・入金・NISA等)」と出ててワロタ。血も涙もない男inzaiです。

やばい、これまじでやばい、みたいなことは年末から言ってて投資可能資産の半分はキャッシュだったので全然ダメージはありません。もちろん目減りはしてますが、J-REITはさほど売られてないし(買い向かえないという意味では不満)、US-REIT(そもそも年初来リターンはプラス、今晩どうなるか分りませんが)、債券もそれなりに値持ちがいい。ゴールドは言わずもがな。大きくやられたのって不動産株くらいですが、これだって怖くてETFで持ってたのでちゃらっと手仕舞いして終わり。ひふみ投信が一番やられたのかな。

ただ、ここから先、どうするのかノーアイデアです。落ちてくるナイフを掴みに行っても良いのですが、生粋のチキンゆえ大きなポジションを持てないし、そうなるとリターンってたかが知れてる。S安銘柄を見ているとかなりポジション調整は進んできてますが(当たり前)、需給が崩れた通信、自動車あたり拾ってみようかなあ。東証マザーズが1000pt再びという可能性も低くはないけどそんなバリュエーションを許容できる性格じゃない。調整遅れている米株もいまさらここでなあ、円高分は取りに行ってもいいけど、そうだドルを買おう、とか。だめだ、アイデアが湧いてこないです。とりあえず様子を見たく。

1月のまとめ

気がついてたら2014年も1ヵ月経ってました。inzaiです。おはようございます。2月頭は毎年同じこと書いてる気がします。バレンタインデーは誰に贈ろうかなあ!(嫌がらせ)

嵐の前兆のような1月が終わりました。
米株決算→期待外れ、というか企業業績の上放れ期待はまたも空振り。あの国、まじでコストカットと住宅だけか。まるで日本企業みたいだ。
日本株決算→(今のところ)期待外れ。円安のメリットは享受できているが経済の拡大は実感できず。
新興国→体力が付いただけで何も変わってない。

今年の目標は投資で損したくない、と書いたのは1月の記事の通りですが、かなり忍耐が求められそうな年になりそうな予感がします。みんなが幸せだった時期が終わって、これからは各国、各企業で競争を繰り広げるという当たり前の時代がまた戻ってきそうな感じ。投資する時は「みんなで幸せに」、引き上げるときは「自分さえ幸せならそれでいい」というのは原理原則。難しいのは今がどういう時期なのかの見極めです。対ユーロで弱かったドルが一気に戻してきて、その他通貨でジリジリ上がってたレンジも突き抜けそうになってきて、なんとか保ってきてた均衡(というか新興国への期待)はとりあえず完全に崩れてもおかしくない状況になってきました。アルゼンチン、トルコ、南アが突出して駄目だというわけではなく、国として自律まで時間を確保できなかったというだけで、当面はグローバル全体で体力勝負の時間帯になり、それは日本も例外ではないだろうなと。新興国がくしゃみしても先進国は風邪引かないなんて馬鹿な意見が出てましたが、国内企業決算見ている限り新興国に慎重なコメントもちらほらあり、これが三味線という可能性もありますが、イケイケではなくなってきたのかなあと。

ただ、幸せになれるパイは確実に減ってきてて、それはまだ続きそうなんですが、全部がダメかといわれるとそんなこともなく、景気の山谷ってそもそもそんな明確なもんじゃないし、新興国へのスタンスだってイチかゼロみたいな両極端という時代でもなく、小さいリターンならちょこちょこ狙える経済環境ではあるのかなと。個人投資なのでベンチマークに勝てばいいというもんではなくどうやってその小さいのを積み上げるか。

でも、正直、そういう勝率重視で回転効かせる投資は苦手です。だいたい積み上げたものをどっかでぶち壊すことが多い。不動産ETFを拾おうとしてみましたが、気合入れて買うというよりは去年と同じ小さい波を拾ってれば負けないんじゃないかというパターンになれば良いかなという程度。ほんとちょこちょこです。テクニカル分析で言えば絶対に買っちゃいけない、短期中期的に売りシグナルが出る直前、大負けしちゃうパータンが目前です。ずっと待ってた人が待ちきれなくて買おうとするのってこういう短期的に価格が安く見えるところなんですが、ちょっと視野を広げてみれば、この1年だけでももっと安いところで買える時期が沢山あったのに、そこで買えなかった点で勝負ありなんですよね。目をつぶって買っとけば儲かってたのにってやつ。バリュエーションで見ても、かなり高かった水準がやや高い水準まで落ちてきた程度で割安では全然ありません。26週線をすんなり上に突き抜けてくれれば有り難いのですが、そこの戻り売りを捌けるかどうかかなあ。やっぱりこういう中途半端な逆張りはしっくり来ませんね。みんなが言うとおり18000円台目指しなら、ここで拾わずいつ拾うって水準ではあるんですが、底値目途とか言ってた14500円がすんなり見えてきたなと。