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東証REIT指数が1700ptを回復!大型強し!&サムティレジが第三者割当増資151億円!

inzaiです、こんばんわ。東証REIT指数は6月に1700ptを割れてから、リバウンドでちょこっと頭を出すこともありましたが、今日はそこそこしっかり1700ptを回復。最近は投信もアウトフロー気味な上、本日はアメリカ休みでちょっと油断してました。がんがんETFの買いが入ってきたのはちょっと驚き。チャートを見ると綺麗になってて、11月に移動平均を抜けてから調整がダラダラ続き、その後に移動平均でサポートされたのを確認してから追撃。押し目ない展開ってのは少々辛い。

本日のファイナンスは三井不動産ロジ(配当成長はいまいちぽい)。サムティレジもファイナンスかと思ったらまさかの第三者割当増資151億円。大和証券が140億円引き受けます。三重県のレジを筆頭に1桁億円の細かい物件が勢ぞろい。今時これはないわー。これではまともにファイナンスできませんわ。まあ買ってしまえばキャッシュフロー出てくれるんで、馬鹿正直にファイナンスして株価が下がるよりはマシかと思うけど、ちょっとなんだかなあ。やっぱサイクル的にはピークアウトしたんかなあ。まさにゴミ箱ぽいアクションにげんなり。

明けましておめでとうございます&今年の予想

明けましておめでとうございます。皆様、如何お過ごしでしょうか?inzaiです、こんにちわ。

改めて2017年を振り返ると、我ながら更新頻度が落ちていて酷い、の一言に尽きます。J-REITが一方的に下落し続けるだけで、それを上回ってJ-REIT全体に影響を与えるようなネタもなかったので書く気も起きなかった、というのが本音。ただ、自分のTwitterを振り返って仮想通貨関連のコメントをまとめてみると、雑談含めてかなりの量になっていて、単純に労力が少ないそちらに時間食われていてだけかもしれません。

あと、現実問題として、夜21時以降はPCでネットしないようにした、というのもあります。これだけで健康状態が一気に改善しました。30分以上座り続けると寿命が縮むと言う話もありますが、本当の話かも。

それはそうとして、今年の予想をつらつらと。

①J-REITの合併が増える
②銘柄間のイールドギャップが更に縮小
③個人の興味がJ-REIT投信から個別銘柄に移行(ついに!)
④物流のファンダメンタルズがついに反転
⑤住宅の個別分譲案件や再開発が出始める
⑥借入コストは反転しない
⑦PO、IPOの調達資金は2012年以来の低水準に
⑧海外特化型REITが誕生
⑨初めての非上場化

①J-REITの合併が増える
2016年7月、BREXITの時にJ-REITの合併カップリングねたを書いてます。その中にケネディクスレジとジャパンシニアリビングの合併は、、、ありませんでした。ヘルスケアREIT同士の合併が本命かと思ってましたが、ヘルスケアREITはスポンサー数が多いので調整が難しい。あと、ヘルスケア同士がくっついても外部成長の機会は増えないし、分散効果もそれほど期待できない。アメリカでもヘルスケアREITは規模が大きくなっても利回りは高いままですしね。オペレーショナルアセットの中でも特に運営が難しいのでしょうがない。

このタイミングで合併が増えるかも、と思ったのは不動産価格が下がる気配もなくいよいよ外部成長が難しくなってきたこと、セクター特化型REITのままでは他のプレイヤーに物件を取られがちなこと、毎月分配型投信からの流出は当面止まるとは思えないこと(先行した海外REIT投信も止まってないし)、金利コスト低下による配当成長はほぼ限界、日銀のQEも限界に来ており更なる買入枠拡大は見込めないこと、などからいつかはJ-REIT市場の利回りも3.5%くらいまで回復するだろと楽観的だった人々も、時間的にも収益的にも我慢できないかなと。

ただ、野村、大和に続くスポンサー同士の合併はあっても、主導権を手放すことになる異なるスポンサー同士の合併は期待しにくいです。合併するくらいなら物件をばら売りした方が絶対に儲かりますからね。不動産が本業ではないスポンサーがREITやってる場合は売却するかもしれませんが、資金繰り詰まってるわけでもないのに合併するかと言われると微妙。どうしても合併しなければならないとすると、まずスポンサー交代を検討して、それでもダメなら大きなところが引き取る感じ。野村によるトップリートなどの事例。

あと、投資家観点から悩ましいのは、合併してもメリットが限定的な点。特に正ののれんが出ると、純粋に合併して得られるメリットと会計が分かりにくくなるデメリットが相殺されているのが今のJ-REITマーケット。REIT自身も合併のメリットが固定コスト削減以外はアピールできてない。あろうことか資産運用報酬を引き上げたREITすらありましたしね。

リーマンショック後の合併局面では、クレジットの改善、不動産運営力の改善、そして負ののれん、ポートフォリオの分散など色々なメリットがあったものの、その後は情報の対称性が大きく改善してきて、クレジット不安も皆無。ファンダメンタルズはこれからピークアウトするんでしょうけど、ダウンサイクル局面では大手財閥系不動産会社であっても何もできないことは歴史が証明済み。逃げたいテナントを押さえつけることはオーナーにはできないのですよ。なので合併でJ-REIT市場が底入れなんてことはないかなと。

②銘柄間のイールドギャップが更に縮小
ここでのイールドギャップというのは上位銘柄と下位銘柄の格差です。2017年は上位が軒並み崩れる中で下位銘柄はほぼプラスのパフォーマンスという個人にとっては最高、機関投資家にとっては悪夢のような一年。発表されたマリモのPOが上手くいくようなら、今年はまだその傾向が続くでしょう。賃料も稼働率も目一杯な現状では、景気が安定していれば、上位も下位は利回り格差なくてもおかしくない。いや、本質的にはあり得ないんですよ。景気が悪くなれば、下位銘柄は金利コスト上昇するし、ポートフォリオは含み損になるし、立地の悪い物件の稼動率は低下するし、ある程度の格差がないとおかしいんです。ただ、3.0%と7.0%の格差はやり過ぎだった。上前津が4%台なら、REITも3.2%と5.5%くらいまでギャップ潰れてもいいかもしれない。何かがおかしいけど。

③個人の興味がJ-REIT投信から個別銘柄に移行(ついに!)
正直、毎月分配型投信から流出していると言っても、どのくらいの人がJ-REIT投信の利回りが単なる嵩上げであることを認識してるのか分かりません。それでも、日本人の不動産信仰からすると一部はJ-REITに戻ってきてくれるだろうし、投信よりも個別で投資したほうが利回りが良いことを理解する投資家も増えてきているはず。投信買うならこんなポートフォリオの方が良い、というような指針があれば良いのですよね。

④物流のファンダメンタルズがついに反転
2017年は何とか踏ん張ったと思いますが、徐々に新規供給物件が苦しくなっています。REITもそろそろ内部成長はマイナスになってくるかなと。ある程度は織り込み済みなんでしょうけど、GLPやESR含めてプレーヤー増加でマーケットは荒れ気味。リーマン前のオフィスマーケットに似てきてるなと。

⑤住宅の個別分譲案件や再開発が出始める
築古でも潰しが利くオフィスや、底地案件も多い商業/物流に比べると、容積が余っておらず再開発に適する物件が少ないのが住宅REITのネックでしたが、総合型REITあたりで出てくるかもしれまん。もしくはリニューアルして個別分譲するとかね。海外では珍しくもないケースですが日本の法制度では難しいところもある。住宅REITは完全に手詰まりなので何か必要。

⑥借入コストは反転しない
一番心配されるのがここですが、担保ある以上、あまり影響ないんだろうなと。いくつか事例が出てくると芋づる式に増えるかもしれませんが、あまり心配してません。先にアパートローンや住宅ローンが目に見えて上がると思います。

⑦PO、IPOの調達資金は2012年以来の低水準に
ファイナンスは当然のことながら小粒になります。減配、LTV上昇でも構わないからがっつりやったるで、なんて人がいるとは思えない。投資家にとっては良い話。

⑧海外特化型REITが誕生
海外市場では当然になっている海外特化型REIT。日本もやれば良いのにと思いますが、私募REITあたりで先行するのかなあ。

⑨初めての非上場化
合併するくらいなら非上場化した方がマシ、というのが本音。お役所がそれを許すかどうかは分からない。

と並べてみました。どちらかいうとネガティブな話あるけど心配いらないかなー的な話が多い。それでは株価は上がらないので困ったものではあります。日銀も気になるところですが、J-REITだけどうのこうのではなく株式市場全体に対するアクションは覚悟してます。

J-REITは2日連続で引け安値で1623.09pt&JREが物件取得中止

続きましてJ-REIT。前引けにも売りが出て引けも酷いことに。トーセイリートと星野リゾートリートのインデックスイベントがあったとは言え、売られている銘柄が森ヒルズ、プレミア、日本リテールファンド、オリックスとなかなかえぐい。プレミアの利回りは5%、日本リテールは4.3%超えてきました。投信からの資金流出もあるんでしょうけど、ロスカットの売りもがっつり出ている印象を受けます。3連休前の調整で再び1620pt割れにならなきゃ良いのですがほんとこればっかりは分からない。

10月26日に書いたとおり、足元の状況はそんなに悪くないのですが、この辺は何回も強い買いが入って支えられてきた水準なのでまとまった買いが入らなければ万事休すの覚悟。

JREはAERの共有持分の取得を中止。売主の都合で中止と言いつつ違約金なしって何がどうなっているのか。相手が個人だからなのかもしれませんが個人で3億円で大きいし、20%なら6000万円。JREでも1口当たり45円、+0.5%の上方修正ですよ!J-REITフェアに来てなかったのはそういった理由なんでしょうか?ひょっとしたら売主が死亡して相続案件になってしまったのですかね。

タイムリーに新発売。42ページで108円です。雑誌も切り売りする時代なのですか。
メガバンクの構造改革 週刊ダイヤモンド

東証REIT指数は反発!NBFが熱い!?

コツコツ成果出してきた人がつまらない仕事を沢山背負って、何の問題意識も持たず人の足を引っ張るだけの人が少し仕事しただけで普通の評価されるのも如何なものかなあ。inzaiです、こんばんわ。そんな事例が最近2つほど相次いだので何とも言えない気分です。そういう人が昇進してもどうせ同じこと繰り返すので現場のトータルで言えばすごいマイナスなのですが、首に出来ない以上、少し頑張っただけでも評価する地合がなければクソが人間がさらにクソになるだけなので分からなくはないけど、なんだかなあ。普通の会社だったらとっくにどこか飛ばされているのに飛ばすところすらないんで何とも。そういう会社にいる自分も大差ないんですけどね。

それはともかく今日のNBFは熱かったです。過去3営業日、上値は横ばい、下値は切り上げてジリジリ来てた所に今日は朝からドカーンと行きました。投信からの資金流出額が急に減ったところに(まだマイナスではある)、ETFっぽいフローもちょこちょこ入ってましたし、上がっている銘柄を見るとインデックスがメインかなと思いますが、個別株のショート踏み上げもあってスカッとした動き。5月決算銘柄の決算発表もなかなか好調で、結局4月以降で滑ったのプレミアだけだったんじゃないかいうのも雰囲気を後押ししました。NBFは年初来もしくは3月末比で目立ってアンダーパフォームしていたわけじゃないですが、リバウンドならやっぱりNBFから、これは人徳というかREIT徳でしょうねえ。ガツガツ買われていきました。NBFはショートもしやすい?まあそれはそれで。

当然のことながら重要なのは今日の上げでトレンドが変わるかどうか。これだけ上がっても大半の銘柄は6月末より安い。悩まざるを得ません。こういうときに考えるのは下げたら押し目を拾いたいかどうですが、全然拾いたくない。毎月分配型投信への資金流出が回復するとは思えないし、ヘッジファンドの利食いは早そうだし、オーストラリアREIT以外は底割れしそうな気配もないので、海外がJ-REITに殺到してくるとは思えない。なのでジッと待ちたい。正直、こういう風に買わないロジックがいくらでも出てくるときは素直に戻ることが多いので直感的に買いですし、チャート的に美しい銘柄が多いです。ゴリゴリ買い上がったとはいえ売りが少なかったのは良いことですし、そもそもこんな水準だと戻り売りできる人もほとんどいませんしね。長らくこのブログのサブタイトルだった1650ptまで寝てようと言ってた通り1650ptで割れである程度は買えたし1700ptまでは様子見よかな>踏まれるパターン

 

東証REIT指数は反発

夏ももう1/4過ぎ高と思うと気が楽ですね。inzaiです。手短に。朝からリバウンド気味に始まった後、あっという間にダレましたが、売りは続かず引けにかけて買い上がり。リバーサルが効いてますし感触は悪くなかったけど、インデックスのフローが入った割りに大型銘柄が走らなかったなあ。明日は3連休前のポジション整理がちょっと怖いです。この辺でモミモミしている間にポジションを少しずつ詰めれば最高なんだけどそう甘くはないですかね。