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永遠の悩み:「賃貸」VS「持家」とタワーマンション

しばしば起こる某掲示板の論争をこうやって貯めている、と言っても「タグあったんだ」って今さら気づく程度ですが、定番テーマで最近のを二つ。

賃貸 VS 持家 

「タワマン」ブームの死角 デメリット多し

マンション事業は2014年まではデベロッパーの貴重な利益源。リーマン直前に比べると利鞘は限られてますが、なかなか改善しきれないオフィスに比べれば中期的にも不良債権になる見込みもなく、優秀なセクター。

ビジネスソースの振り分けで言えば中古含めた仲介事業の方が上の印象ですが、これも郊外から都心に人が移る東京の最終形態化が進む中、成熟しきったマンションセクターから細く長く利益を取るためのでしょう。裏を返せば、建物の寿命長期化と駅前立地の減少から今後の分譲マンション供給は減少しつつあるのかもしれません。

ただ、ちょっと値段の高騰ぶりには辟易するものがあります。晴美のあれとか豊洲のあれとか。手前味噌ながら飯田橋のように中期的に無限のポテンシャルを抱えるエリアはともかく、超長期的に東京という街が大きく変わらない限り、大昔から埋め立てが進んでいる東京や大阪のエリアを見るまでもなく、あそこに過度に期待するのは大変かと。もっともっと高層ビルを建てまくって教育エリアとして発展させれば良いのでしょうけど、自然発生的に都心から湾岸に人を移転させるのは大変。

雇用統計がヤフーニュースのトップに出てくる時代か・・

雇用統計でどんな数字が出ればどんなアクションするのか良く分からないまま突入した結果、対してトレンドもでなかった。inzaiです。こんばんわ。みんなが多大に注目したときの経済指標ってこういうことがしばしばあります。

個人的にはドル円がもう少し走るかなと思ってましたが、瞬間的に12500円まで下げた日経平均先物と突っ込みかけた豪ドル以外は中途半端な水準で、米株がジリジリ上昇したことがチョッピーなプレイヤーを躊躇わせた感じでしょうか。今日から少しだけJ-REITも不動産株もドル円も豪ドルも拾うつもりでしたが全部空振り。底入れって感じではなく、たまたま他のアセットが売られた日だったという感想。為替は出しっぱだと付いたかもしれませんが、やっぱトレンドに歯向かうのは気持ち悪いので5分くらいで注文取消し。

しかし今日のネットの世界はさすがに賑やかでした。株とかアベノミクスとか、FXもかなり切羽詰った阿鼻叫喚の話もあったのですがちゃんとブックマークしてなかったのでどっかいっちゃいました。

こういうところでマーケットの温度感を計ることはしないのですが、まだちょっとみんな余裕ある気がしますね。騒いでるだけ。こんなところじゃ死なないだろうに。

4500万円飛ばして、マイナス1500万円に…

短期間にオプションだけで3000万円儲かってたら「俺って神様ちゃうん?」って思ってしまいますよね。分かります。ちなみに私の総資産はこの2日で1.5%減少しました、inzaiです。ガッデム!何のために大半をキャッシュ、あとはコモディティとドル資産中心にしてたと思っているんだ!

ただ、水曜日までの悩みは「こんなにキャッシュ余らせて俺どうすんだよ!?」だったので、日本株が調整してくれて素直に嬉しいというかホッとしてます。あー、このまま上がって行くんだろうなあ、と思ってても、自分個人の資産運用では割安感ないと買わないのが俺のジャスティスという信念なので多少イライラしてましたが、無理矢理出動してなくて良かった。

ちょっと買っちゃったのは金曜日の記事の通りですが、冷静になってみるとまだ買うの早かったなと。しかも、ポジション構築ルールその①:最初の打診買いは目標ポジションの10%まで、というのも守れてないし。この2年で初めて守らなかったのは多分それまでの「見てるだけ」ストレスも大いにあるんだろうなあと。こういうときは素直に様子見するに越したことはない。

マーケット関係者に聞いたら、100人が100人とも当面はボラティリティが高いと答えるだろうし、やることは一喜一憂しない、下がったら買って上がったら売る、もしくはずっと見るくらいでしょうか。

今週末にはプロロジスの公募増資との野村マスターの申込最終日。センシティブな時期なので発言は控えます。面子がかかっている案件が案件だけに風説の流布とか言われたらたまらんし。

確かに暴落したけどその解釈で大丈夫か?

(アップできてなかったので改めて)

久々に大暴落した株式市場ですが、J-REITは3月からずっとこんなボラティリティだったので何も感じなくなってしまってたinzaiです。こんばんわ。

流れとしては、バーナンキが「前から言ってるけどQEは止める時期が来たら止める。今夏からでも当然議論はする」と言ったことから、米国金利上昇、当然US-REITにも比較的大きな調整入る。株式は緩め。

日本時間は金利の急騰、債券先物はサーキットブレークから始まるも1%では実需がいて、みんな昨今のボラ増大からそれほど慌てる感じもない(当然ピリピリはしてた)。次に朝方からプラス推移でマーケットを引っ張ってた電機、輸送が10時過ぎから利食われる。不動産、J-REITは金利上昇から売られる。あれだけ出遅れていてまだ調整するの?短期で買ってた外国人だろなという感じ。

株価水準としてちょっとなあという感じがある中で、ここ数日のNT倍率の歪など「何か変」というのはマーケットの噂になってたところで警戒感でてくる。

セクターが軒並みマイナスになりかけたところで中国PMI発表。50を割る。中国の指標なんて信頼性ないものの、あえて50割るなんてある意味ではギブアップに近い。ここで国内株式の買い方はお休みがほぼ決定。先物は一斉に売りポジション増加。短期資金がひたすら逃げ出し、前引けに掛けて不動産、金融が大崩れ。

後場から全体的に急落。押し目も入ってたものの、ケネディクスがS安になるなど「これあかんわ」感出る。14時には株式先物のサーキットブレークが見えてきたところで、「今日はどこまでも行ったる」感出る。サーキットブレーク中のTOPIX、シンガポール先物は省略。

総論としては、米株より先に日本株が崩れたけど、個人投資家のシェアが著しく高まってたし、それはアジア諸国の調整がマイルドだったことからも顕著。中国の減速は今更感あるし、国の方向性を見極めるフェーズにある中で恐れるに足らん。そういう意味では、個人の投げが終われば、元の相場、15000円には戻るかなと。そこから先は、上で前に書いたようにバリュエーションがちょっときついのは変わらない。世界の人が恐れているのはQE終了後の米株の水準訂正で、そこが動き始めると日本もちょっときつい。如何にバーナンキを信頼するかという話です。とりあえず米債とUS-REITには引き続き着目したい。明日は電車止まらないといいなあ。

ここ数週間、目に見えない疲れが・・・

ボーっとチャリ乗ってたら車に轢かれかけたinzaiです。こんばんわ。道路工事のおっちゃんと学生で車が通れないほど横断歩道が混んでいたのでそのまま突っ込もうとしたら、ギリギリの隙間を通ってワゴンが突っ込んできました。原因は信号無視した私にあるのですが、車の急ブレーキの音をあんなに間近で聞いたのは初めて。スローモーションになって走馬灯が見えました。

もっとも、そのスローモーションではギリギリチャリの後輪が触れるかどうかで車に直撃する感じではなく、恐らくワゴンの運ちゃんもまったく周囲が見えてなかったので慌ててブレーキ踏んだのでしょうけど、まったく気付かなかった自分のストレスを再確認した一瞬でした。

さて、行ってこいの日本株ですが、正直、勝負は月曜からだと思ってます。暴落翌朝のリバウンド、後場寄りの追証売りはいつものパターン。午後14時過ぎにダブルボトムつけたところでJ-REITを少し拾いましたが、それでも2月の水準よりも高い値段でかなり悩みました。

今の乱高下は、単なるポジション調整であり、海外市場が何とか落ち着いていることから、日本株が成長を織り込みに行くのは時間の問題です。その時に、分からないものは分からないと自律機能が働くか。特段のリズムも節目もなく上値を追い掛ける展開が続くのか。

2月はアベノミクスの効果がほぼ浸透してた環境で、3月4月は株価的にボーナスフェーズだったことを考えると、成長戦略が具体化しつつ有るとはいえ、上値を再度追い掛けるには材料が必要です。そして、その材料は案外簡単に見つかるのでしょうけど、信頼感はこれまでより落ちる。

ドル円が100円として、日経平均はどこまで追い掛けられるか。15000円までなら仕込むのは12500円からですし、17000円ならここから押し目でも構いません。ボラティリティが荒れる中でそういった肌感覚がないと迷子になりそう。

J-REITは1050-1100がボトムとして、1300なら配当利回り4%くらいで今のコンディションならフェアバリューな感じ。1150なら4.5%で、住宅リートの利回りが5%。ベース金利が1%上がっても怖さは消える水準ではあるか。

仮に上に行くと、下値余地にびびって買わなかった分は負けますが、個人投資家として別に20%のアップサイドを放棄して塩漬けするのは悪くない判断。オーストラリアとか外債はこれから面白い展開になりそうですし、グローバルREITもまた然り。余力は多めに残しているに越したことはないのかもしれません。

野村マスターのIPOは大丈夫かなあ。仮条件決定(9.2万円-10万円)までこぎつげましたが、巡航ベース利回り4.5%は相対的に割安感に欠ける感じも。LTVを下げるのか、上場後の株価推移なんて知らんということになるのか。どのみち野村不動産投資顧問としては見送りという判断はないと思うけども。。