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本日の騰落率トップは大和ハウスリート(2018年6月8日)

東証リート指数 1736.49pt 前日比-0.35%
大和ハウスリート投資法人 前日比+0.65%
ラサールロジポート投資法人 前日比-1.34%

ラージSQで安く始まったあと、ジリジリと戻して終わりかと思いきや最後に売りが出て行って来い。これ、無理ゲーじゃないですかね。

トップは大和ハウスリート。4月以降、初めてのトップです。ビ・ライフとニューシティレジデンスが合併して大和ハウスレジシャルになって、そこからさらに大和ハウスリートと合併しました。大和ハウスがどこから絡んだのかもはや覚えておりません。トビアス・ブラウン、懐かしいですね。元気してるんでしょうか。

物流施設のパイプラインが山ほどあるけど、住宅の価格と商業の立地がどうにも投資家受けせず、パッとするようなしないような評価が難しいREIT。内部留保がこれだけあっても冴えないってのは総合型の限界を示しているのかも。バリュエーションにグロースを織り込むのが難しい。みんなどうしてるんやろか

 

本日の騰落率トップは2日連続で大和証券オフィス(2018年5月28日)

東証リート指数 1740.05pt 前日比-0.31%
大和証券オフィス投資法人 前日比+1.40%
ラサールロジポート投資法人 前日比-1.51%

5月権利確定最終日、大和証券オフィスがまさかの2日連続トップでフィニッシュ。いやー、強い。NBFが大きく買われた環境で、ケネディクスオフィス、ユナイテッドアーバンがトーンダウン。となると強いグロースが期待できるオフィス銘柄は消去法で大和証券オフィス、ということになるのか。2番目、3番目に大きな物件が横浜と水天宮ってどうなの?と思うところもあるけども、総じてモノは良いです。でも、権利落ち前にここまでグイグイ上がるのは久々に見ました。明日の動きが楽しみですね。

ラサールは決算発表の後、ちょっと売られて戻ってきてまた売られました。同じように見えて物流REITは中身とオペレーションがかなり癖あるのでこれから何かと動きそうな気はします。

本日の騰落率トップはラサールロジポート(2018年5月15日)

東証REIT指数 1728.31pt 前日比-0.67%
ラサールロジポート投資法人  前日比+1.36%
三菱地所物流リート投資法人  前日比-1.76%

三井不動産の株主還元で期待値が跳ね上がった三菱地所はノーサプライズで-5.2%と大幅安。無常な世界。

本日のトップはラサールロジ。世界最大の不動産サービス会社であるJLLをスポンサーとする物流特化型REITです。ラサールは仲介も鑑定も現物不動産のAMも上場不動産会社のAMもそれこそなんでもやってて、会社のロゴのかっこよさは業界随一。その勢いでJ-REITもさぞかし洗練されていると思いきやこれがなかなかの放置プレイ。最近になってから外部成長のサポートをしてくれるようになりましたが、これが上場当初からあればなあ。惜しい。物流REITにはGLPやプロロジスという強大な先行者がいるので、ちょっと差を開けられてしまって、追いつくためにDPUを引き上げようとして先にLTVが上がってしまったのが痛い。4月に決算IRがあってあまり反応しなかったのに、ここに来て上昇してくるって珍しい。

ワーストは入れ替わりなのは三菱地所物流リート。5月2日にトップになってから切り上がってきてたので一息入れたのか単に力尽きたのか。奇遇にもこの2銘柄は主力物件を共有してます。なのでそんなに中身変わんないのです。

最近のIPO銘柄まとめ

NBFがファイナンスしなくてああ残念と思ったらオリックス不動産リートの公募増資が飛び込んできたり、産業ファンドが決算期変えてきたり色々あります。inzaiです、こんばんわ。

改めてどのREITもあれやこれやと考えているようで産業ファンドは決算期を6月12月から1月7月にすることで、2月にPOしてたのを3月POにずらして、売主の決算期末に合わせることができるとかそういう話なんでしょうか。それだったら日本リテールファンドもずらせば良いのに。そうすれば両REIT連続で決算説明会できるし、社長の海外IRも一回で済みます。ってか、産業ファンドとMCUBSと被ってるから産業ファンドをずらしたんですかね?本家ずらすの?あと何気に日本ユニシスが退去した東雲を継続保有するために内規も変えてきてますね。三菱商事と言えどさすがにどうにも出来ませんでした。何にせよ埋まりさえすれば配当金に繋がるから良いのですが、大きな空ビルがあって分配金横ばいってちょっと歪。そしてヘッジ損失の計上で利益超過分配金。ヒューリックから買った圏央道の外の物流施設のCR。盛りだくさんです!

オリックス不動産リートの方は何とも素敵な物件取得。外苑前8分の何とも言えない外観の商業施設でダイアログインザダークという良く分からないテナント(たぶん)が入ってるのと天神の外れのチェーン店メインの商業ビル。共にスポンサーからの取得でなかなかよろしいお値段です。後者はともかく前者はもうちょっと鑑定データ開示しても良いと思います。事情あってのことなんでしょうけども。これなら北朝鮮ネタで書かれまくってるくるるの方が良いのではないでしょうか。

さて本題。最近のIPOの感想。

スターアジア
外資系ファンドのIPOはまたも不調に。壊滅的とは思わないけど中長期的な目線で考えるとデベとガチで勝負ってのは辛いです。財閥系デベですら動けないときにポート作って目指すのが理想なんだろうけどその場合はそんな面倒なことやらずリートに物件売却してEXITした方が手っ取り早いです。一応説明しておきますと私はSIAもインベスコもそんなに嫌いではありません。むしろNBFと準大手オフィス銘柄のスプレッド格差より準大手オフィスとこの辺の銘柄のスプレッド格差の方が小さくて良いかと思ってます。ただ、既に一人前になったREITとこれから資産倍増させないと収支合わないREITでは世間の見方は厳しい。

ラサール
上手く行きそうで株価が上がりきらない。短期的に大きなリスクがあるとは思いませんがいずれテナント退去のニュースが出る前に(ポートが小さいとちょっとした退去でもリリース出さなきゃならんので)一回くらいファナンスしたいところです。さすがにもはや物流施設を高値買いしてくれる人もいないだろうし今ならスポンサーからそこそこの価格で引っ張ってこれそうだけどそれでも優先交渉権持ってない以上はスポンサーは売ってくれないのでしょうか。
いちごホテル
可もなく不可もなく。ファイナンスでの追加取得物件はほぼ想定通りのクオリティで株価も悪くない推移。ホテルの需要と供給のミスマッチのピークは過ぎたけどそれだけに諦めたオーナーによるいちごリノベーションのニーズはまだまだ強いはず。インヴィンシブルの決算で連想されて大きく動いたりするかもしれませんが、ホテルリートの中では一番利回りが低いのも事実。ただ、個人的にはいくらリノベ可でも限度があると思ってます。

マリモ
焦って上場する必要あったのか。スターツやトーセイと同じでしっかりとした不動産会社であることは疑い無いものの、上場のステータスがそんなに欲しかったのか。とても惜しいです。何がダメかというとそもそも何から手を付けていいのかまるで分かりません。あの多様なアセットの面倒を見るのは大変ではないか。アセットが違えばやり方も違うし出張費も必要だし、どんなREITを目指すのか難しいところ。総合型ってどうしても「これじゃなくても良いんじゃね?」となってしまいます。

さくら総合
ガリレオって懐かしい響きです。日本管財も良い会社だと思いますし、あの規模で昔からオーストラリアでビジネスやってるということはそれなりにちゃんとした組織であることは疑いがありません。ただしコア不動産である新宿三丁目とか岸和田も高いけどポテンシャル的には良いとしてその他の落差が大きいです。そもそも大手REITなら売却候補物件になるようなノンコア物件が主力という時点で厳しい。

三井不動産ロジ
特に突っ込むところもなく。

大江戸温泉
利回りがちょっとアレな感じですが一万以下という目の付け所が好きです。地元の温泉関係者のブログでは総スカンですが逆に言うと痛いところを突いているわけで、エリア全体が沈んだらどうしようもないものの、ビジネスモデルは評価します。周りの温泉も大江戸温泉と連泊プラン出したりすれば良いのにね。私はよく高級旅館とビジネスホテルを梯子します。あーでも地元に大江戸なんちゃらって旅館は出来てほしくないかも。

タカラレーベンインフラ
何かと渦中の太陽光発電ですが、国が大きくビジネスモデル、というか甘い蜜を吸うのは許さんという方向に舵切っているのでこういうちゃんとした会社の太陽光ファンドはそれなりに上手くいくのではないかと思ってます。派手さはありませんし、しょせんソーラーパークには見劣りする、言ってみればNBFに対するスターツやいちごオフィスくらいの存在感ですけど、日本賃貸住宅くらいにはなれるんじゃないか。REITと違ってバリュエーションが少々面倒でした。それは大江戸温泉も似たり寄ったりですけど。