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J-REIT分析 2019年10月27日

オールブラックスがあんな惨敗を食らうなんて驚き。inzaiです、こんにちは。2019年のテストマッチでは出足の早いディフェンスに苦戦する試合がいくつかあり、追い詰められた時の脆さは弱点ではありましたが、そこを執拗に突いてきたイングランドは流石でしたね。ボーデン・バレット等のスタープレイヤーに仕事させず、キックコンテストはひたすらセブ・リースを狙って、仮にファインプレーが出てもオールブラックスが波に乗れない試合運び。すごかった。際どいボールがほとんどイングランドに入ってしまったのは神様、ちょっと残酷すぎるよーと思ったけど。

ティア1の国際試合ともなると、基本的にどこも隙がないチームですが、それでも南半球がスタープレイヤーを中心とした試合運びをなりがちなのに対し、北半球は組織をガッチガチに固めて手堅く勝ちに行く。戦略がハマると強いのは南半球ですが、こういう緊張感のある一発勝負では北半球の強さが目立ちます。個人技に優れたフランスが北半球で冴えないのもそんなところなのかなと。ただ、南半球の典型的なチームだった南アは徹底的に組織を鍛えて強くなりましたし、アイルランドやウェールズはキックを使ったアンストラクチャーでイングランドに勝ってきました。あと3試合、どんなプレーが見られるのか楽しみです。

さて、前回の記事で紹介した全宅ツイの書籍。発売前の勝手な感想ではあまりに無責任なので少しずつ読んでおります。

そんな中でひと際目立つのが実況! 会社つぶれる! !
そもそも、このブログは不動産取引を扱わないし私も勘所ないので業界で噂の劇薬裏技集 不動産大技林と言われてもなあという感じですが、この本だけは上場企業寄り。巻末のしくじり不動産名鑑だけで1500円の価値があります。会社名、破綻に至った経緯、負債総額を眺めているだけで目頭が熱くなります。高い?でも東洋〇済やダイ〇モンドの不動産特集なんてもっと中身ペラペラなのに700円ですからね。個人的にはアーバンコーポとパシフィックは1ページずつ割いて欲しかったけどあんまりピックアップされてなかったのが残念。あとスルガのモンゴル事業。やたらモリモトに注力されていたのは関係者がいたからでしょうか。モリモト、まだ現役バリバリで頑張っているのに。

さてさて、前置きが長くなりました。月に1度は更新したい当ブログ。前回が9月上旬だったので10月下旬ならギリギリセーフ。11月は中旬に更新できそうな感じです。私生活がちょっとアレなんですよね。

東証REIT指数はYTDで+26.7%。前回の更新で「ピークに近い動きで変調も出てるけど最高値更新して欲しい」と書きましたが、東証REIT指数は前回比+5.8%で市場最高値まであと16%に迫ってきました!!ただ、J-REITだけが頑張っているわけではなく米国REITもYTDで+26%、出遅れていた欧州も最大手Unibail Rodamcoがこの1か月半で+21.5%。J-REITだけが過熱しているわけではないので何かの弾みで独歩高というのも夢ではなくなってきました。

では冷静にマーケットを見てみるとどうなのか。この1か月半の動きを見てみると、騰落率下位に名を連ねているのはこれまで指数を引っ張ってきたオフィス、住宅の大手がずらり。投資口利回りが3%を切ってくるとグロース期待があってもさすがに上値が重くなってます。そもそも業績改善のバッファがほとんどなく賃貸市場頼みなのでショックには弱いところまでバリュエーションが切り上がってます。なにもJ-REIT買わなくても株式ランキングでは業績のダウンサイドリスクが小さいのに配当利回りが4%を超える銘柄がゴロゴロしているので(もちろん業績悪化を織り込んでいるものもある)目移りしてしまうといったところもあるのかも。でも、これまで抑制的だった物件売却などJ-REITにはまだまだ取り得る戦略もあるので、売るに売れない。そんなマーケットストラクチャーなんでしょうね。

パフォーマンス(9月6日~10月25日の騰落率/利回り)
東証REIT指数 5.8%
3308 日本ヘルスケア投資法人 23.9% 3.71%
3493 伊藤忠アドバンス・ロジスティクス投資法人 17.8% 3.64%
8953 日本リテールファンド投資法人 16.4% 3.64%
2971 エスコンジャパンリート投資法人 16.1% 5.20%
8977 阪急リート投資法人 13.8% 3.48%
3249 産業ファンド投資法人 13.6% 3.60%
3292 イオンリート投資法人 13.5% 3.90%
3492 タカラレーベン不動産投資法人 12.7% 5.24%
3481 三菱地所物流リート投資法人 12.3% 3.32%
3487 CREロジスティクスファンド投資法人 11.7% 4.23%
3472 大江戸温泉リート投資法人 11.4% 4.82%
3470 マリモ地方創生リート投資法人 11.0% 5.12%
3309 積水ハウス・リート投資法人 10.7% 3.14%
3451 トーセイ・リート投資法人 10.6% 4.95%
3466 ラサールロジポート投資法人 9.8% 3.87%
3476 投資法人みらい 9.8% 4.89%
3227 MCUBS MidCity投資法人 9.6% 3.20%
3290 Oneリート投資法人 9.3% 4.61%
3279 アクティビア・プロパティーズ投資法人 9.3% 3.43%
3278 ケネディクス・レジデンシャル投資法人 8.9% 3.64%
3295 ヒューリックリート投資法人 8.9% 3.34%
8956 プレミア投資法人 8.8% 3.34%
3298 インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人 8.4% 3.48%
3281 GLP投資法人 8.3% 3.54%
3234 森ヒルズリート投資法人 8.2% 3.16%
3462 野村不動産マスターファンド投資法人 8.2% 3.20%
8979 スターツプロシード投資法人 7.8% 4.20%
3287 星野リゾート・リート投資法人 7.7% 4.39%
8984 大和ハウスリート投資法人 7.0% 3.61%
3463 いちごホテルリート投資法人 6.8% 5.68%
8964 フロンティア不動産投資法人 6.4% 4.35%
8960 ユナイテッド・アーバン投資法人 6.3% 3.20%
8975 いちごオフィスリート投資法人 6.2% 3.76%
8987 ジャパンエクセレント投資法人 6.2% 3.15%
8966 平和不動産リート投資法人 5.3% 3.45%
3296 日本リート投資法人 5.0% 3.79%
3453 ケネディクス商業リート投資法人 4.9% 4.32%
8955 日本プライムリアルティ投資法人 4.8% 2.88%
3471 三井不動産ロジスティクスパーク投資法人 4.6% 2.86%
3283 日本プロロジスリート投資法人 4.6% 2.97%
3468 スターアジア不動産投資法人 4.1% 4.72%
3478 森トラスト・ホテルリート投資法人 4.0% 4.73%
8986 日本賃貸住宅投資法人 3.9% 3.84%
8968 福岡リート投資法人 3.9% 3.94%
2972 サンケイリアルエステート投資法人 3.8% 4.02%
8951 日本ビルファンド投資法人 3.7% 2.66%
3473 さくら総合リート投資法人 3.7% 4.13%
8985 ジャパン・ホテル・リート投資法人 3.7% 4.34%
3269 アドバンス・レジデンス投資法人 3.3% 3.03%
3455 ヘルスケア&メディカル投資法人 2.9% 4.61%
8972 ケネディクス・オフィス投資法人 2.9% 3.19%
8957 東急リアル・エステート投資法人 2.6% 3.13%
8954 オリックス不動産投資法人 2.2% 3.09%
8952 ジャパンリアルエステイト投資法人 1.8% 2.75%
3226 日本アコモデーションファンド投資法人 1.6% 2.84%
3488 ザイマックス・リート投資法人 1.6% 4.47%
8976 大和証券オフィス投資法人 1.4% 3.10%
8963 インヴィンシブル投資法人 1.4% 5.13%
8967 日本ロジスティクスファンド投資法人 1.3% 3.49%
3282 コンフォリア・レジデンシャル投資法人 -0.1% 2.97%
3459 サムティ・レジデンシャル投資法人 -0.6% 4.49%
8961 森トラスト総合リート投資法人 -1.3% 3.72%
8958 グローバル・ワン不動産投資法人 -5.7% 3.14%

 

 

J-REIT分析 2019年9月8日

inzaiです、こんばんは。J-REITが年初来高値を更新しまくっており書きたいことも多いのですが、仕事が忙しいので年初来騰落率と直近利回りのランキングだけ記載します。色々と示唆に富んでますね。インヴィンシブルは売られ過ぎからのリバウンド、物流REITは売られ過ぎからのリバウンド。足元で大きく上昇している商業REITや小型REITは次の決算発表での上位投資主の顔ぶれが楽しみです。

■年初来騰落率ランキング/分配金利回り
東証REIT指数 19.5%
8963 インヴィンシブル投資法人 46.9% 5.20%
3459 サムティ・レジデンシャル投資法人 42.2% 4.46%
3466 ラサールロジポート投資法人 41.8% 4.25%
3471 三井不動産ロジスティクスパーク投資法人 39.2% 3.01%
3249 産業ファンド投資法人 32.7% 4.09%
3481 三菱地所物流リート投資法人 31.8% 3.46%
3298 インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人 31.6% 3.76%
3309 積水ハウス・リート投資法人 31.2% 3.48%
3492 タカラレーベン不動産投資法人 31.1% 5.90%
3462 野村不動産マスターファンド投資法人 30.7% 3.44%
3493 伊藤忠アドバンス・ロジスティクス投資法人 30.3% 4.29%
3227 MCUBS MidCity投資法人 29.5% 3.51%
3487 CREロジスティクスファンド投資法人 28.3% 4.72%
3226 日本アコモデーションファンド投資法人 28.3% 2.91%
8954 オリックス不動産投資法人 28.0% 3.03%
8958 グローバル・ワン不動産投資法人 27.4% 3.06%
3476 投資法人みらい 26.8% 5.36%
8961 森トラスト総合リート投資法人 25.6% 3.67%
3283 日本プロロジスリート投資法人 24.9% 3.09%
3282 コンフォリア・レジデンシャル投資法人 24.8% 2.93%
8957 東急リアル・エステート投資法人 24.4% 2.89%
8967 日本ロジスティクスファンド投資法人 23.8% 3.45%
8956 プレミア投資法人 23.3% 3.62%
3278 ケネディクス・レジデンシャル投資法人 22.5% 3.72%
8986 日本賃貸住宅投資法人 22.5% 3.98%
3234 森ヒルズリート投資法人 21.4% 3.40%
3296 日本リート投資法人 21.2% 3.99%
3455 ヘルスケア&メディカル投資法人 21.0% 4.85%
3281 GLP投資法人 21.0% 3.75%
8976 大和証券オフィス投資法人 20.8% 3.14%
3488 ザイマックス・リート投資法人 20.5% 4.38%
8960 ユナイテッド・アーバン投資法人 19.3% 3.39%
8984 大和ハウスリート投資法人 19.0% 3.87%
8955 日本プライムリアルティ投資法人 18.7% 3.03%
3279 アクティビア・プロパティーズ投資法人 18.3% 3.76%
3473 さくら総合リート投資法人 18.1% 5.12%
8972 ケネディクス・オフィス投資法人 17.6% 3.29%
8952 ジャパンリアルエステイト投資法人 16.4% 2.78%
8979 スターツプロシード投資法人 16.3% 4.50%
3269 アドバンス・レジデンス投資法人 16.0% 3.06%
8987 ジャパンエクセレント投資法人 16.0% 3.34%
3453 ケネディクス商業リート投資法人 15.4% 4.47%
3470 マリモ地方創生リート投資法人 15.3% 5.68%
3290 Oneリート投資法人 14.7% 4.52%
8951 日本ビルファンド投資法人 13.6% 2.77%
3451 トーセイ・リート投資法人 13.3% 5.39%
3295 ヒューリックリート投資法人 12.0% 3.58%
8966 平和不動産リート投資法人 10.6% 3.62%
3472 大江戸温泉リート投資法人 10.4% 5.38%
3308 日本ヘルスケア投資法人 10.4% 4.60%
8977 阪急リート投資法人 10.2% 3.95%
3292 イオンリート投資法人 9.9% 4.43%
8975 いちごオフィスリート投資法人 9.6% 4.00%
3478 森トラスト・ホテルリート投資法人 8.7% 4.56%
3468 スターアジア不動産投資法人 7.6% 4.90%
3287 星野リゾート・リート投資法人 7.5% 4.72%
8968 福岡リート投資法人 7.4% 4.13%
8964 フロンティア不動産投資法人 4.8% 4.64%
8985 ジャパン・ホテル・リート投資法人 4.6% 4.50%
8953 日本リテールファンド投資法人 -2.2% 4.19%
3463 いちごホテルリート投資法人 -6.5% 7.39%

※2019年上場組
2971 エスコンジャパンリート投資法人 5.97%
2972 サンケイリアルエステート投資法人 4.19%

 

J-REIT分析2019年7月21日:東証REIT指数は2000ptで定着しつつある?

参院選選挙はいつになく選択肢がなくて苦しかった。inzaiです、こんにちは。この6年間で何かやってくれた人がいればその方を素直に選びたいところですが、まだ投票期間終わってないのでごにょごにょ。

さて、東証REIT指数はついに大台乗ったと思わせておいて翌12日に2000ptを割れましたが、それは1日だけで、その後はあっさりと2000ptを回復。その後も維持しております。

GW前4/26の東証REIT指数1889ptからは+6.6%上昇。その間の銘柄別リターンはこの通り。

タカラレーベン不動産投資法人 24.97%
物件売却益で分配金を嵩上げしたタカラレーベンが1位、というかその前から高利回り銘柄が買われており、そこに物件入替ニュースで一段高。4月26日のJ-REIT分析で「これ以上は悪くならないんじゃないかな」と書いたけどこんな展開はまるで予想してませんでした(ほんとだよ?)。

三菱地所物流リート投資法人 17.89%
インデックスイベントで大幅高。なんとか言うか不遇なREITですよね。三井不動産ロジと同様に低LTVなのに何してもまったく評価されず、POでボロクソに売られ、その挙句イベント期待でこれかよと。利回りは同じくらいになりましたがFFOで見るとまた違う景色があります。

サムティ・レジデンシャル投資法人 16.77%
大和証券がサムティとホテルREITを立ち上げるので、こちらは住宅として生き残りそうというのがネタでしょうか。日本賃貸住宅がP/NAV割れなのにこちらは好調というのも意味深。もともと持ってる物件のクオリティは高かったけど、大阪というだけで嫌われがちだった。まあ大阪は市況も悪かったしね。

ヘルスケア&メディカル投資法人 16.70%
ヘルスケアはオペレーターさえ問題なければ20年固定で賃料はすこぶる底堅い。インフラファンドがあれだけ評価されているのだからヘルスケアREITがこうなってもおかしなくない。最近はSMBCのサポートを全面に打ち出しているしね。こちらも4月26日のJ-REIT分析で、インフラファンドよりこっちじゃない?とコメントしています。全然記憶ないんだけど、昔のinzaiはすごかった。。。

投資法人みらい 16.65%
合併が着々と進んでます。ミナーラ?あんなもん見に行かなくても冴えないの分かってたでしょ。エスコンやマリモの地方商業はどうなんでしょ。商圏見極めてきっちりやってると思うのだけど。

東急リアル・エステート投資法人 15.14%
産業ファンド投資法人 14.61%
インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人 12.97%
ザイマックス・リート投資法人 12.79%
日本アコモデーションファンド投資法人 12.65%
アドバンス・レジデンス投資法人 12.08%
コンフォリア・レジデンシャル投資法人 11.96%
日本ロジスティクスファンド投資法人 11.59%
インヴィンシブル投資法人 11.19%
CREロジスティクスファンド投資法人 11.12%
ラサールロジポート投資法人 10.56%
三井不動産ロジスティクスパーク投資法人 10.18%
スターアジア不動産投資法人 10.14%
ジャパンリアルエステイト投資法人 9.89%
森ヒルズリート投資法人 9.44%
Oneリート投資法人 9.10%
エスコンジャパンリート投資法人 9.01%
ケネディクス・レジデンシャル投資法人 8.67%
さくら総合リート投資法人 8.55%
グローバル・ワン不動産投資法人 7.32%
日本プライムリアルティ投資法人 7.08%
森トラスト総合リート投資法人 7.03%
日本プロロジスリート投資法人 6.95%
日本ビルファンド投資法人 6.69%
サンケイリアルエステート投資法人 6.64%
ヒューリックリート投資法人 6.58%
大和ハウスリート投資法人 6.58%
MCUBS MidCity投資法人 6.47%
イオンリート投資法人 6.24%
プレミア投資法人 6.16%
オリックス不動産投資法人 6.14%
トーセイ・リート投資法人 5.82%
日本リート投資法人 5.78%
平和不動産リート投資法人 5.33%
ケネディクス・オフィス投資法人 5.10%
大和証券オフィス投資法人 5.06%
アクティビア・プロパティーズ投資法人 5.05%
GLP投資法人 4.26%
スターツプロシード投資法人 4.21%
野村不動産マスターファンド投資法人 3.99%
星野リゾート・リート投資法人 3.89%
積水ハウス・リート投資法人 3.61%
日本賃貸住宅投資法人 3.26%
福岡リート投資法人 3.23%
日本リテールファンド投資法人 3.00%
森トラスト・ホテルリート投資法人 2.99%
ユナイテッド・アーバン投資法人 2.98%
伊藤忠アドバンス・ロジスティクス投資法人 2.98%
マリモ地方創生リート投資法人 2.87%
阪急リート投資法人 2.56%
日本ヘルスケア投資法人 2.44%
いちごオフィスリート投資法人 2.34%
ジャパンエクセレント投資法人 1.94%

フロンティア不動産投資法人 0.32%
悲しい。天下の三井不動産の商業REITなのに利回りは日本リテールはおろかイオンリートや日本賃貸を上回っています。ケネディクス商業の投資口価格が急落して何とか商業REIT最下位の称号は免れましたけど、ONEリートにも抜かれそう。元JTというのがいまいちやる気になれんのか。

ジャパン・ホテル・リート投資法人 -0.33%
悪くはないけど先行して上昇してたのとインヴィンシブルへの乗り換えで上値抑えられた感じもある。ファンダメンタルズもGWあってこれかあという感じだし、宿泊特化より供給少ないとは言え、その分、普通に景気サイクルの波に振らされやすいので、決して底堅いわけではないわな。

いちごホテルリート投資法人 -0.46%
冴えない。関西のシェア大きいし、こちらもインヴィンシブルへの乗り換えもあったんだろうなと。個人的にオフシーズンのホテルビスタプレミオはすごいコスパ良いです。しかしアコモと言いいちごホテルと言い、なんでここで広島のホテル買うんでしょうね。マーケットのパイ小さいし持ってても持ってなくても良い最たるエリアだと思うけど。サイクルの最後なのかなあ。

大江戸温泉リート投資法人 -1.03%
主要物件の契約変更したり、物件取得が止まったり苦戦している中で7月19日に発表した2020年5月期予想は減配。トップライン維持ながら営業費用が増加。しかし内訳は償却費増以外の理由はまだ分かりません。物件による凸凹が大きくなっているので予想難しい。

ケネディクス商業リート投資法人 -1.71%
冴えないというか3月に上がり過ぎたよね。あれ何だったんでしょうか。先週はレーザービームの下げが出て利回り4.8%超えまで売られたきました。

というわけで、この3か月は優良中小型銘柄と住宅銘柄ががっつり買われた期間でした。統計では海外から資金流入が鈍い、ほんまか?と言われるけど、銘柄ピックもそんな感じですわな。利回り格差はそこそこ潰してきた感あるので、ここから消去法的薄利多売トレードで荒れる相場になるのかな。2007年の時みたいにとりあえず2か月で20%上がるでーって展開になったらそれはそれで。

この上位と下位5銘柄にコメントするのは、手間とアウトプットのバランスが良いので今後はこの形で更新頻度上げていきたいところです。

J-REIT分析 2019年6月21日

オリンピックのチケット申込は全滅。inzaiです、こんにちは。ってかうちの部署25人は全滅でした。アスペ2人とは誰も会話してないので当選している可能性はありますが。テレビですら見る気が起きない開会式のあの価格なのに申込が殺到するって日本もまだまだ豊かなんですなあ。

さて、J-REITは絶好調。昨年秋に1800ptは天井感あるよねーって売りが出てたことが夢みたいです。2月、3月に1,850ptでずっと上値が抑えられていたことも今となってはあそこが最後の買い場だったんだ、と言わんばかりで、1900ptはもはやなんの節目にもならず1950ptを超えてきました。

東証REIT指数の分配金利回りは4%を下回ってきて、NBFに至っては2.8%割れ。トヨタの配当利回り3.3%、NTTドコモ配当利回り4.4%を余裕で下回っています。J-REITと言えば高利回り狙いと言うのが当たり前の世界だったのはもう数年前。いまや安定グロース銘柄としか思えないバリュエーションになってきました。透明性高いし、不動産売却すればいくらでも利益でるし、インデックスイベントもあるので間違ってはないと思いたいですが、景気サイクル悪化したらすごく落ち込むファンダメンタルズなのは間違いないです。そこは注意したい。

個別銘柄。フロードリブンな市況だけあって、大きなバラつきが解消されてきた一方で、小さいバラつきが目立つようになってきました。そこら辺りを厚めにコメント。NBF、JRE、日本リテールファンドは前回に気合入れたので今回は軽めです。

8951 日本ビルファンド投資法人 761,000 2.77%
絶好調。2016年から2018年まで下げ続けた後に右肩上がりの動きが続きます。前回の決算予想がたまたま好材料が重なっただけでそこまでの勢いはないと思うのですが、来週権利落ちを迎える6月のところでどんな数字が出てくるか楽しみですね。

8952 ジャパンリアルエステイト投資法人 664,000 2.99%
NBFに大きくアンダーパフォームしてますが、それに対する社長のコメントは「はあ、まあそうですね」と言った類の覇気のなさだったとか云々で「やっぱりやる気ねえじゃねえか」という従前の評価はそのまま。元々アグレッシブに運営するタイプではないので、それで投資口価格が下がるはずもなく、マーケットベータを素直に取り込んでくれればいいですよー。

8953 日本リテールファンド投資法人 217,200 4.11%
次々と手を打っていても一向にNAVプレミアムにならない商業最大手REIT。イオンリートとケネディクス商業はしっかりと持ち直したのに辛いですね。こんな市況で物件入替を積極化と言われても買えるものがあるはずもなく、むしろあの素っ高値で買った銀座の物件をCR2%で売って見せろと言いたい。悪口書いてますが、中期的にはズルズル駄目になることもないと思ってます。

8954 オリックス不動産投資法人 198,700 3.58%
総合リース会社のオリックスがスポンサーの総合型リートと聞いて怪しまない人はいないと思います。そして、実際、証券取引等監視委員会から処分を食らった数少ないリートで、クオリティ、オペレーション、マネジメントの全てにおいてグダグダ感が強かった時代があったのも事実。住宅買ったり、物流買ったり、ホテル買ったりと方向感も定まらないなあという指摘ものその通り。しかし、そこからコツコツと評価されるファイナンスを重ねてきて、情報開示などの透明性も大きく引き上げて、うっかり姫路のホテルとか下関の全然流行ってない商業買ったりしたこともありますが、それ以上に良い物件も買ってきて、ミスはしっかりと自力て取り戻して(自分がテナントとして入ったりね!)、個人的にはリスクとリターンのバランスでは随一のリートだと思ってます。

こういう総合型で渋く不動産料理するタイプで言えばユナイテッドアーバンが先行していたものの、キーマンや社長交代もあり、少しずつキレが失われているので本リートもそうなるリスクがあるわけですが)、いまのところ徒に規模を追求したりせずしっかり運営されているなと。あと、何気にスポンサーがリーマンショック以降、不動産事業に対してしっかりとブレーキ踏んでいるので、昔みたいにリートにはめ込んで終わりという事業ではなく、今後の不動産低迷局面では協働して次の成長フェーズに入ってくれそうという期待もあります。何も考えずにアクセル踏み続けているリートの方が成果が出ているのも事実なんですけど(本リートのそのリスクはホテルという形で取りに行ってはいるけど)、その辺はそういうリートとそうじゃないリートで投資家がバランス取れば良いだけなんで、本リートには今までの方針を貫いてもらいたいです。

あとオリックス不動産投資法人て長いけどオリックス不動産とは略せないし、オリックスリートあたりに改名してくれると助かります。

8955 日本プライムリアルティ投資法人 487,500 3.02%
東京建物系のオフィス中心のリート。スポンサーがFUNDES神保町を外部に売却したのは意外でした。まあ銀座を買って評価が下がっただけに次に神保町を高値で買わせるのはロジックが難しいですよね。東京建物念願の八重洲の再開発が始まったので少しずつ動き出てくるんでしょうね。

8956 プレミア投資法人 141,500 3.94%
3年に1度の恒例の社長交代。不動産とは縁遠そうな人がやってきて投資口価格が下がりましたけど、同時に詳しそうな人もやってきたので少し持ち直し。先週の決算発表で大きく上昇したのは物件取得で分配成長を明示したからなんですが、みんな五反田のプレスリリース読んでないのかな?あるいは上方修正しないからファイナンスすると思ってしまったか。新橋の古いビルのテナントであるジャパンディスプレイが退去するとのことで長い目で見ればプラスの話ですがこれもどう評価されるのやら。

8957 東急リアル・エステート投資法人 185,100 3.15%
JPRと同じでこれから渋谷の開発でスポンサーの資産入替も活性化するでしょうし、何かあるとしたらもうちょっと先でしょうけど、しっかり何かやってくれるはず。

8958 グローバル・ワン不動産投資法人 133,400 3.33%
スポンサーや明治安田生命だし、元々動きのないリートだけに4月にPOしちゃったんで1年くらい何もないんじゃないかな。。

8960 ユナイテッド・アーバン投資法人 181,100 3.80%
資産拡大を意識してるのか、もうチマチマ積み上げる社風は消えてなくなってしまったのか地方の大型複合施設やホテルを積極取得中。POで甲子園のホテルを取得したのは悩ましい。浦和のホテルはきっちり想定以上に好調で驚きましたけど、兵庫で地元経済界のニーズがそんなにあるんやろか。今更大阪でホテル余ってるなんて言うのも野暮な話だしちょっと評価が難しかった。

8961 森トラスト総合リート投資法人 175,200 4.19%
ソフトバンクは退去するけど通知来てないので施策、スポンサーサポートを含めて何も言えません、と言われても困るけどその通りなんでしょうがない。スポンサーから見放されつつあると心配しているからサポート入るの?って話をしているので議論が噛み合わない。

8963 インヴィンシブル投資法人 59,500 5.60%
グロース志向を打ち出して物件売却しまくるというのは何となくモヤモヤするけど、2%台で住宅を売却して3%台でホテル買うからOK!

8964 フロンティア不動産投資法人 472,500 4.44%
なんでイオンリートより利回り高いねんという話です。

8966 平和不動産リート投資法人 126,500 3.79%
東証の賃料上昇おめでとうございます!グロスとは言えかなり安い気がしますが、ある意味で相場賃料ではなく東証の賃料負担力以上のものは支払えない極めて特殊な案件なので仕方がない。REITの方は中計掲げてしっかりと頑張っていますし、この水準なら外部成長も可能なんでしょうけどこのエクイティコストでのファイナンスは初めてなので投資家もREITもどういう物件買った場合にどう評価したらいいのか悩んでしまいますよね。劣化プレミアと思ってたらいつのまにか評価変わんないところまで来てますね。

8967 日本ロジスティクスファンド投資法人 246,400 3.83%
普通のリートになりました。低い利回りで物件取得してLTVも普通の水準になったら投資口価格が上がるという、ポテンシャルの実現という意味では正しいのでしょうけど、それで良かったのかなあという不思議な気持ち。取得余力あってもパイプラインがなかったからしょうがないよね。

8968 福岡リート投資法人 173,700 4.25%
ECに移りつつあるラオックスがどうなるのかというか早く出て行ってくれというのが本音でしょうけど、それはそれでキャナルに何を入れるのかな。水族館とかすっごくシナジーありそう。やや出遅れ感があるのは、好調なオフィスがあまり評価されてないのと、インバウンドの不透明感、そして資産規模か。収益ボラの低さをもっとアピールできないものか。

8972 ケネディクス・オフィス投資法人 772,000 3.50%
好調なんだけど爆発力に欠ける印象。ケネディクスってもっとグイグイいってなかったっけ?もう取れるところは結構取ってるから、テナントリレーションが良くも悪くも中立でわがまま言えないのか、本音ベースでオフィスの賃料グロースが頭打ちと考えているのか。こちらもキーマンが私募の方に言ったせいかキレが落ちてる気がします。

8975 いちごオフィスリート投資法人 102,400 4.14%
こちらも物件売却を進めているので分配グロースは低水準。投資口価格もずっとレンジ。古い物件が多いので修繕費の影響も。不思議な感じ。

8976 大和証券オフィス投資法人 785,000 3.16%
グラスシティ晴海、リースアップに自信あるので、というのは分かるけど晴海をそのキャップ感で買うのはなあ、と言いたいところですが、このリートはずっと昔からそう言われ続けているので今更です。少しずつ運用スタンスが内よりにマイナーチェンジしてるところからセンス良くて良いと思うけどバリュエーションも十分高い。

8977 阪急リート投資法人 149,400 4.15%
ネットでは出てこないのですが、阪急本店に足立音衛門の栗のテリーヌ限定品あってさすが阪急は違うなあと思いました。確か栗粉を生地に練り込んでいるとかで、栗の香りがすごかったとか。大阪土産で保育園に差し入れしたのですがすっごく評判よかったです。FUNDES神保町は、これから開発が進むエリアであることを勘案しても高い評価はしにくいです。あの辺でマンション開発とか企んでいるんやろうか。

8979 スターツプロシード投資法人 175,700 5.03%
3月に物流やこの辺が大きく買われたのはなんだったんでしょうね。地道にコツコツ運用されてます。

8984 大和ハウスリート投資法人 256,400 4.11%
スポンサーが中国での横領やアパートの工事で色々やらかしているせいか、ファイナンスのクオリティが昔より低い。そしてこれがいつまで続くのか分からない。まあ大和ハウスなんて昔からそんなもんでしょと言われりゃそうだろうし、物件売却して分配金を積極的に引き上げてくることもなさそうだし、でも、もっと上手くやろうと思えばできるポテンシャルあるので勿体ないなあ。

8985 ジャパン・ホテル・リート投資法人 88,100 4.18%
供給の多いホテルは宿泊特化型が多いと言えど、あの辺が安売りしてくるとミドルやアッパースケールも影響あるから無傷ではいられないよなあ。まだ収益ボラティリティを反映しているとは思えないし、のんびりお付き合いするのかな。

8986 日本賃貸住宅投資法人 83,100 4.81%
6/11に特集記事こちらではありませんよ。

8987 ジャパンエクセレント投資法人 162,600 3.46%
6月決算銘柄と言うのもありジリジリ買われてます。興和不動産っぽいかっちりしたポートゆえ賃料引き上げがやや遅れていたこともあり、今後に期待する流れか。ここまで上昇するだけどここから思いたいのよね。

2971 エスコンジャパンリート投資法人 108,700 5.78%
ジワジワ来ました。底地多いので安定性はピカイチ。10年後は分からないと言われるとその通りなんですけど、利回り6%ってそういう話ではないよね。パイプラインも拡充しているし案外バランス感覚良い。http://www.theworldfolio.comに掲載されたそうですがまだ読んでないです。

2972 サンケイリアルエステート投資法人 111,700 3.98%
こちらもしっかり上げてきました。2000番台は2016年、2017年のIPO組の反省を活かした運営になってて好感が持てます。投資口価格が好調なので決算発表で外部成長の目標前倒しを発表。

3226 日本アコモデーションファンド投資法人 596,000 3.26%
特に言うことないです。アコモも分配金利回り3.4%と3.2%で何が違うのか?と言われると何も違わない。カッチカチの分配金もらってから売るんだから、その辺は誤差だよねー。

3227 MCUBS MidCity投資法人 104,300 4.38%
ここしばらく何もプレースリリースも出てません。なんだろ。

3234 森ヒルズリート投資法人 152,100 3.73%
出遅れ銘柄のド本命だったのですがさすがに上昇してきました。そらそうだよね。

3249 産業ファンド投資法人 133,800 4.50%
2018年はずっと売られてましたが何が理由だったの思い出せません。このリートはいつもそんな感じ。些細な悪材料にずっと引きずられて何事もなく戻ってくる。ちょっと厄介な癖があります。

3269 アドバンス・レジデンス投資法人 321,000 3.34%
ついに高坂社長が交代!!!リーマンショック後にREITを立て直した実力者がどんどんいなくなっていきます。ADRも少し変わるのかな。REITながら箱ではなく企業として人材面にも方策打ち出しているしそのスタンスが大好きでした。次の社長があれを真似するのは難しいだろうな。

3278 ケネディクス・レジデンシャル投資法人 189,600 4.14%
相変わらず良くわかんないボラティリティがあります。ここまで住宅が過熱するとヘルスケアの外部成長と住宅の安定性でバランスの良い成長を続けそうですが、こういう局面てなぜかすぐ終わるんだよな。

3279 アクティビア・プロパティーズ投資法人 468,000 4.23%
明らかに割安に放置されてますが、次に何やらかすか分からないから仕方ないね。ってかファンドマネージャーって感性と感情に素直ですからしょうがない。これは国内も海外も同じ。

3281 GLP投資法人 120,800 4.39%
PGGMは何でムキになって買ってるんでしょうか?まあこの水準なら大損することはまずないですし、悪い判断ではないと思います。しかし、これだけ買われても上昇しないGLPも相当すごい。幸いスポンサーは米国ポート売却して当座の資金は不要なのでGLPも焦って変なファイナンスすることもないでしょう。辰巳社長もほっと一息ついてるんじゃないかな。

3282 コンフォリア・レジデンシャル投資法人 305,000 3.32%
バランス良い住宅リートなのは認めるけど押し目の勢いがすごい。下がったら絶対買うマンがいる。住宅リート全般に言えるけど利回り3%フラットになるまで過熱感と言う言葉は出てこないのではないか。

3283 日本プロロジスリート投資法人 248,500 3.60%
いつも通りファイナンスやったのに、PO前に大きく下落して、PO後に急騰。意味が分からない。中の人はもっと意味が分からないでしょうね。

3287 星野リゾート・リート投資法人 548,000 4.81%
OYOがインドの宿泊オペレーターでOMOが星野リゾートだっけ?というくらいにしか興味がないです。昔はアイスキャンディーではなく生ビールサーバーが置いてあり、まさに非日常だったのにね。大人しくなっちゃいました。正月に界に行きましたが、この(正月)価格でこのクオリティ?というのが本音。しばらくは距離置くのかなあ。とは言え、地方の温泉街で2.5万円なら迷わず星野リゾート選びます。

3290 Oneリート投資法人 280,900 4.91%
良くも悪くも動きないですね。NBFとの利回り格差2%まで開いてます。イメージだけだともっとポートフォリオの質は高そうなのにたまにじっくり見ると眩暈がします。

3292 イオンリート投資法人 136,900 4.38%
流れ来てます。投資家軽視のリートが投資家重視になるだけでここまで評価が変わるものですか。やっぱちゃんと既存のポートと継続成長を意識したファイナンスすれば評価変わるんですよね。ただ、あとFTSEの(大きな方の)イベントの最下位なんで、今後1年間の外部成長次第では抜かされてしまう。そこら辺が難しいところ。

3295 ヒューリックリート投資法人 184,700 3.69%
ずっと走ってきてちょっと疲れた感じありますし、スポンサーからの物件売却が加速しそうで怖い。それが吉と出ることを祈ろう。そんなリートです。

3296 日本リート投資法人 432,500 4.19%
よく次から次への微妙な物件を買い続けるなと感心します。

3298 インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人 18,080 4.20%
ポートフォリオの割りに評価されてなかったですが、やっと利回り4%フラットが意識される水準まで上昇してきました。しかしどんな買収を行えばオッペンハイマーがあんな形で入ってくることになるのか。

3308 日本ヘルスケア投資法人 174,000 4.86%
年のせいかヘルスケアリートは利回り5%なら良いのではないかと思えてきました。

3309 積水ハウス・リート投資法人 79,700 4.02%
ファイナンスも無事に消化。この利回りの割りに安定性抜群というのが今年の高評価につながっていたので、固定型MLを外す方向と言うことで評価は何とも微妙な感じになってしまったというのが結果論でしょうか。プンゴルの物件、FCTが取得して投資口価格が爆上げしたけど積水ハウスリートは本当に買わないのだろうか。

3451 トーセイ・リート投資法人 117,100 5.94%
可もなく不可もなく。ファンド系の投資が増えているのか上位投資家の顔ぶれが変わってきましたね。

3453 ケネディクス商業リート投資法人 265,000 4.65%
ケネディクスらしさで積極的なアイデアを出して価格は大きく上昇。この辺でモタモタしているのはフロンティアとの比較感でしょうか。グロースない銘柄はこんなもんだよね、というのがJ-REITに対する投資家評価だとすると数年後のオフィスや住宅はちょっと怖いですね。
3455 ヘルスケア&メディカル投資法人 125,300 5.47%

3459 サムティ・レジデンシャル投資法人 110,200 5.80%
この辺りの銘柄含めて下位銘柄のパフォーマンスがすこぶる好調。分配金利回りが軒並み6.5%だったのが懐かしい。サムティと大和証券がホテルリート作るとかでホテル問題は解決。あとは複数の住宅リートをどう整理するかですね。

3462 野村不動産マスターファンド投資法人 161,400 3.98%
つまんないリートながら安定成長を打ち出したことで評価されてきました。大きすぎて何も出来ないというのはその通りなんですけど、物流、オフィス、商業のパイプラインはJ-REIT随一ですからね。今までまったく投資家の方を向いてなかったので、それがマシになるだけでこの動き。印象大事。

3463 いちごホテルリート投資法人 126,900 4.98%
京都のADRが6000円まで来てると難しい。

3466 ラサールロジポート投資法人 127,000 4.98%
レバレッジかけてリースアップ案件→物件入替→ファイナンスと次から次へ手を打ってきます。しっかりと利益成長も実現しているので投資口も右肩上がり。やっとラサールっぽさが出てきました。
3468 スターアジア不動産投資法人 118,200 5.30%
さくらとプロクシファイト中。特に(興味も)コメントないです。

3470 マリモ地方創生リート投資法人 121,900 5.62%
熊本ガーデンズ、日建設計だけあってめっちゃかっこいいですよ。確認してない方はぜひご覧になってください。分譲マンション業者ってリスク背負ってるせいか、自分で考えて自分で判断してる感がすごい。トーセイやスターツより立派なリートになるのではないか。

3471 三井不動産ロジスティクスパーク投資法人 366,000 3.53%
長期計画で着々と成長しています。変なこと考えなくていいかな。

3472 大江戸温泉リート投資法人 84,500 5.63%
権利落ち後、投資口価格も大きく落ちました。月次の勢いが落ちていたので怖かったのですが、少し落ち着きつつあるようです。両親曰く、ごはんは普通だし、温泉も順番待ちだけど、サービスは最低限ながらよく考えられていて、旅館なのに辺に気疲れしないし安い、と意外に高評価。

3473 さくら総合リート投資法人 92,100 5.50%
スターアジアとプロクシファイト中。特に(興味も)コメントないです。

3476 投資法人みらい 49,000 5.82%
神戸のMIUMIUの賃料が高くてクソ物件かと思っていたのですが、鑑定評価を大きく上回る価格で売却を実現。3期に分けて売却益を計上します。びっくりしました。香港あたりの投資家が買ってくれたのでしょうか。これほどまでバブルを痛感するイベントはないのではないか。資産入替でどんな物件を買ってくれるんでしょうね。

3478 森トラスト・ホテルリート投資法人 140,500 4.50%
宿泊特化型とは一線を画しているとはいえマリオット新大阪はどうなんやろか。どっかでポキンと行ったりしないか冷や冷やしてますが今のところはOKな感じ。

3481 三菱地所物流リート投資法人 277,400 3.96%
実はイオンリートを書いた後、下から書き始めているのでもう小型物流にコメントするの疲れました。CREと伊藤忠ロジをご参照くだされ。

3487 CREロジスティクスファンド投資法人 119,500 4.92%
過度な物流悲観が解消されたことに加えて、パイプラインも拡大してきたことで堅調な価格推移。サイズが小さいことが完全に忘れ去れている感じもありますが三井住友アセットに目を付けられたのだから仕方がない。どこまで行くのでしょうね。

3488 ザイマックス・リート投資法人 127,300 4.59%
決算発表を通過して投資家の理解が進み、課題だった川崎の大型テナントもケリがつきそうで内部成長は万全。そもそもPMなんでそこは心配されてない。あとは外部成長ですが、この利回りならそんなに焦らなくても良いのではないか。

3492 タカラレーベン不動産投資法人 100,100 6.06%
利回り7%から6%フラットへ。提携関係の拡大、そして次の物件取得が見えたことが材料。愛媛のヤマダ電機とかPML10%の港区の商業とか突っ込みどころは多いのですが、旧態依然のヤマダ電機とは違うラインですし、本当に上場ゴールじゃないか、もはや打つ手ないのではないかと思わせておいて、PAG含めて普通にエクイティのサポート入ってくれたことにびっくりしました。それくらい何も期待されてませんでした。
3493 伊藤忠アドバンス・ロジスティクス投資法人 101,100 4.55%
持ち直してきました。物流回避と需給のバランスの崩れが直撃したのが痛かった。いまとなっては多くの投資家の屍の下に超強気のIPO価格を設定したことが追い風になってます。やはりJ-REITの基本は超長期投資ですよ、

J-REIT分析 2019年4月26日

待望の10連休!皆様、如何お過ごしでしょうか?inzaiです、こんにちわ。読みたい本、映画がたくさんありますがとりあえず久々に「ちゃんと」J-REIT分析を更新します。初めましての方もずっとJ-REIT投資を続けてきた方にも意味のある内容を目指そうかなと。

8951 日本ビルファンド投資法人/分配金利回り2.94%
不動産業界の王者・三井不動産をスポンサーとするオフィス特化型REIT。通称NBF。2001年9月にJ-REIT第1号として上場し、現在では時価総額1兆円超えの日本最大のREITです。ちなみにJ-REIT第2号は三菱地所をスポンサーとする銘柄コード8952のジャパンリアルエステイト(JRE)で上場日は同じ9月10日。すなわち三井不動産と三菱地所の間で激しいJ-REIT第1号争いがあったのですが、両者の銘柄コードを見ても分かるように(三井不動産8801で三菱地所が8802)、証券業界の序列で言えば不動産の王者と言えば三井不動産です。業界の人にどっちで働きたいかと言えば100人が100人とも三菱地所と答えると思いますが、これは丸の内の地主で仕事がすこぶる楽だというだけで、日本の不動産業を牽引しているのは間違いなく三井不動産。三菱地所は丸の外のお仕事を見れば分かるように、あの人達、そんなに不動産に興味ないんじゃないかなあ。外壁だけはなんだかお洒落なものを作りますが、それ以外はつまらないことが多いです。

NBFのポートフォリオの資産規模は71物件/1兆1,289億円。50物件以上保有していて1物件あたりのサイズが100億円超えているREITはNBF、JREのみ。不動産は様々な業務を外注するため、規模のメリットが重要であり、この時点で王者・三井不動産が運用するREITであるNBFはREIT業界でも王者。そもそもNBFの業務をサポートするためだけの子会社もあるくらいですからね。三井不動産の全面バックアップを受けたNBFが王者じゃないわけがない。

投資する際に重要な分配金利回りは2.94%台。J-REITの平均が4%割れくらいなので結構低い。J-REIT指数を3年保有すれば12%のインカムゲインが得られますが、NBFで12%のインカムゲインもらうためには4年保有しなければなりません。大きな差がありますね。そもそも資産規模1.1兆円で時価総額1兆円てなんだよ。有利子負債3800億円弱、LTV40.8%なのにどういうことだよという話。それだけNBFが高く評価されているというわけですが、新規に投資するかは悩ましいところ。

さて、最近の状況ですが、投資口価格は絶好調。都心オフィス空室率が歴史的な低水準になる中で、NBFには海外勢から大きな資金が流れ込んでいます。そら実質的な空きがないわけですから賃料ガンガン上がっていくと思われても仕方がない。そんな期待に応えるがごとくオフィスREITの中でもダントツの分配金成長を見せた2019年6月期&12月期予想分配金の発表で、3月は他社を引き離し、行きつくところまで行ったなと思わせる投資口価格の上昇を見せました。実態は印象ほど好調ではないというか色々なロジックがあるのですが、大きくアウトパフォームしたのは事実です。素晴らしい動きでした。

このエクイティコストを活用してスポンサーから割高な物件をはめ込まれるとNBFであってもゴミ箱かと思われても仕方がないのですが、2008年のNBF南青山の反省があるのか(取得価格310億円で、現在の鑑定価格200億円ですからね!これだけ不動産価格が割高と言われる市況でですよ!)、控えめで説明のつく資産入替を少ししているだけで目立った動きなし。リーマンショック後の不況期にソニー本社ビルや三菱重工品川ビルを外部から取得しているので、今後も王者として堂々と逆張りしてほしいところ。本当の意味でNBFがどうなっていくのかは、NBF日比谷ビルが再開発後にこちらに戻ってくるかに注目してます。大手町のJFEビルはNBFが三井不動産に売却した後、三井住友銀行本店になってしまい戻ってこなかったので、美味しいところだけ持っていかれたなあという印象。

8952 ジャパンリアルエステイト投資法人/分配金利回り3.12%
丸の内の地主、三菱地所をスポンサーとするオフィス特化型REITです。直系REITだけにさぞかしピカピカの物件を保有していると思わせといて全然そんなことありません。丸の内の三菱信託本店ビル、築浅の大手町フィナンシャルシティ ノースタワー、築古の有楽町電気ビルヂングもあるっちゃありますが、部分的な保有に留まっており、主要物件は汐留、新宿、赤坂、九段下などの丸の外。しかも微妙な立地のところも多いです。あと、NBFに比べると10億円~40億円のビルも多く、しかも、丸の外では三菱の神通力も効かないので、稼働率も賃料水準も不安定。

NBFがあまりに動かない間、2010年あたりにSクラスビルである汐留ビルディングを積極的に買い始め、JREのポートフォリオはいずれピカピカになるんじゃない?という期待感からNBFの投資口価格を上回って推移していた時期もありました。しかし、その後は安定の三菱地所に戻り、築古の赤坂パークビルや仙台のAERを高値で買い始めたあたりか期待感が剥がれ始め、今ではNBFの投資口価格を10万ほど下回って推移する有様。

JREの投資行動からは三菱地所グループのREITとしてこうしたいという強い意志は感じられず、何だか評価されてないから少し大手町のビルを売ってみるか、とか、他のプレイヤーがこんな動きしているから何かやるか、というフワッとしたものに終始してるイメージ。そもそも三菱グループの4男坊とか言われていても、2番手グループの扱いなんでまあそんなもの。最大手の一角なのに不動産業として何かを突き詰めたいとか、利益伸ばしたいから頑張るとかそういうの一切感じたことないです。それは三菱地所の株価にも表れていて、毎年のように株主還元が問題と言われつつも何もしない。そんなスポンサーから投資家フレンドリーのREITが生まれるはずもなく。

2019年1月に取得したビルなんて17億円の新潟のオフィスビルですからね。物件入替で売却益を計上したりすれば良いのに、やる気なんてかけらも感じられない。それでも稼働率は高いですし、安定しているし、良いところだけ見れば素晴らしいREITなんでそれなりに評価されているけど、あくまでNBFの評価がありきで、NBFが上がったらJREもついでに買うかというケースが大半なのではないか。

8953 日本リテールファンド投資法人 /分配金利回り4.16%
三菱商事系の商業施設特化型REITです。色々とややこしい話があり、まず、三菱商事系のREITは他に、物流・産業特化型REITの産業ファンドとオフィス特化型REITのMCUBS MidCity、あとDREAMが運用する私募REITがあります。日本リテールファンドと産業ファンドは運用会社が同じ、他2本はそれぞれ別の運用会社がおります。そして日本リテールファンドの運用会社の名前はMCUBS、三菱コーポレーションのMCと金融大手であるスイスのUBSの2つの名称をくっつけたものですが、UBSはほとんど絡んでません。5年くらい前に転職の打診を受けたことがありますが、その時は数人がリサーチ部門に出向している程度でした。UBSはグローバルに不動産ビジネスを展開しているのですが、J-REITにはまったく関わってないと思ってて問題ないです。

従って、日本リテールファンドは三菱商事のDNAを強く引き継いでおり、その結果、すごく雑に不動産を取得します。そりゃ商事は世界中を回ってジャパンマネーで案件発掘してたんだろうけど、そのノリでそこまでやる?

最近は大型リノベーション→売上アップで賃料アップを狙ってますが、うまくいったのは最初の数回で苦戦中。人も辞めてるしどうなることやら。

 

とここまで書いたところですいません、この分量で最後まで行くのは厳しいです。1銘柄1時間だと60時間超、1日12時間使ってもGW半分終わってしまいます。。。メリハリを付けていきます。

8954 オリックス不動産投資法人/分配金利回り 3.65%
上手く地方物件を捌きつつコア事業の強化を進めてます。まあ買った当時からケチョンケチョンに言われたいた地方物件なのでマイナスがゼロになった程度なんですけどね。と悪口から入りましたけど、社内の体制はトップダウンとボトムアップの統制がしっかりしてます。亀本社長はほんとすごいわ。

ポートフォリオは全方位の物件取得してる割りにはリーシングも頑張っており、良いリートだと素直に思う。バリュエーションもたまに割安に売られますがここ数年はしっかり評価されている。肝心のスポンサーが不動産ビジネスと距離を置いているのでこれから先はこの温い市況がどこまで続くかでサポートも切れてしまう(スポンサーはそんなんどうでも良いから早く全部買えと思ってそうだが)。もちろんクラッシュ来たら逆張りするんでしょうけど余力ある人多いからそうは上手くいかないと思われ。

8955 日本プライムリアルティ投資法人 /分配金利回り3.32%
東京建物系のオフィスと商業のリート。クオリティは(良い意味で)永遠の2番手。それだけにここでの賃料上昇には期待されていたものの、思ったより伸びないのが苦しいところ。リーマン後の推移見ると案外リーシング頑張ってましたね。これから東京建物の悲願である八重洲の再開発が本格化するので、スポンサーとの協働も積極的なものになるはず。10年前は不動産業の収入ランキング1位だったその底力を見せてほしいものです。

8956 プレミア投資法人 /分配金利回り4.06%
社長が出向する度に投資口価格が上がり、数年すると社長から生気が消え、投資口価格も下落するリート。とてもNTTらしい。オフィスと住宅のミックスからしてこのマーケット環境ならブイブイ言わせてくれそうですがこれがどうにも波に乗り切れない。それでも、ここ1年のパフォーマンスは目を見張るものがあります。ってか、そこそこの物件持ってれば誰でも上手くいくマーケットという評価ですからね。そこは勘違いしないようにしたい(自戒)。長い目線についてはとりあえずNTT都市開発の中計待ちで、それが出るまでは何も言えないらしいです。

8957 東急リアル・エステート投資法人 /分配金利回り3.33%
スポンサーは東急不動産、ではなく東急電鉄だけども東急不動産と協働の契約もありなんだかややこしい。商業施設のクオリティは高く、渋谷のスクランブルに面したツタヤも当リートが保有してます。すごい。あとオフィスも悪くない。東急電鉄はこれからお金要るのでリートと協働することが増えそうです。サーフプランはまあアレな感じでしたけど、最近は番町の取得や宮益坂の売却はかなり深いところでちゃんとコミュニケーション取れている気がします。

8958 グローバル・ワン不動産投資法人 /分配金利回り3.63%
昔は山内社長というワンマン経営者の拘りが強く外部成長できなかったのですが、引退された後は明治安田中心にぼちぼちやってます。東急不動産が退去した後のTK南青山も後継テナントが決まり懸念は(誰も心配してなかったけど)払拭。台場を取得は賛否両論ですが、天王洲よりはマシかなと。その他の物件は心配なし。保有物件も少ないので透明性の高いピュアなオフィスリート。投資家の分析力が問われる嫌な存在です。

8960 ユナイテッド・アーバン投資法人 /分配金利回り3.91%
丸紅系の総合型リート。リーマン後にガンガン物件を取得して成長してきましたが、築古物件の高利回りが多かったせいもあり、これから修繕費が嵩む懸念があるのか投資口価格は伸び悩み。さらにここ数年、外部成長の質がいまいちで小倉なんて買ってればそらそうだよなと。難しい物件をしっかりオペレーションできるのか注目されてますが、これは当リートに限らず外部成長で伸びてきたすべてのリートに共通する課題。たぶん2/3のリートは上手く行かずPLヒットさせると思います。

8961 森トラスト総合リート投資法人 /分配金利回り4.35%
森トラストがホテルにご執心であまりこっちに興味ないのが辛いところ。テナントの分散が効いてないので年に一回くらい爆弾が弾けて苦労してます。持ってる物件は良いのにね。

8963 インヴィンシブル投資法人 /分配金利回り5.79%
ソフトバンク系のホテルリート。投資家に優しかったり厳しかったりDV男かよと。グロース重視を標榜して足元で投資口価格が急上昇なので嫌な予感しかしません。

8964 フロンティア不動産投資法人 /分配金利回り4.54%
三井不動産系の商業リート。物流リートの人に「フロンティアの失敗は繰り返さない」と言われるのはどうかと思うけど、良い物件が多いだけに資産入替が難しいというのは悩み。どうしてもアップサイドが限られてしまう。やっとパピヨンも再開発も始まり、これぞ三井不動産と言う施策を続けてほしい。利回りとのバランスでは一番魅力的だと思う。

8966 平和不動産リート投資法人 /分配金利回り3.82%
全然やる気なかったのに中期的な目標を掲げるなど、スポンサー含めて体制が整ってきました。やりようはいくらでもあるポートフォリオ&負ののれんと恵まれているので、今後の成長がとても楽しみ、という投資口価格推移になってます。オフィスのサイクルが下向きになったら抵抗は難しそうだけどポートフォリオの半分以上が住宅なので何気にストレスにも強い。

8967 日本ロジスティクスファンド投資法人 /分配金利回り3.96%
三井物産の物流リート。禁断の自己投資口買いに手を出してしまい、もう止められない模様。
8968 福岡リート投資法人 /分配金利回り4.27%
オール九州がスポンサーに顔を並べた九州特化型リート。安定性は抜群なのでこの未曽有の地方オフィス好況期にどんなパフォーマンスを伸ばせるか。投資方針を変更し、商業↓オフィス↑その他↑、その他はたぶんホテル。内部成長と外部成長のバランス良いけど、今後は福岡でオフィスの開発も進むし(もうちょっと先だけど)、どんな成長ストーリーが綺麗やろか。九州特化型で成長ストーリーを語られる時期が来るなんてなあ。

8972 ケネディクス・オフィス投資法人 /分配金利回り3.57%
ザ・Bクラスオフィス。と言っても他のBクラスよりもしっかりしてるので、2番手オフィスの中ではトップ銘柄なのは間違いありません。4月決算でどこまで伸ばしてくるか注目されてます。

8975 いちごオフィスリート投資法人 /分配金利回り4.19%
いちご系のオフィスリート(そのまんま)。何気に17期連続の増配!ポートフォリオのクオリティは低いけどこの2年はそれが幸いして一気に投資口価格が上昇してきました。いちごオフィスがこんな利回りになるなんてとても感慨深い…こんなに評価されたところで良い物件を買えるはずもないので本人たちが一番戸惑ってると思います。富山のオフィスを売却したりできることはやってます。ただマーケットのオフィス空室率が上昇し始めると彼らにはどうにもできないでしょうね…

8976 大和証券オフィス投資法人 /分配金利回り3.29%
毎回同じこと書いてますがダヴィンチ買収からここまでの立て直しはお見事。そして、マインズタワーの売却もお見事。もちろんグラスシティ晴海はすごい値段ですごいもん買ったなと思いますが、何とかしてくれるのでしょう。オフィス賃料を一番素直に取り込めそうなオフィスリート。

8977 阪急リート投資法人/分配金利回り4.22%
阪急がスポンサーなので関西特化と思いきやそうでもなく、思い出したように青山、天王洲、名古屋、神保町の物件を取得して投資家を困惑させるリート。関西の物件はグランフロントを始めさすがの取得を見せてくれるのですが、なぜわざわざ東京で痛い目に会おうとするのか。長い目で見ると東京に足場を築かねばならないので必要なのは分かるし、とりあえず立地重視で買えば天王洲みたいな失敗なないだろうし、取得機会も増えるという判断は理解できるだけに、方向の迷いが歯がゆい。

8979 スターツプロシード投資法人 /分配金利回り5.15%
地味ではあるけど地域密着、技術もしっかり持ってるなスターツがスポンサーの住宅リート。やる気次第ではどうにでも成長できたと思うのですが、頑なに自分のやり方を変えませんでした。自己投資口買いを発表して大きく上昇したものの、あっという間に予算を使い切ってしまったので、投資口もほぼ元通り。まあ、自己投資口買いをダラダラしても行動を制約されるだけなので、こういう判断も悪くないという考えもあるのでしょうけど、マーケットに関係なく買い切って終わりというのはある意味で資本市場に興味がないことの表れでありどうなのかなーと思います。

8984 大和ハウスリート投資法人 /分配金利回り4.14%
大和ハウス系の住宅&物流リート。スポンサーがビジネスを大きく広げたので今後はオフィスを含めて総合型を目指すとのこと。

4月まで、スポンサーが多額の先行投資&不祥事続きで苦戦しているせいか、リートに落ちてくる物件も何だかなあと言うのが増えてきたのと、長期契約なのは分かるけどIRがやや手抜き気味になってきたので投資口価格が低迷してました。最近はやっと持ち直してきたけど、この評価はとても不本意でしょうね。物件第一と言えども投資家にも感情があるわけでなんとも言えません。のリートはこんなことばっかり繰り返している気がします。

8985 ジャパン・ホテル・リート投資法人 /分配金利回り4.07%
独立系のホテルリート。宿泊特化と言うよりは、もうちょっと高級なシティホテルがメインなので、昨今の宿泊特化型ホテルの大量供給とは一線を画している、と思いたいけど、そこに明確な一線があるわけではないので、高級ビジネスホテルが引きずられるとこちらもダメージを受けます。ここまでは上手く運営できているけど長期化したらどうやろか。

あと、このタイミングでお台場のホテルに大金を突っ込んだのは、「お金出して買えるもんじゃないので買えるときに買っとけ」を是とする私でも、買わなくていいのではないかあと、ちょっと心配。

8986 日本賃貸住宅投資法人 /分配金利回り4.54%
2015年にスポンサーである米系ファンドのオークツリーが大和証券に持分を売却した後も、渋いポートフォリオながら独立系の住宅リートとして確固たる地位を築いてるように見えたのですが、昨年に社長も代わりすっかり大和証券一色になってしまいました。ちょっと残念です。とは言え、今後、サムティレジや日本ヘルスケアとどのように協働するのか楽しみですし、最近もしっかり資産入替やってくれているので何の心配もいらないと思ってます。
8987 ジャパンエクセレント投資法人 /分配金利回り3.54%
社名変更した直後に社員が8億円のキックバック受領で逮捕されたあの日鉄興和がスポンサーのオフィスリート。元々は興和不動産→新日鉄興和不動産→日鉄興和なので数あるみずほ系の1社です。かつては、みずほ系運用会社のIT部長が何故かジャパンエクセレントのIR担当になってた時期もあり、そんな扱いなのか―と愕然とした記憶があります。マイナースポンサーの第一生命もちょくちょく顔出しているので、ピュアみずほではないですが、そこそこうまく立ち回っているのでしょう。最近は不動産に詳しい人が経営に携わっているようで少しずつマシになってきます。

元々、全体的に立地は良いものの、そこそこの築古の物件と割高な築浅物件で何とも言えないポートフォリオだったのですが、資産入替で築古の物件も減ってきました。2018年は広島と横浜の築古ビルを買わされましたが、海老名の物件との入替なので悪くない。大型テナントとの賃料更改で所々凸凹があってヒヤッとすることも多く、分配金の伸びが鈍いのも気になりますが、その分、低位安定成長を見せてくれると期待してます。

3226 日本アコモデーションファンド投資法人 /分配金利回り3.43%
三井不動産系の住宅リート。最近は物件取得も控えめで特にコメントないです。社員は楽そう。

3227 MCUBS MidCity投資法人 /分配金利回り4.49%
スポンサーが三菱商事に代わってから無茶しやがって、、、というディールを繰り返してきたけど何とかここまで来ました。京橋の物件を売却したのはリスク管理の面からは良かった。このタイミングで焦る必要はなかったという声もありますがそれはちょっと無責任すぎる。今しか売れない物件でしょうに。物件ない中で今後どうするかは悩ましいところ。
3234 森ヒルズリート投資法人 /分配金利回り3.83%
ポートフォリオのクオリティはピカピカ、スポンサーとの協働関係もWin-Win。賃料の大半が森ビルのマスターリースなのでアップサイドないのが嫌われてますが、今のオフィス市況だとダウンサイドがほぼゼロなのにアップサイドが大きいという利点が大きいはず。森ビルが非上場なのでどこまで本気か分からないのはディスカウント要因というのは分かるけどそれ言ったらキリがない。

3249 産業ファンド投資法人 /分配金利回り4.64%
三菱商事系のリートなのにあんまりその恩恵が感じられない物流リート。もっとテナントをがっちり掴んだCREを見せられそうなのに、そこまで仲が良いテナントがいないのかやはり俺様なのか。物流がイケイケだったときはそれなりにだったのにあまりに人が辞めていくのでこんな利回りになってしまいました。これでもかなり持ち直した方なんですよ。

3269 アドバンス・レジデンス投資法人 /分配金利回り3.47%
住宅リート最大手。リートはその属性からどうしても受け身がちなんですが、あえて一線を画そうと色々やってるところが一番好き。不動産価格が高すぎるから静かにしているところも好き。負ののれんで分配金が嵩上げさてるのが悩ましいところ。安定性抜群なのでそれくらいは目を瞑りたい。
3278 ケネディクス・レジデンシャル投資法人 /分配金利回り4.37%
住宅&ヘルスケアのリート。この両者にそれほどシナジーあるとは思えないけど世間ではそれが常識になってます。元々は住宅特化型だったのですが、ヘルスケアリート合併してから、投資口価格面では競合に置いて行かれた感が強い。持ってる物件としては、日本賃貸住宅寄りなんでこんなもんと言われるとこんなもんかもしれないですが、ケネディクスらしさがあんまりない印象。もっとがつがつ売ろうぜ!

3279 アクティビア・プロパティーズ投資法人/分配金利回り 4.26%
東急不動産のオフィス&商業リート。一時は我が世の春状態だったもののお台場買った後に、銀座の底地を高値で買うという投資家軽視かつ一貫性のない取得で本格的に見放された感じ。オフィスも保有しているし出遅れ感も本格化してきたのでそろそろ見直されても不思議ではない。

3281 GLP投資法人 /分配金利回り4.44%
懸案だったLTVはやや低下傾向。資産規模も大きいしネガティブ要素減ってるけど、どうにもスポンサーのGLPが落ち着きません。非上場化してから一層暴れん坊になったのではないか。リートの業績は安定しているのでまだ心配はいらないかな。

3282 コンフォリア・レジデンシャル投資法人 /分配金利回り3.45%
いまや押しも押されぬ立派な住宅リート。開発運営のバランス良し。

3283 日本プロロジスリート投資法人 /分配金利回り3.70%
最大手の物流リート。ド安定。それ以外はコメントないです。
3287 星野リゾート・リート投資法人 /分配金利回り4.79%
いつの間にか60物件を超え、星野リゾートらしさはすっかり失われてしまったのではないか。普通のホテルでも「らしさ」あるのかな。後発組らしい豪快なリスクの取り方はさすがとしか言いようがない。

3290 Oneリート投資法人 /分配金利回り5.00%
みずほ系のREITというかみずほ信託系のREITというべきか。リーシング力に不安のあるREITがリーシング力を必要とする物件ポートフォリオを持つというのは怖いものです。バリュエーションのバランスはそれほど悪くないというか、この辺の3流リートのP/NAV倍率は1.1倍超えるのは難しそうですね。

3292 イオンリート投資法人 /分配金利回り4.47%
テナントはイオンだけで構成されてるので、イオンのクレジットリスク100%。それなんて社債?という感じですが、足元でジリジリ買われてます。大型物件ばっかり買ってましたが、これからは投資口価格に留意しつつ都心物件も視野にという投資家フレンドリーな姿勢が評価されてます。素直に信じていいのかは分かりません。ピカールのクロワッサン、カフェオレにすごく合うよね。

3295 ヒューリックリート投資法人 /分配金利回り3.75%
最近は投資家を馬鹿したゴミ箱ディールが続いており投資口価格は軟調。ちょっと心を入れ替えるようなことを言ってますがどうなんでしょう。築古物件があるのは構わないのだけど、そのウェイトが大きいのとテナント属性がいまいちなのよねー。良いところだけを見るとピカピカだったのにずいぶんとくすんでしまった感が強い。

3296 日本リート投資法人 /分配金利回り4.38%
双日系の総合型リート。何もないところからよくここまで成長したなと思います。関係者にフィーを払いまくればこんなことも可能なのね。勉強になりました。時代の流れに乗ったREITとして彼らのことは忘れない。ってかまだ突っ張ってますがもうそろそろ守りに入っても良いんじゃないかな。要らない物件たくさんあるでしょうに。

3298 インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人/分配金利回り 4.76%
ファンド系らしくアクイジに苦しんでるのがひしひしと伝わってきますが、それでも物件入替を活用して投資口価格をジリジリ上げてきました。今は何もしない方が評価される地合なんで当面はこんな感じかと。

3308 日本ヘルスケア投資法人 /分配金利回り4.91%
大和証券系のヘルスケアリート。最近は人事以外は動きないです。
3309 積水ハウス・リート投資法人 /分配金利回り3.89%
積水ハウスが力技で物件をぶち込んでくるREIT。いつかマスターリースは外すと言ってる以上、そのリスクを取らねばならないのだけど、そのリスクが大きすぎる気がしてしょうがない。分配金を下げるようなことはしないと思ってるし、きっちり物件入替もやってくれてるのでたぶん大丈夫なんだろうと信じてる。

3451 トーセイ・リート投資法人/分配金利回り 6.33%
いぶし銀というには地味すぎるけど、小型REITとして完全に我が道を進んでいるREIT。上場REITの中では誰とも被らないところで勝負してるので見てて冷や冷や感がすごい。あと4回くらい公募増資すればスポンサーの時価総額を余裕で追い抜けます。何か変わらないかな。

3453 ケネディクス商業リート投資法人 /分配金利回り4.75%
生活密着型商業施設に注力してる商業REIT。今後は小型の物流施設も取得すると発表したら投資口価格が上昇してきました。個人的には大好きなREITの一つですが、評価されてなかった理由も最近になって評価されてきた理由も良く分かりません。自分の考えとマーケットの認識がズレてるなーと思う。

3455 ヘルスケア&メディカル投資法人/分配金利回り 6.03%
三井住友銀行系列のヘルスケア。頑張ってるとは思うけど頭使ってる感はない。とても金融機関らしいREITです。千里のシップを取得したのは凄いとは思うけど最初からできなかったのかな。インフラファンド買うならこっちのがリスクは低いと思えるようにはなってきた。

3459 サムティ・レジデンシャル投資法人/分配金利回り 6.31%
いまや大和証券グループ入りしたサムティ系列REIT。住宅がメインで安定しているはずなのにこの利回り。大阪銘柄はほんと嫌われやすい。同じ大和証券系の日本賃貸住宅と日本ヘルスケアとの合併は避けられないという見方が大半ですが、大和証券の投資銀行業務はお察しなのでなかなか話が進んでないのかもしれません。

3462 野村不動産マスターファンド投資法人 /分配金利回り3.94%
野村不動産をスポンサーとする総合型REIT。図体は大きくて安定性も高いのだけど、もっと安定成長で魅力的な銘柄があると思われがちでバリュエーションは伸び悩み。最低年間2%の配当成長を目指しつつも何気に4%近くの数字を達成しており投資口価格は上昇傾向。オフィスと住宅のクオリティは褒められたものではないが、要らないものは売却しつつ、スポンサーのパイプラインから築浅物件を継続的に取得する計画。最初からやってよと思わなくはないけど、競合の不動産会社がアベノミクスで国内のブレーキを踏んだのとは対照的なスタンスが功を奏した、と判断して良いかは分からない。ダウンサイドには弱いだろうなあ。

3463 いちごホテルリート投資法人/分配金利回り 4.90%
上場のファンド運用会社いちごグループの宿泊施設特化型REIT。京都のウェイトがお高めだったのでかなり厳しめな投資口価格推移に。ADRはかなり行き着いてしまってるのでこれから稼働率が下がるかもしれないと思うとかなり恐怖。現状維持してくれれば御の字かな。消費税増税後の冷え込みがどこまで大きいか。

3466 ラサールロジポート投資法人 /分配金利回り4.96%
米ラサール系のはずだが、IPO時は彼らのインテリジェントなところが皆無でびっくりしたREIT。そもそも昔にラサールジャパン投資法人というのがあったけど、何もできないまま日本リテールファンドに吸収されてしまったし、私募ファンドもすごく攻めた運用するので、彼らには安定性という概念がないのだと思う。でも最近はやっと「らしさ」も出てきて投資口価格も絶好調。見た目以上にレバレッジ効かせているのは懸念だけど、稼働率低い物件を取得したのは評価してる。こういうリスクはREITならではなのでもっと取っても良いと思う。

3468 スターアジア不動産投資法人/分配金利回り 5.79%
ピュアなファンド系REIT。すなわちスポンサーがファンド運用会社であるため余力というものはなく、常に全力で走り続けるREIT。IPO直後から物件売却始めた時は何で上場してんと思ったけど時代が味方した(よく言えば流れを読み切ったとも言えるけど)。マーケットに逆風が吹き始めたらどうするつもりなんやろか。ちなみにYOUTUBE公式チャンネルもあります。

3470 マリモ地方創生リート投資法人 /分配金利回り5.98%
マリモってあのマリモ?そうです、あの北海道のマリモです。スポンサーは広島のデベロッパーでなんで北海道と関係ないけどじっくり成長させていきたいとのことでマリモ。地方創生で田舎の商業もありますが実質的な住宅REITということもあり安定性〇。投資口価格もジリジリ上昇してます。一般受けしないけどきっちりした目利きで定期的にファイナンスしている姿はすごく立派。小粒な物件を買っても成長ストーリーを描ける経営方針は好み。とは言え、当ブログは、IPO後のマリモの投資口価格の下落にビビった過去があるので、バイアスがかかってるかもしれません。

3471 三井不動産ロジスティクスパーク投資法人 /分配金利回り3.65%
天下の三井不動産がスポンサーの物流特化型REIT。商業も強いのでテナント丸抱えできるところが強み。フロンティアの失敗は繰り返さないと意気込んでいた割にはやや辛めの取得目線が嫌気され投資口価格は一時危うかったけどしっかり戻してきた。やっぱり気まぐれな株式市場の価格なんて当てにならんということですな。中長期的な計画に従ってしっかり成長ストーリー実現させている。さすがの安心感。

3472 大江戸温泉リート投資法人 /分配金利回り5.46%
名前の通り、大江戸温泉のリートです。と言っても、REITに入ってるのはまだ全体の半分くらい。PEのベインが取得・リノベーションしたものを取得していってるのですが、実質的な賃料減額などもあり、今の投資口価格では取得ペースが上がらない。ベインとの消耗戦になってきた感もあり。いっそのこと投げ売り価格でこっちに入ってこないかな。そういうのがない限り、あの賃料更改で投資家の信頼を失ってしまったので回復には数年かかる。

3473 さくら総合リート投資法人/分配金利回り 5.77%
オーストラリアの日本特化型リートが紆余曲折の後にJ-REITとして上場。中身はお察し。金融機関にも見放された感あるけどどうやろ。流れたファイナンスはやらない方が良かったと思うけど、一か八かというのも面白かったのではないかな。この辺りの利回り5%台後半は悩ましい。6.5%なら怖くないけど微妙なところだけどNBFの2倍の利回りと言われると悪くもない。

3476 投資法人みらい/分配金利回り5.83%
三井物産がスポンサーの総合型リート。物流特化型の日本ロジスティクスとスポンサーが同じですが住み分けがちょっと不透明。当初は物産内の所管部門が違うからという理由でしたが、今は統合しつつあるんだっけ?連携しているイデラがアレな感じな割には自力で頑張ってるけど物件がアレでは辛い。タカラレーベンくらい吹っ切れてほしい。

3478 森トラスト・ホテルリート投資法人/分配金利回り4.61%
4物件のポートフォリオでいつまで走るのか。大塚家具の姫さん見ていると森トラの跡継ぎも怖いのよなあ。シクリカルなホテルにガンガン突っ込んでいて良いのだろうか。安定収益物件のマージン見ながらかじ取りしてるなら良いけど、そこら辺は良く分からない。人を話をまったく聞かないという噂は多い。

3481 三菱地所物流リート投資法人 /分配金利回り4.28%
三菱地所を冠にした初のJ-REIT!と鳴り物入りでしたが、そもそも三菱地所のオペレーションなんで誰も評価してないのでぶっちゃけアピールポイントじゃなかった。本人達だけが気付かないという悲劇。社長が完全にサラリーマンだからなあ。投資口価格の乱高下で疲れてる模様。自己投資口買いやるって言うしかない雰囲気だけどLTV27%でやる必要ないよね。利回り目線維持したまま物件買えば評価されると思うんだけど自信はない。

3487 CREロジスティクスファンド投資法人 /分配金利回り5.19%
上場の物流施設運営会社CREをがスポンサーの物流特化型リート。契約はガッチリしているから短期のリスクは皆無。でも成長ストーリーを作るには知名度不足。欲張らずIPOレベルのファイナンスで十分なんだけど、LTVを引き下げたいと言ってる以上、もっと投資口価格が上がらないときついはず。難しいかじ取りを迫られている。

3488 ザイマックス・リート投資法人 /分配金利回り4.92%
地味だけど不動産は安ければ問題ないという基本を忠実に再現したREIT。最初にIPO見た時は衝撃でした。そうだよ!こういうバラエティが欲しいんだよと!からくさホテルがどうなるか(何気にザイマックス色を薄めるアピールが多いのが気になる)。とりあえず上手く運用できている。最近小型銘柄は次のファイナンスをどうするかだけがポイント。ここで滑ると苦しいし、マーケットはみんな滑ってくれと思っている。

3492 タカラレーベン不動産投資法人 /分配金利回り6.49%
久々にゴミ箱としか言えないポートフォリオのリートだったけどこの利回りなら悪くないと思う。PAGからはもうそんなにゴミが流れてこないだろうから後はヤマダ電機の都心型物件を4%で買うとかご乱心にならなければハイリスクハイリターン(高利回り)の定番銘柄になるのではないか。

3493 伊藤忠アドバンス・ロジスティクス投資法人/分配金利回り 4.57%
素っ高値でIPOしてダダ滑り。なんで欲張ってしまったのか。しかし、その後に伊藤忠グループとの一体感と自己投資口買いのアピールに成功して何とか持ち直し。ひどい1年だったけど物流REITに追い風が吹き始めているので、今後はそこそこ大丈夫ではないか。ファイナンスするとやばいかもしれないので注意ではある。

2971 エスコンジャパンリート投資法人/分配金利回り 6.15%
ポートフォリオの過半(物件数ベース)が底地という攻めたREIT。日本エスコンが中部電力グループ入りしたシナジーがどこで実現するか。目立たないところでひっそり上手くやってて嫌いないけど、大阪銘柄はいつも評価低いので、そこは保守的に見ておかないといけない。6%は良い水準と思うけど。

2972 サンケイリアルエステート投資法人 /分配金利回り4.02%
2月に上場してから絶好調。好立地のオフィスにフジサンケイグループの完全バックアップで高い評価を受けております。サンケイビルの生え抜きと大手不動産出身(オリックス不動産と住友不動産)が上手く噛み合っている。このまま、森ヒルズリートみたいに協働関係気付いてくれると嬉しいけど、そこまで甘くない気もする。